+ ブログサーチ #blogsearch
+ ニュースサーチ

● ユーロ圏〔Wikipedia〕
ユーロ圏(ユーロけん)とは、欧州連合に加盟し、ユーロを導入している諸国で形成される経済圏。ユーロゾーン、ユーロランドなどともいう。ユーロ圏において通貨政策を担うのは欧州中央銀行である。
なお、少数の欧州連合非加盟国がユーロを独自に導入しているが、それらの国々は欧州中央銀行に代表を送ることができず、通貨政策は統一されていないので、通常はユーロ圏に含めない。



★■ “ギリシャは犠牲者”英紙、クルーグマンから擁護の声 ユーロの構造的問題を指摘 「NewSphere(2015.6.29)」より
/
 深刻な財政危機に直面しているギリシャは、EUが求めている財政緊縮案を受け入れるかどうかを問う国民投票を7月5日に実施することを決定し、ユーロ圏離脱の可能性も出て来た。ギリシャを非難する意見は多いが、責任はギリシャだけにあるのではないという見方もある。

(※mono.--中略、詳細はサイト記事で)
/
◆ユーロ自体が悪?

 英テレグラフ紙で執筆する政治コメンテーターのイアン・マーティン氏は、ギリシャのチプラス首相は、EU加盟国との慎重な話し合いを選ばず国民投票実施を決めたことで、欧州の政治家や官僚たちからは完全に狂っていると思われている、と述べる。しかし、狂っているのはチプラス首相ではなく、ユーロを作った側だと同氏は主張。彼らこそが、必要なセーフガードなしに、広大な大陸に通貨同盟を作ることで、政治的な夢と虚栄心が、経済感覚や文化、国の違いに打ち勝つと信じていたと断じる。

 同氏は、ユーロ圏からギリシャが去り多大な影響が出れば、ユーロのエリートたちは、彼らのアプローチが機能していないことに、ようやく気づくかもしれないと述べている。


ギリシャ
★ ユーロ各国が声明文 ギリシャ支援延長せず、対応求める 「朝日新聞(2015.6.28)」より
/
 ギリシャを除くユーロ圏18カ国は27日夜(日本時間28日未明)、ギリシャに対する金融支援プログラムの期限を延長せずに30日に失効することになったことを受けて、臨時の会合を開き、ギリシャ当局に対し「金融システムの安定を保つための方策」を求める声明文を発表した。ギリシャの銀行から預金流出が加速して混乱を招く恐れがあるため、緊急の対応策を促す狙いがあるとみられる。

 ギリシャのチプラス首相は27日未明、金融支援の前提となる改革案の受け入れの是非を問う国民投票を7月5日に実施すると表明。その後にあったユーロ圏財務相会合で、ギリシャが30日に期限が切れる支援プログラムの期限の延長を求めたが、欧州連合(EU)などの支援者側が拒否したため、支援プログラムは30日に失効することになった。

 これを受け、ギリシャ以外のユーロ圏18カ国が対応策などを協議。終了後に発表した声明文で、ギリシャ当局はEUなどと連携して対応策を取る必要性を強調。ユーロ圏各国も「ギリシャの経済や金融の情勢を注視し、必要に応じて適切な決定をとるために集まる準備がある」とし、国内の混乱回避に協力する姿勢を示した。EU関係者によると、仮に、銀行の預金の引き出し制限などの資本規制を導入する場合、ギリシャの中央銀行の要請をもとに、ギリシャ政府が必要な法案を議会で通す必要があるという。

 一方、AFP通信によると、欧州中央銀行(ECB)も28日にも電話による緊急理事会を開く方向で調整しているという。ギリシャの銀行に対して行っている資金供給策について検討する可能性がある。(ブリュッセル=寺西和男)


■ ギリシャはプーチンのバルカン半島への足場となるのか 「浮世風呂(2015.6.26)」より
/
メルケル首相がギリシャを手放さない大きな理由
ユーロ圏緊急サミットきょう開催、側近は「離脱容認の用意あり」と言うが・・・

2015.6.22(月) Financial Times JB PRESS

 欧州各地の首都と同じように、ベルリンでも政治家や政策立案者が、ことが起きた翌日について考え始めた。もしかしたら翌週か翌月、あるいは翌年と言うべきなのかもしれない。

 いずれにせよ、第1段階は、ギリシャ政府がデフォルト(債務不履行)することを決めた場合の責任のなすり合いに備えることだ。

 第2段階は、次に何が起きるのか問うことだ。ユーロからの離脱、そしてもしかしたら欧州連合(EU)からの離脱だろうか。

 破綻しかけた国家が破綻国家と化すのか。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にとってのバルカン半島の足場となるのか。

 筆者はこの混乱の渦の中で、ドイツのアンゲラ・メルケル首相とその仲間のユーロ圏の指導者たち――3つ例を挙げるだけでも、スペイン政府、ポルトガル政府、アイルランド政府は、ギリシャに対してドイツ以上に強硬な路線を取っている――が、ギリシャにやれるものならやってみろと挑むべきだという妥当な理由を半ダースは聞いた。

 それは独り善がりの感覚からでも罰や報いの精神からでもなく、交渉がより良い代替案を生み出していないからだ。
(※mono.--中略、詳細はブログ記事で)
/
どう転んでもメルケル首相は敗者

 メルケル氏はそこまではやらないと筆者は確信しているが、ギリシャを易々と手放すこともないだろう。

 だが、ここに皮肉がある。どんな結果になろうと――それがグレグジットであれ、また別の救済のごまかしであれ――、ドイツの首相は恐らく大きな痛手を被るのだ。

(※mono.--以下略、詳細はブログ記事で)


ギリシャ
★ ユーロ圏離脱現実化、欧州に危険信号─ECB専務理事=仏紙 「ロイター(2015.6.11)」より
/
[フランクフルト 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は10日、ユーロ圏から離脱する国が出れば、欧州への危険信号になるとしたうえで、ギリシャはユーロ圏にとどまると言明した。

クーレ理事は仏紙ラクロワに対し、「ギリシャのユーロ圏離脱について議論することを拒否する。そのような枠組みの中で取り組んでいない」と語った。

そのうえで「ギリシャがユーロ圏にとどまることを目的に、われわれはギリシャ経済に金融支援を行い、国際通貨基金(IMF)や欧州委員会と共に、ギリシャ政府と合意を得るために取り組んでいる」と言明した。

「ある時点で、いずれかの加盟国がユーロ圏を離脱するような事態となった場合、それは欧州にとり深刻な危険信号となる。同様のシナリオが繰り返されるのではないかという疑念が必然的に生まれるからだ」と述べた。
















.
最終更新:2015年07月05日 20:26