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■ 角田理論の復活とパックス・ジャポニカ 「NOBODY LOVES YOU(2016.4.17)」より
(※mono.--前後大幅に略、詳細はブログ記事で)
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その一方でここに来て大変気になる「事件」が起きた。去る2014年春に上梓した拙著「世界史を動かす日本」(徳間書店。ちなみにどういうわけか出版社の意向でこの本だけは早々に「絶版処理」されてしまった。真実を綴るということは現状、実に難しくなっているのがこの国の実態だ)の中で大きくとりあげた、いわゆる「角田理論」をやおら、米国勢が“科学的根拠があるもの”として認証する構えを見せ始めたのである。一体何が起きているのだろうか。

ここで「角田理論」とは何か、について全く知らない読者のために長きにわたって対外的には沈黙を守られてきたこの理論の開発者・角田忠信東京医科歯科大学名誉教授の最新著「日本語人の脳」(言叢社)より、その要点を簡単に引用してみることにしたい:



「最終的には、普通の日本人では母音に対しては左の脳が優位であり、純音やホワイトノイズに対しては右の脳が優位であることがわかった」(同第13頁)

「日本人の母音の処理方式が世界の言語圏とは異質で、この差が日本人の精神構造と文化の差の基底にあるという説には、欧米諸国からも猛反発があり、ドイツ誌は日本人優越論を主張する超愛国主義者でナチスの再来とまで非難され、私の説は理解されずに非難を浴びせられた」(同第15~16頁)

「先進国での執拗な反発のなかで、国連とフランス人は拙論に興味を持ち、数度にわたって、カナダ、欧州の各地でのシンポジウムに招待され、熱心な討議が続けられた。私も実験装置を所持してデモンストレーションを行い、次第に認められるようになってきた。国内では阿部公房氏、作曲家の武満徹氏、詩人の大岡信氏らが好意的な反応を示し、拙論に関心を持たれた日本のノーベル科学賞1号の湯川秀樹先生の京都シンポジウムにお招きいただき、拙論をテーマとした専門化会議でよくやったとお賞めいただいた。湯川先生が賞めることは滅多にないことだと伺って自信がついた」(同第16頁)

「その後の研究によって聴覚・視覚・味覚・嗅覚などの複雑な統合には一秒の存在が不可欠であることが確かめられた。・・・(中略)・・・東京医科歯科大で菊池良晃氏による加算脳波法によって言語音・自然音・機械音の聴覚刺激で生じる脳波の電位分布を表示して、正常者の角田法による左右差の特徴と正確に合致することが確認された。人の脳幹スイッチ機構というコンピュータの特徴の一つに太陽系の運行と同期して働き、また、起立した足下の地殻からの物率的影響を受けていることが注目される」(同上)

「人間は太陽系の一部として、完全に同調する宇宙とは切り離すことの出来ない無力な存在であることを痛切に感じる。こうして、見えない足下の地殻に異常なストレスが溜まると、その強度に応じて脳センサーには歪みが生じ、地震発生によってストレスが解消されると脳の歪は消失して正常に戻る現象が見出された」(同第17頁)


9歳まで完全なる日本語環境で暮らす者は、形質として“何人”であれ、ここでいう「日本語脳」になると角田理論では言うのである。そして非常に簡単に言うならば左脳で全ての音を処理するようになり、右脳では雑音や西洋音楽の音くらいしか処理しないようになるのである。これが「非日本語脳」では全く違うのであって、左脳では言語音(子音)、右脳では感情音(母音)を処理するのだ。―――それが全ての出発点となる。

















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最終更新:2016年05月18日 23:00