■ ボーイング787を巡るトラブルの連発は日航123便墜落事故の再来 「国際情勢の分析と予測(2013.1.20)」より
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1月8日から16日にかけてJALとANAの保有するB-787で7件の事故が発生し、全世界で同型機の運用が取りやめになった。原因としてはバッテリーや燃料弁の問題が指摘されている。これは実に不思議な事件である。同型機は日本が35%とボーイング本社と並ぶ高い割合で製造に参加していることもあって日本が世界中の運用機数の約半数を保有している。従って、7件の事故のうち3.5件程度は日本以外の保有する機体で事故が起きるはずである。7回の事故が全て日本保有の機材で起きる可能性は二分の一の七乗で0.8%しかない。つまり、99.2%の確率でこの事件は人為的であると見なせる。
(※ 記事詳細はブログ本文で。)


【上記記事中関連記事の抜粋】
+ ★ ボーイング787を巡るトラブル「Yahoo![読売新聞]」
● ボーイング787を巡るトラブル

2013年1月8日 日航機 米・ボストンのローガン国際空港で、駐機中の日航機の機体内部から出火
9日 日航機 同空港で、地上走行中の日航機の主翼から燃料漏れ
9日 全日空機 羽田発山口宇部行きの全日空機でブレーキに不具合
11日 全日空機 羽田発松山行きの全日空機で操縦席窓にひびが入るトラブル
11日 全日空機 宮崎空港で離陸前点検中の全日空機の左エンジンからオイル漏れ
13日 日航機 成田空港で、米国ボストンの空港で燃料漏れを起こした機体が、整備作業中に燃料漏れ
16日 全日空機 山口宇部発羽田行きの全日空機で飛行中、操縦室内で異臭がしたため高松空港に緊急着陸。乗客129人と乗員8人が脱出用シューターで避難、乗客5人が軽傷
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/b787_trouble/
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+ ★ JALのB787機燃料漏れ、弁の駆動装置に不具合 国交相
● JALのB787機燃料漏れ、弁の駆動装置に不具合=国交相 | Reuters 2013年 01月 18日 13:02 JST

[東京 18日 ロイター] 太田昭宏国土交通相は18日の閣議後会見で、米ボーイング(BA.N: 株価, 企業情報, レポート)787型機でトラブルが相次いでいる問題で、日本航空(JAL)(9201.T: 株価, ニュース, レポート)による同型機の燃料漏れについて「燃料を機外に放出するための弁の駆動装置に不具合があることをを確認した」と明らかにした。今後、当該英部品メーカーの検査に国交省の調査チームを派遣して立ち会わせるとしている。
同機は今月8日に米ボストン・ローガン国際空港で離陸準備に入っていたところを燃料漏れが発覚。同機体は13日、成田空港で整備作業中にも燃料漏れを起こし、国交省が独自に調査チームを立ち上げていた。

また太田国交相は、16日に高松空港に緊急着陸した全日本空輸(9202.T: 株価, ニュース, レポート)同型機に搭載されたバッテリーの異常について「内部に大きな損傷が確認された」と説明。今後、損傷の状況をより詳細に調査するとしている。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE90H02320130118

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+ ★ 国交省もB787の運航停止を指示へ バッテリーの安全確認まで (産経新聞) - Yahoo!ニュース 産経新聞 1月17日(木)12時8分配信
★ 国交省もB787の運航停止を指示へ バッテリーの安全確認まで (産経新聞) - Yahoo!ニュース
産経新聞 1月17日(木)12時8分配信

 運航中の機内での発煙による緊急着陸などトラブルが相次いでいるボーイング787について、国土交通省は17日、近く国内航空各社に対し、リチウムイオンバッテリーの安全性が確認できるまで運航停止を指示する「耐空性改善通報」を出すと発表した。国交省の梶山弘志副大臣が同日の会見で明らかにした。

 一方、高松空港に緊急着陸したB787について国交省航空局の調査で、機体の吸排気口に煙が出たことを示す、すすが確認されたという。バッテリーの電解液の漏れも確認しており、これが気化した可能性があるとみている。

 航空局によると、運航停止の指示は、米連邦航空局(FAA)の耐空性改善命令を受けたもの。命令ではリチウムイオンバッテリーシステムの回収などを行うまでは運航を行わないように求めていたという。

 FAAの命令は、米国内の航空各社へのものだが、世界で航行するB787の約半分にあたる24機が日本の航空会社が所有。また、今月に入りトラブルが多発していることから、国交省では耐空性改善通報を出すことを決めた。

 B787を所有する日本航空と全日空の各社は、すでに自主的に運航を停止している。国交省は、FAAと連携しながら運航再開を模索するとしている。

 一方、航空局によると、高松空港に緊急着陸したB787の機体前方電気室にあるバッテリーは容器が黒く変色。煙を感知した際に開く排気口や、客室内の気圧を調整する吸気口にすすが確認された。

 航空局は17日も早朝から詳しく調査しているが、すすはバッテリーが過熱し、内部の電解液が漏れて気化した痕の可能性もあるとみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130117-00000536-san-soci


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+ ★ FRB議長を安倍首相が手助けか-外債購入ファンド構想で - Bloomberg 2013/01/14 12:46 JST
★ FRB議長を安倍首相が手助けか-外債購入ファンド構想で - Bloomberg 2013/01/14 12:46 JST

 1月14日(ブルームバーグ):日本経済を支えようと円安を誘導するため米国債を買い入れようとしている安倍晋三首相は、米国債の投資家の中でも米国の無二の親友となりそうだ。

野村証券と岩田一政・元日本銀行副総裁によれば、安倍首相が総裁を務める自民党は50兆円に上る公算の大きい外債を購入するファンドの設置を検討を表明。JPモルガン証券は総額がその2倍になる可能性もあるとしている。日本経済は2008年以降で3度目のリセッション(景気後退)に陥っており、外債購入となればここ4カ月間で12%下落した円をさらに押し下げるとみられる。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチ米国債指数によれば、米国債相場は09年以降で最悪の年初スタートとなったが、こうした外債購入はバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の国債利回り抑制の取り組みを手助けすることになる。米連邦公開市場委員会(FOMC)は月450億ドル(約4兆円)相当の米国債の買い入れを決めたが、米国と欧州、中国の経済見通しが改善していることで、相対的に安全な資産とされる米国債の需要が抑制され、米国債は0.5%値下がりした。

ブランディワイン・グローバル・インベストメント・マネジメントで340億ドル相当の債券運用に携わるファンドマネジャー、ジャック・マッキンタイア氏は8日の電話インタビューで、「日本の米国債購入に米国ががっかりするとは思えない。FRBはあらゆる力仕事をこなしている」と述べた。

米10年国債の利回り は1.87%に上昇。4日には昨年4月以来の高水準となる1.97%に達した。ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによると、昨年12月28日の取引終了時からは17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇している。

米10年国債利回りの平均は2012年、1.79%と少なくとも第二次大戦後で最低となった。日本の10年国債平均利回りは昨年0.85%だった。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MGLHAA6JIJVE01.html


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+ ★ 50兆円規模の「金融危機予防基金」創設し、円での外債購入を─岩田元日銀副総裁=国家戦略会議・議事要旨 2011年 11月 4日 17:09 JST
★ 50兆円規模の「金融危機予防基金」創設し、円での外債購入を─岩田元日銀副総裁=国家戦略会議・議事要旨 2011年 11月 4日 17:09 JST

 [東京 4日 ロイター] 政府が4日に公表した第1回目の国家戦略会議(10月28日開催)の議事要旨によると、岩田一政・日本経済研究センター理事長(元日銀副総裁)が円高是正に向けて50兆円規模の「金融危機予防基金」の創設を提案した。日銀が円で外債を50兆円購入し、損失を財務省が負担する仕組みで、為替市場介入、非不胎化政策と同様の効果が得られるとしている。これに対し、日銀の白川方明総裁は、円高がマクロ経済に与える影響を深刻に認識しているとし、日銀は思い切った金融緩和を続けている、と応じた。
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities4/idJPnTK065456420111104









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最終更新:2013年01月20日 23:52