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■ 統一朝鮮に金正恩大統領が誕生する可能性 「NEWSポストセブン(2017.2.1)」より
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 北朝鮮による対南攻勢が勢いを増している。韓国次期大統領の有力候補である最大野党「共に民主党」前代表の文在寅氏ら対北融和派が台頭し、在韓米軍の高高度防衛ミサイル配備反対運動も勢いづいているからだ。朝鮮半島情勢に精通する拓殖大学大学院特任教授・武貞秀士氏が、その先に考えられる統一のシナリオについて解説する。

 * * * 
 その先に考えられる統一までのシナリオは2つ。

 一つは軍事的統一だ。たとえトランプ大統領による米朝協議が始まっても、北朝鮮は軍事力の精鋭化を粛々と進め、やがてワシントンやニューヨークまで届く核ミサイルを完成させるだろう。そのとき、米政権が在韓米軍の縮小・撤退を完了していれば、米国は弾道ミサイルの現実的脅威を喉元に突きつけられることになる。

 そうした状況下で、自国が核攻撃を受けるリスクを冒してまで米国は同盟国の韓国を守れるだろうか。米大統領が「NO」と言えば、北朝鮮軍はすぐに38度線を越えるだろう。

 もう一つは平和的統一だ。今後、誰が大統領になろうと、韓国の次期政権は北朝鮮との関係回復を真っ先に行うはずだ。その際、現在は停止中の南北経済交流事業が再開され、開城工業団地の操業や金剛山観光が始まるだろう。
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 南北の経済交流には他にも、朝鮮半島縦断鉄道をシベリア鉄道と接続し、朝鮮半島と欧州をつなぐ壮大なプロジェクトがある。実現すれば輸送ルートや貿易の多角化で南北の交流が密接になり、韓国社会の北朝鮮への警戒心がさらに緩む。

 それらの過程で、まずは南北間でなだらかな連邦を作る“プレ統一構想”が持ち上がるだろう。1980年の労働党大会で金日成が提案したように、南北同数の代議員で連邦制議会を作り、そこで大統領を選出するやり方などが提案されるはずだ。

 この時、北朝鮮側からの代議員全員が間違いなく金正恩氏に投票するが、懸念されるのは韓国サイドだ。韓国の代議員に一人でも従北勢力がいれば、統一朝鮮に金正恩大統領が誕生する可能性がある。

 現在、韓国人の多数が日米や中露に干渉されない南北和解のプロセスを世界にアピールしたいと思っている。自分たち同士で民族統一をなし遂げるという夢に酔ったとき、韓国人は金正恩氏が指導者になることに違和感が薄れるだろう。

 北朝鮮主導で統一された朝鮮半島は日米同盟を敵視するだろうし、中国と一緒になって日本に対して歴史認識の転換を迫る。このシナリオを荒唐無稽と片づけることができるだろうか。

●たけさだ・ひでし/1949年兵庫県生まれ。慶應義塾大学大学院修了後、防衛省防衛研究所(旧・防衛庁防衛研修所)に教官として36年間勤務。その間、韓国延世大学に語学留学。米・スタンフォード大学、ジョージワシントン大学客員研究員、韓国中央大学国際関係学部客員教授を歴任。2011年、防衛研究所統括研究官を最後に防衛省を退職。その後、韓国延世大学国際学部教授等を経て現職。主著に『東アジア動乱』(角川学芸出版刊)、『韓国はどれほど日本が嫌いか』(PHP研究所刊)、『なぜ韓国外交は日本に敗れたのか』(PHP研究所刊)などがある。

※SAPIO2017年2月号


★ 北朝鮮「吸収統一」準備を公言、韓国大統領の直属機関 「産経ニュース(2015.3.11)」より
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 韓国の南北統一に向けた準備作業を行う大統領直属機関「統一準備委員会」の鄭鍾旭副委員長が10日、北朝鮮の体制が崩壊し韓国が吸収する形の「吸収統一」の準備や研究を、同委を含む複数の政府部署で行っていると述べた。ソウルでの会合の発言として韓国紙、中央日報が11日付で報じた。
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 韓国の朴槿恵大統領は昨年1月以降、「韓国経済が大きく飛躍できる契機だ」として南北統一の準備を重要政策として進め、同7月に同準備委を発足させた。ただ韓国政府は、北朝鮮崩壊を前提としたものではないと説明してきた。朴政権高官が崩壊を前提にした作業を公言したのは初めて。

 鄭氏は、吸収統一は「嫌だからといって起きないものではない」と発言。北朝鮮体制のエリート層を吸収統一後にどう処遇するかについて、政府が「具体的な対策を用意している」とも述べた。(共同)


「北朝鮮は地球上でもっとも破綻した国家だ」と、コロンビア大学主任研究員のスー・ミ・テリー(Sue Mi Terry)氏は語る。アメリカをはじめとする国際社会の働きかけがあってもなお、核兵器問題や人権問題が解決しないのはなぜか? 目先の出来事に捉われ、長期的な展望を失っている国際社会に対し、1つの解決の道筋を提示しました。(TEDxNewYork2014より)

【スピーカー】
コロンビア大学主任研究員 元CIA外交政策担当 スー・ミ・テリー(Sue Mi Terry) 氏

【動画もぜひご覧ください!】
A bold idea for North Korea | Sue Mi Terry | TEDxNewYork
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目先のことを追いまわすのはもう止めよう

スー・ミ・テリー氏:ここ数週間、私は非公開の警備下にあるアラスカの自宅にこもって、メディアからの電話をやり過ごしていました。ありとあらゆるレポーターが電話攻撃をしかけ、北朝鮮の若いリーダー、金正恩氏の居所を掴もうとしていました。

彼はおよそ40日間公の場から姿を消し、西側のメディアはヒステリー状態だったのです。金氏の身に何が起こったのか? 死んだのか? クーデターの勃発か? 軍による革命か? 今や実権を握っているのは彼の妹なのか? デザイナーブランドの上げ底靴で転んで、足首でも骨折したのではないか?

(会場笑)

こんな質問に答えるなんて、私は御免でした。なぜなら……1つ、北朝鮮内部で行われていることを正しく把握するのは、他の惑星でのできごとを知ること同様不可能だからです。2つ、そんなことは知ったことではないからです。金正恩氏がどこにいるかなんて、私の知ったことではありません。

どの金氏が北朝鮮の現支配者か、などという疑問も同様です。今いる金氏は3代目です。そして北朝鮮は依然、抑圧的な機能不全の国家たり続けています。しかし、核兵器の開発で武装した今、状況は変わりました。

これからの私たちは、目先のショーを追いかけまわすのはもう止めて、広い視野で物事を見るべきです。長い目で見て我々は、北朝鮮との関係において何を成し遂げるべきでなのしょうか。
+ 続き
そしてそれは、どのような手段で達成されるべきでしょうか。このような命題は、北朝鮮との関係性において提起されることはまずありません。大局観そのものについてことも同じことが言えます。ISISやウクライナ、ロシアは、何を要求しているのでしょう?

政策を決定する立場にある人間は皆、常に相手国の顔色を伺っています。レポーター同様、見出し記事になる派手なニュースを追いかけまわし、大局的な長期展望なんて微塵も考えようとはしていません。

10年、20年先に我々が達成できることは何か、ということではなく、今日明日せいぜい来年あたりにできることは何か、ということにばかり着目します。

しかし我々は先を見通さなければなりません。あらかじめ先を見通して計画を立てるだけで、我々は世界的に最も困難とされる問題のいくつかを解決できる可能性があるのです。

地球上でもっとも破綻した国家

少なくとも北朝鮮に関しては、私から1つの提案があります。長期の展望において我々は、北朝鮮と韓国の再統一に全力を尽くすべきです。それが北朝鮮問題を解決する、唯一の方法だと考えています。

みなさんの中には、「北朝鮮の政権を交代させればよいのではないか」とか、「自主的に政権崩壊するのではないか」、「統一などは考えられない」とおっしゃる方もいるかもしれません。

しかし、東ドイツや、旧ソビエト連邦に関しても以前は、そんなことは考えられないと言われてきたはずです。率直に言って、再統一こそこの問題の唯一の解決策です。歴史上の記録を紐解けば、失敗国家は長く存続することはありません。そして北朝鮮は、地球上でもっとも破綻した失敗国家です。

引き裂かれた家族

朝鮮系アメリカ人として朝鮮統一問題は、私にとって特にプライベートなものです。私の父方の一族は北朝鮮出身です。父方の祖父母は私がごく幼いころに亡くなった父に代わり、私を育ててくれたとても近しい存在です。

彼らは幸運でした。なぜなら1950年に朝鮮戦争が勃発した当時、彼らは偶然朝鮮半島南部にいたのです。しかし、彼らの家族は不運でした。家族はそのまま北朝鮮に閉じ込められてしまったのです。残念ながら祖父母は、家族の身に何が起こったかを知ることなく他界しました。

父母、兄弟姉妹、おじ、おば。私の家族や、家族と引き裂かれた他の多くの朝鮮半島の人々が耐え忍んで来た運命を思う時、そして今なお北朝鮮に暮らす人々を思う時、私は涙をこらえられません。

彼らはこれまで60年間、捕らわれの身なのです。私は、自分や5,000万人の韓国人に与えられたものと同じようなチャンスが、彼らにもあったらよかったのに、と願ってやみません。

核兵器放棄の交渉など無意味

アメリカによる過去20年間の対北朝鮮政策は、極めてシンプルです。「核兵器開発を放棄せよ」というものです。単に核兵器を放棄させるためだけに交渉を試み、食糧やエネルギーなどのインセンティブを与えてみたりしています。北朝鮮は、喜々としてこれらの援助を懐にする一方で、全く約束を守ろうとはしません。

北朝鮮が常に約束を守らず、核兵器開発と弾道ミサイル発射実験を続けてきたこれまでの経験から、私の見解では北朝鮮は今後も一切変わることはないだろうと思っています。

北朝鮮が、近隣諸国と平和的に共存できる国家に変貌することは決して無いでしょう。そして地球上で最も人権侵害の甚だしい国家であり続け、兵器を増産し続けるでしょう。

これまでの北朝鮮へのアプローチは、全てが目先のことにとらわれており、効果がありませんでした。もしこのままの政策を続けるなら、現政権の自滅か、別の政権の台頭による再統一を待つしかありません。それ以外に解決策は無いのです。

速やかに解決すべきは人権問題

今現在、我々には限られた影響力しかありません。しかし充分に時間をかければ、威力を発揮することはできます。できることはいろいろありますが、まず第1にするべきことは北朝鮮国民への援助です。

一例を挙げますと、情報の勢力的な流布です。外部の情報を、徐々に北朝鮮内部に浸透させ、金正恩氏の情報操作を破ります。広く組織的に行われている、非人道的な虐待に光を当てます。国連は今年史上最多の、実に400ページにも渡る「人道に対する罪」とされる、人権侵害の調査報告書を発表しました。

南アフリカのアパルトヘイト同様、北朝鮮では倫理はまったく重んじられていません。何百人もの自国民を強制収容所に収容し、残りの人々は食糧難や飢餓にさらされています。1990年代半ばには、約200万人が餓死しました。

北朝鮮における人権問題は、北朝鮮の人々にとってだけでなく、東アジア地域における平和と安定にとっても核心となる脅威です。私は地域における平和と安定について、核兵器開発より人権問題の方が、現在進行形で緊急性が高いと思っています。

経済制裁の足並みをそろえる

第2に我々は、北朝鮮のエリート層をターゲットとした経済制裁を引き続き行って行くべきです。特に金正恩氏が、党の最高幹部の支持を得ることを目的に購入する、コニャックや競走馬などの贅沢品や、高級車などの購入資金源である密輸、マネーロンダリングなどの非合法な活動を取り締まるべきです。

更に我々は地域の関係諸国、特に北朝鮮への最大の資金援助を行っている中国へ、足並みをそろえるよう働きかけていくべきです。中国は北朝鮮、金正恩氏について快く思っていません。しかし緩衝材として利用し、国境の安定を確保するため北朝鮮を支援しているのです。

中国はアメリカ軍の国境への接近を警戒しています。ですから我々は、中国と交渉する必要があります。例えば朝鮮半島統一の有事の際には、朝鮮半島に駐在している米軍を減らすとか、「韓国の米軍をすべて撤退させるから、中国の北朝鮮への援助をやめてくれ」などと持ちかけるのです。

私の意見には多くのみなさんが反対でしょうね。それでも構いません。実際に、非常に多くの人が反対意見です。韓国の人々、特に統一に伴う弱体化と、統一準備に向けてかかるコストとを警戒する、若い世代の層も反対します。

独裁政権の終焉は常に醜悪です。さまざまな試練や、問題が山積みとなるでしょう。北朝鮮は瀬戸際の軍事政権です。カオス、秩序の崩壊、人道上の問題、難民の群れ、さらには、核兵器を確保しようとする動き、核兵器を使用しようとする動きもみられるでしょう。

しかし充分な計画性と注意深い準備をして、アメリカと韓国が手を組めば、これらの問題に対処することができるでしょう。統一を的確な手段でうまく達成できれば、真の改善への可能性がひらけます。自由な1つのコリアのために。

長期展望のゴールの先

想像してみてください。2,500万人の北朝鮮の人々を、今ある苦境から解放できるのです。北朝鮮で普通に生きる人が飢餓から脱し、文字通り知的にも解放され、食糧、情報、資源、生活用品など、現代の資本主義の賜物を享受できるようになるのです。

統一朝鮮は、基本的には韓国の拡大バージョンです。そのように考えてみてください。自由で、もしかしたらより豊かな、アジアにおける統一ドイツのような国です。

地域の未来の経済大国、地域安定の大きな力となるでしょう。統一を考慮に入れていないという事実は、我々の視点が短絡的であることの表れです。アメリカ政府は10年後ではなく、単に今年は何が達成できるか、来年には何が達成できるか、などという考え方をします。

たった1人の大統領の任期では、政策は達成できず称賛も受け得ないので、そんな政策は推進されることはありません。2~3期も先の政権で成果が上がるようでは、将来野党に利益が行ってしまう恐れがあるからです。でも我々は、長期の展望を以って考えることを始めなくてはいけません。

2つほど例外があります。アメリカは旧ソビエト連邦に対し、封じ込め政策を行って来ました。1940年代から1990年代にかけての全ての政権において、アメリカは忍耐強く封じ込め政策を続けました。また、アパルトヘイトに対して南アフリカを孤立させた国際社会の尽力を思い出してください。

こういった圧力は次第に功を奏し、ソビエト連邦もアパルトヘイトも崩壊しました。アメリカや諸外国政府は、これを外交政策のモデルとするべきです。我々は、長期展望のゴールを設定し、忍耐強く精力を傾けなければなりません。

そして成功した暁には、なんてすばらしいことが達成できたのだろうと歓喜に沸くことでしょう。ロングスパンの目標と朝鮮半島の統一を目指す政策を設け、辛抱強く力を注げば、北朝鮮問題も困難には見えなくなります。ありがとうございました。

※ログミーでは、TED Talksおよび各TEDxの定めるCCライセンスを遵守し、自社で作成したオリジナルの書き起こし・翻訳テキストを非営利目的のページにて掲載しています。

★ 南北統一の道を示すロードマップ 「ロシアの声(2015.2.18)」より
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韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、南北統一の「ロードマップ」を策定するよう指示した。ラジオ「スプートニク」は、ロシアと韓国の政治学者に、ロードマップに含まれるべき3つの主要項目についてたずねた。

ロシアの専門家アレクサンドル・ジェビン氏は、こんにち必要なのは、統一のシナリオよりもむしろ南北朝鮮の平和的共存ための条件についてさらに協議することであるとの考えを表し、次のように語っている。
「朝鮮半島における軍事・政治的状況の正常化が、南北統一のロードマップの主要事項になる必要がある。2つ目は、経済協力の発展だ。両国の経済協力は近年、韓国側のイニシアチブによって大きく縮小した。韓国は最近まで、制裁と経済圧力を用いて北朝鮮の政治路線を変えることが可能だと考えていた。しかし政治的圧力は、南北対話にとって全く反対の結果を持つと思われる。対話を一歩一歩構築する必要がある。これによって双方は妥協点を見出すことができるだろう。そして3つ目の重要項目だが、停滞した状態から抜け出し、未来の統一のための条件づくりを助けられるのはこれしかないだろう。それは、最も単純であり、信頼できる状況を構築するために最も現実的な方法だ。そのためには、北朝鮮が脅威として認識している行動を、韓国側が放棄しなければならない。特に米国を含む数十万人の兵士が参加する大規模演習の放棄だ。その他に、相手がプロパガンダとみなすような、北朝鮮政権を排除すための行為なども止めることだ。」
韓国側は、北朝鮮が今後対話を行うためには、少なくとも3つの主要な要素が必要だと主張している。牙山政策研究院(AIPS)のアン・ソンギュ責任者は、南北統一のロードマップの基盤となる要素について、次のように語っている。
「統一を達成するためには、3つの条件が必要だ。一つは、好適な外的要因、2つ目は、北朝鮮との関係改善、3つ目は、韓国の住民たちの希望をひとつにすることだ。全ての人が統一によって得をするという理解に達する必要がある。ドイツ統一の際には、フランスと英国、そしてソ連と米国がそれに同意した。統一の道に進むためには、まずは他の国がこれによってどのような利益を引き出せるのかを韓国と北朝鮮が示し、すべての利害関係国の支持を取り付ける必要がある。例えばロシアにとっては極東の発展と、シベリア鉄道との鉄道接続計画が非常に重要だ。中国にとっては、これがさらなる海への出口となる。統一は、間違いなく南と北のコンタクトを強化し、活発化させるだろう。北朝鮮は最近まで、南と対話する用意があると発表していたが、その際には韓国が受け入れられない条件を提示した。そしてそれ以上対話については協議されなかった。一方で北朝鮮のリーダーは、自国の国民の生活について実際に心配している。彼にとって唯一の解決策は、北と南の今後の和解しかないのかもしれない。韓国政府は、協力の確実な道を見つける必要がある。その時、北との対話の可能性が開かれる。なお統一への希求についてだが、韓国人の間では、この望みが徐々に消えつつある。多くの人は、南北統一に伴う膨大な経済的負担を担う意向がない。なぜなら統一過程において、納税者たちのポケットから、良くて2000億ドル、悪くて5兆ドルが出て行くからだ。」
ソンギュ責任者は、韓国大統領が、国民に南北統一案を拒否させないために全力を尽くさなければいけない理由はそこにあると指摘している。


■ 朝鮮半島統一を描く米韓とロシア 「国際情勢と経済戦略(2015.2.15)」より
(※mono.--所々略、詳細はブログ記事で)
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※ 今後プーチンは、南北の朝鮮半島統一を目標に金正恩を説得していくと思われます。
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南北首脳会談の手配に積極的なロシア (1月23日 ハンギョレ新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150123-00019419-hankyoreh-kr

ロシア共産党機関紙プラウダは1月20日、「プーチンにはいかに南北を和解させるかについてプランがある」とのタイトルの記事で、「米国は北朝鮮に新たな制裁を加えるが、プーチン大統領は南北首脳会談を準備している」と報じた。

さらに「プーチンが平和のための仲裁者に」なり、「もしプーチンの“ミッション”が成功すれば、ロシアの国際的な地位が高まるだけでなく、朝鮮半島統一の礎となるという点で、西側にはダブルパンチになるだろう」と付け加えた。

(上記URLの記事の一部を要約)
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しかし、キム・ソンハン氏の135名の専門家から調査したレポートが示すように、北朝鮮の指導部内での権力闘争、そして国内の不安定化の高まりや体制の崩壊といった予測を考慮して、有事の際の作戦統制権の移管が延期されているという理由もあると思います。

2014年9月4日にワシントンのCSISの本部では、米韓両国のシンクタンクによる2日間の会議『新しい時代での朝鮮の統一』(“Korean Unification in a New Era”)が行われました。この時の議事録が12月1日にネット公開されています。

Korean Unification in a New Era (12/01-2014 戦略国際問題研究所 PDFファイル)
http://csis.org/publication/korean-unification-new-era

私はまだ、この長い議事録のはじめの方をざっとしか目を通していないのですが、南北朝鮮の統一が大きな経済・投資効果をもたらすことがかなりの分量で、会議の出席者たちによって述べられています。

また、「ロシアは朝鮮統一のなかで重要な役割を演じるプレーヤーになるだろう」とも言っています。「エネルギーや輸送、とくに鉄道とインフラ基盤などの分野での潜在的な共同パートナーであることができる」と述べています。


■ 直近に迫った朝鮮半島統一! 「行政調査新聞(2014.4.7)」より
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直近に迫った朝鮮半島統一!
――想像を超える速度で激変する世界――
(プリントアウト版はこちら)

横田夫妻がウランバートルで孫娘と奇跡的な楽しいひとときを過ごしているとき、東京九段の朝鮮総聯本部土地建物の売却先が決定された。その2週間後の3月26日、オランダのハーグで日米韓3カ国首脳会談が行われている最中に北朝鮮はミサイルを発射。さらに北朝鮮は日朝局長級会談2日目となった3月31日にも、黄海の韓国との境界線付近で500発の砲弾、ロケット弾を撃っている。硬軟両面を覗かせる北朝鮮は、いったい何を考えているのか。半島情勢を分析すると衝撃の未来像が現出してくる。
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■核を手放さない北朝鮮

ソ連崩壊後の1991年(平成3年)に独立したウクライナには、ソ連時代の核兵器が大量に保管されていた。この核兵器流出が懸念された1994年、ウクライナは米露英等と「ブタペスト覚書」を交わし、核はすべてロシアに引き渡され、その代価としてウクライナは米露英から経済支援を受けることになった。

今年に入ってウクライナでは政権交代劇が起きたが、この事情は複雑ながら、ひと言で表現するなら「米国の火遊びが過ぎた」というところだろうか。核を手放したウクライナが世界の乱暴者たちから蹂躙されたという表現が適当かもしれない。

2011年(平成23年)にリビアで米国の策謀による政変が起き、カダフィが倒されたとき、北朝鮮の高官は英国前大使ヒューズにこう語った。「カダフィが核を手放したから、リビアはNATO軍の空爆を受けたのだ」――。

手に入れた核を手放したら、強欲者たちの餌食になるだけ。飢え切った猛獣の檻に豊満な肉体を投げ入れるのと同じだということを、北朝鮮は知っている。戦後のソ中対立、東西冷戦の狭間を生き抜いた天才的外交手腕の持ち主である北朝鮮は、綺麗事だけでは生き抜けないことを重々理解している。そんな北朝鮮が核やミサイルを手放すわけがない。どんなに甘言で誘おうが、北朝鮮がこれらを手放すことはあり得ない。
(※mono.--以下略、副題のみ)

■「来年」を睨む北朝鮮
■「核」で脅し、統一交渉が始まる
■朝鮮総聯本部問題の深奥
■朝鮮総聯と北朝鮮の関係
■北朝鮮大使館として機能していた総聯本部
■横田夫妻ウランバートル行きの裏側
■安倍晋三の強い思惑が働いた
■激変する世界は日本にとって「好機到来」か















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最終更新:2017年04月17日 15:39