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韓国、「儒教の背信」ソウル市内で鉄パイプ振り回すデモ隊の本性 「勝又壽良の経済時評(2015.12.1)」より

鉄パイプのデモ隊?
『朝鮮日報』(11月16日付)は、社説で「大学入試日にソウル都心で過激デモ、首謀者には厳罰を」と論じた。

①「11月14日にソウル市中心部の光化門や市庁周辺などで行われた違法抗議集会『民衆総決起大会』には、警察推定で6万8000人、主催者側の推定で13万人が参加し、機動隊との衝突の末51人が連行された。機動隊は催涙弾や放水などでデモ隊による違法行進を阻止したが、その際に機動隊員113人とデモ隊29人が負傷し、農業関係者1人が重傷を負った。この日は12万人以上の受験生が大学入試の論述試験を受ける日だった。デモ隊は受験生や父兄が1年で最も重視する日を選び、過激な暴力デモでソウル都心を大混乱に陥れたのだ」。

東京で言えば、銀座や渋谷という繁華街であろう。そこで暴力デモを行い、11時間も交通マヒを引き起こすという騒ぎである。「社会騒乱」とも言える事件だ。純然たる「反対デモ」ではなく、飲酒しながら鉄パイプを振り回し、警察のバスには新聞紙に火をつけて投げ込むという暴徒の行為である。驚かされるのは、飲酒している事実である。

「14日午後5時ごろ、ソウル市議会前では雨がっぱを着て頭に赤い鉢巻きを締めた40~50代とみられる男性たちが集まり、豚足やのり巻きなどをつまみに焼酎を酌み交わしていた。酒に酔ったある参加者は仲間たちの前で鉄パイプを振り回し、機動隊員を殴りつける格好をした。彼らの周りには空の焼酎の瓶、食べ残しの豚足の骨などが転がっていた。道の反対側にあるプレスセンター前では、最初からデモの参加者を当て込んだ屋台も店を開いていた。デモ参加者たちは屋台でスルメや焼き鳥、蚕のさなぎなど購入し、これらをつまみに焼酎を飲んでいた。夜10時ごろになると、酒に酔った参加者はろれつが回らない状態で『警察のガキども、道を空けろ。お前たちは民衆の杖(つえ)ではなく殺人警察野郎たちだ』などと叫んでいた」(『朝鮮日報』(11月16日付)。

11月中旬のソウルは、雨が降れば気温もぐっと下がってくるのだろう。焼酎を飲んで身体を温めたい。そんな気持ちも分からないではないが、デモの主旨が「民衆総決起大会」となっている。この主旨から著しく逸脱した「飲酒」は、どう見ても「有徳の士」が行うことでない。しかも、酒の肴まで用意するとは何ごとか。これでは、ただの酔っぱらい集団が、「くだを巻く」に等しい行為である。デモ主催者が、こうした逸脱行為を統制できないようでは、デモなど計画する資格もないのだ。

韓国人は生来、「大騒ぎして、大声で叫べば物事が解決するという」考え方が強い。ホーマー・ハルバートは、『朝鮮亡城』のなかで次のように言っている。「韓国人は大人から子どもまで怒りやすいことを指摘している。朝鮮人は本当に怒ると、正気を失うと言えるかも知れない。自分の生命などどうなってもいいといった状態になり、牙のある動物になってしまう。遺憾なことだが、この怒りの衝動にわれを忘れると言った悪弊は、男性だけの独占ではない」。

(※mono.--以下略)


11月14日に大規模な反政府デモが行われて、警察車両などが破壊されるほどの大騒動になったのですが、日本のテレビには報道されていないようだ。新聞やネットにはニュースとしてあったのですが、テレビニュースとしては見た覚えがない。

日本の報道では韓国に対する報道が歪んでいて、韓流などの芸能はNHKのニュースナインでもトップニュースになるのに、反政府デモなどは報道していないようだ。ユーチューブなどで動画を検索しても日本のテレビ報道は無くCSのKBSしか見られない。

韓国の反政府デモがニュースとして価値が無いという判断なのか分かりませんが、中国の政治や経済などはニュースやワイドショーなどでもよく見ますが、韓国に関する政治や経済のニュースが極端に少ない。北朝鮮の報道の方が多いくらいで、韓国からのニュースは反日報道ばかりだ。

中国や韓国は、日本の報道に極めて神経質であり、中国では日本からの報道が突然遮断されてテレビ画面が突然真っ黒になる事があるようだ。韓国では最近でも「帝国の慰安婦」を書いた韓国人の大学教授が在宅起訴されましたが、言論活動に対する政府からの弾圧が厳しい。産経新聞の記者も起訴されている。

それくらいだから韓国に対する報道にはフィルターがかけられており、韓国の芸能報道は大々的なのに政治や経済の事は報道されない。韓国南部では日本の衛星放送も見られるから韓国に不都合な事は報道できない事情があるのだろう。そして反日デモなどは数十人でも大きく報道される。

(※mono.--以下略、詳細はブログ記事で)


★■ 韓国:民主労総ハン委員長が立場を発表 「レイバーネット(2015.11.29)」より
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「政府が和諍委の仲裁を受け入れれば直ちに自主出頭」

27日、民主労総のハン・サンギュン委員長が時局と個人の去就に関する立場を発表…逮捕の動きにより代理発表

ソン・ミンギュ(金属労働者編集部長) 2015.11.27 17:21
民主労総のハン・サンギュン委員長が曹渓寺に身を寄せて12日目になる11月27日、 現時局と自分の去就に関する立場を表明した。

ハン・サンギュン委員長が直接記者に立場を発表する予定だったが、 警察による逮捕の動きがあったため、 総連盟の役員と加盟、傘下組織の代表者たちが代理で発表した。

ハン・サンギュン委員長は誤った政府の政策に反対し、 集示法、道路交通法などの実定法に違反したという理由で重大犯罪者として警察の標的になったと明らかにし、 自分のために不便と苦痛に耐えている曹渓寺の信徒と僧侶に謝罪と感謝の気持ちを明らかにした。

ハン・サンギュン委員長は自分が行った行動により負うべき責任があるとすれば逃げることはないが、 政府の誤った労働政策が呼ぶ想像もできない苦しい現実が憂慮されると明らかにした。

ハン・サンギュン委員長は立場発表を通じ、政府の公安政局造成に抗議した。 また、2次民衆総決起を曹渓宗和諍委員会を通じて明らかにしたように、平和に進めると宣言した。 ハン・サンギュン委員長は、政府が労働改悪法案強行の試みと労働改悪に関する政府の指針を発表する計画を撤回すれば、 今すぐにでも警察に出頭すると明らかにした。 ハン委員長は12月5日、平和な国民大行進が行われれば、自分の具体的な身辺と去就問題について明らかにすると付け加えた。

以下、ハン・サンギュン委員長の立場発表文全文。(記事提携=金属労働者)

+ 続き
ハン・サンギュン委員長立場発表文

11月14日に13万国民は何を要求したのか?

11月14日の民衆総決起が暴力デモと過剰鎮圧の議論が強調されているのは問題だ。 13万の国民がソウルに集まった理由は、暴力デモをするためではなかった。 民衆総決起に参加した8万人の労働者たちは、労働改革が財閥の腹を膨らませるだけの労働災難だから廃棄しろと要求した。 2万人の農民は農民を死に追いやる反農業政策の中断を要求した。 1万人の貧民は、対策ない露天商、貧民撤去政策の中断と生存権の保障を要求した。 数千人の学生は、朴槿恵(パク・クネ)大統領が心配する青年失業問題の解決と良い雇用、最低賃金1万ウォン実現により、親資本・親財閥政策を変えることを要求した。

また、数万人の市民が特定政権による歴史歪曲を防ぐための韓国史教科書国定化反対とセウォル号真相究明、 民主主義破壊の中断を口を揃えて要求した。 朴槿恵政権の反労働、反民主、反民生政策に対する切迫した切実な国民の声と要求だった。

史上最悪の暴力デモだったか?

11月14日、政府は民心の表出を防ぐため、 光化門の周辺を車壁で包囲して一般人の通行さえ遮った。 放水車に強力な催涙液を投入し、 高圧で放水を続ける強力な放水銃が催涙弾の代わりに登場した。

市民が車壁にロープをかけて引っ張ったのは、誰の目にも明白な実定法違反であることを否定しない。 しかし総編放送が繰り返して放送する画面のように、14日のデモの様相は、他の集会と較べて暴力的で過激なデモではなかった。 20万リットルの放水銃と600台以上の警察の車壁、生死の境をさまようペク・ナムギ農民をはじめ、 多くの負傷者が出たのは史上最悪の暴力的デモ鎮圧の結果だ。 集会デモの自由を事実上源泉封鎖して、どうして民主主義を語ることができるのか?

国家権力の暴力は前提にせず、個別の国民の実定法違反行為だけ強調するのは正しい立場ではない。 公権力の暴力は誰が責任を取るのか? デモ参加者は拘束と手配、罰金など、あらゆる責任を自ら甘受している。 国民は責任を取っているのに、国家はたった一つの責任さえ認めない。

なぜ、公安政局を造成するのか?

政府は民衆総決起が終わるとすぐ、待っていたというように検挙、手配、拘束などの公安弾圧の狂風を助長し、 独裁政権さえしなかった民主労総事務室を奇襲的に押収捜索した。 大統領が直接出てきてデモ隊はISと違わないと発言し、 執権与党の人々はデモ隊を銃で撃てと放言を吐きだしたり、 誰が見ても放水銃によって倒れたペク・ナムギ農民がデモ隊により倒れたと主張している。 「狂気」という言葉でしか説明できない歪んだ放言が満ちあふれ、数えるのも難しいほどだ。

誰が見てもペク・ナムギ農民殺人鎮圧の責任を隠そうとする暴力デモ世論誘導だ。 また、集中的に民主労総を弾圧し、やさしい解雇・非正規職拡散、労働改悪を押し通す意図は明らかだ。 さらに歴史教科書国定化などの政府の政策に反対するすべての国民に恐怖心を植え付ける計算でもある。 公安弾圧で政府の実情を隠すことはできない。 公安政局を造成し、誤った政策を強行する名分にしようとすることは国民が認めないだろう。

2次民衆総決起および国民大デモ行進は平和的に進める

曹渓宗和諍委員会に対し、 2次民衆総決起の平和デモ行進保障、政府との対話、労働改悪中断に対する仲裁を要請した。 和諍委員会の仲裁決定と結果を尊重する。 12月5日の2次民衆総決起は、仲裁要請と同時に明らかにしたように、 デモの鎮圧と公安弾圧に反対し、平和的な基調で行われるだろう。

2次民衆総決起とともに平和的な国民大行進を行い、 仏教はもちろん、カトリック、プロテスタントなどの宗教家も大挙参加すると明らかにした。 2次民衆総決起は単純な平和デモと国民大行進の日ではなく、 1次総決起で遮られた労働者、農民、貧民、青年、市民の要求が何か、 この政府に明確に要求する日でもある。

朴槿恵(パク・クネ)大統領は、2次民衆総決起の前までに殺人的な放水銃で倒れたペク・ナムギ農民に対する責任究明と、 その責任者であるカン・シンミョン警察庁長官の罷免措置をしなければならない。 大統領は公権力の不当な行使を反省するどころか、民主労総委員長を逮捕できなかったと警察を叱責したという。 警察はハン・サンギュンを捕まえるために曹渓寺に集まる前に、ペク・ナムギ先生に対する最低の礼儀と道理、責任を全うしなければならない。

労働改悪法案および指針発表計画廃棄を要求する

民主労総は2015年には政府の反労働政策廃棄を要求し続けた。 専門家もこの政府が推進する労働政策は、 歴代のどの政権より残酷で災難的な内容だということに同意している。

解雇が自由になれば安定した雇用はありえない。 非正規職雇用があふれる国で、正規職雇用さえ自由な解雇が可能になれば、 この国の労働者たちはどこでも安定した雇用と安定した生計対策をたてることができない。

非正規職問題が深刻な状況で、さらに多くの非正規職を作る非正規職法改悪をする理由も理解できない。 現行法では2年間非正規職の奴隷生活をすれば正規職になれるが、 その期間を4年まで延ばし、 非正規職のための法だと言い張るのは政府の扇動でしかない。 労使政合意の当事者である韓国労総さえ反対している。

民主労総は、定期国会と臨時国会で労働改悪を強行すればゼネストで阻止する。 政府は労働者解雇法、一生非正規職法を改革だという前に、 世界最長の労働時間の短縮による青年雇用創出、 809兆ウォンにのぼる財閥社内留保金を使って正規職の良い雇用創出、 最低賃金1万ウォンによる低賃金労働者の生活保障、 常時持続業務の非正規職撤廃と正規職雇用転換という本当の労働改革に

政府が和諍委仲裁を受け入れれば直ちに自主出頭する

民主労総の委員長として労働者たちにとって災難になる労働改悪を防ぐため、 ゼネストを決めて指揮した罪、政府の誤った政策と国民の声を聞こうとしない不通政府に従順に従わず、 きっぱりと戦おうと扇動した罪、14日の民衆総決起の時に車壁さえ乗り越えられず、 その前で催涙放水銃を受けた罪、 各種の集会とデモで申告せず道路を歩いた罪が1級手配犯、ハン・サンギュンの罪名だ。 まだ何も解決できないのに、曹渓寺に避けて身を守っている現実が恥ずかしい。

労組活動とこの程度の実定法違反が大罪扱いされるこの国の現実が恥ずかしい。 大統領の一言で、政党、検察、警察、裁判所がこれほど迅速に服従する態度は驚くべきで恥ずかしい。

国会で労働法改悪の試みを中断し、政府が簡単に解雇できる労働改悪指針発表を強行しなければ、喜んで自主出頭するだろう。 80万組合員が直接選出した委員長としての責任と役割を果たすため、たった一つの公約でも守らなければならない。 それはまさに労働改悪を防ぐことだと考える。 身辺と去就に関する具体的な問題は、12月5日に平和な国民大行進が保障された後、明らかにしたい。

自主出頭の意思を明確にしたのに、仏様の法堂に警察の兵力を投入することを検討するという妄言が上がっている。 理解することも、認めることもできない。 あってはならないことだ。 仏様の前で和合と理解、包容と慈悲を望む切実な気持ちで、 ペク・ナムギ先生の快癒と民主主義の回復、労働者の権利の回復のための精進と祈祷をしようと思う。

民主労総の組合員たちは、委員長ハン・サンギュンのことを心配するのでなく、 ソウル大病院にいるペク・ナムギ農民の快癒だけを考えてほしい。 ありがとうございます。

2015年11月27日 全国民主労働組合総連盟委員長 ハン・サンギュン拝

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★ 朴大統領、反政府デモを「イスラム国」に例え非難 「zakzak(2015.11.24)」より
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 韓国の朴槿恵大統領は24日の臨時閣議で、ソウル中心部で14日に労働組合が主導した政府への抗議デモの参加者がマスクを着用していたことを挙げ「『イスラム国』もそうしている」と非難、顔を隠してのデモ参加を禁じる制度準備を指示した。

 朴氏はデモを「不法、暴力行為」と批判、「根絶やしにするために、強力な対策を取らねばならない。閣僚は覚悟を持て」とげきを飛ばし、批判勢力との対決姿勢を一層鮮明にした。

 デモでは、参加者が警察のバスを壊し機動隊員に負傷者が出た一方、機動隊が使用した放水銃の高圧水に直撃され倒れた68歳の男性が意識不明の重体になっている。朴氏は男性の負傷について謝罪していない。

 14日のデモは、政府が進める解雇を容易にする労働法制改革や歴史教科書の国定化に反対し労組が主催した集会に続いて行われた。労組側は12月5日にも抗議集会を開く構えを見せている。(共同)

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★ 寺に反政府デモ主導者逃げ込む 警官隊取り囲むも踏み込めず、宗教尊重が背景 韓国 「産経ニュース(2015.11.21)」より
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 ソウル中心部にある韓国仏教最大宗派の総本山、曹渓寺に、違法な反政府デモを率いたとして逮捕状が出た民主労働組合総連盟(民主労総)のハン・サンギュン委員長(53)が逃げ込み、警官隊が寺を取り囲む事態が続いている。宗教者が尊敬を受け、警察が寺や教会に踏み込むことをよしとしない韓国の風潮が背景にある。

 ソウルでは1970年代ごろから、独裁政権に抵抗した民主化運動家らは主に韓国のカトリック総本山、明洞聖堂にかくまわれ、聖堂は「民主化の聖地」と呼ばれた。だが教会の運営に支障が出るようになり受け入れは中止に。近年は曹渓寺が取って代わっている。

 ハン氏は昨年5月、旅客船セウォル号沈没事故に絡み行った抗議デモが違法だとして在宅起訴されたが出廷せず、指名手配に。今月14日、ソウルで大規模デモを主導し現場を訪れた後、寺に駆け込み保護を求めた。(共同)

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★■ 韓国:歴史教科書の国定化になぜ国民は怒りを爆発させたのか? 朴大統領の目的とは 「ニュースフィア(2015.11.17)」より
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 韓国・ソウルの中心部で14日、大規模な反政府デモがあり、約6万4000人(警察発表。主催者発表は13万人)の市民が警官隊と激しく衝突した。訴えの内容は農業問題、若者の雇用問題、そして、最近韓国世論を二分している「歴史教科書の国定化問題」だった。大規模デモの背景には、朴大統領による“教育・政治の私物化”に国民の怒りが爆発したという側面もあるようだ。

 朴槿恵(パク・クネ)大統領は先月、中学・高校の歴史教科書を、日本同様の複数の教科書会社による検定制から、国が作る単一の教科書に限定する国定制に戻すことを発表した。これに対し、意見が分かれる日韓併合や南北分裂に対する評価を国が定めることが、「民主主義に逆行する」との批判が、教育現場などから噴出している。また、朴大統領の真の狙いは、かつて教科書を国定化した父親の朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の「名誉回復」にあるのではないかという見方も強い。

◆日韓併合や南北分裂の評価を統一
 韓国政府が歴史教科書の国定制実施を発表したのは、先月12日のことだ。2017年度から、新しい単一の教科書を使用する計画だ。これに対し、いわゆる革新派の市民や有識者が、強く反発している。高校生のグループなどによる反対運動が各地で起きており、14日のデモでその怒りが他の問題と融合して「国民の怒り」として爆発した形だ。
+ 続き
 ハフィントン・ポストが国定化発表後に掲載した分析記事によれば、韓国内で対立する歴史観は、大きく次の3点だ。  

  • 1910〜1945年の日本の植民地支配を、日本による抑圧と収奪と否定的にみるか、朝鮮半島の近代化に一定の貢献があったとみるか
  • 主に1945年の解放以降、韓国(南朝鮮)で起きた反政府暴動を、民衆運動と肯定的にみるか、北朝鮮の指示を受けた左翼テロと否定的にみるか
  • 1960〜70年代の朴正熙政権を、民主主義を弾圧した独裁者と否定的にみるか、経済発展の立役者と肯定的にみるか

 同紙は、韓国では、進歩派(革新)は前者、保守派は後者の見方を取る場合が多いが、歴史学、教育学界では進歩派が優勢だとしている。朴槿恵政権は、今の教育現場で使われている歴史教科書が「反米的で北朝鮮に甘い」と批判しており、保守派に近い立場を取っている。昨年には、保守派の学者らが編集した「教学社」の歴史教科書が初めて検定に合格。しかし、教師らが「日本の植民地支配や、軍事政権の独裁を美化している」と猛反発し、大規模な採択反対運動が繰り広げられた。その結果、採択した学校が1校にとどまったことで、業を煮やした朴政権が国定化に踏み切ったと見られると、ハフィントン・ポストは分析する。

◆真の狙いは父親の名誉回復か
 朴大統領は、今月10日の閣議で、「現行の歴史教科書は、わが国の現代史を正義に反する歴史として否定的に描写している。大韓民国は『政府の樹立』、北朝鮮は『国家の樹立』と記述され、大韓民国に分断の責任があるかのような印象だ。6・25戦争(朝鮮戦争)の責任も南北双方にあるかのように記述され、戦後の北朝鮮による各種の挑発は矮小(わいしょう)化されている」と発言。そのうえで、「このように誤った内容でバランスを欠いた歴史教科書で学んだ生徒たちは、『大韓民国は生まれてはならない恥ずべき国』という認識を持ち、国家に対する誇りを失わざるを得ない。自国の歴史を知らなければ、魂のない人間になり、正しい歴史を学ぶことができなければ、魂が不正常な人間にならざるを得ない」と、歴史教科書国定化の正当性を強調した(朝鮮日報)。

 一方、朴大統領のこうした歴史観や理念は、表向きの理由にすぎないと見る韓国メディアも多い。ハンギョレ新聞などが、朴大統領は、父親の朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の「名誉回復」に執念を燃やしているのではないか、と指摘している。独裁的な政権運営を進めた同大統領は、1974年に中学・高校で計11種類あった歴史教科書を、中高各1種類の国定教科書に再編した。しかし、その後の民主化の流れで2011年までに同大統領による国定教科書は段階的に廃止された。

 ハフィントン・ポストは、当時の国定化の狙いを、「朴正熙政権が、軍事クーデターによる政権奪取や、元日本軍人だったことなど、政権の正統性が常に疑問視されていたからだった。朴正熙政権期の国定教科書では、軍事クーデターが『革命』と書かれるなど、政権を正当化するために使われた」と記す。新しい国定教科書が導入される予定の2017年は、朴正煕氏の生誕100年に当たる。教科書を通じて近年は批判的に語られることの多い朴正熙政権を再評価し、父親の名誉回復を図るには絶好のタイミングだ。それが朴槿恵氏の真の狙いだとすれば、大統領とはいえ一個人の「私怨」に、国民が巻き込まれているということになる。一連のデモに見られる市民の怒りは、単純に「歴史認識の違い」だけから来るものではなさそうだ。

◆国定教科書執筆責任者がセクハラで辞任
 歴史教科書の国定化を巡っては、信じられないようなスキャンダルも起きている。国定歴史教科書の執筆責任者に選ばれた崔夢龍(チェ・モンリョン)ソウル大名誉教授に、女性記者に対するセクハラ疑惑が発覚し、代表執筆者を辞退するという騒動に発展した。

 韓国メディアの報道によれば、崔氏は今月4日、自宅に取材に訪れた朝鮮日報などの複数の女性記者に対し、いやらしい言葉をかけたり、体を触るなどしたという。頬にキスしたり、体をなでたりしたとの報道もある。崔氏は酒を飲みながらインタビューを受けていたといい、疑惑発覚後のテレビのインタビューで、普段から酔うと女性にちょっかいを出す癖があると発言。「以前にどこかで聞いた(性的な)冗談を言ったのは事実」と一部セクハラ行為を認め、2日後に代表執筆者を辞退した。

 韓国・中央日報は、崔氏は辞退に際し、「正しい歴史教科書の編纂に障害にならないようにしたい」と述べ、歴史教科書作成を行う国史編纂委員会も本人の意向を尊重し、辞退を受け入れることにしたと報じている。 同紙は、国定歴史教科書は、「執筆陣を公開して国民の検証を受けるべきだ」という社説を出しているが、執筆責任者のとんでもないスキャンダルにより、「これで国定教科書執筆陣の構成はさらに難しくなった」と嘆いている。

(内村浩介)
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★ 韓国のデモ 高圧放水で人が吹き飛ばされる動画公開 「アメーバニュース/政治・社会(2015.11.16)」より
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韓国の首都・ソウル市11月14日、反政権のデモ「民衆総決起大会」が行われ、主催者発表で10万人が訪れた。デモでは、高圧放水などにより、参加者が負傷するような事態となった。

 これを受けツイッターハッシュタグ「#PrayForKorea」も登場し、韓国の市民へのエールが多数書き込まれている。
 中には、放水された水の直撃をくらい、男性が吹き飛ばされて倒れる動画も公開された。「酷すぎ韓国政府ありえない。 もうこれ以上何もしないで」といった声を、この動画を紹介したツイッターユーザーは書き込んだ。

 今回の件についてK-POPファンらが過去の東日本大震災の時の韓国人芸能人が支援してくれたことなどを挙げ、「#PrayForKorea」のハッシュタグを用いて韓国への支援を呼びかけている。

 今回のデモのことを「反日デモ」と称している人がいるが、今回は教科書の国定化などに反対するためのものであり、民主労働組合総連盟が、労働市場改革なども含めて主張するためのものだった。

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★ 韓国ソウルで大規模反政権デモ 教科書国定化に反発 「Jcast-news(2015.11.15)」より
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韓国・ソウルの中心部で2015年11月14日、朴槿恵(パク・クネ)大統領を批判する大規模デモが開かれた。現地報道によると、主催者発表で8~10万人、警察調べで4~6万人が参加した。デモは労働組合や市民団体が主導。参加者は、歴史教科書の内容が北朝鮮寄りだとして批判がでている問題に関連して政府が教科書の国定化を検討していることや、貧富の格差が拡大していることに、反対の声を上げながら、朴大統領の退陣を要求した

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★ 韓国で、反政府デモが実施 「イランラジオ(2015.11.14)」より
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韓国・ソウルで、数万人規模の反政府デモが行われました。

AP通信によりますと、韓国の警察の発表では、今回のデモはこの10年で最大規模となるということです。
今回のデモは14日土曜、韓国の労働組合と民間団体により計画されたもので、同国のパク・クネ政権の政策への抗議として行われ、通商政策、2017年以降に学校教育で政府の教科書検定に合格した教科書の使用を義務付ける政府の決定に反対しています。
韓国政府はこれ以前に、14日行われる大規模な反政府デモは、厳しく弾圧されるだろうと警告していました。


■ 韓国反政府デモ激化はスルー 「月影さやかに(2013.8.16)」より
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ソウルで政府糾弾デモ相次ぐ、朴政権が初放水、300人近く連行も

8月15日、光復節(日本からの独立を祝う韓国の祝日)を迎えたソウル中心街で、国家情報院の大統領選挙介入や南北統一に対する政府の動きを糾弾するデモが同時多発的に行われた。朴槿恵政権は発足後、ソウルで初めて放水銃を導入してデモを鎮圧。数百人が連行されるなど、衝突が起こった。複数の韓国メディアが報じた。

これに先だち10日夜にも、韓国政府の情報機関、国家情報院が昨年の大統領選に介入したとして、政府に事件の真相究明などを求める数万人規模の抗議集会がソウルで行われた。

15日午前には光化門前で、韓国大学生連合所属の大学生らが「国家情報院を解体しろ」、「朴政権は責任を負え」などと叫び、奇襲デモを行い道路上で座り込みを始めたことから、120人余りが連行された。

また15日午後、ソウル駅広場で開催された「8.15平和統一大会」に民主労総をはじめとする市民団体や野党関係者など5000人余り(警察発表3500人)が参加し、「南北当局は会談の合意に続き、離散家族の再会、金剛山観光を再開しろ」などと要求した。

(※mono.--以下略)


★ 【ヤバイ】韓国の反政府デモがとんでもない規模になってる!!「パク大統領は不正選挙の責任を負え!」 「日本経済新聞電子版(2013.8.19)」より
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  8月15日、光復節(日本からの独立を祝う韓国の祝日)を迎えたソウル中心街で、国家情報院の大統領選挙介入や南北統一に対する政府の動きを糾弾するデモが同時多発的に行われた。朴槿恵政権は発足後、ソウルで初めて放水銃を導入してデモを鎮圧。数百人が連行されるなど、衝突が起こった。複数の韓国メディアが報じた。

  これに先だち10日夜にも、韓国政府の情報機関、国家情報院が昨年の大統領選に介入したとして、政府に事件の真相究明などを求める数万人規模の抗議集会がソウルで行われた。

  15日午前には光化門前で、韓国大学生連合所属の大学生らが「国家情報院を解体しろ」、「朴政権は責任を負え」などと叫び、奇襲デモを行い道路上で座り込みを始めたことから、120人余りが連行された。

  また15日午後、ソウル駅広場で開催された「8.15平和統一大会」に民主労総をはじめとする市民団体や野党関係者など5000人余り(警察発表3500人)が参加し、「南北当局は会談の合意に続き、離散家族の再会、金剛山観光を再開しろ」などと要求した。

  このうち1500人は、ソウル広場までデモ行進を行い、その過程で警察と衝突。警察は、放水銃を撃ちデモの解散に乗り出し、170人余りを集会法と道路交通法違反の疑いで連行した。

以下略















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最終更新:2015年12月01日 16:20