☆ 燃える雨、白燐弾 「米軍による白燐弾使用の実態についてのまとめサイト」より




☆ 白燐弾が通常榴弾より殺傷力が劣る理由 「週刊オブイェクト(2009.1.17」より

 ・3年前の日本での白燐弾デマゴーグは、白燐弾から有毒ガスのホスフィンが生じるという酷いデマでした。白燐からホスフィン(燐化水素)を発生させるには水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどが必要で、単純に燃焼しただけでは発生しません。

 ・ファルージャでの白燐弾使用を糾弾したイタリア国営放送RAIの証言者、ジェフ・エングルハート元兵士の主張「白燐弾は爆発すると雲をつくりだし、その半径150メートル以内にいたらお終い」「煙に巻かれたら皆焼かれて死ぬ」というもウソである事が発覚しています。

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■ 謎の超兵器と化した白燐弾 「週刊オブイェクト」より

 ・最近(11/13)、メールフォームへ「イラクで米軍が化学兵器の白燐弾を使用したと大騒ぎになっているのですが、ご存知でしょうか?」という情報がありました。それを見て「白燐(WP)弾なんて古くからある兵器を今更になって大騒ぎ?」と驚いたのですが、そもそも何時の間に化学兵器扱いになったのか理解に苦しみます。条約で禁止されている物質では無かった筈ですが・・・

試しに白燐弾で検索を掛けてみると、反戦運動家の間では既に恐怖の大量破壊兵器という扱いになっていて頭を抱えたくなってきました。その中でも特に広まっているおかしな言説にツッコミを入れておきます。元は何処かのブログのコメント欄に書かれたものらしいのですが、あちこちのブログに転載され、かなり有名になっているものです。



白燐弾
■ アウシュヴィッツと人間の尊厳 「憎しみの連鎖(2012.1.27)」より

 ・今回の内容を紹介するために、少し私自身のことを語らせてください。
  私は、数年前から陰謀史観を語り始め今現在に至っています。
  (※ 中略)


■☆ 白燐(白リン) 「さてはてメモ帳(2007.9.16)」より


■ イスラエル軍が白リン弾使用で処分 「壊れる前に…(2010.2.2)」より

(※ エントリー記事に対するブログ主さんのコメントから)
 ・最初に報じられたような「イスラエルが公式に白リン弾の使用が違法だと認めた」という事実はなかったということだと思います。私が早い時期の報道にもとづいて書いたことでご迷惑をおかけした人がいましたら、お詫びします。教えてくださったかた、ありがとうございました。

» 白リン弾使用でイスラエル軍将校処分の報道はハーレツ紙の誤報と確定 トラックバック 週刊オブイェクト
英語版の方がより詳しかったので紹介しておきます。 Israel disciplines officers over Gaza shelling - CNN.comThe new Israeli report stated: "...in one case, a Brigadier General and a Colonel had authorized the firing of explosive shells which landed in a po..... 続きを読む

受信: 2010/02/04 23:32:16

■ 白燐弾デマ報道を信じ込んだ人の例 「週刊オブイェクト(2009.1.12)」より

 ・白燐弾は焼夷兵器禁止条約から漏れており、化学兵器禁止条約からも漏れている為、現状では違法兵器ではありません。つまり、「条約違反だ!」と声高に叫ぶ事は間違っています。それはデマを流す行為ですので、止めて下さい。デマでは無い、正しい、と言うのであれば、法的な根拠を指し示して下さい。しかし数年前にもこれと同じ流れになっており、白燐弾は条約違反だとする側は最終的に「条約に書かれていなくても国際慣習法のもとで不法であると論ずることができる」というアクロバット的な論法を繰り出しています。しかし白燐弾は問題化したのがつい最近の話であり、昔からの慣習であるとはとても認められません。


■ 「超兵器」白リン弾のデマについて貼っておきます。 「『帝國』ブログ(2009.1.28)」より

 ・米流時評 : 「ガザジェノサイド」イスラエルの大罪を告発する!
  http://beiryu2.exblog.jp/9173069/

  このエントリーに週刊オブイェクトさんが白リン弾デマの一例として反論。

  白燐弾デマ報道を信じ込んだ人の例 : 週刊オブイェクト
  http://obiekt.seesaa.net/article/112484553.html

  事実に基づいてイスラエルなりアメリカなりどこでも批判するならばどんどんやるべきですが
  根拠の不明瞭な情報源で事実認定してしまったのは自業とは言え何ともマズかったですね。
  この米流時評さんはチベット問題で海外の報道を翻訳して伝えてくださっていたブログであり
  お互いトラックバックしているようなブログだったので当ブログ主としては残念でなりません。









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最終更新:2012年01月30日 20:45