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2019/03/23 に公開
【新唐人NTDTV=米NYに本部を置く中国語衛星放送。中国&国際ニュースを独自の視点でお届けします https://www.ntdtv.jp/ 】21日午後、江蘇省の化学工場で大規模な爆発が発生しました。当局の発表では22日夜までに、62人が死亡し、28人が行方不明、数百人が負傷したとの事ですが、実際の死傷者数は知る由がありません。事故発生後の周辺の汚染が懸念されているいっぽう、問題企業に対する当局の野放しと安全管理上の不備が事故の原因であると指摘されています。

21日午後2時48分、江蘇省塩城市の陳家港工業団地にある化学工場で、大規模爆発がありました。2回の爆発音と共にあたりは火の海となり、黒い煙が立ち上りました。

火は爆発から28時間後に消し止められましたが、事故現場の様子は、2015年天津で発生した大規模爆発の現場とよく似ています。

事故現場から半径数百メートルの所には住宅地があり、爆風で住宅や店舗の窓枠が吹き飛び、町中にガラスの破片が散乱しています。

航空から撮影した映像によると、爆発の現場には大きな穴ができ、化学物質で汚染された水が溜まっています。地元住民によると、爆発発生後周辺では強烈な刺激臭が漂っていたとのことです。

また、爆発の当時、中国地震台網はマグニチュード2.2とマグニチュード3の二回の地震を観測しました。

江蘇省塩城市住民 周さん
「窓ガラスが全部割れている。二回の爆発音と大きなキノコ雲が見え、原爆のような音だった。工場にいた人はほぼ全員死んでいる」

江蘇省塩城市住民 李さん
「爆発音がした時、外を見たらこの子グモが上がっていたので、避難した。状況はよくわからない」

当局の発表では、22日夜までに死亡者数は62人となり、28人が行方不明、60人が重傷だそうです。工業団地の16の企業が被害を受けているとのことです。

江蘇省塩城市住民 周さん
「現在情報はすべて封鎖されている。死傷者数は人から聞いた。こちらでは情報封鎖され、実際の数字はまだわからない」

陳家港化学工業団地は、江蘇省の重要な工業団地の一つです。今回爆発事故が発生した天嘉宜化学工場では農薬を作っていて、農薬の原料のベンゼンが爆発したとのことです。ベンゼンには発がん性があると言われています。

地元住民、李さんは取材を受けた際、陳家港に長年住んでいるが、事故は今回が初めてではないと述べました。

江蘇省塩城市住民 李さん
「2011年にも爆発があった。今回再度爆発が発生し、怖くて家に居られない。隣近所も皆避難した」

2011年2月11日にも爆発があり、当時近隣住民が毒ガスが漏れていると通報しましたが、官製メディア「中央テレビ」は、デマであると報じました。

「昨日午前、地元響水政府が明らかにしたが、陳家港鎮の工業団地で爆発があり、毒ガスの漏れがあったというのはデマである」

大型事故が発生するたびに、死亡者数を捏造し、ネット上の情報をデマであると片付ける中国のメデイアに対し、海外のネットユーザーは「中国には責任感のあるメディアはないのか」と首をかしげます。

報道によると、天嘉宜化学工場は水の汚染問題と13項目の安全管理リスクが原因で、ここ3年のうち、6回も生産停止の処分を受けていました。昨年8月に改善報告書を提出し、生産を再開しましたが、その際地元市政府共産党委員会の書記が工場を視察したとのことです。

江蘇省塩城市住民 周さん
「去年は環境保護の規制が厳しく、生産停止になっていたが、今年再開になった。こちらではあの匂いがきつくて夜になると耐えられない。ここは海に近いが、汚染が深刻で、魚はもう食べられない」

ネットユーザーによると、化学工場の異臭などについて、住民らが何度も地元政府に通報しましたが、取り合ってもらえなかったそうです。化学工場はまるで時限爆弾のようで、爆発は時間の問題だったといいます。

爆発事故発生後、当局の安全管理の不備が指摘されています。化学工場の毒ガス漏れが指摘されていたにも関わらず、措置を怠ったのが、今回の爆発の主な原因であると指摘されています。


■ 化学工場大爆発は2015年8月のチャイナ・ショックのデジャブーか 「イヴァン・ウィルのブログ(2019年3月23日)」より
(※mono....前中後略、詳細はサイト記事で)
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 しかし、この化学工場大爆発事故に対する中国政府の「緊迫感」は伝わってきません。ヨーロッパ訪問中の習近平主席や李克強総理は事故への対応いついての「重要指示」を出したと伝えられていますが、現場に向かったのは王勇国務委員(政治局常務委員(いわゆる「チャイナ・セブン」)ではない)でした。李克強総理は、22日は北京市内の財政部を視察しており、「通常業務」をしているように見えました。
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 今回の江蘇省での化学工場爆発事故では、中国政府の対応には「これでいいのかなぁ」と思わせるものがあります。習近平主席や李克強総理が即座に対応について現場に指示を出したのはいいとして、現場の救急隊員たちが必死に活動しているのは伝えられているものの、中央政府が今回の化学工場の爆発について緊急に対応しているという姿が見えないのです。私の目には、これは「中国だから」ではなく「習近平政権だから」と見えてしまいます。
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2008年1月(春節直前の交通煩雑期)の華南地方での大寒波の時には温家宝総理自ら湖南省に飛んで現地での情報の収集と対応の指示に当たりました。2008年5月の四川省での巨大地震の時には、地震発生1時間後のまだどういう状況なのかネット上でも情報が錯綜している段階で「胡錦濤主席の指示により温家宝総理が四川省へ向かって出発した」というニュースが流れました。2009年7月に起きた新疆ウィグル自治区での暴動の時は、ヨーロッパ訪問中の胡錦濤主席はG8サミットへの出席をキャンセルして急遽帰国しました。巨大な自然災害や民族暴動と産業保安上の事故とはもちろん性質が違いますが、「緊急時対応」という意味では、習近平-李克強体制は、胡錦濤-温家宝体制に比べてかなり「反応が鈍い」という印象を私は受けています(習近平主席と李克強総理が「チーム」を形作っていないことがハタ目にも明らかだからです)。多くの中国の人々も同じような印象を持つのではないでしょうか。
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中国政府には内外に対して「中国政府内部は一致団結して迅速に困難な事態に対処している」という姿を見せて、内外の人々を安心させて欲しいと思います。そうでないと(今回は「中国発」ではないので「チャイナ・ショック」とは呼ばれることはないでしょうが)、2015年8月のような世界を何周もする「世界同時ショック」がまた起きてしまうことになるかもしれません。


★ 中国・陝西省で洪水、地元政府が避難呼びかけ 「niftyニュース(2017.7.27)」より
(※mono....記事トップに動画あり、詳細はサイト記事で)
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 中国北西部の陝西省では25日からの大雨で洪水が発生し、ダムが決壊するなど危険な状態になっているとして、地元政府が住民に避難を呼びかけました。
 中国中央テレビによりますと、北西部の陝西省楡林市では25日夕方から夜通しで雨が降り続き、市内を流れる川が氾濫して広い地域で洪水となりました。

 また、26日午後には川の上流で土砂崩れが発生してダムが決壊。ダムの水が川に流れ込んで市街地に流れ出し、危険な状態になっていると複数の中国メディアが伝えています。

 地元政府は緊急の通知を出して住民に避難を呼びかけましたが、これまでに死者やけが人の情報は入っていません。(26日22:06)


■ 【速報】中国浙江省の化学工場で爆発・炎上 「黒色中国BLOG(2015.9.7)」より
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本日15時33分頃発生。現場は麗水市の西南10kmの開発区通済街にある化学工場、南明化工有限公司。3個消防支隊、61の消防車両、300名の消防隊員が出動し、18時30分に鎮火済みで延焼なし。燃焼物はメタノール。17時47分の時点で負傷者なし。工場は2百名程が勤務。ファインケミカル関連の生産を行っていた。

(※mono.--写真など多数あり。詳細はブログ記事で)

★ 中国浙江省の化学工場で爆発=国営ラジオ 「ロイター(2015.9.7)」より
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[北京 7日 ロイター] - 中国浙江省麗水市にある化学工場で7日午前0時前に爆発があった。国営ラジオが報じたもので、被害者がいるかどうかなどは分からない。

中国ではこのところ化学工場での爆発が頻発しており、先週は山東省での爆発で少なくとも5人が死亡した。


■ しょっちゅう爆発 「二階堂ドットコム(2015.9.7)」より
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早く内戦しないかな。上海と広州、広東組めば北京なぞ恐るるに足らん。
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中国浙江省麗水市で7日午後、化学工場が爆発し、火災となった。


■ 中国、今度は道路が崩壊! 「日本や世界や宇宙の動向(2015.8.14)」より
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中国では爆発と崩壊が続いています。これらは中国が崩壊する予兆なのでしょうか。ロスチャイルドの仕業?それとも天罰?これからも中国はこのように破壊されていくのでしょうか。
2022年の冬のオリンピックどころではないでしょう。その頃には中国の国土の形が変わっているのかもしれません。

http://fesoku.net/archives/8091963.html
sssp://img.2ch.net/premium/7324100.gif
事故は、建設作業が開始される前日に起こった。
原因は、建設現場下のカルストの崩壊。現場では13日午前から作業員が前日部分的に崩壊した基礎穴の強化を行っていた。
しかし作業員の努力は実らず、建造物の壁は完全に崩壊し、地下にいた作業員1人が閉じ込められた。
なお中国のマスコミによると、被害者の正確な人数は不明。事故現場周辺の住民も地面の揺れを感じたという。

目撃者が崩壊の瞬間を映像に収めていた。初めに地面が陥没し、約80平方メートルの穴ができ、そこにマイクロバスが転落した。
その後、同じ場所にさらに大きなおよそ300平方メートルほどの穴ができた。

建設工事の請負業社は、陥没の広がりを防ぐために穴にコンクリートを流し込んでいる。

(※mono.--以下略、詳細はブログ記事で)
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天津・化学薬品保管倉庫で爆発事故
★ 中国天津市の工業地帯で大規模爆発、7人死亡・180人負傷 「ロイター(2015.8.13)」より
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[ロンドン 12日 ロイター] - 中国天津市の工業地帯で現地時間12日夜、大規模な爆発が発生した。新華社は、少なくとも7人が死亡し、180人が負傷したと報じた。

中央テレビ(CCTV)によると、爆発は午後11時半(日本時間13日午前0時半)ごろ、爆発物の積荷付近で2回起きたという。




■ 始まったのかな 「二階堂ドットコム(2015.8.13)」より
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中国天津市の港湾部で、現地時間12日午後11時半ごろ、大規模な爆発が発生して多数の死者。イオンモールも被害に遭っている。ガススタンドだか石油タンクが爆発との情報もあるが正確にはわからない。

↑始まったのかね。崩壊が。





(※mono.--他に多数写真あり。詳細はtogetterで。)
















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最終更新:2024年03月25日 12:30