■ 「尊韓無罪」こそ日本の活路 「フリーライター宮島理のプチ論壇(2013.8.23)」より
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 この言論状況に抗うには“皮肉”しかない。敬して遠ざけることで韓国からの執拗な攻撃をかわし、東アジアからの離脱を進めることこそが日本の利益となる。
 ここ1年くらいは、「友好強要した日本は韓国に謝罪を」Link や「韓国と断交だけはやめてください」Link など、韓国に関するエントリでいくつかの皮肉を書いてきた。というのも、現在の世界、とりわけ日本において、韓国を批判することはタブー視されているからだ。
 韓国を批判する言説は「ヘイトスピーチ」として括られ、韓国を批判する者には「レイシスト」「ファシスト」「極右」というレッテルが貼られる。「極右」というレッテルが貼られてしまえば、社会的に抹殺されたも同然ということは、「極右のレッテル貼られたら終わり」Link にも書いた。
(※ 中略)
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では、具体的にはどのように「尊韓無罪」を展開していけばいいのだろうか。過去のエントリでも書いてきたように、次のようなロジックに整理できると思う。

●「世界の中心国家」Link である韓国が、今さら「終わった国」である日本に対して謝罪と賠償を求めるはずがない。それではただの弱い者いじめだ。
●それでも韓国が執拗に日本に謝罪と賠償を求めるのは、「日本はもう韓国に関わるな」という真意があるからだろう。
●確かに、これまでの日本は一方的に韓国にラブコールLink を送ってきた。人類文明の生みの親であり、漢字、印刷技術、羅針盤、火薬、蒸気機関、原子力、マンガ、アニメ、スマートフォン、ES細胞などのあらゆる発明をしてきた韓国に対する憧れから、日本はストーカーのように韓国につきまとってきた。
●韓国はさぞ気持ちが悪かったことだろう。むしろ、今まで我慢してくれたことに感謝したい。これからの日本は、韓国に関わるのをやめて生きていかなければならない。
●少なくとも向こう1000年間は、政治的な交流がすべて絶たれるくらいの覚悟をするべきだろう。韓国の気持ちを尊重するなら、日本は「日韓友好」という気持ちを消す必要がある。
●ただ、経済的な交流については、自由貿易の観点からも続けた方が望ましい。それでも、新日鉄住金の戦時徴用訴訟などでもわかるように、韓国としては「経済的にも日本とはもう関わりたくない」というメッセージを発している。ここは自由貿易の原則を曲げてでも、韓国の感情を尊重するべきなのかもしれない。
●かりに経済的な交流が絶たれたとしても、パプリカとサムスンだけはLink 残してほしい。「世界の中心国家」Link である韓国に、最後のお慈悲を乞うものである。

「尊韓無罪」によって、韓国を敬して遠ざければ、日本は少なくとも朝鮮半島に関わらなくてよくなる。過去の日本が謝罪と賠償を繰り返してまで韓国と関わってきたのは、日本も“アジアの盟主”という野望Link を持っていたからだ。そんなくだらない野望は捨て、東アジアからの離脱を進めることで、日本は初めて本当の意味での広い“世界”に出ることができる。「尊韓無罪」こそが、日本の活路となるのだ。










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最終更新:2013年08月25日 18:49