★ カメラ窃盗疑惑もう一つの疑問 冨田を見捨てた水泳連盟の“思惑” 「livedoornews[日刊ゲンダイ](2014.11.8)」より
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「僕はカメラを盗んでいません。今日は真実は違うということを釈明したかった」――

 今年9月のアジア大会(韓国・仁川)で地元報道陣のカメラを盗んだとして現地で略式起訴処分を受けた競泳男子平泳ぎの冨田尚哉(25)が昨6日、名古屋市内で弁明会見を行った。

 代理人の國田武二郎弁護士同席のもと、約2時間にわたって、一連の騒動について釈明。冒頭の1時間は國田弁護士が事前に用意した23ページにもわたる弁明書と陳述書を基にカメラを盗んだとされる9月25日の状況を説明した。同弁護士によれば、犯行時刻とされる10時48分(韓国警察側は11時48分と主張)にはアリバイがあり、完璧な冤罪であると強く訴えた。

 だが、釈然としない点も多々あった。
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 冨田本人は、カメラは盗んだものではなく、プールサイドにいた「緑色のズボンをはいた怪しい人物から無理やり、バッグに入れられた」と説明したが、それを選手村の部屋まで持ち帰ったことについては「(カメラが)壊れていると思い、ごみ箱がなかったので後で捨てようと思った」と落ち着きのない表情で弁明。だったら、その場で警備員なり日本代表関係者らに相談すればいいものを、仲間の選手数人と選手村までのバスに同乗しながら、「バスがすいていて、ひとりで座ったので誰にも言わなかった」と言い、宿舎で同部屋の先輩選手にも「自分が次の日にレースがあったので、話すこともなかった」と言うのだ。

 仁川警察の取り調べに犯行を認めたのも、「『罪を認めれば大事にはならない。すぐに日本に帰れる』と言われた。次の日に帰国するので(競泳選手団の)みんなと一緒に飛行機に乗って帰れると思ったため」と振り返り、「でも次の日に飛行機に乗れず、話が違うと思った」といかにも不満そうな顔を浮かべた。

 いずれにしろ、突然の出来事に動揺があったことを差し引いても、25歳の大人の対応としてはどれもこれも幼稚で無思慮な印象が先に立った。

■弁護士の口からは「陰謀説」まで

 國田弁護士に「なぜ、(冨田を)弁護してやらなかったのか」と痛烈批判された日本オリンピック委員会(JOC)と日本水泳連盟(水連)の対応も理解に苦しむ。

 水連の泉専務理事は「我々もJOCも大使館員の方も一生懸命フォローした」と言い訳したが、鈴木大地会長の「やっていないという話は聞いていたものの、本人も混乱していたし、防犯カメラの映像もあった。取り調べで認めていて、証拠もあり、どうにも対応できなかった」との釈明を聞く限り、手をこまねいているだけだったことがよく分かる。

 だから、こんな声も出てくるのだろう。

「本人が無実を訴えても聞く耳を持たず、すぐに水連が罰金100万ウォン(約10万円)を肩代わりし、早々と冨田の選手登録停止処分を決めた。少しでも早く事態の収拾を図り、イメージ悪化を防ぎたかった思惑があったのでしょう。競泳は五輪のメダル有力種目。水連には多くのスポンサー企業が名を連ねている。ロンドン五輪では証券会社の協賛を得て金メダルを獲得した選手に報奨金3000万円(銀300万円、銅100万円)が用意されたのは記憶に新しい。仁川警察ともめたり、韓国司法を敵に回すなどして事を荒立てるよりも、冨田個人の問題として解決すれば、水連の面目は保てる。何よりもイメージダウンからスポンサー離れを招くのだけは避けたいと判断したとしても不思議ではありません」(放送局関係者)

 日本の競泳界にはジュニアも含めて国際レベルで通用する選手がゴロゴロおり、一部関係者からは「問題を起こした冨田がいなくても、日本の競泳界はビクともしない」という声が聞かれるのも事実だ。

 國田弁護士は「日本選手団の誰かが罠を仕掛けて陥れたとしか考えられない」と陰謀説まで口にした。この日の会見は韓国メディアも大きく報じ、各国の水泳関係者も注目している。窃盗疑惑の真偽はともかく、このゴタゴタ自体、醜態には違いない。世界に恥をさらして、「東京五輪」なんて笑われる。

■ 冨田選手無罪を主張 「せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』(2014.11.6)」より
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冨田選手が弁明会見 窃盗を否定 「盗み行為はやっていない。見知らぬ人物からカメラをバッグに入れられた」

韓国の仁川で開かれたアジア大会でカメラを盗んだとして略式起訴され、日本選手団から追放された競泳男子平泳ぎの冨田尚弥(25)が6日、「盗み行為はやっていない」として、名古屋市内で弁明の記者会見を開いた。見知らぬ人物からカメラを「バッグに入れられた」と主張している。

冨田は日本水泳連盟から2016年3月末までの選手登録停止処分を受けた。契約社員として所属していたデサントからは解雇された。

起訴内容によると冨田は9月25日、競泳会場で韓国メディアのカメラを盗んだ。 韓国警察の事情聴取に対して容疑を認め、被害者とは示談が成立している。


冨田尚弥選手が会見 JOC「映像は冨田選手と同席して確認」

競泳の冨田尚弥選手(25)の会見について、JOC(日本オリンピック委員会)が6日午後、会見を行い、「発言に驚いている。映像は、冨田選手と同席して、袋に入れたのを確認した」と述べた。冨田選手の主張とは、真っ向から食い違っていると、あらためて確認された。


このように確かに冨田選手には不利な証言も出ています。しかし、ここは彼の無罪の訴えを聞いてあげたい。ただ物足りなさを感じた。バックに入れたのは東洋風の人物で知らない言葉を話していたなどと弁護士は昨日語っていた。

この東洋風というのは余りにも範囲が広すぎて分からない。本当はハングルの言葉で韓国人と言った方がすっきりしたのではないか。その方が理解し易い。

やってもいない事を認めるのがおかしい・・・と思う人も多い筈です。しかし、異国の地で突然逮捕され、認めなければ帰れないぞ!などと脅されれば認めてしまう弱さを誰でも持っています。

ここは本人がやっていないと言明したのですから、韓国警察がその証拠となった映像を公開すれば良いと思います。本人がわざわざ記者会見まで開いて否定したのですから、このままにしておくと、韓国の警察がデッチ上げたと多くの日本人は思ってしまいます。

会見のまとめが2ちゃんにあったので貼っておきます。
(※mono.--以下略、詳細はブログ記事で)



何か、すっきりしないものを感じます。もしも、本人が言っている「やっていない」が本当ならば、何故にそのことをもっと明確に言わないのか?そこが不思議でなりません。

 「やっていない」のであれば、なぜやってもいない事で逮捕されたのか?そのことをもっと具体的に喋らなければ、この短いコメントだけでは何も分からないし、ただ釈然としないもやもやとしたモノが残ってしまいます。

 カメラは盗んではいないが、明るみにされるとそれ以上困ることをしてしまった。だからやってもいないカメラの窃盗を認めてしまった・・・・このような事も考えられるのではないか?

 あくまでも推測ですが、仮に選手村にやってきた韓国人女性に嵌められて、暴行を受けたなどと訴えられそうになったので、仕方なく窃盗の方が罪は軽いなどと警官に言われて仕方なく認めてしまった。

 こんな事だって考えられないことはない。目的は韓国の水泳選手で国民的英雄の朴 泰桓(パク・テファン)選手が不振だったので、その憂さ晴らしの為に日本人選手がパク選手の熱烈なファンに仕掛けられた。

 こんな事も一つに推測としては成り立ちます。このような事件であれば韓国警察としても余り事を荒立てたくはない。自分の国の競泳選手が不甲斐ないので、その嫌がらせの為に罠に嵌めたなどとは決して公表出来ない。

 しかし、だったらこの窃盗犯にされた日本人選手が黙ってそれに従うのもおかしいものです。だからネットの掲示板などでは恥ずかしい写真を撮られてしまったのではないか?そんな書き込みも見られた。

 確かに、何故カメラを盗もうとしたのか?その動機がいまいち不明です。そんなにお金に困っていて、日本に持ち帰って換金でもするつもりだったのか?どうも動機の面がハッキリしないので、自分の恥ずかしい姿を盗撮された、そのデーターチップを取り出そうとしていただけではなかったのか?

 そのように考えれば、動機の面もその窃盗と疑われた行為も全て説明がつくというものです。しかし、これも本人が何も言わないで沈黙してしまったら、この事件の真相は永久にヤミの中です。

 勿論、本人が窃盗をしたのに、「やっていない」と言っているだけかも知れません。余りにも衝撃的で信じがたい事件なので、どうしても裏があるのではないか?そのように思っていたさなかに本人が「やっていない」と発言すれば、これは冤罪の疑いもあると思うのが普通でしょう。

 【ハニートラップに引っかかり、恥ずかしい姿を撮られたことに気がついたので、それでそのカメラを奪おうとしたら、警察に通報されて逮捕された。】

 このように考える人も多いのではないか?私もその可能性があると思う。であれば、ここは本人は「やっていない」と言うだけではなく、もっと具体的に語らなければ窃盗犯の濡れ衣を晴らすことなど出来ない。

 産経新聞社の支局長の出国禁止措置もあります。認めなければ日本に返さないなどと脅しめいた取調べの可能性もあります。ここは真実を知っているのはこの日本人選手のみであり、彼が真実を語らねば全てはヤミの中です。

(※ 後略、詳細はブログ記事で)












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最終更新:2014年11月08日 18:16