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歌手で俳優、福山雅治(44)が主演した映画「そして父になる」(是枝裕和監督)のハリウッドリメークが決まり28日、東京・新宿ピカデリーで行われた初日舞台あいさつで発表された。製作は巨匠、スティーブン・スピルバーグ監督(66)率いる米ドリームワークス(DW)社で、福山は「光栄です」と大喜び。同作はこの日、スペインの第61回サンセバスチャン国際映画祭で観客賞も受賞。福山らにとって二重の喜びとなった。(サンケイスポーツ)

 5月のカンヌ国際映画祭で、日本映画26年ぶりとなる審査員賞に輝いた「そして父になる」が、今度はハリウッドでリメークだ。

 この日、DW社と契約を交わしたばかりの是枝監督が、滞在中の米ロサンゼルスから国際電話で舞台あいさつ会場に吉報を報告。スピルバーグ監督と握手を交わす写真がスクリーンに映し出されると、客席から盛大な拍手がわき起こった。

 スピルバーグ監督からは「カンヌで初めて見たとき、パワフルな人間ドラマに非常に感銘を受けた」というメッセージも送られた。舞台あいさつに立っていた福山は「監督、おめでとうございます。大変うれしく光栄に思います」と大感激だ。

 同作は、6年間育てた息子が出生時に取り違えられていたと知り、葛藤する家族の物語。今年のカンヌ国際映画祭の審査委員長を務めたスピルバーグ監督は「感動的でボロボロ泣いた」といい、DW社でリメークの交渉を進めてきた。

 気になるキャストや製作・公開時期は今後決めていくが、DW社では1998年の映画「リング」を米リメークしてヒットさせた実績があるだけに、期待がかかる。

 福山は「いや~どんな風にリメークされるのかね」、共演のリリー・フランキー(49)も「自分の役をどんな方がやられるのか」と興味津々だ。

 この日夕には、スペインで開催されたサンセバスチャン国際映画祭で、「そして父になる」が観客賞を受賞するニュースも飛び込んだ。

 すでに世界230カ国・地域での配給も決定している同作。福山は壇上で世界的な評価を喜ぶ一方、「この映画は子供たち(の自然な演技)に導かれて作った映画です。作為的ではない部分が多くの人に評価されたんだと思います。子供たちのおかげです」と共演した子役たちに感謝した。
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★ 「そして父になる」ハリウッドでリメーク 「産経ニュース(2013.9.29)」より
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今年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した是枝裕和監督の「そして父になる」が、米国の映画製作会社ドリームワークスによってリメークされることが決まったと、配給会社のギャガが28日、発表した。製作時期や監督などは未定。

 ドリームワークスはスティーブン・スピルバーグ監督が率いている。同監督はカンヌ映画祭で審査員長を務めていた。

 同作は福山雅治さんが主演。息子が出生時に取り違えられていた事実に直面した会社員を主人公に、家族とは何かを問い掛ける。

 また、「そして父になる」は同日、スペインのサン・セバスチャン国際映画祭で観客賞を受賞した。

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★ カンヌ受賞『そして父になる』 福山雅治息子役は半沢の息子 「NEWSポストセブン(2013.9.28)」より
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5月に開催されたカンヌ国際映画祭で、審査員賞を受賞した映画『そして父になる』が9月28日に公開となる。

 同作は、福山雅治(44才)が初めて父親役に挑んだ作品として話題となっている。福山演じる父親が、6才の息子(二宮慶多・7才)の取り違え事件を通し、血縁と、一緒に過ごした時間のどちらが大事かを問うた作品だ。

「監督は子役には台本を渡しませんでした。その日現場で、何となくの台詞を伝えて、大人の役者は自分の台詞だけに集中するのではなく、子供たちとの演技の中で芝居をしていったんです。福山さんは予めいくつもの“想定”をして撮影に臨んだそうですが、子役の子にほとんど全部ぶっ壊されて、そんなつもりはなかったみたいな表情やトーンになったりしたそうですよ。そのぶっ壊しも楽しかったと話していました」(映画関係者)

 是枝裕和監督は、「何かを訴えかけるような黒目がちな目にキュンときた」と二宮をキャスティングした理由を語っていた。

「終盤の慶多くんの演技には、福山さんも予定にはなかったのに声を詰まらせてしまうほどだったそうです」(前出・映画関係者)

 福山をうならせるほどの演技を見せた二宮だが、彼には、もうひとり“父親”がいた。ドラマ『半沢直樹』(TBS系)で、堺雅人(39才)演じる半沢の息子・隆博役として出演していたのが二宮なのだ。

「半沢は深夜の帰宅がお決まりだったので、隆博くんはほとんどが寝ている設定でした。それでも第5話で、社宅の子供たちに“お前のパパはダメな銀行員だ”とバカにされた時、“パパに謝れ”って隆博くんが啖呵を切るシーンには、グッときたという親御さんたちが多かったそうです」(テレビ局関係者)

※女性セブン2013年10月10日号

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★ サンセバスチャン国際映画祭:「そして父になる」が観客賞 「毎日jp(2013.9.28)」より
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スペイン北部で開催されている第61回サンセバスチャン国際映画祭で28日、日本映画「そして父になる」(是枝裕和監督)が招待作品を対象にしたパールズ部門で観客賞を受賞した。 

 生後6年で、子供の取り違えが発覚した二つの家族と、親子の関わりを描いた物語。今年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しており、現在、日本全国で上映中。サンセバスチャン国際映画祭は世界14大映画祭の一つ。

 また、スティーブン・スピルバーグ監督が率いる米ハリウッドの映画製作会社「ドリームワークス」は同日、同作のリメーク権を取得し、製作に乗り出すことを発表した。【鈴木隆】

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[映画.com ニュース] 実録サスペンス「凶悪」(公開中)、人間ドラマ「そして父になる」(9月28日公開)と、出演作が立て続けとなるリリー・フランキーが見せる演技の振れ幅の大きさが話題だ。

「凶悪」は、死刑囚の告発をもとに雑誌記者が未解決殺人事件を暴いたベストセラー・ノンフィクションを、故若松孝二監督に師事した白石和彌がメガホンをとった話題作。週末興行ランキングでは、わずか78スクリーンでの公開ながら初登場8位にランクインするという上々のスタートを果たした。リリーが扮するのは、事件の首謀者で“先生”と呼ばれる不動産ブローカー。ピエール瀧演じる暴力団員とともに簡単に金のために殺人を重ねていく冷酷な姿が、R-15指定の凄惨な描写とともに観客に大きなインパクトを与える。

一方、本年度カンヌ国際映画際で審査員賞を受賞した是枝和裕監督の「そして父になる」(福山雅治主演)では、群馬の小さな電気店を営み、あたたかでにぎやかな家族を築く一家の大黒柱役。「凶悪」の“先生”役とは真逆といえる良き父親像を自然体で演じており、黒と白、陰と陽ともいうべき演技の振れ幅を披露している。

今年50歳を迎えるリリーは、イラストやデザインのほか、文筆、写真、作詞、作曲など様々な分野で活躍するマルチタレント。2001年にスクリーンデビューを果たし、08年の「ぐるりのこと。」ではブルーリボン賞新人賞を受賞するなど、俳優としても高い評価を得ている。「凶悪」では、「男臭い映画なので色気のある男性を」という白石監督たっての希望でリリーの起用が決定。主人公の雑誌記者を演じた山田孝之も「リリーさんとの共演は衝撃!」と振り返り、「どう感じられるか分からないことをリリーさんは堂々とするんですよ。すごいですよ」と絶賛の言葉を寄せている。

是枝監督が「善人か悪人かわからないところがいい」と語ったリリーの雰囲気が、作品によりリアリティとすごみを感じさせる「凶悪」だが、「そして父になる」と比較することで、その異様性がさらに際立つのは間違いない。

「凶悪」は現在公開中。「そして父になる」は9月28日公開。













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最終更新:2013年09月29日 15:19