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福島原発事故に関するバンダジェフスキーの評価と懸念 [編集] (※ Wikipediaより引用)

史上初めて原子力発電所の複数の原子炉でメルトダウンおよびメルトスルー(いわゆるチャイナシンドローム)を起こした福島原発事故について、バンダジェフスキーは日本に向けて以下のコメントを寄せている。

『日本の子供がセシウム137で体重キロあたり20 - 30ベクレルの内部被曝をしていると報道[27]されたが、この事態は大変に深刻である。子供の体に入ったセシウムは心臓に凝縮されて心筋や血管の障害につながる。(全身平均で)1キロ当たり20 - 30ベクレルの放射能は、体外にあれば大きな危険はないが、心筋細胞はほとんど分裂しないため放射能が蓄積しやすい。子供の心臓の被曝量は全身平均の10倍以上になることもある[28]』 

また、『被曝の影響は胎児や子供に大きく生じ、遺伝の影響が次世代に現れる可能性[29]』や、日本の食品の暫定規制値について『大変に危険[30]』、さらに食品に関する影響への懸念『今後放射能が土壌に浸透して野菜が吸収しやすくなる[31]』、などを表明した。


  /  【セシウムと心臓疾患

■ バンダジェフスキー博士 院内講演会 「原発のない社会をめざす会(2012.3.19)」より
ユーリ・バンダジェフスキー(1957年1月9日-): 医師・病理解剖学者。ゴメリ医科大学初代学長。
チェルノブイリ原発事故の影響を調べるために、被曝した人体や動物の病理解剖を行い、体内臓器のセシウム137などの放射性同位元素を測定する研究を行った。 1999年、ベラルーシ政府当局により、ゴメリ医科大学の受験者の家族から賄賂を受け取った容疑で逮捕・拘留されたが政治的意図による冤罪だとして、海外の多くの人権保護団体がベラルーシ政府に抗議した。バンダジェフスキーの投獄に対する国際世論の高まりに押される形で、刑期途中の2005年8月5日に釈放されたが、5か月間はベラルーシから退去することを禁じられた。現在、ベラルーシを国外追放となり、ウクライナ・キエフ州のイヴァンキブ(Ivankiv)中央病院に勤務している。







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最終更新:2012年03月22日 22:20