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  • 年齢条件さえ満たせば、運転免許の取得を拒んではならない。
  • 自由な場所で自由な時間に自由な方法で自動車を運転することは運転者の正当な権利であり、これを拒んではならない。
  • ごくわずかの建前上の取り締まりを除いては、取り締まりをしてはならない。
  • ごくわずかの建前上の取り締まりによって、運転免許が停止になった者に対しては、その停止を早期に解除させるための措置を実行する。
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  • 交通事故を減らすためには自動車原理主義と決別して、運転免許の適正な交付と徹底した取り締まりに努めるべきである。政治の役目は、自動車を崇め奉る(あがめたてまつる)ことではなく国民の生命を守ることであるはずだ。そのことを再認識するべきである。






■ 行間に揺らめく怒りの焔/『自動車の社会的費用』宇沢弘文 「古本屋の殴り書き(2011.6.4)」より
  • 「生きた学問」は偉大なる感情に裏打ちされている。そのことを思い知った。宇沢は1964年にシカゴ大学経済学部教授に就任した人物。門下生の中にジョセフ・E・スティグリッツがいる(2001年ノーベル経済学賞受賞)。市場原理主義の総本山で、宇沢はシカゴ学派を批判した。気骨の人という形容がふさわしい。

 宇沢の怒りが青い焔(ほのお)となって行間で揺らめいている。本物の怒りは静かなものだ。熱い怒りは長続きしない。読み手はおのずから襟を正さずにはいられなくなる。






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