● ペトロ・ポロシェンコ〔Wikipedia〕
ペトロ・オレクシイオヴィチ・ポロシェンコ(ウクライナ語: Петро Олексійович Порошенко、1965年9月26日 - )は、ウクライナの実業家、政治家。第5代ウクライナの大統領。 人気菓子メーカー「ロシェン」のオーナーであることから「チョコレート王」ともあだ名されるウクライナ有数の富豪で、1998年に政界に進出してからは親露派政党である地域党の結成に関わった後、ユシチェンコ大統領、ヤヌコーヴィチ大統領らの下で国家安全保障・国防会議メンバー、外相、経済発展・貿易相などの要職を歴任、2007年2月から2012年まではウクライナの中央銀行であるウクライナ国立銀行の理事長もつとめた。 2014年にヤヌコーヴィチ政権を崩壊させたウクライナ反政府デモでは、デモを財政面で支援したとも報じられる[6]。その後、2014年5月に行われた大統領選挙に出馬、1回目の投票で54%超の票を獲得して第5代ウクライナ大統領に選出された。
氏名のロシア語表記は Пётр Алексеевич Порошенко で、この転写から一部報道などではピョートル・アレクセーヴィチ・ポロシェンコとも表記される。



ウクライナ
■ ウクライナの新大統領は「西側」の傀儡政権と結びつくと公言しているが、強硬策はEUから逆風 「櫻井ジャーナル(2014.6.9)」より
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 ウクライナの大統領にペトロ・ポロシェンコが就任した。10億ドル以上の資産を持つというイスラエル系オリガルヒで、「チョコレート王」、あるいは「チョコレート・マフィア」と呼ばれている。今週中に東部の戦闘を終わらせるべきだと発言、ロシアと話し合う姿勢を見せているが、これはアメリカ政府/NATOの軍事強硬策が行き詰まり、EUの内部で不協和音を生じ始めていることから出てきたのだろう。

 ポロシェンコも「西側」の傀儡にすぎず、「オレンジ革命」で登場した銀行員あがりのビクトル・ユシチェンコと親しかった。この「革命」は2004年から05年にかけて展開された体制転覆運動。その背後には「西側」の支配層やロシアからイギリスへ亡命した富豪でイスラエルの市民権を少なくとも一時期は持っていたボリス・ベレゾフスキーらがスポンサーとして存在していた。当時、ユシチェンコはポロシェンコと友好的な関係にあったようだが、ビクトル・ヤヌコビッチが大統領になると新大統領へ接近している。「オレンジ革命」の前にはヤヌコビッチに近かった。
(※ 中略)
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 ウクライナ西部の人びともユシチェンコ元大統領やティモシェンコ元首相を拒否したのだが、彼らが選んだポロシェンコはユシチェンコとティモシェンコの連合体だという茶番劇。おまけにネオ・ナチ付きだ。この新政権も動かすことになるのだろうアメリカ政府は軍事顧問団をウクライナへ入れるなど戦闘態勢の整備を急いでいる。

 こうしてみると、アメリカ政府/NATOは軍事的にウクライナを制圧する方針を変更していないようなのだが、問題はEUの動き。アメリカのカネで縛られている首脳も多いようだが、反発も強まっている。アメリカへ従属する政策を続けるなら、EUは空中分解するだろう。そうした事態になったなら、1960年代から1980年頃までイタリアで実行されたような「擬装テロ」を始めるか、一気にロシアとの戦争へ突入する可能性もある。


■ ペトロ・ポロシェンコが関わっていたもの、武器と売春と麻薬 「マスコミに載らない海外記事(2014.5.26)」より
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Gregory KOLYADA

2014年5月24日 00:00

Strategic Culture Foundation

 日曜日のウクライナ大統領選挙に参加者する人々がどれほど少数であろうと、結果は事前に分かっている - アメリカのお気に入り、ペトロ・ポロシェンコが大統領選の勝者として宣言されるだろう。
 結果は更に国家分裂を推進するだろう。
 多くの地域は、政府の金を懐に入れたことで悪名が高いこのチョコレート王を大統領として認めることを拒否している。
 ポロシェンコは、ジョー・バイデン、ビクトリア・ヌーランドやジェフリー・パイアトから与えられた全ての命令を、たとえ几帳面に実行したとて、血みどろの紛争を止められる見込みはない。そもそも、流血の惨事を終わらせるという任務など、決してアメリカの親玉から与えられてはいないのだ…

 億万長者ポロシェンコは、ソ連時代の管財人達の金をロンダリングすることで、事業を始めた。彼は決して自分で事業を始めた起業家ではない。話はでっちあげだ。
 1986年に大規模窃盗のかどで罪に問われた父親の犯罪関係とのコネのおかげで、他人より有利に事業を始めることができたのだ。服役を終えた父親ポロシェンコは、息子を巻き込んで、事業を始めたのだった。
 事業は汚らしいもので、全て暴力団によって国有財産を略奪することから始まっていた。ポロシェンコ家はウクライナ国外にも事業を拡大する計画を持っている。
 著名なキエフを本拠とする弁護士タチヤーナ・ミコヤンは、この一家が沿ドニエストル共和国でしたことを覚えている。‘1990年代はひどいものでした。違法な武器、売春、麻薬 - こうした全てが父親と息子の儲けになりました’。父親ポロシェンコは功績で褒賞された。
 2009年、息子ペトロ・ポロシェンコが、その子供達の名づけ親、当時のユーシェンコ大統領に払った金で買ったウクライナ英雄賞を受賞したのだ。
 次期大統領志望者は、予算財源を着服することで有名だ。彼は何もないところから金を生み出す方法を知っている人物だという評判だ。大規模賄賂事件や、露骨なロビー活動、予算横領、脱税、株を手に入れる為の違法行為、政敵や商売仇の肉体的な恫喝に関与したとして、彼は何度も非難されてきた。確かに、彼はただの詐欺師ではなく、実業界の大物、多分野にわたる巨大企業帝国の所有者だ。

(※ 以下略、詳細はブログ記事で。なお、記事は行変えが少なく読みにくいと思われるので、編集転載。)










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最終更新:2014年06月10日 21:37