● クマラスワミ報告
クマラスワミ報告(クマラスワミほうこく)とは1996年1月から2月にかけて国連人権委員会に報告された「女性への暴力特別報告」に関する報告書(E/CN.4/1996/53) 。スリランカ人の特別報告官ラディカ・クマーラスワーミー(英語版)(現・国際連合総務) の名前をとって日本では「クマラスワミ報告」もしくは「クマラスワミ報告書」と呼ばれ、特に同年1月4日に提出された日本の慰安婦について論じた附属文書1「戦時における軍事的性奴隷制問題に関する朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国および日本への訪問調査に基づく報告書」を、日本における慰安婦問題に関する議論では指す[1]。同付属文書1(Add.1)は、クマラスワミ報告は現在の女性問題についての報告を目的としていたが、韓国の市民団体からの「被害者は現在も生存している」という強い働きかけを受けて付録された文書である[2]。附属文書2(Add.2)は「家庭内暴力に関する立法」である。
報告書は1996年4月国連人権委員会で作業を「歓迎」し内容を「留意」するという決議が行われている。
☆ クマラスワミ報告 附属文書1 日本語訳 pdf



■ 社長謝罪の形で慰安婦誤報を隠した朝日新聞 「広義の強制性」スタンス変えず 「にゃんころりんのらくがき(2014.9.13)」より
(※ 前略、詳細はブログ記事で)
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国際社会の誤解を正せるか

 例えば最近、クマラスワミ氏が日本のメディアに登場した。慰安婦を「性奴隷」とし、日本に謝罪や賠償を勧告する1996(平成8)の国連報告書を作成した、あのクマラスワミ氏である。朝日が故吉田清治氏の記事を取り消したのを受けて共同通信がインタビューした。

 クマラスワミ報告は吉田証言を引用し、吉田氏が1000人もの女性を慰安婦として連行した奴隷狩りに加わっていた、としている。しかしインタビューに答えたク氏は、「(報告書の内容について)修正は必要ない」「(吉田証言は)証拠の一つにすぎない」といってのけた。

 報告は吉田証言だけでなく元慰安婦への聞き取りをもとにしている、とク氏主張しているのだが、その聞き取りも信頼性に乏しいこと、報告自体が極めていい加減なものであることが専門家から指摘されている。

 それでもク氏は修正しないというのだ。
ここまで強固に、「強制連行」という誤解は国際社会に浸透しているのである。ク氏はそれに汚染されているといってもよい。


「広義の強制性」があったということで、朝日はなにを言いたいのだろうか。慰安婦は「広義の性奴隷」であるとでもいいたいのだろうか。こんなことで国際社会の誤解を正していくことなどできない。
(大阪正論室長)

(※ 中略)
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「報告は落第点」 調査協力の秦氏
 クマラスワミ報告について、同氏の調査に協力した現代史家の秦郁彦氏は5日、読売新聞の取材に対し、「報告は『落第点』と言わざるを得ない内容だ」と厳しく批判した。

 秦氏は1995年7月、報告書をまとめるための調査をしていたクマラスワミ氏から聞き取りを受け、「吉田証言」は虚偽であることや、慰安婦は民間業者との闇で雇用契約を結んでいたことなどを詳細に説明したという。

だが、クマラスワミ報告は、吉田証言を採用。雇用契約についても、「秦氏は『大多数の慰安婦は日本陸軍と契約を交わした』と述べた」と秦氏の説明と逆の内容を記した。

 秦氏は「クマラスワミ氏は(強制連行の)結論ありきで、手段を選ばずにねじ曲げた」と指摘している。













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最終更新:2014年09月13日 18:06