※ ここでは、政治的・軍事的暴力を扱う。
世界情勢 / 世界の様子・事件




■ 世界を覆う「暴力に対する共鳴」は最後に何をもたらすのか 「DARKNESS(2015.2.24)」より
/
時代の流れというのは、とても大きなものだ。それは一個人や一政治家や一国が止めようと思っても止まるものではない。

時代はあらゆる人々の声を飲み込み、その時の最も研ぎ澄まされた声が拾い上げられ、そしてその声は「共鳴」しながら拡大していき、大河となっていく。

何が「共鳴」して広がっていくのかは、時代によって違う。

ある時代では「理想」を求める声が共鳴する。ある時代では「革新」を求める声が共鳴する。そして、ある時代では「平和」を求める声が共鳴する。

そして、ある時代では「対立」を求める声に共鳴する人たちが増えていき、それが押しとどめられなくなることもある。ある時代では「暴力」を求める声に共鳴する人たちが増えていき、それが大きな国家方針となることもある。

今は、世界中で「憎悪と暴力に対する共鳴」が広がっていることに気付く人も増えた。その声は局地的なものではない。濃淡はあるが、「暴力に対する共鳴」が深く、広く、伝播しつつある。そんな時代となっている。

世界中に拡散している「暴力への共鳴」
(※mono.--以下略、詳細はブログ記事で)

■ 次の時代は、世界中で暴力が渦巻く地獄の世界になっていく 「Darkness(2014.11.3)」より
/
2001年9月11日、アメリカで同時多発テロ事件が起きた。その後、すぐに首謀者アルカイダが潜んでいたアフガニスタンが攻撃されて、それ以来この国は「暴力の地」となった。

さらに、アメリカは2003年にイラクを攻撃する。以来、この国も「暴力地帯」と化した。

アラブは10年間、暴力に次ぐ暴力に揺れてきた。私たちが、もうアラブ地区の暴力に関心を失った後も、この地では暴力が吹き荒れていたのである。

この「暴力の波」はパキスタンやイランにも向かっていき、アラブ世界では恒常的な暴力が社会に深く根ざしていった。

2008年にアメリカは泥沼に陥ったアフガニスタン・イラク戦争に対する厭戦ムードが高まり、やがて中東からの撤兵を公約にしたオバマ大統領が2009年からアメリカの新しい指導者となった。

アメリカがアラブから消えていくのだから、アラブ世界の戦争は終結し、暴力は終結に向かうはずだった。ところが、現実はまったく逆の事態となってしまった。

(※mono.--中略、詳細はブログ記事で)
/
イスラム圏では、「暴力」がモノを言う無法地帯

今や中東からアフガニスタン・パキスタンまでの広大な地域で、子供たちは暴力の中で暮らしており、暴力に染まった子供たちが生き残れる世界と化している。

アフガニスタンでも、早い段階から子供たちが殺戮の現場で実際に大人から殺人の方法を学んでいる。(12歳の少年に人間の首を切断させるタリバン。狂気の一部始終)

イスラム国でも、兵士たちが自分たちの子供に殺人の英才教育を行っている。(銃を持ち、生首を蹴れ。殺人の英才教育を受ける子供たち)

もう中東一帯のイスラム圏では、「暴力」がモノを言う無法地帯となっていて、いかに他人を殺せるかが生き残るための必須事項となっている。

暴力が蔓延した地では、暴力をまとわなければ生きていけない。だから、暴力は暴力を呼ぶ。

圧倒的な暴力地帯で生き残れるのは、圧倒的な暴力を振るえる人間だけという地獄のような世界がそこに出現している。

当然、こうした暴力は生産性はまったくないので、必要なものや欲しいものがあれば、他から奪って来るしかない。つまり、暴力集団は、生産の代わりに略奪を必要とする。

だから、暴力はその周辺に向かってどんどん拡大していくことになる。

イスラム国が休むことなく領土を拡大していくのは、焼き畑農法と同じだ。何も生産しないから、周囲からどんどん奪っていくしか生き残れないからである。

そして、そういった暴力集団の性質が、どんどん野火のように周囲を焼き尽くして、暴力を蔓延させていく。















.
最終更新:2015年02月24日 21:17