※『シャングリラ会合』または『シャングリラ対話』と別称。
日本の安全保障

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●☆ 第15回アジア安全保障会議(2016年シャングリラダイアログ)特集 [カーター国防長官] 「東京の郊外より(2016.6.2)」より
(※mono.--追記などを加えてかなり詳細に会議の様子を網羅しているので参考になると思います。)



★ 「南シナ海に万里の長城を築くつもりか?」孤立した中国は非論理的な主張で反撃を試みたが… 「産経ニュース(2016.6.12)」より
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 アジア太平洋地域を中心とした30カ国以上の国防関係者らが、地域の安全保障問題について意見交換するアジア安全保障会議(シャングリラ対話)が3~5日、シンガポールで開催された。南シナ海問題に関与を強める米国は「法の支配」を国際社会に訴え、人工島などの軍事拠点化を進める中国を牽制(けんせい)した。一方、中国は、事実を都合良く歪曲(わいきょく)して解釈し、非論理的な主張を繰り返した。(シンガポール 吉村英輝)

 「南シナ海で自らを孤立に招く万里の長城を築きかねない」。カーター米国防長官は4日の演説で、中国による南シナ海の軍事拠点化が、周辺国に脅威を与えていると批判。フィリピンが申し立てた常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が近く示す判断を尊重するよう迫った。

 質疑応答では、中国からの軍服姿の参加者が「他国も埋め立てをしている」と不満を述べたが、カーター氏は、中国の最近の行動がはるかに過度であると指摘して反論をはねのけた。

 同裁判所は、人工島周辺を「領海」などとする中国の主張を退けるとみられる。米国は、領有権問題に「中立」姿勢を維持しながら、南シナ海の軍事拠点化にブレーキをかけるため、国際司法判断を中国への圧力につなげる狙いだ。

+ 続き
 国際会議の場で中国は、米国が立ち去ってから反撃を行うのが常だ。今回も、カーター氏がシンガポールを離れた後の最終日5日、中国代表団のトップ、孫建国連合参謀部副参謀長が演説でほえた。

 孫氏は「南シナ海問題が過熱したのは、一部の国々による挑発のためだ」とし、仲裁裁判所に訴えたフィリピンを名指しで批判。その目的は「フィリピンが、南沙(スプラトリー)諸島付近でいくつかの岩礁を不法占拠していることを覆い隠すためだ」としたが、具体的な岩礁名などはあげなかった。

 また、フィリピンの提訴は、国連海洋法条約の対象の範囲外で違法とも述べ、同裁判所ですでに審理されて退けられた主張を蒸し返した。すべては、裁判所の判断を「受け入れない」というための“理論武装”なのだろうか。持ち時間ちょうどの30分間で演説を終了した。

 ただ、聴いていた参加者には、孫氏の演説は、あまりに一方的で非論理的と映ったようだ。フランスとベトナムの国防当局者も登壇したが、演説後の質問は、孫氏に集中し、大半が南シナ海関連だった。オーストラリア国防学院のカーライル・タイヤー氏は、「中国は国連海洋法条約へどんな責任があるのか」と質問。日本国際問題研究所の高木誠一郎氏は、孫氏が昨年の演説で「(中国を信用できるか)行動を見てほしい」と発言したことを挙げ「周辺国と信頼関係は強化されたのか」と追及した。

 孫氏は、「昨年も質問15問中、私に向けられたのは13問で、南シナ海問題に関係していた」と述べ、準備周到な様子をアピール。そして「1人の中国兵士としても、南シナ海問題を語るときに笑顔は作れない」と声のボルテージを上げ、質問には直接回答せず、7つの自説を延々と述べた。

要約すれば、

(1)南シナ海は歴史上、中国のもの

(2)「九段線」を世界に示し管轄権を主張してきた

(3)石油・ガスが見つかりフィリピンが侵略した

(4)一部の国が軍事拠点化を進めたので、中国も7カ所で建設を進めた

(5)中国の岩礁開発は主に民生用が目的だ

(6)最も被害を受ける中国が航行の自由妨害を起こすわけがない

(7)一部の国が軍事力をひけらかしているため緊張が高まっている

 -というものだった。

 さらに孫氏は、常設裁判所への提訴に反発する中国に「30カ国以上が同様の声明を出している」と、同調国が多いと胸をはった。アフリカなどで支持を取り付けた国々を指しているとみられる。

 また、会議と平行して積極展開した十数カ国・組織との会談で、「ほとんどの国は(昨年より)敬意と友好と信頼を私に示してくれた」と主張。今回の会議でも「南シナ海に関する質問は昨年ほど多くなかった」と、自分に都合の良い解釈を展開した。さらに、カーター氏を名指しで非難し、前日に「孤立する」と指摘されたことへの意趣返しか、「思考に壁を築き自らを孤立に招きかねないの彼らの方だ」と気色ばみ、中国に「孤立は将来もない」と言い切った。

 孫氏が「では国際法の問題で発言したい」と切り出したところで、司会役のチップマン英国国際戦略研究所(IISS)所長はたまらず、割当時間を大幅に超過したとして、孫氏の発言を打ち切った。

 昨年同様、孫氏の主張は一方的で論拠がずれ、国際会議の中で“浮いた存在”を印象づけた。また、中国が批准した国連海洋法条約に基づく常設仲裁裁判所の判断を無視し、「国際法」から逃げる姿勢を鮮明にした。不利な立場を自覚してか、今度は常套(じょうとう)手段である「歴史」を持ち出したが、多くは史実の書き換えだ。

 英国王立国際問題研究所準会員で、『南シナ海』(邦訳・河出書房新社)の著者があるビル・ヘイトン氏は、別の中国政府幹部の論文について「出来事を改竄(かいざん)し、重要な事実を排除している」と批判。中国政府幹部に共通する責任転嫁の体質について「中国がすることはすべて道徳的で正しいため、賛同しない者は全員が間違っているという態度だ」と指摘している。



■ シャングリラ・ダイアローグ(アジア安全保障会議)に出席して分かった日米同盟の進化と中国の対北朝 「山本一太オフィシャルブログ「山本一太の気分はいつも直滑降」(2016.6.6)」より
(※mono.--前半略、詳細はブログ記事で)
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 昨年に続いて出席した今年のシャングリラ・ダイアローグで強く感じた重要な事実が2つあった。 1つ目は、カーター米国防長官に(冒頭の演説で)何度も「日本」と言及させるほど日米同盟の絆が強まっていること。 2つ目は、北朝鮮の核開発に関して中国政府が本気で平壌に圧力をかける可能性が低いということだ。


★ 中国軍幹部、アジア安全保障会議で「中国は孤立しない」=米国ネットでは冷めた声も 「レコードチャイナ(2016.6.7)」より
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2016年6月6日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国の孫建国・連合参謀部副参謀長は5日、アジア安全保障会議(シャングリラ対話)で、「中国は孤立しない」と主張し、中国が南シナ海で強硬な海洋進出を続けていると主張する米国に反発する考えを示した。

米国のカーター国防長官は4日、シャングリラ対話で、中国が南シナ海で埋め立て工事を行うなどの行動を続けていることは「中国を孤立させる『万里の長城』を築くことになりかねない」と警告した。孫副参謀長は5日、南シナ海問題が「一部の大国が複数の小国に対して「中国いじめ」をするよう促している」と批判し、「当事国以外の国が、我々の歩もうとする平和への道筋を妨害することは許されない」と主張した。また、「我々はこれまでにも孤立していないし、現在も孤立しておらず、将来に孤立することもない」と強調した。

この報道に、米国のネットユーザーからは、「日本と韓国とベトナムを核武装させれば、中国の強硬な行動を解決することができる」「私たちにとって最大の武器は貿易だ。中国からの輸入をやめることは、どんな武力行動よりも中国にとって大きな痛手となる」「奇妙なことに、中国軍の幹部が着ている制服は米軍の制服にそっくりだね」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/蘆田)


■ アジア安全保障会議(シャングリラ会合) 各国の中國の脅威認識は深まったが。。 「遊爺雑記帳(2016.6.2)」より
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 英国の国際戦略研究所(IISS)が毎年主催する、アジア太平洋地域の防衛問題や地域間防衛協力に関し、各国の防衛防担当閣僚や専門家などが議論を行う多国間会議の、アジア安全保障会議(シャングリラ会合)が終了しました。
 パラセル諸島でのベトナムとの衝突の最中に開催されたこともあり、日米をはじめとし、各国が中国非難を集中した報道が主力でした。中国包囲網が、自然発生(?)した感があります。

(※mono.--以下長文略、詳細はブログ記事で)















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最終更新:2016年06月13日 17:56