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★■ インドに潜水艦を輸出することの損得勘定:技術情報の漏洩を避けつつ防衛協力を強化する方法 - 長尾賢 「日経ビジネス(2015.4.3)」より
(※mono.--前略)
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なぜインドは日本の潜水艦がほしいのか

 まだ救難飛行艇の話もまとまらないうちから、なぜインドは潜水艦について話をもちかけてきたのだろうか。それはインド側が潜水艦配備を急ぐ事情があるからだ。

 潜水艦には少なくとも2つの特徴がある。1つ目は、潜水艦が純粋に軍事用の武器であることだ。例えば潜水艦は人道支援や災害派遣で何の役立つだろうか。テロリストに対しても役割は限定的だ。潜水艦は国家を相手にした時に役立つ軍事用の武器だ。つまり、潜水艦を欲しがる国は、どこかの外国から軍事的な脅威を受けている。インドはどこを恐れているのか。それは中国である。
(※mono.--中略)
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 インド側の要求は分かったが、日本側の事情はどうか。日本は潜水艦を輸出したいのだろうか。日本はすでにオーストラリアとの間で潜水艦輸出の計画を進めている。だが、実際には日本側の事情は複雑である。いろいろな利益がある一方で不安もあるからだ。
(※mono.--中略)
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実は米国は原子力潜水艦しか生産していない。日本が生産している通常動力の潜水艦を生産できない。だから、米国と競合することなく輸出できる。したがって今後、インドだけでなく、中国の脅威に直面している東南アジア諸国へ輸出することも考えられる。日本の政策において、より重要性を増していくだろう。
(※mono.--中略)
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 だが不安もある。最も大きな不安は、日本の優れた潜水艦技術が漏えいする可能性だ。潜水艦は秘密であることが重要だ。隠れて行動し、隠れて情報収集し、隠れたまま敵を攻撃する。だから潜水艦を輸出することで技術が漏えいして、敵に発見されやすくなることを恐れる。
(※mono.--中略)
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断る必要はない

 まとめるとこうなる。インドは中国に対抗する目的で潜水艦を必要としている。日本にとっても、シーレーン防衛におけるインドとの連携、防衛産業の維持、日米同盟との整合性の3つの観点から利益になる。不安は潜水艦の技術が漏えいすることだ。そこで解決策として、インドへ輸出するための安価で実用的な潜水艦を設計する必要がある。そして当面は潜水艦にかかわる一部技術の共同開発を開始するなど、インドの提案を断らない形で、長い目で見た対応を取ることが、日本のために必要という結論になろう。


★ 豪潜水艦調達計画、米国が日本を後押し 「ロイター(2015.4.3)」より
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──オバマ米政権の「アジア重視」戦略がオーストラリアの新型潜水艦調達計画に影響を及ぼしており、調達先として日本が優勢になる可能性があるという。

[アデレード(オーストラリア) 2日 ロイター]米オバマ政権の「アジア重視」戦略がオーストラリアの新型潜水艦調達計画に影響を及ぼしている。米軍当局者がアデレードで先週開かれた関連会合で、調達先として絞られた日独仏のうち日本製の導入を支持したことがひそかに話題となっており、複数の防衛・業界関係筋によると、日本が優勢になる可能性があるという。

米国の考えとしては、アジアの海域で中国が台頭する中、米日豪の海軍の結束を強めようという狙いがある。

昨年に武器の禁輸政策を見直した安倍政権にとっても初の大型輸出案件となる。関係筋によると、日本の防衛産業にとって追い風となり、南シナ海をめぐって中国と対立するフィリピンやベトナムといった国々への武器輸出につながる可能性もありそうだ。

複数の豪防衛当局者は、調達先を決定するに当たっては、米海軍との融和性が重視されると認める。
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関係筋がこれまでに明らかにしたところによると、受注獲得競争に巻き込まれるのを回避することなどを理由に、日本は入札への参加に消極的だという。また、静音性や高度な溶接技術といった機密性の高い潜水艦技術に配慮し、日本の業界も重要な建造工程をオーストラリアで行うことに慎重だとみられている。

(Matt Siegel記者 執筆協力:David Alexander in WASHINGTON and Tim Kelly in TOKYO 翻訳:川上健一 編集:加藤京子) 
















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