★ 宇都宮健児氏が出馬を断念した内幕を明かした! 「早く降りろ」と大量メール 「これでは市民運動は衰退する…」 「産経新聞(2016.8.15)」より
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東京都知事選(7月14日告示、31日投開票)で、一時は立候補を表明しながら、告示前日の7月13日に立候補を見送った元日本弁護士連合会会長で弁護士の宇都宮健児氏(69)が産経新聞のインタビューに応じ、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産など推薦=を野党統一候補として擁立する際のいきさつなどを語った。(三枝玄太郎)

 --立候補断念の際の記者会見でもおっしゃっていましたが、誹謗中傷があったようですね

 「7月11日に野党共闘という形で鳥越さんが立候補することになり、私の選対事務局には『降りろ』といった電話やメールが殺到していたんです」

 --帝国ホテルで鳥越さんと会われたんですよね

 「12日に鳥越さんが帝国ホテルで出馬会見をしました。その後にお会いしました」

 「最初は古賀(茂明元経済産業省官僚)さんが立候補するという話でした。古賀さんはテレビやラジオで『宇都宮さんと話したい』とおっしゃっていた。それが急遽、鳥越さんに代わったので、こちらから『会いたい』と鳥越さんサイドに連絡しました。そのとき、もう告示日の14日まで12、13日しかない。だから鳥越さんの出馬会見の直後にお会いしたんです」

+ 続き
「ところが帝国ホテルに行くと、2人だけが会談するための部屋が用意されていた。そこで『こういうことはオープンな席で』とこちらからお願いして、マスコミを入れてあいさつしました。こちらからも数人、向こうは鳥越さんのほかに民進党の関係者が大勢いました」

 「『どういう思いで立候補されるのですか』と聞いたら、鳥越さんは『参院選で改憲勢力が3分の2を取った。危機感を抱いて出馬を決意した』とおっしゃった。そこで『都政についてはどう考えていますか』と聞くと『これから考える』と言うのです。そんなわけで政策という意味で意見交換をしたかったのですが、できませんでした。そこで前日に記者会見で発表した政策資料を渡しました」

 --その後はどうされたんですか

 「選対事務所に戻ってどうすべきか支持者の方と話し合ったんです。午後9時半ごろから11時ごろまでやりました。『もう撤退しよう』という慎重派と、『断固出馬すべきだ』という積極派に分かれて激論になりました。政党に近い人に慎重派、無党派の方が積極派が多かったかな。私はどちらかというと、主戦派でした」

 --鳥越さんサイドからはその後、アプローチが?

「いいえ。まさにその激論の最中に鳥越さんサイドから『会いたい』と選対の海渡雄一弁護士(福島瑞穂衆院議員のパートナー)に連絡があったんです。もう夜遅いし、議論でヘトヘトになっていたので、『翌日にお願いします』ということで、翌日に会うことになりました」

 「ちょうど、テレビ朝日のワイドスクランブルに午後零時半から出演することになっていたし、午後2時からは日本記者クラブで公開討論会が予定されていました。そこで、それが終わった後に、午後4時ごろから弁護士会館の相談室でお会いしました」

 --そこではどんな会話がありましたか

 「鳥越さんと手塚仁雄(よしお)元衆院議員が来られました。鳥越さんは私が前日に渡した政策資料について『読ませてもらったが、賛成です』とおっしゃいました。政策資料には目を通したらしく、線が引いてありました」

 「ただ築地市場の移転問題があります。あそこは11月7日には豊洲への移転が決まっている。6000億円が費やされていますが、土壌汚染対策が不十分で、その上、市場で働く人や仲卸業者の多くが移転に反対している。これについてはどうか、と聞くと、それも『(宇都宮さんの意見に)賛成だ』と答えました。外環道の整備も見直すべきだ、と言うと、それも『(宇都宮さんに)賛成する』と言う。横田基地へのオスプレイ配備についても『反対します』とおっしゃった」

 --それで政策合意ができたのですね

 「いや。鳥越さんサイドはどうも政策を丸呑みすれば、私が降りてくれると期待したようです。しかし、それは口頭でのやりとりであって、政策協定ではありません。参院選では、安保法制の廃止などの点で、野党側は政策協定を結んでいたから、与党側から『野合だ』と批判されても、はね返せたんです。ところが、都知事選では野党間の政策協定はなかった。私が鳥越さんの政策に納得して出馬をやめたというのは違うんです」

 「私としては、降りるにしても出馬するにしても、選対での討論の結果を見て、私自身が決めようと思っていました。だから『出馬するとなったら正々堂々と政策討論をやりましょう』と言って別れたんです」

 --するとどういうわけで告示直前の出馬取りやめとなったのですか

 「こうなったら政党関係者を除外して無党派だけでやろうかとも考えました。(※1)市民連合は鳥越支持を表明していました。無党派の人の中には、市民連合に近い立場の人もいましたし、市民連合との対立に悩んでいる人もいました。メール、電話の7~8割は『早く降りろ』『いつまでやっているんだ』という出馬辞退を促すものでした。『出たって受かりっこないのに』などというさまざまな誹謗中傷もありました。これが31日まで続いて、選挙運動を持ちこたえられるだろうか。1400カ所にポスターを貼らなければいけないんですよ。ちょっときついかもしれない。それでも政党に近い人たちは党から除名になってもやる、と言ってくれました」

「今回は保守が小池、増田の2候補に分裂している。この千載一遇のチャンスを逃してはいけない。最終的に私が『市民運動の分裂を回避する意味でも一歩後退二歩前進ということで納得してほしい』と選対やボランティアにお願いしました」

 --残念な気持ちがあったのではないですか

 「そうですね。私たちはずっと都議会の傍聴や都政の勉強を続けてきました。先進的な改革を行っているというソウル市を視察したりもしていました」

 「数百人がポスティングをしてくれていました。中には私の出馬断念を知らずに13日夜も続けてくれていた人もいました。そういう人たちに敬意を表してほしい。誹謗中傷はやめてほしいと思いました」(出馬断念会見は13日午後7時45分から)

 「20日にボランティアの皆さんの慰労会を昼の部と夜の部に分けて2回やりました。四谷のビルの5階を借りて選挙事務所にしていたのですが、そこでやりました。1人で9千枚もポスティングしていた人もいた、という話がその席で出ました」

 --(出馬断念の)13日以降、嫌がらせはなくなったんですか

 「『よく下りた』『よく決断した』というものに変わりました」

 --その潮目が変わったのが週刊文春の「淫行」報道ですね

 「7月21日発売の7月28日号ですね」

「7月27日午前10時前くらいに、鳥越さん本人から私の携帯電話に電話がありました。『会ってお話をしたい。応援をしていただきたい』ということでした。また午前10時過ぎごろに松原仁(衆院議員)さんと初鹿明博(衆院議員)さんがアポイントなしに(本郷の)東京市民法律事務所に来ている、と事務所の方から連絡があったんです。そこで電話で松原さんと私が話をしました」

 「松原さんは『情勢が非常に厳しい。このままでは鳥越氏が3位になる危険性がある』とおっしゃいました。何でも私のコアな支持層が、松原さんの選挙区にある八潮団地というところにいるらしく、松原さんによると、その人たちが小池さんに入れると言っているという。『宇都宮さんが応援演説に立つことで流れを鳥越さんに引き戻したい』ということでした」

 --それに対しては?

 「私の選対で対応を協議しますと言いました」

 「27日に(※2)『応援要請へのご回答』という文書を出して、鳥越氏サイドに送っています。これには(1)築地市場の移転計画の見直し(2)横田基地へのオスプレイ配備の反対(3)外環道などの都市計画道路の整備について抜本的に見直すこと(4)夜間定時制高校の閉課程の決定を凍結させること(5)東京都独自の給付型奨学金の創設の検討(6)公契約条例を制定し、都の関連事業で働く労働者の賃金を段階的に1500円以上にすること(7)貧困対策のプログラムを着任1年以内に策定、公表すること、といった政策の実現に向けて誠実に努力してほしい、と書かれています」

 --ほかに条件は?

 「女性の人権問題についてです。鳥越さんサイドは、週刊文春と新潮の報道内容を事実無根として刑事告訴していました。しかし、女性の証言がある以上、事実無根とするのは女性へのさらなる人権侵害と考えました。そこで鳥越さん自らが記者会見する場を設けて、説明責任を果たしてほしい、と申し入れました」

 「もうひとつ、鳥越さんは候補者間の政策討論を欠席していました。それを明日(28日)以降は出席するようにしてほしい、という要請です」

 --それに対する返答は?

 「その日のうちに回答がありました。政策の履行と討論会の出席は応じていただきましたが、女性問題に関しては文書で『事実無根』との趣旨の回答がありました」

 --そこで応援演説は取りやめるわけですね

 「ええ。女性の人権に関わる内容ですし、私も人権問題に携わってきたわけですから、その原則を曲げるわけにはいきませんでした。それに事実無根であるという反証もありません。そこでこれまでの対応を変えないということであれば、応援に立つことはできないという回答文を28日に出したわけです」

 --結局、応援演説に立たなかった。どうなりましたか

 「もともと選挙戦の途中から『なぜ応援に行かないのか』という電話やメールはかなりありました。降りたときから『早く応援に』という趣旨の電話などは来ていたのです。それがまた誹謗中傷に変わりました」

 「細川護煕(元首相)さんが脱原発を訴えて出馬し、小泉(純一郎元首相)さんが応援した前回の平成26年の都知事選の際も同じようなことがありました。あのときは市民グループが『降りろ』と言ってきたり、野党候補を一本化すべきという声明が文化人の間から出ていました。そこで公開の場での政策討論を呼びかけたのですが、細川さんサイドは応じませんでした。あのときも猛烈な誹謗中傷がありました。『三輪車と戦車の戦いだ』。もちろんこっちが三輪車で、細川陣営が戦車ということです。また『細川選対はプロだが、宇都宮陣営はアマチュアの集まりだ。勝てる訳がない』とか」

 「前回のときも、(※3)著名なルポライターや作家の方が私の行く先々で待っていて、『降りてくれ』と迫ってきた。今回のことを経験して思ったのは、日本の市民運動の未熟さです。『おまえは降りろ』と圧力をかけたり、知名度頼みの人気投票のような選挙をやっていてはダメです」

「公開討論会で開かれた議論をする。そういった過程を踏まないで、知名度優先で知事候補を選んでいる。今回は民進党中心に候補者選びが進んでいて、それがトップダウンで決まって、それに市民連合などが従った形になっています。政党が前面に出すぎているのが選挙運動の形を弱めています」

 「都知事選は東京都の問題を議論する場です。それが今回は都知事選を利用して安倍政権に一矢報いるというのがテーマになってしまった。だから有権者に鳥越さんの声は届かなかったんです」

 「議論が密室で進められて私たちの目には何も見えなかった。野党統一候補を立てるということが決まって、(俳優の)石田純一さんの話が出たのが7月8日、古賀茂明さんの話が出たのは7月11日、東京都連が中心に古賀さんを決めて、民進党本部もいったんは承認したと聞いています。それがその日の夜には鳥越さんに決まって、翌日には記者会見です」

 --今回の都知事選を見てどう思いますか

 「いろいろな意味で野党側の惨敗です。この結果を、野党4党と市民連合は直視すべきです。惨敗の総括をして原因を突き詰め、改革を進めなければ同じことを繰り返すだけです」

 (※1)市民連合 民進、共産、社民、生活の野党4党が政策協定を結んだ市民団体。正式名称は「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」。

 SEALs(自由と民主主義のための学生緊急行動、シールズ)や立憲デモクラシーの会、安保関連法に反対するママの会、安全保障関連法に反対する学者の会、戦争をさせない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会の5団体が母体。

 (※2)7月27日と28日の2日間に宇都宮陣営が出した文書は「希望のまち東京をつくる会」のHP(ホームページ)で選挙後に公開されている。

 (※3)宇都宮氏は実名で名前を挙げたが、匿名を希望したため匿名とする。名前が挙がった2人とも、鳥越氏の応援演説に立っている。


■ 何を今更宇都宮w ってかこの話選挙直前に出てたのに何故消えてたのかねぇ・・・そっちの方が気になるわ 「日々のストレス溜まりまくり(2016.8.14)」より
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(※mono.--詳細はブログ記事で)


■ 「密室で決め、無条件に支持する市民運動」 宇都宮氏はこうして鳥越氏を見限った【都知事選2016】 「J-castnews(2016.8.1)」より
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 2016年7月31日の東京都知事選の投開票をうけ、告示日前夜に出馬を取り下げた宇都宮健児・元日弁連会長が同日夜、複雑な心境を告白した。

 今回、ジャーナリスト・鳥越俊太郎氏を候補者として擁立した野党4党や市民連合に「安倍政権に民主主義を求めるなら、自分たちの運動の中で民主主義を作らないといけない」と指摘。リベラル勢力にとって「耳の痛い」内容となった。

事務所にかかってきた「降りろ、辞めろ、バカ」の電話

 宇都宮氏は16年7月31日、ニコニコ生放送の選挙特番「開票特番 投票が終わったので言いたい事を言う放送」に登場し、鳥越氏への思いや出馬辞退の「真相」を打ち明けた。

 まず、鳥越氏について、「週刊文春」(7月21日発売)が報じた「淫行疑惑」に言及。

「あれだけ週刊誌で具体的な事実が出されている。彼はジャーナリストなので説明責任を果たすべきだ。『事実無根、刑事告訴』じゃ都民に対して納得のいく説明になっていない」
とただした。

 宇都宮氏は同日、鳥越陣営からの応援要請に対する回答文書も公式サイトで公開しているが、その中でも文春記事を「事実無根と考えることはできません」と断言。記者会見など公開の場で説明責任を果たすよう鳥越氏に求めている。

 また、出馬辞退の経緯に話が及ぶと、「野党が選挙に勝つ千載一遇のチャンスだということで、苦渋の決断をした」と悔しさをにじませた。

 合わせて、「私を支えてくれた若い人が色々な意味で誹謗中傷とか、運動の分断に悩んでいた」「私の事務所に『降りろ、辞めろ、バカ』とぼろくその電話がかかってきた。選挙事務所へのメールも7~8割が『降りろ』だった」と出馬宣言から辞退までの日々を振り返った。

「こういうあり方をしている限り、日本のリベラルは勝てない」

 その後、鳥越氏を支持した野党4党や市民連合に「安倍政権に対して民主主義を求めるなら、自分たちの運動の中で民主主義を作らないといけない」「『安倍政権の独裁に反対する』と言いながら、政党が密室で決めた候補を無条件に支持するような市民運動なんですよ。こういうようなあり方をしている限り、日本のリベラルは勝てない」と強い口調で苦言を呈した。

 また、ニュースメディア「IWJ」が同日公開したインタビュー動画の中でも、野党連合に対して「ただ安倍政権に一矢報いるため革新知事を誕生させればいいなんて甘い話ではない」と釘をさしている。


■ 前回宇都宮氏選対 vs. 澤藤統一郎氏のバトルのその後 「kojitakenの日記(2014.1.7)」より
(※ 前半は大幅に略、詳細はブログ記事で)
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いずれにせよ、澤藤氏のブログに最初の告発が掲載された昨年12月21日から半月が経過しています。その間、一昨年の都知事選における宇都宮氏の選対の人たちは、澤藤氏の告発を黙殺していたと言われても止むを得ないのではないでしょうか。

なお、選挙違反の問題については、「きまぐれな日々」の記事にも書いたように、私は論じませんし、現時点では宇都宮氏選対と澤藤弁護士のどちらの側に立つものでもありません。「宇都宮健児氏を支持する前にやるべきことがある」と仰る醍醐聰東大名誉教授(会計学)の第三者的な論考に注目したいと思います。私は、醍醐聰氏の下記の指摘に共感するものです。


宇都宮健児氏を支持する前にやるべきことがある(1): 醍醐聰のブログ(2014年1月4日)より
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市民運動全般に通じる悪弊の氷山の一角

 辞退の返答を思案する過程で私が入手した旧宇都宮選対の体質に関わる情報、それを正すために宇都宮氏がどのように対応したかを示す情報は、私自身が近年、市民運動に係わる中で体験したいわゆる革新陣営(個人か団体かを問わない)の中に少なからず存在する言動の内外落差――対峙する陣営に対して向けるのと同じ反民主主義的体質、個の自立の欠如、身内の弱点を自浄する相互批判を回避・抑制する悪弊に染まっている弱点――を感じた。
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■ 宇都宮健児氏の前回都知事選選対に見る同調圧力・全体主義 「きまぐれな日々(2014.1.7)」より
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元旦の挨拶を除けば今年最初の記事になるが、新春早々とげとげしい内容であることを最初にお断りしておく。

昨年最後の記事のあと、安倍晋三が靖国神社を参拝した。年末と年始の時事問題を扱うテレビ番組では、この件がもっぱらの話題になった。

かつての第1次安倍内閣時代における安倍晋三へのすり寄りが嘘のように安倍晋三に厳しい論評の言葉を発する毎日新聞元主筆・岸井成格は、昨日(5日)もTBSの番組(『サンデーモーニング』)で、総理大臣の靖国参拝は中国や韓国が怒るから問題なのではない、憲法違反なのだと正論を吐いていた。その通りであるが、国際関係もやはり気になるところだ。

中国や韓国はもちろん、アメリカが安倍晋三の靖国参拝を厳しく批判しているのが目立つ。EUやロシアも同様である。

面白いのは、安倍政権が特定秘密保護法を成立させたことを高く評価する池田信夫(ノビー)が安倍晋三の靖国参拝というか、靖国そのものに徹底的に批判的なことで、ノビーは昨年12月26日のブログ記事に
(※ 以下詳細記事はブログで)

■ 都知事選で赤い宇都宮けんじ氏とタモガミ元帥が前哨戦マッチアップ 「やまもといちろうBLOG(2014.1.7)」より
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 早くもイノセント猪瀬前都知事の降りた椅子を巡って、右と左で座布団積み上げ競争が発生しております。新年早々、何と凶々しいことでしょう。例年、東京都知事選は動物園にも喩えられておりますが、さすがにこれはあんまりです。

 宇都宮せんせは前日弁連会長であり、また人柄的に悪く言う人はあまりいないので、それは評価できるんですけれども、政策についてはこんなことを言っています。



 一部都民が熱望しているお台場カジノはどうなってしまうのでしょうか。オリンピック開催は別に否定していないので、青島さん的なことにはならなさそうではありますが。

 それにしても、原発については一番受益してきたはずの東京が、都道府県レベルから国のエネルギー安全保障に難癖を付けるとか、「安倍政権の暴走をストップし、憲法を守り、東京からアジアに平和を発信」とか、国会の話を都政に持ち込んでほしくないかなあとは思いますね。

 何より、東京についていえば遅れている首都高補修も含めたインフラ修繕、地震や火災といった災害対策の強化、今後急激に進むであろう高齢化・空き家対策に待機児童解消といった地道な問題が山積しているので、そっちをどうにかして欲しいんですよね。

都知事選、宇都宮健児氏が記者会見で出馬表明
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20140106-OYT1T00925.htm
都知事選、共産が宇都宮氏を推薦 前日弁連会長
http://www.asahi.com/articles/ASG1461XWG14UTIL016.html

 まあ、予期されていたこととはいえ、赤いなあ…。
(※ 以下詳細はブログ記事で)

■ 宇都宮健児氏を支持する前にやるべきことがある(1) 「醍醐聰のブログ(2014.1.4)」より
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宇都宮支持をいう前に

東京都知事選の公示日(1月23日)が近づくなか、さまざまな候補者擁立の動きが伝えられている。しかし、表立った動きとしては去る12月28日に宇都宮健児氏が一昨年12月の都知事選に続いて再出馬の意思を表明したにとどまり、その他の候補者擁立は越年となった。このような状況の中で、どの政党も多くの団体、個人も態度表明を控えているが、革新陣営に属する団体、個人の一部では宇都宮氏の立候補表明を歓迎する動きがみられる。

しかし、こうした宇都宮支持者の動きを「安倍政権の暴走を止める」という大義のもとに無批判に支持できるのか、私は昨年末以降、疑問に感じてきた。そこで、宇都宮氏を支持するグループが予定している宇都宮氏推し出しのキックオフ集会(1月8日)、および、それに先立って宇都宮氏が予定している都知事選に臨む政策発表の前に、都知事選の候補者選考に関する私の見解を示すことにした。
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(※ 中略)
今回の都知事選に当たっては、昨年12月26日にA氏から、立候補を予定している宇都宮氏の政策を策定する委員に加わってもらえないかという依頼を受けた。しかし、この連載記事の4回目で詳しく触れるが、前回2012年の都知事選以降、宇都宮氏と幾度か行動を共にし、宇都宮氏の言動を近くで見聞きした体験から私は、宇都宮氏が都知事に最適任の人物と言えるのか疑問を感じた。さらに、次回以降、詳しく紹介する「澤藤統一郎の憲法日記」で連載され始めた「宇都宮健児君、立候補はおやめなさい」で指摘された宇都宮氏の資質、旧宇都宮選対とその中心メンバ-の資質・理性と道義に関わる品性、選挙資金収支の透明性、適法性にも強い関心を持った。
 こうした問題点について納得できる状況に至らなかったので私は宇都宮氏の出馬を前提にした政策立案のための委員に加わることを辞退した。
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(※ 詳細略、ブログ記事で。なお、数回に分けてエントリーされているので、そちらの詳細もブログ記事で)

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■ 宇都宮健児君、立候補はおやめなさい。 「澤藤統一郎の憲法日記(2013.12.21)」より
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私は、当ブログで、「宇都宮健児君」「宇都宮選対」「人にやさしい東京をつくる会」に「宣戦布告」をします。今日はその第1弾。

念のために申し上げれば、開戦は私の方から仕掛けたものではありません。宇都宮君側から、だまし討ちで開始されました。だから、正確には私の立ち場は「応戦」なのです。しかし、改めて私の覚悟を明確にするための「宣戦布告」です。

昨夜、私は「数の暴力」というべき「強行採決」によって、「人にやさしい東京をつくる会」の運営委員から解任されました。「追い出された」というのが正確なところです。さすがに、「お・も・て・な・し」を期待はしていませんでしたが、まさか「だ・ま・し・う・ち」に遭うとは思ってもいませんでした。もちろん、ここまでにはいろんな経過があります。当然、宇都宮君側にも、それなりの言い分はあろうというもの。詳細は、おいおい当ブログでご説明します。
(※ 詳細はブログ記事で)


◆ 182【都知事選】サヨク「宇都宮健児君、立候補はおやめなさい。私は『宣戦布告』をします。」 「保守速報(2014.1.6)」より
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26:名無しさん@13周年:2014/01/05(日) 21:34:18.90 ID:ooAutQqS0
左翼の内ゲバきたwwwww  ★ 都知事選
宇都宮健児ピーンチw

14. 名無しさん@ほしゅそく 2014年01月06日 05:15 ID:M214CDkA0 このコメントへ返信
潔癖すぎてうざかったのかなw
しかし「数の暴力」ww
あいつらを思い出した

15. 名無しさん@ほしゅそく 2014年01月06日 05:19 ID:pkgtAQVA0 このコメントへ返信
内ゲバか!いいぞ、馬鹿サヨ同士で殺し合え〜

16. 名無しさん@ほしゅそく 2014年01月06日 05:20 ID:FOrxcPAV0 このコメントへ返信
※5
この人は民主主義そのものを否定してる訳じゃないと思う
数の暴力って言っても、カネに物言わせてのものを指してるようだよ
どうも宇都宮側に選挙違反の問題があるみたい
たぶん、その問題に気付いて指摘したら摘み出されたんじゃないかな

★ 都知事選、宇都宮氏が出馬へ…前回は次点 「読売新聞(2013.12.28)」より
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猪瀬直樹・前東京都知事の辞職に伴う都知事選(来年1月23日告示、2月9日投開票)に28日、前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)が立候補する意向を明らかにした。

 今回の都知事選への立候補表明は初めて。無所属で出馬する予定で、今後、各政党に幅広く支援を呼び掛けるという。

 宇都宮氏は都内で開かれた市民団体の集会で「出馬の意思を固めたことを報告したい。東京から国政を変える」と述べた。

 宇都宮氏は1971年に弁護士登録。多重債務者の救済などに力を注ぎ、2010年4月から2年間、日弁連会長を務めた。昨年12月の都知事選にも共産、社民、日本未来の党の支持を受けて無所属で出馬、猪瀬氏に次ぐ約97万票を集めた。今回も共産、社民が支援に前向きな姿勢を見せている。
(2013年12月28日20時36分 読売新聞)
最終更新:2020年06月22日 14:52