・世界一の債権国で、強い産業を持つ日本の通貨である円が支える事によってドルが成り立っている訳ですから、立場は既に逆転しています。日銀が円の流通量を戦略的に増やし、日本経済を活性化させさえすれば円基軸通貨は目前なのです。
・日本時間8月2日午前米下院で米債務上限引き上げ法案を可決、上院に送付した。目先デフォルトが回避されても、円高が止まらなくなっている。
これは、強固な円高というより円が実質的に基軸通貨としての役割を果し始めたのではないだろうか?
《為替談議 実質的に基軸通貨となった円》にて、円が基軸通貨となり始めた事を私は指摘した。
・最後に「世界最大の対外債権国の国民である日本人が一向に豊かに、かつ幸せになれないのは、 ・・・ 巨額の対米マネー移動がドル建てで行われ(円の基軸通貨化がなおざりにされてき)たからである」との吉川元忠の指摘について一言 ―ドルに代って円が、たとえ、基軸通貨となり得ても、そして、それによって日本の国益は大いに擁護されるとしても、基軸通貨としてのリスクを非基軸通貨国におしやる搾取と収奪の体制は不変であること、(16) しかも、公正な通貨、グローバル通貨、を創るためには、「ユーロ」が50年以上をかけて“均一な経済社会”を創出する必要があったように、(17) 均一なグローバル社会を創ることが前提となりますが、通貨が必要とされるのは、そのような“終末論的社会”においてよりも、それを達成する過程においてであることを銘記しておかなければなりません。とにかく、ここでは、経済活動の土台である通貨、しかも基軸通貨とは、公正とは縁もゆかりもない、単なる最強国の通貨でしかないことを、 あくまでも強調しておかねばなりません。
・日本の工業技術力は現時点で、世界から飛びぬけた水準にある。これを実感するのは、いろいろと持ち込まれるコンサルタント案件であり、日本人、日本文化の能力は、非常に高い。特に高いと思うのは、新しい商品群であり、この発明品の実力は非常に高い。
・不況の時代、次の時代を予感する実力が、日本にはある。COOL・JAPANの真価を発揮するのは、これからである。現時点でも世界的な経済力を持っている日本が大きくなる。経済的に圧倒的な実力ある国がその実力を持って、世界を助けるしかないと見ている。
・
.