「十年に一人の大物次官」「最後の大物次官」「影の総理」と呼ばれ、消費税増税に驀進する財務省にとっては切り札的存在といわれている。



■★ 勝栄二郎次官は異例の在任3年目に突入財務省も懸念する消費税増税“完勝”の結末 「ダイヤモンド・オンライン(2012.7.5)」より / 魚拓1 / 魚拓2 / 魚拓3 / 魚拓4 / 魚拓5 / 魚拓6
  • 財務省は密かに快哉を上げている、と思ったら「それは主計局のことでしょ。役所の中には異論もあります」。上層部の一人はそんなふうに言う。中堅幹部には「今回は完勝です。しかしやり過ぎ。先の展望は全く立たくなった」と語る人もいた。

  • 財務省OBの民主党議員はこういう。
 「税と社会保障の一体改革というのは、増税しその上で社会保障を削るということです。無駄な社会保障にメスを入れない限り、財政再建はできない」


  • 選挙に落ちれば「ただの人」でしかない政治家による”政局劇”をほくそ笑みながら、この男は勝ち誇ったように笑っていることであろう。
 まるで新興宗教による洗脳のように野田佳彦を思うがままに動く”パペット”(操り人形)とし、自民・公明にまで謀略を張り巡らし、見事に「消費税増税」を採決に導いたのは紛れもなく”財務官僚”勝栄二郎による所業である。


★ 勝栄二郎「財務次官」退任で、「古谷次官」誕生か? 「Yahoo!みんなの政治〔リベラルタイム8月号〕(2012.7.3)」より / 魚拓
(※ 全文引用)
  • 財務省の勝栄二郎事務次官は今年七月で就任二年になる。一時は、次官在任三年説まで飛び出したが、本人は通常国会閉会後に退官する意向を固めたようだ。
 勝次官が三年務めるといわれた背景はこうだ。財務相だった野田佳彦氏が首相になり、社会保障と税の一体改革を「不退転の決意でやりぬく」と表明した。財務省にとっては願ったりかなったり。消費税増税は極めて困難なため、法案が成立するのに時間がかかるのではないかと考え、在任二年では法案成立は難しいと考えた勝次官は、消費税増税成立まで首相のそばで支えようとして、在任三年説が出てきたようだ。
 しかし、民主、自民、公明三党による修正協議が合意に達し、成立の見通しが高まったため、退官しても問題はないと勝次官自身が考え始めたといわれている。さらに、野田内閣のことを「直勝内閣」等と揶揄され、野田首相は財務省のいいなりという見方が広がったことも、勝次官が退官を決意するきっかけになったようだ。
 財務省は、野田内閣が財務省のいいなりという報道に神経質になり、何社かの新聞社に抗議したほどである。財務省には、官僚は表に出てはいけないという美学がある。常に陰で支えるものだというものだ。これまでにも、財務省が何かを牛耳っているといわれたことは、ほとんどない。それだけに気になっていたのではないか。
 勝氏の次の次官は、順当にいけば真砂靖主計局長だが、消費税増税の行方がまだ不透明なことから、真砂氏が事務次官就任までのつなぎとして、古谷一之主税局長が、一年間次官を務めるのではないかとの観測もある。


■ 





.
最終更新:2012年07月05日 21:09