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「パラサイト・シングル」という言葉がある。学校卒業後も実家で親と同居する独身者のことで、家賃や食費等の基礎的な生活費がかからないため、給与のほとんどを自分の遊興費などにあてられる。

 一見優雅な生活のようにも見えるが、このような生活が続くと実家を出て結婚しようというモチベーションがおきなくなる。女性の場合、現状と同レベルの生活を保証してくれる男性がいないと、結婚する気にならない。しかし今の時代、そんな男性は滅多にいないので、理想の相手が見つかるまで親元での生活を続けることになる。日本の未婚化が進んだ原因をパラサイト・シングルに求めるという説もある(山田昌弘『パラサイト・シングルの時代』ちくま新書,1999年)。

 この「パラサイト・シングル」、若者の何%くらいいるのだろうか。日本以外の国ではどうか。国際比較の統計は無いようなので、作ってみた。2010~14年に実施された『世界価値観調査』のデータをもとに、25~34歳の若年層のうち親と同居する未婚者が占める割合を計算した。<表1>は、比率が高い順に58カ国を並べたランキングだ(英仏は調査に回答せず)。


 日本は42.2%で7位となっている。儒教社会の韓国も比率が高い。上位にはチュニジアやモロッコなど北アフリカの国があるが、これらの農牧社会では家族労働が多いのが理由だろう。「親に依存する独身者」という表現は適さないかもしれない。シンガポールは、国土が狭いので住宅の取得が困難なのではないだろうか。

 なお欧米諸国では、親と同居する未婚者の比率は概して低い。ドイツは15.1%、アメリカは9.6%、スウェーデンはわずか4.6%だ。成人後は親元を離れるのが一般的な欧米諸国から見ると、日本の現状は奇異に映るかもしれない。

 しかし「パラサイト・シングル」の顕在化は、日本の深刻な社会状況の変化を反映している。昨今の経済条件の悪化によって、若者が実家を出たくても出られず、パラサイトせざるを得ない状況に陥っているからだ。

 25~34歳の男性就業者に占める非正規雇用の割合は、1992年では6.5%だったが、2012年では16.4%にまで増えている。これに伴って平均年収は402万円から350万円へと減り、年収200万円未満のいわゆる「ワーキング・プア」が占める比率は6.3%から14.3%へと増加した(総務省『就業構造基本調査』)。

 これは日本全国の数値だが、地域別にみるともっと凄まじい値が出てくる。<図1>は、若年男性の都道府県別の「ワーキング・プア」の比率が、この20年間でどう変化したかを示したものだ。


 日本列島全体で若者の貧困化が急速に進んでいる。これが「失われた20年」のリアルだ。2012年では26の県で15%、13の県で20%(5人に1人)を超えている。最高の沖縄県は4割という惨状だ。

 このような経済状況の変化が、若者の自立を阻んでいることは間違いない。若年層に対する経済的支援、とりわけ生活の基盤である「住」に重点を置いた支援策が必要だろう。ヨーロッパでは政府が低家賃住宅を提供している国もあるが、日本ではそうした物件は少なく、賃貸住宅のうち公営住宅が占める割合も極めて低い。若年層が新居を構えることができれば、それが家財用品の消費の増加や、結婚・出産の増加につながり、社会全体の経済活動が活発になる。

 若者のパラサイト化の進行の背景には、この20年で急激に悪化した経済状況がある。現実には自立したくてもできない人が少なくない。若者がこうした現状から脱却できるよう、自立を促す様々な条件を整える政策が急務だ。

<資料:『世界価値観調査』(2010~14年)、総務省『就業構造基本調査』(2012年)>

[筆者の舞田敏彦氏は武蔵野大学講師(教育学)。公式ブログは「データえっせい」、近著に『教育の使命と実態 データから見た教育社会学試論』(武蔵野大学出版会)。]






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■ ホームレスになって無料Wi-Fiが“最後の命綱”に…芳根京子も「知らなかった」衝撃の現実 「BLOGOS(12月11日 18:00)」より
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女優の芳根京子が、フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)のナレーション収録に臨んだ。担当したのは、あす12日に放送される『スマホとホームレス ~無料Wi-Fiに集う若者たち~』。無料Wi-Fiを求めて都会の街をさまよう職や家を失った若者たちの姿から、現代の貧困の風景を追った作品だ。

(※mono....以下略、詳細はサイト記事で)



若者の「外出離れ」が判明 「貧困化」を「○○離れ」って言うな、と怒りの声も 高齢者の外出回数と逆転は日本だけ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1511346282/

≪「クルマ離れ」「ビール離れ」「海離れ」など、若者の「◯◯離れ」が、度々話題になっている。今回は国土交通省の調査で、若者の外出回数が減少していることが明らかになった。

国交省は「因果関係ではなくあくまでも推測レベル」としつつ、参考資料としてスマホや宅配便の普及などライフスタイルの変化、「非正規」就業者の増加を挙げている。「外出離れ」と名付けた報道も相次いでいるが、ネットでは「離れじゃなく貧困化では」の指摘が多数挙がり、共感が集まっている。


■若者は高齢者より外出回数が少ない

11月21日、国土交通省が5年に1度実施している全国都市交通特性調査の2015年版の結果が発表された。

その結果、20代の若者が1日に移動する平均の回数が、70代の高齢者を下回ったことが判明した。若者の外出は減少傾向、対して高齢者の外出は増加傾向にあり、2015年の調査で両者がついに逆転した形だ。

若者の移動回数の減少は、日本だけではなくアメリカ・イギリスとも共通の傾向にある。一方で、高齢者の外出回数が逆転したのは日本だけだ。

(※mono....中略)
/
Twitterでは、以下のような反応が挙がっている。

「もう「貧困化」のことを「○○離れ」って言うのやめた方がよくね」
「だって外出したらお金いるじゃん」
「レジャー代一番最初に削るの当たり前」
「30年前のデータと比較されてもな。 1987年ってバブル真っ盛りじゃね?」≫

 \(`o'") 巷間の意見>>
………………………………
若者だけじゃなく金が無いんだよ
………………………………

(´・Д・`) 街では痴呆老人が徘徊しているだけ。

(_ _。) 巷間の意見>>
………………………………
恋人いないし金もないし車もない
ヤツらにどこへ行けと?
………………………………

(´・Д・`) AKBの握手会くらいか?

(‘ё`) 巷間の意見>>
………………………………
結婚しない、子供を育てない、金を使わない
今の若者って生きている意味あるの?
日本衰退の元凶だって認識しているのか
………………………………

(※mono....中略)
/
ヽ(τωヽ)ノ 巷間の意見>>
………………………………
政府が外国人ばっか優遇するから
遊びたくても遊べねーんじゃボケw


↓親チョン派売国奴の安倍ちょん、必死に加計学園設置に拘るw

◆バ韓国人留学生の【 加計学園 】の授業料1000万~1500万円は日本政府が【 税金 】で負担w
◆しかも、生活費として毎月14万2500円支給(税金)!
◆おまけに、医療費は80%補助(税金)!
◆住宅手当も完備(税金)!
全部、増税で【 日本人から毟り取った税金 】ですw

日本人から毟り取った税金をバ韓国人をはじめ外国人のためにつかう売国政党=安倍自民盗~
【 自 】国の【 民 】から金を【 盗 】む、と書いて自民盗を
どうかこれからもよろしくお願い致しますwwwwww

(※mono....以下略)


■ 『ワーキングプアの実態□①』 「会長の繰り言。。(2015.11.24)」より
/
◆「格差はでっちあげ?」捨てられた食えない若者 
男のワーキングプアが増殖する理由 
…11月24日 河合薫

□ワーキングプア――。働いても、働いても、食べていけない人たち。

✏️数年前までよく耳にしたり目にしたりしたこの言葉も、今ではすっかり鳴りを潜めるようになった。
だからといって、ワーキングプアがいなくなったわけじゃない。
事態はむしろ深刻で、明日は我が身、かもしれないのだ。

 そう考えて間違いない。
若い人たちの肌は、実に感度がよく、オジさんやオバさんが気付く前に未来を感じとる。
「自分たちの問題」に、彼らは本能的にビビッと反応するのだ。

 そこで今回は、「若者のワーキングプア」について、あれこれ考えてみようと思う。

 「うちの家庭内にも、格差があってね。弟の方がワーキングプアで。可哀想でね。親はこういうとき情けないですよね。何て言ってあげたらいいのか分からないんですから……」 

 2年ほど前、一緒にお仕事をさせていただいた方が、あるときボソッとこう話し始めたことがある。

(※mono.--中略、詳細は本文で)
/
 日本の人口は1億2000万人超いるのに、なんで「一億総活躍」なんだろう?…って気になっていたけど、ま、まさか漏れた2000万人は、ワーキングプアや無業者では? 
なんて皮肉の1つや2つ言いたくなる。
 最近、やっと女性の貧困、とりわけシングルマザーにスポットが当てられるようになったが、その陰で若年男性のワーキングプアが置き去りにされている。
「貧困=女性」という方程式が、男性たちを孤立させるのだ。

 国や政府にだけ、責任を押し付けているわけでもないし、環境の問題だけではないかもしれない。
 でも、それでもやはり、やったことの検証をせず、「なぜ、問題になっているのか?」という疑問にも、「問題の根本的な原因」にも向き合おうとしないこの国のあり方に、少々うんざりしてしまうのである。


■ 若者の貧困化が顕在化したのは、2004年に小泉内閣が派遣を解禁したのがきっかけである 「株式日記と経済展望(2015.11.24)」より
(※mono.--前後略、詳細は本文で)
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11月24日の日経新聞の記事を読んでも、若者の雇用状況は大きくは改善せず、アベノミクスでもアルバイトなどの賃金がわずかに上がった程度だ。正規雇用から非正規雇用への転換は進む一方であり、雇用環境はひどくなる一方だ。

非正規労働者も労働組合を作ってストライキでもすればと思うのですが、彼らを支援するイデオロギーが無く、日本の労働組合は正規社員の保護しか関心が無い。政府が非正規労働を推進するのならば同一労働同一賃金を推進すべきなのですが、労働組合が反対している。

先日も書いたように公務員の非正規化もかなり進んできて、保母さんや生活相談員などの現場業務の仕事の非正規化が進んでいる。このようなきつい仕事は正規公務員はやりたがらない。今や大学を出ても公務員や大企業の正規社員の就職は限られており、ブラック企業は若者を使い捨てにしている。

一度正規社員からこぼれ落ちてしまえば日経の記事のもあるように再就職は難しくなってワーキングプアに落ちこぼれる。小泉内閣の後を継いだ安倍総理も発言では何とかしようとしましたが、流れは変えられなかった。アベノミクスでも円安株高になったが、雇用状況は大きくは変わっていない。

非正規から正規への動きも多少はありましたが、大きな流れは変わっていない。企業の内部留保は340兆円に膨れ上がりましたが従業員への待遇改善に繋がっていない。政府では内部留保税などの構想も上がっていますが所費税を10%にするよりも内部留保税10%にすれば34兆円の税収が上がります。

2008年6月ごろの「株式日記」を紹介しますが、何一つ問題が解決されていない。安倍総理は海外に出かけて行っては既に6,5兆円もばら撒いていますが、国内では増税するのは国外にばら撒く為なのでしょうか。政府は国内でばら撒いてほしいものだ。


■ 若者の貧困化って顕在化するのこれからじゃないか? 「はてな匿名ダイアリー(2015.11.18)」より
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現在、大学生の約半分が奨学金を利用している状況でその返済に困窮する若者が社会問題になっている。
でもいわゆる氷河期世代(1993年から2005年卒業の世代と定義されている)の子どもが高校を卒業するピークはこれから。
そのため、この問題はこれからさらに大きくなっていくように思われるがなぜかそういった指摘はない。

そのうち「氷河期世代なんて大学生の殆どが親の金で学校行っていたんだろ。贅沢すぎだろ」と言われる時代が来るかもしれない。

■追記
元増田です。 「現在、大学生の約半分が奨学金を利用している」の部分に驚いた人が多いみたいなんでソース貼っておきます。

(※mono.--以下略、詳細は本文で)

■ 若者のPC離れが深刻化。このままでは将来「貧困」にあえぐ 「MAG2News(2015.10.28)」より
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内閣府などの調査で、日本の若者の多くがパソコンを使えないことが明らかになりました。軍事アナリストの小川和久さんは、メルマガ『NEWSを疑え!』で「パソコンの腕がなければ貧困につながる」との専門家の声を紹介し、今後の対策を提示しています。

日本の若者はPCを使えない!


あまり知られていない日本の悲惨な現状に焦点を当てた記事がありましたので、ご紹介します。

10月16日付け毎日新聞に載った「パソコンが使えない若者、増加」という記事です。「若い世代でパソコンを使えない人が増え、話題になっている。IT企業ですら新入社員が使えず困っているケースも。スマートフォン(スマホ)の普及や、親・学校のパソコンへの理解不足、経済的に苦しい家庭が増えていることなどが原因と考えられ、就労のためにも技術習得の必要性が高まっている」という書き出しで始まります。

記事のポイントは次のようなものです。該当個所を引用します。

(※mono.--以下略、詳細は本文で)


■ 昼も夜も“ふりかけパスタ”でしのぐ31歳男性に密着――貧困化するアラサー世代の肖像 「日刊SPA!(2014.9.2)」より
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 既婚者が比較的少なく、住宅ローンを抱える人もわずか。そんな理由から、「40~50代に比べ切羽詰まった状態には陥ってない」という印象を持たれがちなアラサー世代。30歳前後と言えば、SPA!読者層からすると「若者たち」ともいえる。だが実際には、若者たちに貧困の影は濃く覆いかぶさっているのだ。

 今年6月から郵便局の契約社員として働く今野圭祐さん(仮名・31歳)。埼玉県のアパートから片道1時間かけて通勤する彼の手取り月収は約15万円。ここ5年間、月収20万円を超えたことは一度もない。

「大学後半にうつ病になってしまったのがすべての始まりですね。ようやく就職できたのは25歳のときで、派遣事務でした。ただ、時給がよかったので月収25万円くらいは稼げていたんです。けれど契約更新がなくて、また別の職場を探すことになってしまい……」

 リーマン・ショック後の厳しいタイミングでありつけた職は、時給850円の倉庫作業員だった。
+ 続き
「繁忙期で残業が多ければ17万円、一日の最低保証額が5100円なので、ひどい月だと12万円ほどにしかなりません。口座残高が200円になったときもあって、派遣会社の前借り制度を使ってなんとか凌ぎました。昇給なんてないし、蟻地獄のような職場ですよ」

 月に自由に使えるお金が3万円もないような苦しい毎日。食事代を節約するために、夜は大量購入した業務用パスタを茹で、ふりかけをかけて食べる。昼も前夜に作ったパスタを弁当箱に詰めて出勤。こんな食生活が1年も続いている。

「まだうつ病も完治していないのですが、通院するお金も節約したいのでネットで個人輸入の薬を買っています。ツラいのは家の近所に歓楽街があること。毎晩、誘惑に駆られるのですが、家に帰ってエロ動画でヌイて我慢してますよ」

 ただ、転職した現職では正社員登用の可能性もあるそうで、「正社員になれたときが自分の本当のスタートだと思っている」と話す。

「数年勤めた後に試験に受からなくてはいけないのですが、正社員になれば手取り20万円は無理でも各種手当がついてくる。卑屈にならずに友達と飲みに行けるし、将来は結婚だってしたいんです」

 正社員を夢見て、今日もふりかけパスタを食す今野さんだった。

 9/2に発売された週刊SPA!に掲載されている特集『30歳前後[若者の貧困化]が止まらない』では、上記のように“食や住まいに困窮したアラサー男”や“体や心を蝕まれたアラサー女”が多数登場。彼らを密着取材することで、もはや社会問題といっても過言ではない「アラサー世代の貧困問題」に肉薄している。彼らの切実すぎる生活を見て、「俺のほうがまだマシ」だと溜飲を下げるのか、何か別の思いが胸にこみ上げてくるのか。アラフォー読者にはとくに、この特集を一読したうえでぜひともそれを確認してほしい。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>










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最終更新:2022年11月19日 15:51