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● BRICs〔Wikipedia〕
☆ BRICs経済の成長と世界経済への含意に関する調査研究報告書 平成18年3月 内閣府経済社会総合研究所











中東情勢
■ ユーラシア内部の首脳の往来とBrics特使のコミュニケ 「DEEPLY JAPAN(2017.4.15)」より
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BRICS、つまりブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの特使が12日インドに集まってシリア問題について協議をしていた。
http://thebricspost.com/brics-special-envoys-discuss-syria-iraq-crises/

議題は、シリア、イラク、イエメン、リビアの軍事的、政治的状況とパレスチナ・イスラエル問題の解決の見通しについて、だそう。

各国の政治状況があるからあまり派手に発表はしていないのだろうと思うのだが、ロシア外務省は、コミュニケをウェブに載せていた。ここ

それはそれとして、ここで結構大きいのは、インドの立ち位置。インドは、シリア問題についてはシリアの外交官が感謝を示していたぐらい、シリア、イランの不利益にならないような態度を堅持している、と言っていいと思う。

インドの立ち位置はアフガニスタンにも関係してくる。表面的にはネオコンと一緒にアフガニスタンに大きく突っ込んでいこうとしていたと思えるのだが、でも、さすがにすべての近隣諸国との関係をぶち壊しにしてまで突っ込んでいこうという気はない模様。このへんはインドだわなぁって感じ。アクロバット外交、ヨガ外交という感じ。

■ 国連重視、シリア主権重視

ざっと読んだだけだけど、上で書いたコミュニケの内容で重要なのは、この二つか。

中東で起こっている危機は、武力または外からの介入なしで、国際法と国連憲章に準拠して解決されるべき
参加者はシリアの主権と領土の一体性をサポートすることで一致。シリア国民による平和的な解決が必要だ

They firmly advocated that these crises should be resolved in accordance with the international law and UN Charter, without resorting to force or external interference and through establishing broad national dialogue with due respect for independence, territorial integrity and sovereignty of the countries of the region.

The participants confirmed their strong support for the sovereignty and territorial integrity of Syria and the need for a peaceful solution, led by the Syrians, to the conflict.

こういうものは別に今すぐ何かに使えるというものではないが、混乱、衝突が起こる可能性を秘めた問題について、立場を確認しあうのはいいこと。

(※mono....以下略、詳細はブログ記事で)


■ 原油安:GSにさえ見捨てられたBRICS。 「スロウ忍ブログ(2015.1.9)」より
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BRICSの名付け親のジム・オニール氏は、BRICSという枠組み自体が最近のロシアとブラジル経済のグダグダっぷりにより間もなく崩壊すると予想しているようである。


「BRIC」からブラジルとロシア脱落も-名付け親オニール氏

更新日時: 2015/01/09 09:20 JST

 (ブルームバーグ):ブラジルとロシアは低迷する経済を再生できなければ、2010年代の終わりまでに「BRICs」諸国から脱落する可能性がある。両国とインド、中国を合わせた4カ国をBRICsと2001年に名付けた元ゴールドマン・サックス・グループのチーフエコノミスト、ジム・オニール氏がこう指摘した。
これらの国の成長を押し上げていた商品市場の強気相場がその後終わり、ロシアはウクライナ危機に関連した制裁で痛手を受けている。ブラジルは国有石油会社が絡む前例のない汚職事件に直面している。

オニール氏は、今世紀最初の10年間の「目覚しい成長率をBRICsが繰り返すことは難しい」と述べ、「極めて強力で偶発的な力が作用していたが、その一部がもうなくなった」と指摘した。
(※mono.--中略、詳細はブログ記事で)
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アカいGSにすら見捨てられた共産主義者たちに、もはや明るい未来など考えられまい。

この様子だと、GSが反日サヨクを巻き込んで進めようとしていた再生可能エネルギーのプロジェクトやらも、今後は次々と頓挫&フェードアウトしていきそうな予感である。


グローバル金融資本に煽られて真っ赤に染まり、最後はあっさり梯子を外される人々。これはある意味、共産主義者たちの“様式美”みたいなものなのかも知れない。

ドイツ
■ ドイツがBRICSに加盟する可能性が? 「日本や世界や宇宙の動向(2014.7.24)」より
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以下の記事を短くご紹介します。
どうやら。。。ドイツはBRICSに加盟する可能性が出てきました。
消えたマレーシア航空機といい、ウクライナのマレーシア航空機撃墜事件といい。。。ヨーロッパ諸国はアメリカにやり方にうんざりしているようです。
そういえば、マレーシア航空機を撃墜したのはロシア側だと主張しているのはウクライナとアメリカだけです。
ヨーロッパからはそのような主張は何も聞こえてきません。
しかも、ヨーロッパはアメリカの命令に従ってロシアに対する制裁を強化することには同意できないでしょう。何しろロシアとの経済的つながりがありますから。。。
中東やウクライナの一連の戦争や事件はイスラエルとアメリカ(そしてウクライナ)による戦争ゲームだということが分かります。ヨーロッパはアメリカとイスラエルの汚いやり方に嫌気がさしているのかもしれません。
と言うことで。。。本当にドイツはBRICSに加盟するのでしょうか?ドイツと中国の関係を見ると。。。どうもお互いに接近したいようですが。。。


ジム・ウィリー氏によると:
ウクライナでマレーシア航空機が撃墜されましたが。。。その結果、予期せぬ影響が出ています。
アメリカはヨーロッパ諸国に対し、2つの選択肢を与えています。1つは、アメリカの対ロ政策に賛同し、ロシアの制裁を強化し、対ロシア戦争に参加し、準備通貨としての米ドルを守るか。。。それとも。。。ロシア側に付くかです。
しかしヨーロッパ諸国は、もう米ドルには付き合っていられないと言うでしょうね。アメリカが特に心配しなければならないのはドイツです。ドイツでは3000社がロシアと取引を行っていますから、ロシアへの制裁強化に賛成するはずがありません。
これはアメリカの戦争ゲームなのです。そしてヨーロッパ諸国はアメリカの戦争ゲームに嫌気がさしています。米ドルを守るために貿易を戦争に変えてしまいました。NSAは、ロシアが米ドルを崩壊させるのをドイツが裏で支援しているのではないかと疑い、ドイツをスパイしています。
NSAはドイツが水面下で何をやっているのかを調べています。つまり、ドイツは密かに米ドルを捨て、BRICSに加盟しようとしているのではないえしょうか。
(※ 以下略)

○フォーリンアフェアーズ誌に、久々に目が覚めるような論文が掲載されている。といっても、わずか6ページの巻頭エッセイなのだが、"Broken BRICs"という。「BRICsって、もう終わっちゃったよ。新興国が台頭して先進国と並び立つ時代が来る、なんてもう忘れた方がいいんじゃないの?」と言っている。この雑誌は、5年に1回くらいの割りで、「文明の衝突」とか「アジアの奇跡という神話」とか、時代を画するような論文を載せる。これもまた、いろんな意味で目からうろこの指摘だと思う。概ね、以下のようなことを言っている。

  • (中略)
私はおそらく日本で最初にBRICsは幻想にすぎないと主張していたと思う。

以下2008年10月の記事である。

①アジアの幻想(新興国バブルの終焉)フラット化した世界~日米中人口動態俯瞰
②アジアの幻想(新興国バブルの終焉)日米中人口動態俯瞰 ~ゴールドマンサックスBRICsリポートは正しいのか?
③アジアの幻想(新興国バブルの終焉)人口動態に見る「アジアの時代」の終焉
④アジアの幻想(新興国バブルの終焉)資本主義精神について。
(※ それぞれリンク貼りされているが、ブログ本文を。)

①~③にて人口動態を新興国バブルの終焉も根拠として論じていますが、もう一つBRICsが幻想である根拠として、資本主義精神の欠如している国の経済が離陸  take offできないと私は確信している。
④にてBRICs諸国に、はたして資本主義の『精神』が存在しているのであろうか?と論じた再度掲載する。
(※ 後略)


★ 新興国投資、東南ア脚光 BRICs減速が背景 「日本経済新聞(2012.11.25)」より
 個人投資家による新興国投資が変わり始めた。投資先がブラジル、ロシア、インド、中国(BRICs)から、東南アジアなどに裾野が広がってきた。株式だけでなく新興国の債券にも資金を振り向けている。
.................................................
個人マネーが積極的に新興国に向かい始めたのは2005年ごろだ。当時はまず、新興国全体の株価指数への連動を狙う投信など、幅広く分散投資/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3EAE5E3E3E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NXする商品に資金が流入した。

 その後、新興国の代表格としてBRICsの認知度が向上。中国株、ブラジル株などBRICsの中の特定の1カ国の資産で運用する投信が資金を集めた。09年から11年半ばにかけ、新興国に投資する投信(追加型)の残高のうち、ほぼ半分は中国など特定の国に投資するファンドが占めた。昨年あたりから徐々に揺り戻しが起き、その比率は今は3割強に落ちている。
 一因は個人の資金の受け皿となってきたBRICsの成長鈍化にありそうだ(グラフA)。ブラジルは今年、国内総生産/dx/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E5EAEAE4E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX(GDP)成長率が前年比1%台に下がる見通しだ。中国も外需の減速に加えて高齢化による今後の生産人口の減少という構造的要因もあり、従来のような2桁成長は見込めなくなってきた。


■ 覇権体制になるBRICS 「田中宇の国際ニュース解説(2012.4.14)」より
 3月末、インドのニューデリーでBRICSの4回目の年次サミットが開かれ、最終日の3月29日に「デリー宣言」を発表した。BRICSは中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカの5つの新興大国で構成され、5カ国で人類の4割を占め、国際社会で世界の途上諸国の代表として振る舞うことが多くなっている。

 米欧日のマスコミは、BRICSサミットを大きく報じなかった。だが、サミットで表明されたデリー宣言は、国際政治の体制を、従来の米国(米欧)主導からBRICS主導へと転換する流れを描いている。この転換は、BRICSが米国から覇権を奪う動きでない。米国の覇権が弱まる中、世界の混乱を避けるため、BRICSが米欧に代わって集団で覇権の運営する動きだ。BRICSは今回のサミットで、米国の覇権が縮小した後の世界に向けた準備を具体化した。BRICSは、覇権という舞台で次の幕の登場を準備すべく、舞台裏の控え室に入った感じだ。控え室のドアに貼り出されたのがデリー宣言だ。

  • (※ 相当な中略)

 半面、いつ起きるかわからないのが、ドルに代わる国際決済体制が必要になる事態だ。米国の金融危機の再燃が今年中に起きるかもしれないし、逆に意外とずっと延命するかもしれない。ドルや米国債が持ちこたえている限り、BRICSが覇権体制になる必要はない。

 目立ちたがり屋のロシア以外のBRICS諸国は、地域を代表する地域覇権国になることを表に出さないようにしている。欧米による軽視も続きそうなので、今後もBRICSはきたるべき覇権体制という印象を人々に与えず、目立たず準備活動を続けるだろう










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最終更新:2024年02月12日 17:25