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★ スリランカにヨウ素850キロ 「読売新聞:千葉(2015.3.18)」より
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 県は日本ヨウ素工業会などと協力し、甲状腺ホルモンに不可欠な栄養素のヨウ素850キロ・グラムをスリランカに無償援助した。県庁で17日、贈呈式が行われた。本県は、ヨウ素の国内生産量の8割を生産している。

 県国際課によると、ヨウ素が不足すると、発育不全や知能障害などを引き起こすという。海藻などを食べることで摂取が可能だが、海外の内陸部などの住民は不足しており、スリランカでも人口2000万人の約7%が深刻なヨウ素欠乏症に苦しんでいるとされる。

 日本はチリに次ぐ世界2位のヨウ素産出国。本県は南関東ガス田の中心にあり、地下水からメタンガスとヨウ素が取り出せるため、国内最大産地になっている。県はこれまでもモンゴル、カンボジアにヨウ素を援助してきた。

 贈呈式で諸橋省明副知事は「苦しむ人々の一助となるのは喜びだ」と話した。スリランカ大使館のD・D・プレマラトナ公使参事官は「寄贈は大変心強い。ヨウ素は国民のために役立てる」と述べた。ヨウ素は食塩に混ぜるため、同国内の製塩業者に配られる予定。


★ インド、「脱中国依存」掲げるスリランカと連携 「読売新聞(2015.3.15)」より
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 【ニューデリー=石田浩之、北京=竹腰雅彦】インドのモディ首相は13、14の両日、スリランカを訪れ、シリセナ大統領と会談した。

 国際会議以外でインド首相がスリランカを訪問するのは28年ぶり。インドは中国のインド洋進出に警戒を強めており、「脱中国依存」を掲げて発足したシリセナ政権との連携で、中国をけん制したい考えだ。

 「両国の未来を楽観している」

 13日の首脳会談後、モディ氏は記者会見でスリランカとの関係修復に自信を見せた。シリセナ氏は2月に訪印しており、2人の会談は1か月足らずで2回目。この日は、経済関係の強化で一致したほか、インド側が鉄道整備への支援を表明した。

 インドは1991年以降、スリランカへの関与を最低限の経済支援などにとどめてきた。ラジブ・ガンジー元首相が、スリランカのタミル人過激派組織「タミル・イーラム解放のトラ」の自爆テロで暗殺されたためだ。この間、中国がスリランカに接近し、最大の支援国となったほか、インドを取り囲むように、「真珠の首飾り」と呼ばれる港湾整備を推進した。昨年9、11月には、中国の潜水艦がコロンボ南港に寄港し、インドはいらだちを募らせていた。

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★ 中国、スリランカをけん制…要衝整備に黄信号 「読売新聞(2015.3.15)」より
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 インドを取り囲むような「真珠の首飾り」の要衝整備に黄信号がともった中国は、外務省の華春瑩ファチュンイン副報道局長が5日の記者会見で「スリランカが(中国との)友好の大局と国家発展の根本的利益に立脚し、妥当に問題を解決し、中国企業の投資への信用を損なわないと信じている」と述べるなど、スリランカを強くけん制した。

 習近平シージンピン政権は、インド洋を通る「21世紀海上シルクロード」構想を進めており、対抗措置を検討する構え。今後、インド洋を巡る駆け引きが活発化しそうだ。

 ◆「21世紀海上シルクロード」構想=福建省から東南アジア、南アジア、中東、アフリカ東岸、欧州に至る沿岸諸国での経済協力の枠組み。道路網整備による「シルクロード経済ベルト」構想と合わせ「一帯(ベルト)一路(ロード)」とも呼ぶ。

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★ 中国が支援の港湾計画で工事中断…スリランカ 「読売新聞(2015.3.11)」より
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 【ニューデリー=石田浩之】スリランカ政府は、最大都市コロンボで中国が建設支援する「港湾都市プロジェクト」の中断を決め、中国企業が8日、工事を止めた。

 シリセナ新政権が前政権の中国依存から脱却を図る動きの一環で、最大援助国の中国との関係が冷え込む可能性もある。

 このプロジェクトは、中国企業が港湾建設などの大半を請け負い、ビジネス施設の集積を目指す事業。中国主導で昨年9月に工事が始まった。だが、中国からの資金の一部が前政権関係者に流れるなど汚職が指摘され、1月に当選したシリセナ大統領が計画の見直しに言及。2月に検証委員会を設置していた。






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最終更新:2015年03月20日 16:53