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● 地震の被災者焼身自殺
  ★ 原発避難区域で自殺か 福島・川俣町の58歳女性 「毎日jp(2011.7.1)」より / 記事保護





★ 日本の被災地で8件以上の自殺 9割が帰郷望まず 「中国網_日本語(2011.4.11)」より / 記事保護html



★ 「お墓に避難します」…南相馬の93歳女性自殺 「読売新聞(2011.7.10)」より

 ・遺書には、「足手まといになる」「お墓に避難します」との趣旨が記されていた。

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★ 東日本大震災:お墓にひなんします 南相馬の93歳自殺 「毎日jp(2011.7.9)」より
◇女性が家族に宛てた遺書の全文(原文のまま。人名は伏せています)

 このたび3月11日のじしんとつなみでたいへんなのに 原発事故でちかくの人達がひなんめいれいで 3月18日家のかぞくも群馬の方につれてゆかれました 私は相馬市の娘○○(名前)いるので3月17日にひなんさせられました たいちょうくずし入院させられてけんこうになり2ケ月位せわになり 5月3日家に帰った ひとりで一ケ月位いた 毎日テレビで原発のニュースみてるといつよくなるかわからないやうだ またひなんするやうになったら老人はあしでまといになるから 家の家ぞくは6月6日に帰ってきましたので私も安心しました 毎日原発のことばかりでいきたここちしません こうするよりしかたありません さようなら 私はお墓にひなんします ごめんなさい



■ すばらしい 「nikaidou.com」より

 ・俺も死ぬときはこうありたいものだ。足手まといになってものうのうと生きていたくは無い。

 ・それにしても、「お墓に避難します」は面白いな。最後までなかなかシャレの効いた人生じゃないか。合掌

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■ 【菅尊民卑】南相馬の93歳、お墓に避難、自殺。 「黄昏て“爺放談”(2011.7.10)」より

 ・93歳のおばあちゃん・・・・・・
  その敗戦時、ちょうど30歳くらい。
  しかし、93歳の老婆を自殺に追い込むこの「皇国」って一体何だっ ???


■ 地震と自殺(1):ケアは誰に必要か? 「自殺サイト:自殺 臨床心理学」より

新潟県中越地震

 新潟県中越地震(2004年)の前5年とその後の3年を比較した研究*1によると,男性については,地震前後の被災地域での自殺率が48.4→46.0人(/10万)に変化したのに対し,比較対照地域では46.1→45.1人(/10万)に変化していた。女性については,地震前後の被災地域での自殺率が22.3→20.2人(/10万)に変化したのに対し,比較対照地域では18.7→15.3人(/10万)に変化していた。男女どちらとも自殺率は低下しているものの,男性の方が低下率が高い。女性の方を集中的にケアすべきとも結論されている。


阪神大震災

 阪神大震災の前7年とその後の5年のデータを利用した研究*2によると,日本全体と神戸を比べると,震災後の2年間では神戸の自殺率は低下していると結論づけることができる。なお,地震の影響は中年男性にとって最も大きいという。ちなみに,この論文では地震のような災害後の自殺率の減少に関する説明をデュルケームに負っている。つまり,アノミー的自殺*3が災害により減少することにより,このような状況が出現するということである。


台湾地震

 死者2000人超を出したこの地震では,男性の自殺率微増であるのに対し,女性の自殺率が6.1(1998)→14.2(1999)/10万人と2倍になった。しかし,2000-2001年に遅れて男性の自殺率も上昇を始めた*4。地震の自殺率への影響については性別によりタイミングが異なるとしている。この論文の著者によると,地方在住の男性の自殺を防ぐためには,何よりも地域経済の復興が重要であるという。

 同じ地震について行われた別の研究によると*5,やはり,この地震から見えてくる震災後の自殺ハイリスク群は,45-64歳の男性であると言う(年齢については,25歳以下, 25-44歳, 45-64歳, 65歳以上の4区分で分析)。


マルマラ地震

 ちなみに,地震と自殺率ではなく,地震と自殺に関係の深い心理状態について調べた研究によると*6,トルコ北西部のマルマラで1999年8月17日に生じた地震を生き延びた3,609名の生徒にアンケートをとったところ,71.5%が中程度の抑うつ(BDI)状態を示し,9.6%が重篤な抑うつ状態であった。自殺傾向・自殺に関するう考えは16.7%の者に認められた。自殺に関する考えは,震災により怪我をした者で1.76倍,親類を失った者で1.57倍,自宅等が壊れたか大きなダメージを受けた者で1.35倍多く認められた。なお,自殺に関する考えは,男性よりも女性の方が持っている割合が低かった。


※ 津波について

 同様の方法でGoogle shcolarで津波に関する研究を探すと,1件ヒットした。2004年にスマトラ沖で生じたマグニチュード9.0の地震によって発生した津波が襲ったスリランカでは,少なくとも46,000人が死亡したが,この事象の自殺率への影響を検討した研究がある*7。結果についてであるが,津波の前2年と後1年後について比較をしたところ,津波の被害のあったところとないところとでの自殺率の変化に統計的な差異はなかった。


■ 「岩手・宮城内陸地震後自殺者急増」 「がんになっても、あわてない(2010.8.24)」より

 ・08年6月の岩手・宮城内陸地震で、震源地に近い岩手県奥州市衣川区の自殺者が、地震後数カ月間で急増していたことが分かった。被災との関係は不明だが、専門家は「複合要因がある自殺に、地震が影響したことは十分考えられる」と指摘する。阪神大震災や新潟県中越地震などの国内の地震で自殺率が急増した統計はなく、被災住民の心のケアのあり方に一石を投じそうだ。【狩野智彦】




■ 二次災害を誘発している被災者に無関心な人間たち 「カレイド・スコープ(2011.4.20)」より

 ・新聞社などの集計だと、避難所で死んだ人が30人を超えたという。死因は公表されていないが、大半は凍死です。

 ・「被災者のなかには自殺願望を口にする人も増えているという。
この前も夫を亡くしたおばあさんが、“オラも父さんのところにいぎてぇ”というので、何とか止めたが、こんな生活が続けば俺だってどうなるか分からないよ」(避難所生活を送る50代男性)

 ・こうした実態は、大方の大新聞は掴んでいるのに報道しません。もちろん、テレビも。








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最終更新:2011年07月10日 16:50