■ Green Action



大飯原発
■ 「大飯原発」など原発立地の断層、再点検を急げ 「ちきゅう座(2012.7.3):池田龍夫」より
  • 枝野幸男経済産業相6月29日の記者会見で「既に活断層ではないと判断しているが、専門家会合で新たな知見があるか不断の検討はしていく」と述べ「新たな知見が判明すれば再稼働に影響するが、そうでないというのが現時点での認識だ」と強調した。


  • 3.結論
 大飯原子力発電所内を横断するF-6破砕帯(断層)の掘削調査は、不可能ではない。掘削したのち、断層が確認できれば、その観察は1日で終了すると思われる。アスファルトやコンクリートを剥ぎ取る工事を行ったことはないが、1週間程度で掘削・観察・現状復帰は完了すると考えられる。掘削は複数の地点で行うことが望まれるが、掘削地点が増えても、同時進行で進めればよいので、工期はそれほど延長する必要はないであろう。
 F-6破砕帯(断層)は、原子炉の直下にはない。しかしながら、Sクラスの重要構造物である非常用取水路はF-6を横切って設置されている。このため、F-6破砕帯(断層)が活断層と認定された場合は、3・4号炉の使用は不可能となる


  • ◆概要
 関電が昭和60(1685)年に大飯原発3,4号機増設のために「大飯発電所原子炉設置変更許可申請書(3,4号炉増設)として提出した図面には南側と北側両方のトレンチ図があった。
 ところが6月25日の保安院交渉で、北側のトレンチ図原図を持っているにもかかわらず、最近の耐震バックチェックやストレステストの意見聴取会では、一切示さなかったことが明らかになりました。
 保安院は都合の良い南側のトレンチ図だけを見せて、審査したり、意見を得て、再稼働にこぎ着けた可能性があります。犯罪です。
 市民側は保安院に北側の改題図面の提出を求めています。
  • 関電が昭和60(1685)年に大飯原発3,4号機増設のために設置変更許可申請書として提出した図面には南側と北側両方のトレンチ図がありました。
 しかし関電は最近の耐震バックチェックやストレステストの意見聴取会には北側のトレンチ図を出しませんでした。
 美浜の会とグリーン・アクションが渡辺満久教授に問題の昭和60(1685)年に大飯原発3,4号機増設設置許可変更申請書の北側のトレンチ図含めて提示し教授に意見を求めました。
 北側の図から渡辺教授は活断層の可能性を指摘しました。
  <渡辺教授のコメントはこちら









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最終更新:2012年07月04日 21:14