■ ベント前にメルトダウンして放射能を撒き散らしていた福島第一原発1号機 「逝きし世の面影(2013.2.22)」より
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『驚愕の大ニュースが次々と・・・』

『福島第1原発:ベント前 (700倍超の)放射性物質が10キロ圏に拡散』

11年3月12日に1号機格納容器の水蒸気を外部に放出する「ベント」を始める約5時間前から、放射性物質が約10キロ圏に拡散していたことがわかった。
放射線量が通常の700倍超に達していた地点もあり、避難前の住民が高線量にさらされていた実態が初めて裏づけられた。
原発モニタリングポストは(福島県が)昨年9月下旬までに20基の蓄積データを回収し解析。
ベント前に放射性物質が拡散していたことは周知されておらず、国会と政府の原発事故調査委員会も把握していなかった。
最初のベントは3月12日午前10時17分に試みられ、4回目の同日午後2時半ごろに「成功した」とされる。
しかし、観測データによると、主に双葉町の▽郡山地区▽山田地区▽上羽鳥地区▽新山地区−−の4地点でベント前に放射線量が上昇していた。
西5.5キロの山田地区ではベント直前の同10時に32.47マイクロシーベルトと通常の約720倍を記録した。
数値の変動は風向きの変化によるとみられる。
1号機では11日夜から12日未明にかけて、全電源喪失を原因として炉心溶融(メルトダウン)が発生。圧力容器などが損傷し、放射性物質が外部に漏出したと推定されている。  毎日新聞 (2013年02月22日)

最終更新:2013年02月22日 23:54