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■ FIFA、祭りの終焉。 「MELANCOLICO(2015.6.3)」より
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FIFAはずいぶんと前から理事とマーケティング会社との癒着が指摘されていた。ついにアメリカの司法当局が動いて問題が表面化して、マスコミが騒いでいるけど、こうした贈収賄はいわば関係者の間ではよく知られた暗黙の事実だった。ただ、スポーツ界ではサッカーに限らず「闇」を口にする者を排除するメカニズムが徹底していて、テレビも放映権をマーケティング会社から買っていたり、放送するにあたってのスポンサーとの関係から「真実」を取材したり伝えることが難しかった。

今回、日本のテレビや新聞もこの事件を扱っているけど、FIFAの贈収賄体質は同様にIOCにもある。というか、サマランチのIOCのときのモデルを参考にしているってことはまだまだあまり知られていない。

(※mono.--中略、詳細はブログ記事で)
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広告を出すメリットには、口止め料が含まれているとよくいわれる。世の中、きれいごとだけでは済まない面もあることは認めるけど、インフラ整備のために多額の税金が投入されるようなスポーツイベントに関しては運営の透明性を義務付ける法律が各国にもっと厳しくあってもいいのではないかと感じる。そうした法律のない国での開催は拒否すべきだ。FIFAの今回の総会も初日はダンスパーティだったけど、そんな金があるなら、FIFAの表向き理念に沿って、恵まれない地域の子供たちのサッカー場建設やその運営に回すべきだったんじゃないか。

FIFAの貴族体質、腐敗体質へのメスがアメリカという「サッカー発展途上国」の司法機関で始まったというのが皮肉だ。


★ サッカー=FIFA汚職で会長が辞任、FBIの捜査対象に 「ロイター(2015.6.3)」より
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[チューリヒ/ニューヨーク 2日 ロイター] - 国際サッカー連盟(FIFA)のゼップ・ブラッター会長(79)が2日、チューリヒで緊急会見を開き、辞意を表明した。同会長をめぐっては、FIFA幹部らが起訴された汚職事件を受け辞任圧力が強まっていた。

関係筋は同日、匿名を条件に米検察当局と米連邦捜査局(FBI)がブラッター氏への捜査を行っていると語った。FBI報道官はコメントを差し控えた。

1998年から会長を務めるブラッター氏は、先月29日に行われた会長選で5選が決まったばかり。選挙はFIFA幹部らを含む14人が起訴される巨額の贈収賄事件が発覚した直後に行われたことから、延期を求める声も強かった。

ブラッター氏は会見で「FIFAは大規模な改革が必要だ」とし、新たな会長を選ぶ選挙を早期に行うべきとの考えを示した。FIFA関係者によると、次期会長選の時期は早くても今年12月とみられる。

またブラッター氏は辞任を決めたことについて、「FIFAのメンバーからは(会長職の)委任を受けたが、世界中から支持されているわけではないようだ」などと語った。

ブラッター氏批判の急先鋒に立っていた人たちは、辞任表明を歓迎している。

欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長は、「難しい決断だったが、勇気ある正しい決断だった」と語った。プラティニ氏は次期FIFA会長選で最有力候補になると目されている。

先月の会長選でブラッター氏と争ったヨルダンのアリ・フセイン王子は、英テレビの取材に次期選挙への立候補について明言せず、「(FIFAの新たなスタートに)喜んで尽力する」と語った。

次期会長選には、FIFAの監査・コンプライアンス委員会のドメニコ・スカラ委員長も立候補するとみられている。また、元ブラジル代表選手ジーコ氏(62)も、「どうなるかわかならいが、チャンスがあれば、会長選を目指すかもしれない」とし、立候補することに関心を見せた。

ブラッター氏を最も辛らつに批判してきた1人であるイングランド・サッカー協会(FA)のグレグ・ダイク会長は、「世界のサッカー界にとっていい知らせ」だが、ブラッター氏の動機に疑問が残ると指摘。「道徳的な観点から辞任したとは思えない。辞任せざるを得ない何かが起きたに違いない」と述べた。

今回の汚職事件については、主要スポンサーからも影響を懸念する声が強まっていた。米コカ・コーラ(KO.N: 株価, 企業情報, レポート)と独アディダス(ADSGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)はブラッター氏の辞任表明を歓迎。アディダスは「今日のニュースはFIFAが透明性の高いコンプライアンス行動基準を確立し、それに従うという正しい道への第一歩となる」としている。

米司法省、FBI、検察当局はコメントを差し控えている。

FIFAのマネーロンダリング疑惑などを捜査しているスイスの司法当局は、ブラッター氏は捜査対象ではなく、同氏の辞任が捜査に影響することはないとしている。

ブラッター氏が辞任を表明する前日には、米検察当局がブラッター会長の側近であるバルク事務局長が1000万ドル(約12億円)の賄賂送金を行ったとみていることが明らかとなったが、FIFAは否定していた。

それから数時間後、ブラッター氏は緊急記者会見を開き、辞任を表明した。


★ FIFA汚職、最高幹部に波及の可能性 1000万ドル送金 「WSJ(2015.5.31)」より
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 2008年にスイスにある国際サッカー連盟(FIFA)の銀行口座から1000万ドル(約12億円)があるカリブ海の国のサッカー協会に送金され、10年のワールドカップ(W杯)の開催地として南アフリカへの賛成票を確保するための賄賂として支払われた疑いがあることが分かった。

 この疑惑はFIFA関係者14人に対する米司法省の起訴状の中で明らかになった。FIFAを揺るがす汚職スキャンダルの捜査とFIFAの幹部のつながりを示している可能性がある。

 1000万ドルは3回に分けて送金されていた。FIFAの関係者によると、これだけの資金が送金されたということは、少数の最高幹部のうち誰かが署名して支払いを承認する必要があったという。署名した幹部は資金の使用目的を知っていたかどうかなど、新たな疑問が生じている。

 FIFAは関係者14人の起訴について個別の疑惑についてはコメントしていない

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★ FIFA汚職 特集 「WSJ(2015.5.291)」より
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●最新記事


 ロシアのプーチン大統領は27日、米当局が国際サッカー連盟(FIFA)幹部らを起訴したことについて、米国の管轄を超えた越権行為であり不法な手段だとして非難した。


 国際サッカー連盟(FIFA)が汚職の疑いで世界的な捜査を受けるなか、企業スポンサーや各国政府、サッカー界の著名人が28日、同組織に大規模な改革を求めた。


 国際サッカー連盟(FIFA)幹部らの汚職疑惑で、FIFAのスポンサーを務めるすべての企業が影響を受けたが、中でも最も目立つスポンサーの独スポーツ用品大手アディダスが大きな打撃を被りそうだ。


 汚職スキャンダルに揺れる国際サッカー連盟(FIFA)に対し、クレジットカード大手の米ビザはスポンサー契約を打ち切る可能性があると警告した。


 米司法省による国際サッカー連盟(FIFA)の汚職疑惑摘発とチューリヒでのFIFA幹部7人の早朝の逮捕劇は、米国の金融システムが犯罪に利用された場合の米当局の捜査網の広さと強大さを示す結果となった。


 W杯の開催地選定でロシアが2018年、カタールが22年の権利を獲得したとき、両国を除く世界の大部分が困惑した。


 スポンサー各社は27日、事態を受けて懸念を表明したが、今のところ、スポンサー契約を解除する意向を示したところはない。


 FIFAの幹部ら14人が贈収賄などの罪で米司法当局から起訴されたことで、1998年から会長を務めるジョセフ・ブラッター氏の命運がFIFAにとって最大の焦点となっている。


 米司法省など複数の当局は27日、国際サッカー連盟(FIFA)の幹部や関係者ら計14人を起訴した。


  スイス警察はチューリヒで国際サッカー連盟(FIFA)幹部7人を逮捕し、スイスと米当局は20年以上にわたるFIFAの汚職疑惑をめぐる個別の広範な捜査について公表した。


 米スポーツ用品大手ナイキは、国際サッカー連盟(FIFA)の汚職疑惑をめぐる米当局の捜査対象として浮上したようだ。


 米当局は、国際サッカー連盟(FIFA)幹部の広範な汚職疑惑について詳述した起訴状を公表する準備を進めている。事情に詳しい関係筋が明らかにした。


■ FIFAマネーロンダリング疑惑、ロシアとユダヤ企業にも延焼か 「スロウ忍ブログ(2015.5.28)」より
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2018年ロシアと2022年カタールのワールドカップ(W杯)招致に関連する不正とマネーロンダリング疑惑の炎は更に拡大しそうな気配である。

FIFAはこの件について「不正はなかった」と強調しているようだが、米司法省は27日(2015年5月27日)、副会長2人らFIFA関係者9人を含む14人を訴追している。

引用元:共同
2015.5.28 08:14更新
【FIFA汚職】
2018ロシアW杯組織委は「招致活動に不正なし」

 サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会の組織委員会は27日、スイス検察が着手した2018年ロシア、2022年カタールのW杯招致に関連した不正や資金洗浄容疑の捜査をめぐり、「国際サッカー連盟(FIFA)の倫理規定や規則にのっとって招致活動を実施した」との声明を発表、不正はなかったと強調した。

一方、ロシア外務省は27日の声明で、米司法省がFIFA関係者らを起訴したと発表したことに対し「米国の国内法を国外で違法に適用した」と非難。「国境をはるかに越えて自国の規範で裁こうとする試みをやめ、国際法に従うべきだ」と批判した。

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FIFA関係者を起訴した米司法当局の動きを非難するロシア外務省。このロシアの奇妙な非難から、この事件の闇の深さも窺い知れよう。

引用元:産経
2015.5.28 09:18更新
【FIFA汚職】
「ナイキ」戦々恐々、「コカコーラ」「アディダス」はFIFAを痛烈批判

【ニューヨーク=黒沢潤】サッカー国際大会をめぐる汚職疑惑で国際サッカー連盟(FIFA)関係者ら14人が米国で訴追されたのを受け、事件との関連が指摘された米スポーツ大手ナイキが戦々恐々としている。一方、FIFAのスポンサー企業からは痛烈な批判も飛び出している。

 米司法当局によれば、ナイキは1996年、シューズやウエアなどをブラジルの代表チームに10年間提供する見返りに、1億6千万ドル(約198億円)をブラジル側に支払うことで合意した。

 また、「マーケティング費」の名目で4千万ドル(約40億円)支払うことでも合意していたという。

 一方、FIFAのスポンサー企業である清涼飲料大手のコカ・コーラは、「(汚職疑惑について)繰り返し懸念を表明してきた。(FIFAは自らの)使命に泥を塗った」と強く批判した。同じく独アディダスもFIFAに対し、コンプライアンス(法令順守)の基準を策定すべきだと苦言を呈した。

 2018年W杯のスポンサーを務めるベルギーの飲料大手アンハイザー・ブッシュ・インベブは、捜査の進展を注意深2018年ワールドカップ・ロシア大会の組織委員会はく見守っていくと強調。同じく米マクドナルド
も「事件をとても懸念している」との声明を発表した。

ロシアだけでなく、FIFAに関与してきた“親ロシア”なユダヤ系企業もまた落ち着かないご様子である。
(※mono.--以下略、詳細はブログ記事で)


★ FIFA副会長ら6人逮捕 賄賂の総額は120億円以上か 「ハフィントンポスト(2015.5.27)」より
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スイスの司法当局は5月27日、国際サッカー連盟(FIFA)の幹部ら6人を汚職容疑で逮捕した。メディアや広告会社から賄賂を受け取った疑いがあり、賄賂の総額は1億ドル(日本円にして120億円)を超えるとみられている。NHKニュースなどが報じた。

賄賂の受け渡しはアメリカの銀行を通じて行われ、捜査を続けてきたアメリカの司法当局の要請に基づいてスイスの司法当局が容疑者を逮捕した。ニューヨークタイムズによると、FIFA幹部らは総会のため、スイスのチューリヒのホテルに集まっていたという。

同紙によると訴追対象になっているのは、FIFA副会長のジェフリー・ウェブ氏ら。1990年代初めから現在までにメディアや広告会社から賄賂を受け取っていた。その見返りとして、ワールドカップを含む中南米のサッカーの試合を放送権やスポンサー権などを取得するための便宜を図った疑いが持たれている。

FIFAは29日に会長選を予定していた。現職のジョセフ・ブラッター氏とヨルダン協会会長のアリ・ビン・アル・フセイン王子の一騎打ちとなっていた。両氏は逮捕されていないが、会長選が延期される可能性が出ている。

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★ 「ナイキ」戦々恐々、「コカコーラ」「アディダス」はFIFAを痛烈批判 「」より
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 【ニューヨーク=黒沢潤】サッカー国際大会をめぐる汚職疑惑で国際サッカー連盟(FIFA)関係者ら14人が米国で訴追されたのを受け、事件との関連が指摘された米スポーツ大手ナイキが戦々恐々としている。一方、FIFAのスポンサー企業からは痛烈な批判も飛び出している。

 米司法当局によれば、ナイキは1996年、シューズやウエアなどをブラジルの代表チームに10年間提供する見返りに、1億6千万ドル(約198億円)をブラジル側に支払うことで合意した。

 また、「マーケティング費」の名目で4千万ドル(約40億円)支払うことでも合意していたという。

 ナイキは当局の指摘を受け27日、「ビジネスでもスポーツの場でも公平さが大事であり、われわれは贈収賄などに強く反対する」と強調。その上で、捜査に全面的に協力する姿勢を示した。
(※mono.--以下略、詳細はブログ記事で)















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最終更新:2015年06月03日 20:11