☆ 震災による自殺 ~直接被害と間接被害、被害の広範化~ pdf. 「社団法人 農協共済総合研究所:調査研究部 濱田 健司(2011.10)」


■ 「震災と自殺」(RFI・毎日新聞の記事から) 「阿修羅♪(2012.3.12)」より
  • 福島原発事故では、1人の死者も出さなかった。しかし、あの津波があって以降、近親者を失ったストレス、全く先の見えない未来、仮設住宅での雑居生活、失業などから、大津波の被災者や原発事故の避難者が自殺に追い込まれている。

 特に、30代の若い人々や高齢者たちが、日々の生活に終止符を打った。「大震災以降、不安な心理が日本社会全体に広がった」との見方を、日本政府のある責任者は示している。

  • ただ、実態は少し違うかもしれません。毎日新聞の報道から、国内の自殺者数は14年連続で3万人を超えたものの、昨年比ではむしろ減少している、ということが読みとれるからです。

毎日新聞は、「震災に関連する自殺と判断されたのは55人」と伝えています。「自殺者数は3万651人で前年より1039人減少」ですから、震災による自殺者数を割り引いても、自殺者数は減少しています。2011年、日本をめぐる客観情勢は何1つ好転していないはずです。


■ 震災後8カ月経つ今、被災地で起きている自殺。助かったはずの命がなぜ? 「救済復興支援SNSサイト Senju(センジュ)」より


★ シリーズ東日本大震災:助かった命が なぜ 「NHKスペシャル(2011.11.23)」より
  • 内閣府が震災の影響で自殺したと認定する「震災関連自殺」は4か月で38人に上る。
 宮城県東松島市では保健師たちが中心となり、在宅の市民を対象にした戸別訪問を続けている。中にはうつ状態かPTSDなど精神的に追い込まれる被災者もいて、精神科の受診を勧めたり、定期的に訪問したりするなど支援活動が続いている。
最終更新:2012年05月09日 23:06