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ヨーロッパ・ピクニック計画
■ ハンガリー 東欧革命の原点 ピクニック計画 「エブリサンデー(2015/8/16(日) 午後 10:32)」より
(※mono....前後略、詳細はサイト記事で)
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東欧革命のあしづえ
1989年の東欧革命の号砲となったのは、5月に始まったハンガリーによる
オーストリア国境の開放だった。これはハンガリー首相のネーメトが密かにオーストリア側と
交渉を進めた結果であった。「5月2日、両国国境350kmに沿って
1960年代に張り巡らされた鉄条網と警報装置を年末までに撤去すべく、
...国境警備隊による解体作業が始まった。
東独=チェコスロヴァキア=ハンガリーの西部国境に沿って東西欧州を分け隔ててきた
鐵のカーテンに初めて風穴があいたのである、これは一連の東欧革命の先頭を切るものであり、
「一発の銃声も聞かれず、一滴の血も流されず」平和な手段で実現された。
これを知った東独国民はハンガリーを経由して西ドイツに亡命しようと多数が押し寄せ
、夏までに20万人規模となった。首相ネーメトは密かに西ドイツのコール首相を訪ね、
難民の受け入れの了解を取り、9月10日正式に東独難民のオーストリアへの出国を認めた。
その日東ドイツでは反体制グループ「新フォーラム」が結成され、
意志決定能力を欠いた東独の ホネカー 政権に対する反政府運動を開始
 それがベルリンの壁の開放と、東独消滅の引き金となった。このハンガリーの積極的な国境開放は、
ハンガリーが西側諸国に入ることを強くアピールするためのものであった


移民難民【総合】】 / 【ヨーロッパの移民難民問題
★ ハンガリー、移民や難民を貨物用コンテナのキャンプに拘束する法案を可決 「ハフィントンポスト(2017.3.14)」より
(※mono....画像略)
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ハンガリー議会は3月7日、難民申請者を書類審査が終わるまで拘束し、国内にいる難民や移民を使い古しの貨物用コンテナに移送させる法案を可決した。

人権団体は、この方針について違法で非人道的だと厳しく非難しており、ハンガリーで続く難民や移民に対する厳しい取り締まりの一部に過ぎないと批判している。また、この法案は、すでにハンガリー政府が実施している、入国を阻止する厳格な措置を悪化させるものだという声が上がっている。

国際的人権団体「アムネスティ・インターナショナル」ヨーロッパ支部で副部長を務めるガウリ・ヴァン・グリ副部長は7日に声明を発表し、「世界で最も弱い立場にあるとも言える人々を機械的に拘束し、時には何カ月にもわたって、有刺鉄線付きフェンスの裏側で貨物用コンテナに収容するという計画は、常軌を逸している」と批判した。

アムネスティは、全面的な拘束は国際法やEU法の違反にあたり、こうした包括的な措置ではなく、臨機応変な対応を検討するべきだと主張している。

アムネスティは、「難民申請者の拘束は、常に最終手段であり、司法審査や救済手段の機会を与えずに強制執行されるべきではない。在留資格のみを根拠にした子どもの拘束は、あってはならないことです」とも述べた。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)も法案に反対し、「強い懸念がある」と表明した。

UNHCRは声明で、「実際問題として、この法案では子どもを含むすべての難民申請者を拘束し、国境沿いの有刺鉄線付きフェンスに囲まれた貨物用コンテナで長期間にわたって拘束することになる」と語った。

ハンガリー議会は賛成138票、反対6票、棄権22票で法案を可決した。この法案の対象者は、すでに国内にいる人々やこれから入国してくる人々を含むすべての難民申請者であり、セルビアとの国境沿いにある拘束者用キャンプに収容される。保護者と共に移動する子供も、大人の移民も性別や健康上の理由に関わらず、この法案の対象となる。唯一の例外とされているのは、同伴者のいない14歳未満の子供だ。

ハンガリーのビクトル・オルバン首相は7日、新たに就任した国境警備隊員を迎える式典で、強制的な難民の拘束を実施すれば国境地帯の治安は保たれると発言し、ハンガリーは移民に「包囲されている」と語った。オルバン首相は、ポピュリスト的政策の中核として移民に反対し、民族主義を訴え、移民はハンガリーにとっての「毒」と呼んでいる。

ハンガリーは、EUの難民政策に対して以前から反発しており、難民危機の緩和策として受け入れ人員を各国で再配分しようとするEUの取り組みに繰り返し反対している。ハンガリーで2016年10月に実施された国民投票では、EU加盟国間で移民の受け入れを分担する政策に対して圧倒的な数の反対票が投じられたが、投票率が極めて低かったため投票は無効とみなされた。

ここ数カ月で、オルバン首相は反EUの姿勢をさらに強めている。オルバン首相は2月2日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談し、EUによるロシアへの経済制裁を非難した。会談から数週間後の2月中旬、ハンガリーでは移民の侵入を防ぐため国境地帯で第2のフェンスの建設が始まったが、これは2015年9月15日に建設されたフェンスを拡大させたものだ。

オルバン首相は2月2、ハンガリー商工会議所に集まった観衆に向かって扇動的な演説をし、経済的な成功のカギとなるのは「民族の同質性」だと語った。

オルバン首相は演説で、「民族が混ざりすぎるといろいろな問題が生まれる」と発言している。



 ハンガリーは、EUの中でも特に難民受け入れ反対の急先鋒であり、今般も、難民申請者全員を拘束する内容の法案が可決したそうです。国際人権団体アムネスティ・インターナショナル等の人権団体からは非難の声が上がっていますが、ハンガリーの強硬な反難民政策には、同国が14世紀に経験した悲しい歴史があるようです。

 最近、ハンガリー出身であり、イギリスへの政治亡命の経歴を持つガブリエル・ローナイ氏が著した『モンゴル軍のイギリス人使節』(榊優子訳、角川書店、1995年)を読んだのですが、同書は、目から鱗が落ちるほど衝撃的な作品でした。メインテーマは、”バドゥの征西”と称されるモンゴル軍のヨーロッパ侵攻に際して、モンゴル側の外交交渉に当たったイギリス人の正体を追うことにありますが、モンゴル軍の侵略を受けたハンガリーの惨状をも具に記述しています。中でも、注目すべきは、ハンガリーが、モンゴル軍の攻撃によって難民化した隣接するクマン人を受け入れた結果生じた破滅的な結末です。少々長くなりますが、その概要は、以下の通りです。

(※mono....中略、詳細はブログ記事で)
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 この殺害事件を機に、ハンガリー人対クマン人の対立は決定的となり、双方が武器を採る内戦の如き状況に至り、国外に脱出したクマン人は、モンゴル軍と合流してハンガリー侵攻に加わります。かくして、蝗の如くに押し寄せてきたモンゴル軍がハンガリー国土を蹂躙し、国民の大半が虐殺されるという悲劇がハンガリーに襲い掛かり、ハンガリーはついにモンゴルに征服されてしまうことになるのです。さらに、モンゴル軍の手先となったクマン人は、モンゴルによる占領期を通して、ハンガリー人に”復讐”するという悲劇も発生します。真偽はどうあれ、先の”噂”は、結果的には、事実となってしまったわけであり、ハンガリーの人々にとりましては、難民受け入れは、自らの歴史的経験に基づくトラウマなのかもしれません。

 バトゥの征西は700年も前の出来事ですので、現代という時代には、ハンガリーの懸念は杞憂に過ぎないとする意見もあることでしょう。しかしながら、今日、侵略の危機は完全に去ったわけではなく、中国やロシアの冒険主義的挑発や行動パターンは、当事のモンゴル帝国を髣髴させます。そして、近代以前にあっては戦が日常であったイスラム勢力もまた、過激派を見る限り、その行動が700年前から一変しているとは言い難い状況にあります。何れにしても、ハンガリーの歴史は、難民受入に付随する政治的リスクの教訓であり、今日なおも、過酷な歴史が残した教訓は、無視できないように思えるのです。



■ ハンガリー国民投票、難民受け入れ断固拒否へ!偽装難民を増加させたのは左翼の世論誘導? 「なでしこりん(2016.10.1)」より
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イスラム難民の70%は30歳以下の男性!難民に偽装した移民か?
日本は難民受け入れ失敗国!在日韓国朝鮮人による犯罪が多すぎ!

.....なでしこりんです。今日から10月。日本全国の神様が島根県の出雲大社に集まって会議を行うので全国的には「神無月(かんなづき)」になります。最近は外国人の日本観光と同時に、外国人犯罪も増えています。特に今月は注意が必要です。海外では邦人への殺人事件も起こっています。「民族では価値観が異なる」ことを日本人は注意すべきではないかな。

(※mono.--中略)
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.....今日は 左翼政党が大好きな「移民難民問題」。ヨーロッパの難民問題を引き起こしたのは自称・リベラルの左翼連中。ドイツのメルケル首相は「左翼」には当てはまりませんが、「ドイツの左翼メディアに乗せられた」感は否めません。日本は「ドイツを他山の石となせ」とすべきです。いったん侵入した自称・難民(実態は経済難民)はそう簡単には母国には帰りません。それは日本の在日問題を見れば明らかですよね。シロアリは建物を食い尽くすまでよそには移動しないのです。記事は時事通信から。

....中東やアフリカからの難民を加盟国で分担して受け入れる欧州連合(EU)の政策の是非を問う国民投票が2日、ハンガリーで行われる。 同国では文化や生活習慣の異なる難民の流入に警戒感がある。 受け入れ反対票が多数を占めるとみられており、英国の離脱が決まったEUの結束が一層揺さぶられることにもなりそうだ。 (時事通信 2016/10/01)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016100100173&g=int

(※mono.--中略)
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....移民・難民 が暮らすべき場所は「母国」以外ありません。日本は「移民を受け入れない国家」ではありません。あえていえば、「日本は移民を受け入れて失敗した国家」の一つです。日本のマスゴミの中にはすでに「在日韓国朝鮮人犯罪を報道しない新聞社」があるじゃないですか! 国家を破壊しようともくろむ側は移民・難民を歓迎するでしょう。それは誰なのか? マスゴミと結託した在日韓国朝鮮人難民たちを甘く見てはいけません。By なでしこりん


ポーランド】 / 【EU
■ EUに異物ーポーランドとハンガリー 「情報浴ーブロードバンド(2016.1.10)」より
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昨年11月ポーランドに生まれた新政府。

国粋主義を信奉する法と正義の党。

政権奪取後すぐさま、国営テレヴィ、ラジオの経営陣を一挙に一掃。

裁判所判事を一部入れ替え。

EU本部では、新党の政策が民主主義、表現の自由原則に背くとし、制裁を検討し始めた。

これに対しハンガリーの極右主義者オーバン首相は、ポーランドの支持に回り、如何なるEU制裁にも反対すると、助け舟を出した。

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■ 来年はポーランドが“台風の目”に 「ウィーン発 『コンフィデンシャル』(2015.12.26)」より
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 ポーランド上院(定数100議席)で24日、憲法裁判所の権限を大幅縮小する改正法案が賛成多数で採決された。58人の上院議員が支持、反対の議員は28人、棄権は1人だった。下院(定数460議席)では22日に採択済みだから、上下両院が憲法裁判所の改革案を支持したことを受け、アンジェイ・ドゥダ大統領が同法案に署名すれば即施行される運びとなる。

 右派政党「法と正義」(PiS)が主導するシドゥウォ新政権が提出した同改正案に対し、野党勢力からは、「権力の3権分離の原則を崩壊させ、司法を混乱させる」と言った批判の声が強い。一方、国外からも批判の声が上がってきた。上院の採択前日の23日、欧州委員会がポーランドの右派政権に対し、憲法裁判所の独立性を制限する法案に警告を発している。欧州委員会のフランス・ティマーマンス副委員長(オランダ)はポーランドのヴィトルド・ヴァシチコフスキ外相とズビグニェフ・ジョブロ法相宛ての書簡の中で、「改正案を再審査すべきだ」と要求し、法案施行の延期を求めている。ワルシャワが再考しない場合、ブリュッセルは制裁を施行することも辞さない姿勢を示唆したという。

(※mono.--中略、詳細はブログ記事で)

 トゥスク現EU大統領がポーランド首相(「市民プラットフォーム」PO党首)時代、同国の国民経済は旧東欧諸国の中でも最優等生と受け取られ、順調に発展してきた。にもかかわらず、右派政党「法と正義」が政権を奪い返した背景には、リベラルなPOが主導する経済改革で国民経済は発展したが、その恩恵を受けられない国民が多く、「貧富の格差」が拡大してきたことがある。ポーランドではPOはエリート層の政党、PiSが貧者の政党というイメージが定着してきている。

 ブリュッセル主導のEU政策に批判的で、難民問題でも受け入れ拒否を主張する最大野党PiSは10月25日に実施された総選挙で下院は460議席中235議席、上院100議席中61議席をそれぞれ獲得し、コバチ首相が率いる中道右派のPOから8年ぶりに政権を奪い返し、89年の民主改革後初の1党単独政権シドゥウォ政権を先月発足させたばかりだ。ちなみに、同党は今年5月に実施された大統領選でも同党の候補者ドゥダ氏が、POの現職コモロフスキ大統領を破って新大統領に就任した。

 東欧最大の人口を誇るポーランド(約3800万人)で発足したシドゥウォ右派政権は難民問題や財政危機などに直面しているEUにとって大きな不安材料となることは間違いない。ポーランドは2016年の欧州の新たな“台風の目”となる恐れが出てきた。


★ ポーランド総選挙、保守強硬派勝利 8年ぶり政権交代 「日本経済新聞(2015.10.26)」より
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 【ベルリン=赤川省吾】ポーランドで25日に投開票された総選挙で保守強硬派の最大野党「法と正義」が勝利した。大型減税などを公約に掲げ、8年ぶりの政権交代を呼び込んだ。中・東欧のリーダー格であるポーランドでの構造改革の後退は欧州経済の新たなリスクとなる。新与党は難民の引き受けや欧州統合の深化にも慎重で、欧州連合(EU)の政策遂行に逆風となる。
+ 続き
 地元メディアによると25日夜時点で「法と正義」の得票率は39.1%で単独過半数の勢い。保守穏健派の与党「市民プラットフォーム」は23.4%にとどまった。

 「この国に変化をもたらしたい」。選挙後、「法と正義」のシドゥウォ氏は勝利宣言した。近く同氏を首相とする内閣が発足する見通し。

 ポーランドは債務危機のあいだもプラス成長を維持したが、成長の恩恵が一部のエリートに偏っているとの受け止めが広がっていた。党内基盤が弱いコパチ現首相は有効策を打ち出せず、票が伸び悩んだ。

 その一方で「法と正義」は政府への批判票の取り込みに注力。歳出削減など構造改革を断行した現政権との対決色を出すため、ばらまき策を公約に並べたのが成功した。

 例えば年金制度を拡充し、最低賃金を引き上げる。付加価値税と法人税は減税する。さらに中銀も成長戦略に協力させる。金融緩和を嫌がる中銀幹部を更迭し、新政権寄りのメンバーに入れ替えるとの噂も流れる。

 改革を逆回転させ、財政・金融を大盤振る舞いする危うい政策に見える。だが党内の若手のホープのマスタレレク議員は日本経済新聞に「若者に雇用の場を提供しないといけない」と強調する。

 今回の選挙は内政が争点で難民政策が決定打になったわけではない。だが「法と正義」はキリスト教を重んじ、民族主義的な色彩が強い。新政権は中東のイスラム教徒を難民として受け入れるのに反対するとみられる。

 外資系企業を狙い撃ちにした新税導入や国内産業保護を掲げているのもEUにとっては頭の痛い問題。欧州統合の深化にも慎重で通貨ユーロの導入準備も止まる。既に投資家が逃げ出し、ワルシャワの株価は急落した。

 同党は以前、「EU懐疑派」とされたが、EUからの離脱は主張していない。今は反ロシア強硬派という立場を優先するため「EUの後ろ盾を必要としている」(トルン大学のウォイチェック・ペシンスキ講師)という事情もある。EUと対峙しつつ、決定的な対立は避けるとペシンスキ氏はみる。


ヨーロッパの難民問題
★ (ポピュリズムの欧州)オルバン編:1 かたくなに難民阻み、喝采 ハンガリー 「朝日新聞(2015.12.16)」より
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 激動の冷戦期を経て、民主化を進め、2004年に悲願の欧州連合(EU)加盟を果たした東欧のハンガリー。11月16日、首都ブダペストを流れるドナウ川に臨む国会議事堂に、首相のオルバン・ビクトル(52)が登壇した。

 「テロリストが紛れ込んでいたのだ。これまで何人テロリストが欧州に到着したのか」

 演説ログイン前の続きは3日前に起きたパリ同時多発テロを受けたものだった。実行犯らがシリアなどを逃れた難民になりすまし、欧州に潜入した可能性が浮上していた。オルバンは「(難民流入は)キリスト教文化への脅威」と反対の立場。自分の考えに同調しなかったEUやほかの加盟国首脳らを激しく突き上げた。

 この夏、EU盟主のドイツの首相メルケルは「保護すべき人を保護するのが欧州の伝統だ」と述べ、EU諸国が難民の受け入れを分かち合うよう求めた。これに対しオルバンは、バルカン半島を北上してハンガリーに迫る難民を国境で止めるため、フェンスを建設した。9月初めにはブダペストの駅からドイツ、オーストリア方面に向かう難民らを閉め出し、数千人を立ち往生させた。

 「非人道的」との批判が高まると、オルバンはブリュッセルのEU本部に乗り込み、記者団の前でこう反論した。「(排除したのは難民らが)登録を拒んだからだ。入国した者を登録するのが欧州の規則だ」。そして「これは欧州の問題でなく、ドイツの問題だ」と言い放った。

+ 続き
 その日、トルコの海岸に打ち上げられた男の子の遺体の写真が世界中で報道された。ギリシャに向かうボートが転覆し、亡くなったシリア出身のアイラン・クルディ(当時3)。国際世論は難民受け入れへと傾いていた。

 だが、歓迎ムードは長くは続かなかった。ハンガリーで足止めされた人々が出国を認められ、ドイツに殺到した。あまりの多さに国民の間に不安が一気に広がり、メルケルの支持率は急落した。

 それと対照的に、オルバンは遊説先で人々の喝采をあびた。「ビクトル、ビクトル」。10月、ハンガリー南西部カポシュバールで演説を終えると、中高年の支持者らに囲まれた。「これからもいい仕事をして」「愛してる」。オルバンは「みなさんの支持は本当にありがたい。今、風当たりが強いからね」と笑顔で握手した。

 オルバンの政治基盤は底堅い。党首として率いる「フィデス」は、10年の総選挙で3分の2を超える議席を獲得。緊縮財政を迫るEUに対し、年金基金の国有化などの「禁じ手」を使って財政の立て直しを進めた。新しい憲法も制定し、政府の権限を拡大した。

 外国から「強権政治」と批判も浴びたが、国民からは「外国の干渉をはねつける強いリーダー」とさらに支持を集めた。難民問題に対するかたくなな姿勢も、好意的に受け止められた。その結果、オルバンの支持率は4月の28%から10月に43%に跳ね上がった。

 ■リベラルの闘士、様変わり

 「こわもて」の印象が欧米メディアに定着したオルバンだが、90年代に東欧各地で広がった民主化革命に身を投じたリベラル派の闘士だった。

 当時オルバンに声援を送った前欧州議会議員、ダニエル・コーンベンディット(70)は「オルバンは当時の政治的立場を完全に捨てた」と評する。独仏で政治家として活動した経験から、フランスで台頭する右翼・国民戦線の党首マリーヌ・ルペンのポピュリスト的手法と重ね合わせ、こう指摘した。「オルバンは、ルペンの手本になる」=敬称略

 (ブダペスト=喜田尚、松尾一郎)

 ◆キーワード

 <欧州難民危機> 今年、紛争下のシリアなど中東やアジアから、難民申請を求める79万人以上がギリシャに上陸。多くがバルカン半島を北上しドイツなどを目指した。マケドニア、セルビアなどは人道上の立場から国境通過を許した。だが、ハンガリーは8月に難民認定を厳しくする法律を施行。国境で入国を阻むフェンスの建設も進めた。9月からセルビア、クロアチアとの国境を次々に遮断したため、難民らが周辺国に殺到し混乱した。

 ■オルバン氏の歩み

1963年5月31日 ハンガリー中北部アルチュートドボスに生まれる

  81年      兵役中に、民主化運動の広がったポーランドで戒厳令

  83年      エトベシュ・ロラーンド大学法学部入学

  86年      同じ学生寮のレーバイ・アニコーと結婚

  88年3月    青年運動組織「フィデス」結成で中心的役割

  89年6月    ソ連軍撤退を訴える演説で脚光を浴びる

    11月    ベルリンの壁崩壊

  90年3~4月  初の自由選挙で、政党化したフィデスから出馬し国会議員に当選

  93年5月    フィデスの初代党首に就任

  94年5月    総選挙で「フィデス」敗北

  98年5月    中道右派政党と組んで総選挙で勝利。首相就任

  99年3月    北大西洋条約機構(NATO)に加盟

2002年4月    総選挙で小差で敗北。退陣して野党に

  04年5月    欧州連合(EU)加盟

  06年4月    総選挙で小差で敗北

  10年4月    総選挙で首相に返り咲き。3分の2超の議席獲得で、憲法改廃可能に

  11年4月    野党が反対する新憲法「ハンガリー基本法」可決。翌年施行

  14年4月    総選挙圧勝。伸長した極右政党ヨッビクがライバルに

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★ ハンガリー、セルビアとの国境封鎖を解除 難民対応で協力 「CNN(2015.9.21)」より
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ハンガリー・オーストリア国境(CNN) 中東などから大量の難民らが欧州に流入している問題で、ハンガリーの政府関係者は20日、セルビアとの間の主要な国境通過所が再開したことを確認した。一方、米国のケリー国務長官は同日、米国が毎年受け入れる難民の総数を現在の年間7万人から来年は8万5000人に、その翌年は10万人に増やすと発表した。
再開されたのはハンガリー南東部ロスケにある国境通過所で、この国境が閉鎖されたことにより先週、数千人の難民がクロアチアに向かうことを余儀なくされていた。
ハンガリーのピンテル内相は、移民らの欧州流入がハンガリー・セルビア両国に非常事態を生み出していたとした上で、「我々は共に、この非常事態に対する解決策を考案した。両国が共同でこの問題の解決を試みている」と述べた。
ピンテル内相は一定期間、国境を閉鎖することで状況打開に当たらざるを得なかったことに遺憾の意を示す一方、ハンガリーとセルビアの関係が良好であることを強調。国境通過所の再開は、危機的な状況の中で協力しようとする両国の決意の表れだと述べた。
クロアチア内務省によると、同国東部のトバルニクでは20日夕、移民ら1600人近くがハンガリーとの国境に向けて出発。クロアチア当局はさらに多くの移民らが国境地帯に来ると予測しており、交通機関や収容施設の準備に当たっている。

この数日、ハンガリー国内を徒歩で移動していた難民ら数百人は、オーストリアとの国境まで4キロの道のりを夜中に踏破。また20日未明には、クロアチア・ハンガリー国境地帯から電車で到着した300~400人が、オーストリアとの国境に近い村、ヘジェシュハロムをハンガリー警察に付き添われて歩いた。
彼らが向かう先のオーストリアには前日、数千人がハンガリーから流入している。
一方、米国のケリー国務長官は訪問先のベルリンで20日、記者会見を開き、米国が毎年受け入れる難民の総数を現在の年間7万人から来年は8万5000人に、その翌年は10万人に増やすと発表した。
ケリー国務長官は「私が今日発表するこの措置は、第2の人生を生きるチャンスを得られる地としての、また希望の灯としての米国の最高の伝統に沿うものだ」「これと共に、人道支援に向けたさらなる資金の提供も行う。米国政府ばかりでなく、米国民からも援助がある」と述べた。資金援助の内容は、数日中に具体化するという。

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★ ハンガリー、難民に放水し騒然 クロアチアは通過容認 「朝日新聞(2015.9.17)」より
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 紛争地から欧州を目指す難民や移民の通過地となっていたハンガリー・セルビア国境で16日、ハンガリー警察が難民らに対し、催涙ガスと高圧放水を浴びせた。現場では黒煙が上がり、騒然とした雰囲気に包まれている。

 ハンガリー政府は15日、国境にある検問所を相次いで閉鎖。これに抗議し国境の検問所前で有刺鉄線を壊した数百人の難民らに、ガスや高圧放水を使った。難民らはセルビア側から水の入ったボトルや石などを警察に向かって投げていたという。セルビア警察が救急車を出動させた。負傷者の数などは明らかになっていない。

 入国を阻まれた難民らの一部は、隣国クロアチアに向かい始めている。同国のオストイッチ内相によると、15日以来、セルビア北部からすでに277人がクロアチア領内に入った。ミラノビッチ首相は16日、議会で「有刺鉄線は21世紀の欧州で解決策にはなり得ない」と語り、ハンガリーを強く批判した。同首相は「彼らはクロアチアを通ることができるだろう」と語り、難民の自国通過を認める考えを示した。
(※mono.--以下会員記事)

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★ ハンガリー首相、難民、欧州に「どうか来ないで」 トルコやセルビアが「安全」 「産経ニュース(2015.9.3)」より
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 ハンガリーのオルバン首相は3日、訪問先のブリュッセルで記者会見し、中東やアフリカから多くの難民や移民が欧州を目指している問題に関し「どうか来ないでほしい。来るのは危険を伴う。(通過国の)トルコやセルビアは安全な国だ。そこにとどまった方がいい」と述べた。

 ハンガリーは、バルカン半島を北上し欧州連合(EU)諸国を目指す移民や難民への対応に追われている。セルビアとの国境沿いにフェンスを設けたことに西欧のEU加盟国などから批判が出ているが、オルバン氏は、EU域外との国境の管理強化はハンガリーの「義務だ」と主張した。

 また、ハンガリーに入る難民らの目的地はドイツだとして「これは欧州の問題ではない。ドイツの問題だ」と強調した。

 オルバン氏はブリュッセルでシュルツ欧州議会議長、トゥスクEU大統領、ユンケル欧州委員長と相次いで会談。ハンガリーの立場に理解を求めた。(共同)


新冷戦
■ アメリカの対ロシア戦争、今や対ハンガリーに拡大 「マスコミに載らない海外記事(2014.12.28)」より
(※mono.--文中リンクは略、詳細はブログ記事で)
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Eric Zuesse

2014年12月26日
"ICH"

ハンガリーは、アメリカ合州国に対抗するロシアと組むと決めた。

バラク・オバマと連邦議会の対ロシア戦争をしようという主張を巡り、欧米同盟は、ほころび始めている。

これは‘新冷戦’と呼ばれているが、ロシアとすぐ隣り合わせのウクライナでは、実際、既に武力に訴える戦争だ。

ロシアを狙った核ミサイルをウクライナに配備するアメリカの計画は、今年、驚くほど進展した。かつては中立国だったウクライナが、今や公式に反ロシアになった。オバマによるクーデターのおかげで、ウクライナは、オバマのCIAと傭兵が、2014年2月22日キエフに据えつけたウクライナ政権と、オバマに打倒されたウクライナ大統領が、現地で投票された全票の約90%を得ていたウクライナ東部地域の住民との間の内戦に苦しんでおり、西部のキエフに新たに据えられたオバマ政権は、東部の住民によって、圧倒的に拒否されており、オバマのキエフ政権が、現地住民を抹殺しようとして、そこでウクライナ内戦が、今現地で起きている。

しかし欧州連合内部、特に旧ソ連共和国の間では、これは現時点では、依然冷戦に過ぎないが、恐らく、ロシアとNATO(この組織は、アメリカ合州国と、反ロシアのアメリカ属国で構成されている)の間の超高温核紛争に向けて加熱する過程にある。しかも、アメリカは、これに既に膨大な投資をしている。

ジャーマン・エコノミック・ニューズ(GEN)によれば、12月25日、“ハンガリーは対ロシア冷戦には参加しない。”同紙はこう報じている。“ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相は、EUから距離をおき、アメリカ政府は、対ロシア新冷戦を引き起こそうとしていると非難した。ハンガリーは参加するつもりはない。”GENはまた“ロシアの次に、どうやら、今やハンガリーも、アメリカによって標的とされているようだ。アメリカ合州国は、ハンガリー政府幹部と実業家を入国禁止で攻撃している。アメリカは、ハンガリー人に対し、汚職容疑をかけている。”と報じた過去10月19日のGEN記事にもリンクしている。
(※mono.--以下略、詳細はブログ記事で)

国際金融資本
■ ハンガリーはIMFや国際金融機関を追放しようとしています。 「日本や世界や宇宙の動向(2013.9.2)」より
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(ビデオ 概要)
ハンガリーは世界発の歴史的快挙を成し遂げようとしています。1930年代のドイツ以来、主なヨーロッパ諸国はロスチャイルドが支配するグローバル銀行カルテルによる縛りから開放されようとはしませんでした。
今回、このようなグローバル銀行の独裁者集団から自由を勝ち取るための戦いを全世界の愛国者らに促すことになる驚くべきニュースが飛び込んできました。
ハンガリーのビクトル・オルバーン首相は、2011年に、前首相(社会主義者)が、テロリスト国家のイスラエルとIMFの厳しい方針に従い、国民を底なし負債の奴隷にさせてしまったことに関し、前首相に対する法的処置を実施すると国民に約束していたのです。
ハンガリーの前政権は、上層部まで、イスラエルにむしばまれていました。その結果、国民の怒りを買い、国民は現政権(フィデス党)を選んだのです。ナショナル・ジャーナルというドイツ語ウェブサイトの記事によると、オルバーン首相は、高利貸し(グローバル銀行の独裁者集団)をハンガリーから追い出そうとしていると伝えられています。
国民から高い支持を得ている愛国者のオルバーン首相は、IMFに対して、ハンガリーはこれ以上、ロスチャイルドが支配する民間の中央銀行であるFRBからの支援を受けないと伝えました。その結果、ハンガリー政府は、独自の通貨の支配権を取戻し、必要なときに、負債のない通貨を発行することができるようになったのです。そして、巨額の負債で身動きが取れなかったハンガリーの経済が急速に回復してきました。これはかつての民族社会主義ドイツと同じ状況です。
ハンガリーの経済省は、規律ある予算政策により、2013年8月12日に、2014年までにIMFに返済すべき負債(22億ユーロ)を完済したと伝えています。オルバーン首相は「ハンガリーは、IMFやFRBやロスチャイルドが支配するグローバル銀行の干渉なしに、投資家の信頼を勝ち取った。」と宣言しました。また、「ハンガリーに投資する投資家は、国や国民を豊かにする真の経済成長を促している。」とも言いました。
これは金権政治家による表面的な繁栄を示すものではありません。国民に雇用機会を与え、生活の改善を促す生産的な投資なのです。ハンガリーは負債を抱えた奴隷の立場から解放されました。
そして、民間の金融機関を豊かにするのではなく、国民の福利厚生の目的で政府が直接運営するハンガリー中央銀行の総裁は、IMFに対し、「古代ヨーロッパの地から出ていくように!」と要請しました。
さらには、ハンガリーの検事総長は、アイスランドの取り組みに追従し、犯罪行為による巨額の負債を国民に負わせた罪で、前首相と2人の元首相を告訴しました。
さらには。。。今後ハンガリーが実施しようとしている外国為替のバーター取引制(かつてのドイツが実施していた制度であり、BRICSはすでに導入している制度)が始まれば、ハンガリーの既存の金融機関は完全に破壊されるでしょう。そしてもしアメリカがハンガリーのやり方を追従すれば、アメリカも金融独裁者らから解放され、再び平和的に繁栄することができるようになるでしょう。


■ ハンガリーは銀行の足かせを捨て去る 「ROCKWAY EXPRESS(2013.8.28)」より
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 ハンガリーが政府発行通貨で経済を立て直しているようだ。銀行から借金をすれば利息を支払わねばならなくなる。であるなら、国家主権を発動しての通貨発行を断行すればよいということで、勇気あるハンガリーの首相がそれを実行しているという。

 これは小さなことのように見えて、これからの世界経済に多大な影響を与えていく、世紀の大事件となりそうだ。通貨発行を民間が支配ないしは影響力を及ぼす「中央銀行」という名の民間銀行に任せ、国債を買ってもらう事で利息を支払うというシステムから、無利息の政府発行通貨で、経済を回す、ということが可能だということを証明したことになるからだ。

 このブログでも、安倍政権に対する要請として、2012年12月17日号「大震災復興から、日本列島イーハトーブ化へ」で示したように、政府発行通貨を断行してもらいたいのであるが、やはり以下の記事で言われている金融的専制が束縛しているのであろう。

 これからの世界は、この世界経済上のさまざまな状況が天変地異とあいまって、世界大混乱の様相を呈するようになっていくであろうが、それもこれも、新しい世界を生み出すための産みの苦しみである。人類がどうしても通過せざるを得ない路程なので、腹をくくって臨まねばならない。
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●ハンガリーは銀行の足かせを捨て去る
http://americanfreepress.net/?p=12418
【8月23日 American Free Press】

 ハンガリーは一級の歴史的ステップを踏みつつある。

 1930年代のドイツ以降、ヨーロッパの主要な国がロスチャイルドが支配する国際的銀行カルテルの支配から逃れようとすることは無かった。これは驚くべきニュースであり、金融的専制から自由になるための戦いを世界的に拡大させるよう愛国的民族主義者に勇気を与えるものとなろう。 

 既に2011年、ハンガリーのヴィクトール・オルバン首相は、国際通貨基金(IMF)とテロ国家のイスラエルのの鞭の下に、無限に続く債務にあえぐ奴隷状態に国民を売り飛ばした彼の社会主義者の前任者に対して、正義で応えると約束していた。以前の行政は責任ある立場にあるイスラエル人によって穴だらけにされていたため、大衆の怒りを買い、それで大衆はオルバンのフィデス党を選択した。

 ドイツ語サイトの「National Journal」によれば、オルバンはこの高利貸し達を彼らの王座から追い出す動きを始めた。この人気があり民族主義者である首相はIMFに対して、ハンガリーはロスチャイルドの所有する連邦準備銀行の代理者から、更なる「支援」を受けたいとも思わないし必要ともしていないと告げたのだ。これでハンガリー人は民営で訳の分からない中央銀行に高利を搾り取られることがなくなることだろう。

 その代わりに、ハンガリー政府は通貨に対する主権を発揮し、必要に応じて負債なしの通貨を発行する。その結果は顕著なものである。国家の経済は、以前は債務のために停滞していたものだったが、急速に回復しつつあり、国家社会主義のドイツ以来見られなかったものになっている。

 経済大臣は、厳格な予算政策のお陰で、IMFから借りていた22億ユーロは約束の2014年3月よりかなり前倒しして2013年8月12日に支払いを済ませたと宣言した。オルバンは「ハンガリーは投資家から信頼を得ている」と語り、それはIMFでも連邦準備銀行でも、その他のロスチャイルドの金融帝国の手先のことではないと語った。むしろ彼は、それはハンガリー人のためにハンガリーで何かを製造している者たちで、真実の経済成長を生み出している者たちのことを言っているのだ。これは、金権政治の海賊どもの「紙上の繁栄」ではなく、実際に人々を雇用し彼らの生活を向上させる何らかの生産的なものである。

 債務奴隷の足かせ生活から解放されたハンガリーなので、私的な金儲けではなく民間の福利厚生のために政府によって機能するハンガリー中央銀行の会長が、IMFに対して古いヨーロッパの地にあるその事務所を閉鎖するよう要請したことは驚くに値しない。加えて、アイスランドの努力に共鳴して、司法長官が過去三人の首相に対し、多大な負債を国家にもたらしたことで訴訟を起こした。

 ハンガリー内の銀行家らの権力を根底的に破壊するであろう残りのステップは、国家社会主義のドイツにあったような、そして現在ではブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ、つまりBRICS諸国が行っているバーターシステムを導入することである。そしてもしもアメリカがハンガリーの動きを真似るならば、アメリカ人はこの高利貸しの専制から解放され、平和的な繁栄が戻ってくることを期待できるだろう。

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最終更新:2019年01月10日 18:06