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安倍内閣改造:統一地方選に向けて創価に阿る。 「スロウ忍ブログ(2014.9.3)」より
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今日発表される内閣改造で安倍首相は、財務相や外相、経済再生相などの主要閣僚は留任させる一方、谷垣禎一や小渕優子といった
親中派・親韓派議員を入閣させるようである。
安倍晋三首相は今回、内閣改造と自民党役員人事を断行するにあたり、長期政権を視野に布陣を敷いたようだ。とりわけ主眼を置いたのが、来春の統一地方選と来秋の党総裁選を乗り切るための挙党態勢の構築と公明党との連携強化だ。
どう考えても中韓を利するだけの人事にしか見えないわけだが、引用記事にもあるように、おそらくこの人事には、来春(2015年4月)の統一地方選対策という側面があるのだろう。
谷垣・小渕は共に親中派であり、また、公明党(=創価)にも受けの良い議員である。
(※ 中略)
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もし今後も公明党(創価)が安倍首相の邪魔をし続けるようであれば、再び、創価の“憲法20条(政教分離原則)違反”の話を蒸し返せば良いだけのことである。選挙が近づくと巷でよく目にする創価信者による強引かつ大胆な選挙活動だが、あれを憲法20条に合憲とみなすのは流石に困難であろう。公明党は、中途半端に“憲法”について喚けば喚くほど、それが致命的なほど強烈なブーメランとなって自らに突き刺さることになろう。公明党が今後採るべき最善の道は、今後の集団的自衛権の法整備には一切口出ししないことである。
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面白いメンバーを突っ込んできた感じはするが、概ね堅い布陣だと思われる。
ただ、女性活躍担当相とか意味分からない大臣も増えていて、一体何する人なのよ?という感想はあるな。
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内閣改造控え円売り・株買い:識者はこうみる 「ロイター(2014.9.2)」より
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[東京 2日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸。8月22日の直近高値1万5628円78銭を上抜き、7月31日以来となる高値水準となった。後場に入ると、上げ幅は一時250円を超えた。
朝方は小高いスタートとなったが、公的年金の運用改革に前向きな塩崎恭久政調会長代理が厚生労働相で入閣と報じられたことを手掛かりに円売り・株先買いの動きが強まったという。もっとも上げ幅に比べ現物市場の商いは盛り上がっておらず、短期筋主導との見方が多い。
市場関係者のコメントは以下の通り。
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●塩崎氏入閣報道を短期筋がはやす
<T&Dアセットマネジメント 運用統括部長 山中清氏>
アジア市場などと比べて日本株の上昇率が目立っており、塩崎氏の厚生労働相での入閣報道という国内要因をはやしている。ただ現物の商いがさほど出来ておらず、先物主導の短期的な動きとの印象が強い。3日に発足するとみられる第2次安倍改造内閣の顔ぶれだけをみて動くは目先の短期筋だ。日本株の方向感を決める海外長期マネーが動き出すのは具体的な政策を見極めてからだろう。
もっとも日本株に対して強気な見方は変わらない。消費増税後の景況感が想定より下振れしており、日銀による追加緩和への根強い期待感があるほか、円安進行が企業業績をサポートしており、日本株を取り巻く環境は良好とみている。
●日経平均の上値、週内は1万5850円が視野に
<ケイ・アセット代表 平野憲一氏 >
積極的に日本株が買われたというより、為替が大きく動いたことで、慌てて買いが入ったという印象だ。為替の方では仕掛け的な動きがあったのかもしれないが、そもそも伏線はあった。米国株市場は、連休前の数日間の動きをみると、好材料に市場が素直に反応する業績相場に戻ってきている。また国内では、先週末に発表されたGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の運用実績から、今後GPIFが外債買いを進め、円安効果をもたらすとの期待も広がっており、これ以上のドル安/円高はないのではとの見方がベースにあった。
塩崎恭久政調会長代理が入閣と報じられたことも、今日の相場には間違いなく好影響を及ぼしている。今週については、日経平均のレンジは1万5250円から1万5750円と予想していたが、為替が予想よりも動いた。25日移動平均線(1万5398円13銭=2日前場終了時点)からのかい離幅は上下3%程度が値動きの一つの目安となるが、週内は1万5850円が上値として視野に入ってきたとみている。
●米経済指標次第でドル105円トライ
<IG証券 マーケット・アナリスト 石川順一氏>
ドル/円は目先のレジスタンスポイントだった104.50円を上抜け、次は心理的フシ目の105円を突破できるかが焦点となった。そのカギはきょうから発表の続く米国の経済指標が握っている。
きょうのISM製造業景況指数から週末の雇用統計まで総じて市場予想を上回った場合は、ファンダメンタルズの改善期待の高まりから米株高が維持され、米金利に対する低下圧力も後退しやすい。株高と金利反発の両輪がドル/円をサポートし、105円をトライする可能性がある。
警戒するべきは米株式の下落だが、これを誘発する要因も経済指標にある。例えば雇用統計の非農業部門雇用者数が30万人を超えるような「強すぎる」内容となり、労働参加率や賃金の上昇が確認された場合は、米金利に対する上昇圧力が急速に強まる。そうなれば金利変動リスクが意識され、高値警戒感が出ている米株式市場で利益確定売りが出やすい。
米株安が米金利上昇によるドル高圧力を相殺し、ドル/円で上値が抑えられたり、反落する可能性があるので注意が必要だ。
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安倍首相:内閣改造、自民幹事長に谷垣氏-党内融和へ待機組登用 「ブルームバーグ(2014.9.3)」より
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9月3日(ブルームバーグ):安倍晋三首相は3日、内閣改造と自民党役員人事を行った。党幹事長に谷垣禎一前総裁を充てたほか、衆院当選8回ながら大臣経験がなかった山口俊一科学技術担当相ら「待機組」も一部を登用。人事断行は来年の自民党総裁選での再選も見据え、党内融和を図る狙いがあるとの見方が専門家の間から出ている。女性閣僚は小渕優子経済産業相ら5人で過去最多に並んだ。
内閣改造に先立ち、安倍首相は3日午前の自民党臨時総務会で幹事長に谷垣前法相、政調会長に稲田朋美前行政改革担当相、総務会長に二階俊博衆院予算委員長を充てる人事を公表した。谷垣氏は総務会メンバーへのあいさつで、政権をしっかり支えるよう「力を合わせて頑張っていただきたい」と語った。
政治評論家の浅川博忠氏は自民党内の事情について「民主党政権で3年3カ月下野して、60人からの初入閣有資格者がたまっている。ある程度それを消化してガス抜きをしないといけない」と指摘。改造内閣は党内融和を優先した「再選シフト内閣」になる、と語った。
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アベノミクス
アベノミクスの「3本の矢」のうち成長戦略の取りまとめ役だった甘利明経済再生担当相、党政調会長代理として党側から関わってきた塩崎恭久元官房長官の処遇も焦点だった。甘利氏は麻生太郎副総理兼財務相らとともに留任した。
塩崎氏は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)を所管する厚生労働相に就任した。塩崎氏は改革のための法改正を党内で主張してきた1人。第1次安倍内閣で官房長官を務めていた。
大阪大学名誉教授の八田達夫氏は、塩崎氏の起用について「第1次安倍内閣でいろんな改革を実行してきた実績がある。改革を推進していくという安倍さんの強いメッセージだ」との見方を示した。
このほか、菅義偉官房長官、岸田文雄外相、下村博文文部科学相、公明党の太田昭宏国土交通相が留任。地方創生担当相に石破氏、総務相に高市早苗氏、防衛相兼安全保障法制担当相に江渡聡徳前防衛副大臣を起用した。
総裁選
安倍首相の自民党総裁としての任期は来年9月に満了となる。長期政権を実現するには、これに先立ち行われる総裁選で再選されることが必要だが、最大のライバルとなる可能性があるのが12年の総裁選で決選投票を争った石破氏だ。
石破氏は8月25日のラジオ番組で自身の総裁選出馬について「その時の状況による」と発言。今回の人事をめぐって、67%の自民党支持層が幹事長続投を支持するとの毎日新聞の世論調査結果について聞かれ、それにお応えできたらいい、と続投に意欲を示した。
こうした発言に首相に近い議員は反発。麻生財務相は29日の会見で、石破氏の発言について問われ、「普通この時期、話題に出てくる人は発言しないもの」と指摘。「公共の電波を使ってばんばんしゃべる、珍しいなと思っていた」と皮肉った。
政治評論家の浅川氏は石破氏が幹事長続投など人事に関して発言したことについて「組織なんだから任命権者に一任するというのを示さないといけないのが、それに逆らう印象を与えた」と指摘。自民党内で石破氏は「組織の中ではやっていけないという印象を親安倍派だけではなく、中間派からも持たれた」との見方を示した。
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内閣改造でも止まらない安倍政権の下り坂 「植草一秀の『知られざる真実』(2014.9.3)」より
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安倍晋三首相が自民党役員人事と内閣改造を行った。
政権発足から間もなく2年の時間が経過する。
派閥均衡、女性登用、増税シフト
の三点が特徴である。
この新体制は本年12月以降に厳しい局面に移行する可能性が高い。
2015年には安倍政権が終焉する可能性が高いと考えられる。
最大の理由は、人選に大きな偏りがあることだ。
基本的に安倍氏の好き嫌いが反映されている。
好き嫌いが反映されることは普通のことであるかも知れないが、その好き嫌いの基準に問題がある。
言い方を変えると、首相に耳の痛い言葉を提示する者を遠ざけているのである。
唯一、菅義偉氏だけがご意見番であるが、異なる才能の持ち主を積極的に登用して内閣の能力を高める姿勢が欠けている。
仲良しグループが形成されるわけで、逆風にさらされると一気に基盤が揺らぐ。
2014年12月以降に、安倍政権の苦境が急速に強まることになるだろう。
(※ 以下略、詳細はブログ記事で)
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