日本を取り巻く情勢〔中台韓朝露米〕
■ アーミテージ訪中大恥伝説はかなり怪しい 「陽光堂主人の読書日記(2012.10.29)」より
この記事を見る限り(他の報道も同様ですが)、李克強は紳士的に対応したようです。役割分担があって、洪磊報道官は(汚い表現ですが)「相手に一発ぶちかます」のが仕事なのでしょう。外交ですから、硬軟織り交ぜた対応をするのは当然で、皆が強硬路線に出たら戦争になってしまいます。

 アーミテージらが恥をかかされたというのは言い過ぎで、親中反米の副島氏の勇み足と見るべきです。我国のネット論壇には反米の人が多く、その反動で親中に傾きやすいので、こうした話は直ぐに拡散します。

 米中は対立しているように見えて、奥の方で手を携えている一面があり、曰く言いがたい関係が成立しています。ある意味、日米より良好な関係にありますから、慎重に情報を分析しないと判断を誤ってしまいます。

 各国が生き残りをかけて鎬を削る中、一番軽んぜられているのは我国です。何せ、あの無為無策のどじょう氏が総理大臣なんですから、誰もまともに相手にしてくれません。極東情勢は、米中韓とロシアで仕切られていて、日本は蚊帳の外に置かれています。

 我国はキャッシュカードの役割を担ってきたわけですが、最近は金欠なので益々存在感が低下しています。影響力を行使すべく政府は増税に増税を重ねていますが、従順な日本国民の忍耐も限界に近づいており、危険な徴候が見え始めています。今が正念場と言えましょう。


尖閣を巡る日中間の”緊張状態”を演出し裏で糸引いているのは、このアメリカの「戦争マフィア」どもだということである。

即ち、米CIAに連なるアーミテージやナイの指揮の下、その”飼い犬”たる輩どもが、日中間における様々な挑発行為をおこなうことにより”意図的”に緊張状態を演出し、その結果、見事アメリカの思惑通りに今回の大規模な「反日デモ」が起こり、まんまと「日中対立の図式」が生じているといることである。

驚くべきは、尖閣を巡る日中の対立の図式は、沖縄返還時にアメリカが”意図的”に仕掛けた”地雷”であり、その後のナイ・アーミテージらによる綿密な計画の下、実行に移されている点である。

つまり、今回の尖閣問題は一朝一夕で起きたものではなく、アメリカがじっくりとその戦略を練り、満を持して発動したものだということである。


今回取り上げたのは、長谷川幸洋氏による「第3次アーミテージ・レポート」の分析記事である。

本題に入る前に、まず、長谷川幸洋氏であるが、信頼に足る数少ない新聞媒体である東京新聞・中日新聞論説副主幹という肩書きと、フクシマ原発事故を巡って経産省や”嘘つき”枝野幸男と激論を交わしたことからも、基本的に信頼に足る人物とみてよいであろう。

さて、「第3次アーミテージ・レポート」については、先日のエントリーにて取り上げた際にコメントしたとおり、ここ最近の一連の「竹島」「尖閣」を巡る「日中韓の緊張状態創出劇」を裏で糸引いているのが、今回自ら表舞台に登場してきたこの”戦争マフィア”ジョセフナイとリチャード・アーミテージらであるというのが個人的見解である。








最終更新:2013年02月26日 19:01