● 連合国(第二次世界大戦)〔Wikipedia〕
第二次世界大戦における連合国(れんごうこく、Allies、United Nations)とは、枢軸国(ドイツ、イタリア、日本など)と敵対した国家連合。一般的に連合国共同宣言に署名した国などが該当する。

● 枢軸国〔Wikipedia〕
第二次世界大戦時に連合国と戦った諸国を指す言葉。ドイツ、日本、イタリア、フィンランド、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、タイなど




★■ 我々は新たな世界秩序の形成を目の当たりにしている 「スプートニク(2015.12.29)」より
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リュドミラ サーキャン

世界は乱気流に突入した。我々の慣れ親しんだかつての世界秩序は、勢いを持って台頭してくる新たなそれに、押しやられている。現在の世界は、より不安定な、より動的な、より警戒すべきものに、またそれゆえに、より面白いものになる。高等経済学院世界経済国際政治学部長でロシア外交国防政策評議会の名誉会員であるセルゲイ・カラガノフ氏の言葉だ。

「行く年の色々な出来事は、戦後の国際関係システムが完全に役に立たなくなったことを示している。目の当たり、新たな世界秩序が形成されていっている。それがどのようなものになるか、予測は困難だ。しかし、いくつかの新たな傾向は指摘できる。第一に、中国の役割が大幅に高まった。来たるべき世界で、中国が、新たな超大国となり、米国の強力なライバルとなるチャンスは、大いにある。いま中国は、プレゼンスを旺盛に拡大している。東南アジアやアフリカだけではない。中央アジアでもだ。そこで中国の国益は、ロシアのそれと交差する。つい先ごろ、多くの専門家が、中央アジアで露中が衝突することは避けられない、との予測を立てたが、今のところ双方とも、衝突は回避できている。もし中国のシルクロード経済ベルトとユーラシア経済共同体の接合という理念が実現されたなら、ロシアと中国の戦略的同盟関係は、次なる世界秩序におけるひとつの極となり得る。このコンセプトがどれだけの実効性をもつのかは、時が来れば分かろう」

カラガノフ氏は、遅かれ早かれロシアと米国の関係は正常化する、と確信している。両大国の対立は全世界を緊張させているからだ。ただし、米国は世界における影響力を喪失する、とカラガノフ氏。
「この傾向が顕在化したのはここ3-4年だが、機はとうに熟していたのだ。2003年に米国の力は頂点を迎え、以後は著しく影響力を喪失している。アフガニスタン、イラク、リビアと、中近東でむやみに戦争に参加したためだ。これら紛争への軍事介入は、ほとんど全て、米国にとっては失敗に終わった。つまり、膨大な費用および外交的資源は、結果的に、どぶに捨てられたのだ。一方では、いまだに尾を引いている2008-2009年の世界経済危機で、西側の自由経済モデルの唯一無二性神話が崩壊した」
カラガノフ氏は欧州の動向に強い落胆を示している。氏の見るところ、欧州危機は実存的なものであり、出口は見えない。
「欧州危機の原因の一端は、非効率的かつ老朽化した社会システムにある。大々的な改革が必要だ。冷戦中に共産主義に代わるものとして打ち立てられた社会システムは、のち、経済における停滞現象となった。労働生産性は一貫して落ち続け、社会保障費は増大した。結果、欧州は、急速に成長するアジア諸国、特に中国に、経済的に敗北を喫するようになった。欧州の政治指導者たちは今、混乱している。使えるリソースはほぼ使いつくしてしまい、有権者たちの気分を理解することも止めてしまった。その結果、移民をめぐる危機的状況が起き、現代の欧州共同体のあらゆる重大問題が表面化してしまったのだ」
ロシアについては、カルガノフ氏は、ロシアにも欧州に劣らず大々的な改革が必要だ、と述べている。必要なのは21世紀の諸々の課題に即した改革だ。
「ロシアは今欧州が直面している困難を、意地悪く喜んでなどいてはならない。欧州の弱体化は、すなわち、ピョートル大帝以来ロシアが指針としてきた発展モデルが崩壊することを意味するのだ。しかし、色々な理由があって、ロシアでもまた、とうの昔に機が熟していた経済改革が、今もって実行されていない。もし我々がこのまま手をこまねいているなら、来たる21世紀の政治・経済・軍事戦略競争において、敗北は必至である。ただ、極東の集中的発展、それからアジア諸国への接近という方向性は、間違っていない。極東がロシアの将来における経済成長のエンジンとなる可能性は大である」
カラガノフ氏によれば、いま中東で起こっていることは、完全に想定内であった。
「歴史的、文化的、宗教的理由から、今のイスラムは、現代の挑戦に相応の回答を見つけられないでいる。だから地域のムスリム諸国は絶えず成長におくれを生じるのだ。長年かけて蓄積されていた潜在的緊張が、4年前、中東で噴出した。『アラブの春』だ。このプロセスがなお十年長引くこともあり得る。今年ロシア政府は、そのプロセスへの介入を試みた。シリア内戦への介入だ。それにはいくつかの理由がある。イスラム主義のテロリズムの芽を、ロシア領内に波及しないうちに、摘みとる狙い。西側との実り多き協力のための新たな土台を築く試み。国際社会におけるロシアの立場を強化する意図。これら課題がどの程度クリアされたのか、まだ評価する時期ではない。ロシアがずぶずぶとシリア紛争の泥沼にからめとられていく危険が現実的なものとして存在しているからだ」
グローバリゼーションの進行により、たとえ一カ国の問題であっても、しばしばその問題は隣国に及び、時には地域全体を、または全世界を巻き込んでいく。それでもカルガノフ氏は、未来を楽観視している。なぜなら氏は、次のように見ているからだ。「情報革命により、政治指導者たちは、たとえ権威主義的体制であっても、より多く世論の影響を受けるようになっている。世論は偉大な力だ」。


■ 世界秩序体制が変化しはじめている 「ねずさんの ひとりごと(2014.3.6)」より
(※ 長文ですが掲載します。前半は略。詳細はブログ記事で。なお太字赤字はmonosepia)
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ただ、今年に入ってからの一連の動きは、実は、戦後の動きとは、一線を画する、実に大きな変化が起きていることに、みなさまはお気づきでしょうか。

ロシアは、国連の5大国のひとつです。
この5大国は、安全保障理事国であり、この 安全保障理事国は独断による世界の警察機能が国連憲章上認められた国家 です。
ですから、同じ国連加盟国でも、その他の国々は、何らかの国際紛争があった場合、いきなり軍事を起こせば、たとえその軍事行動にいかなる正当性があろうと、世界を敵に回して国連が組成する連合軍によって軍事的制裁を受けることになります。

そのひとつの例が、かつてのフセインのイラクです。
イラクは、クエートに軍事介入したことを咎められて、米国を中心とした国連軍によって攻められ、フセイン政権は崩壊しました。
歴史的にみれば、クエートはイラクの一部であり、当時のイラクにとってはクエートへの軍事介入は、いわば国内問題でした。
ですからフセインにしてみても、まさかそのことが原因で、自国が攻められることになるなどとは、想像だにしていなかったことだったのです。

ところが、 戦後の国連秩序体制は、国連憲章上、5大国以外の国は、軍事は基本独断では行ってはいけないことになっています
まずは話し合いをし、口喧嘩をしたうえで、5大安全保障理事国が軍事介入すると決めてくれて、はじめて軍が動かせる。そういう仕組みになっています。

イラクは、それをせず、独断で軍の行動を起こしたから、国連軍によって叩かれるという事態を招いた わけです。

では、中共政府によるチベットや、トルキスタンへの軍事侵攻、旧満州の併呑、ベトナムへの軍事侵攻(中越戦争)、昨今の南シナ海への一方的な軍事侵攻などは、どうして国連によって問題視されないのでしょうか。
その理由は、中共政府が、5大安全保障理事国の一国だから です。

安全保障理事国は、世界の平和と安定のために、勝手に軍事力を行使できる。
それが国連憲章上のタテマエなのです。

ロシアも、この5大安全保障理事国のひとつです。
ですから、勝手な軍事行動は、正当化されます。
グルジア侵攻や、アフガンでの代理戦争など、旧ソ連やいまのロシアの軍による勝手な侵攻は、これまでにも多々起こっていますが、それに対して、国連を中心とした国際社会が制裁を科すということは、これまでにはなかったことです。
なぜなら、ソ連も、その後を継ぐロシアも、5大安全保障理事国のひとつだからです。

ところが、今回のウクライナ問題に関しては、米、英、仏などが、こぞってロシアに対する非難をしはじめました。
このことは、実はとても重大なことなのです。

というのは、何をやっても許されるはずの国連安全保障理事国が、他の安全保障理事国によって非難されているという事態だからです。

これは、戦後の世界秩序の根幹となっていた国連秩序の崩壊を意味します。
つまり、たとえ5大安全保障理事国であったとしても、非道を働けば、他の安全保障理事国から制裁を受けるということを意味するからです。

ということは、中共政府による非道な軍事行動に対しても、もはや国際社会は中共が安全保障理事国だから放置するというわけにはいかなくなった、ということです。
これは新しい事態です。

日本は、その国連秩序の上からは、「敵国」とされ ていということは、みなさまご存知の通りです。
「敵国」とは何かといえば、わかりやすくたとえていえば、国家そのものが「悪魔」だということです。
悪魔に対しては、何を言っても許されます。
ですから、悪魔が20万人の少女を拉致し、強姦し、性奴隷にしたとか、人口25万の南京で30万人を虐殺したとか、一本の日本刀で百人を斬り殺したとか、荒唐無稽としかいえないような非難であったとしても、相手が悪魔なのですから、何を言っても許される。
悪魔を罵る者は、正義の味方であり、ヒーローだからです。

それが戦後のこれまでの現実の世界国連秩序体制でした。
悪魔は、何をいいわけしても、悪魔は悪魔です。
そして、あろうことか朝鮮戦争の際に、朝鮮人が朝鮮人に対してしたことも日本のせい、中共政府が働いたありとあらゆる非道も、日本のせい。
本当の悪魔が、仮想悪魔である日本に対して、ありとあらゆる非道を、すべて日本のせいにし続けて来たというのが、実は、戦後国際秩序体制そのものであったわけです。

その悪魔の国は、世界に7つあります。
日本と、ドイツ、イタリア、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、フィンランド です。

国連において、日本は世界第二位の献金国だから、日本の国際社会における地位は、もっと良くなってしかるべきだという、おっちょこちょいの学者や評論家がいますが、世の中はそんなに甘くありません。
悪魔は、いくら改心して献金したとしても、悪魔は悪魔なのです。

ところが、こうした国連秩序体制が、 今回のウクライナ情勢は、根こそぎ崩壊しようとしている現実にあることが証明されようとしています

同時に日本国内においても、また米国社会内部においても、ここにきて、日本人=悪魔という図式に対して、真っ向から抵抗しようという姿勢があらわれはじめています。
これまで悪魔とされていた国が、実は、きわめてまっとうな正義の国であり、日本を悪魔呼ばわりしていた国こそが、実は悪魔そのものであったのだという現実が、世界中に知れ渡りはじめたのです。

ウクライナで起きていることは、地球の反対側で起きている、わたしたち日本人とは何の関係もない事件などでは決してありません。
世界はつながっているのです。

おそらく、世界はいま、新たな国際秩序体制の構築を求めて動き出したのではないかと思います。
そしてその中心となる概念は、情報、つまり「シラス」ことにあるのではないかと思います。

世界は、動いています。
かつて正しいとされていたことが、ある日を境に悪となり、かつて悪とされていたことが、ある日を境に、善に変わる。
その根幹にあるのは、事実(ファクト)です。