● 大島まり 「科学研究費助成事業データベース」より
2012年度:東京大学教授



■ 私の研究のモットーは、「いつも楽しく新しいことをやる!」【大学院情報学環及び生産技術研究所 教授 大島 まり】 「東京大学男女共同参画室」より
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 私はもともと理科系が好きで、大学進学のときに理学部と工学部で迷いましたが工学部に進みました。モノを作るのが好きだったので、実際にモノができて動くプロセスを見ることができる工学部のほうがおもしろいと思ったのです。筑波大学で基礎工学を学び、東京大学の大学院で原子力工学を学びました。

 大学院の博士課程を前にして、就職するか研究者の道を選ぶかで迷いましたが、もっと研究を続けたいと考えて博士課程進みました。私の中にはずっとマサチューセッツ工科大学(MIT)へのあこがれがあって、そこに留学したいと思ったのも博士課程に進んだ動機のひとつでした。子どもの頃にアポロ11号の月面着陸をテレビで見て、「すごいなあ」と、強烈な印象を受けたんですね。このアポロ計画を成功させたスタッフにはMIT出身のエンジニアが多かったので、「留学するならMIT」だ、とずっと思っていました。希望通り留学しましたが、予想していたよりもずっとハードで、研究者としてとても鍛えられたと思います。私の人生を変えたと言えるってもいい貴重な体験でした。

 その後、研究者の道を歩み始めてから機械工学科に戻り、今は東京大学生産技術研究所で教員として大学院生を教えながら研究と教育を続けています。













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最終更新:2013年06月02日 18:57