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■トーマス・D・ラッキー博士
アポロ計画に協力し、宇宙線は大丈夫か?を研究。
「放射線ホルミシス」を世界で最初に発表。
自然放射線の100倍から1万倍までの線量率の放射線を受けると、生体の活性化を生じ、有益な効果をもたらす
1982年12月 Health Physics誌に大論文を発表
■カリウム40(半減期10億年)
- ナトリウム・カリウムポンプは、細胞内にカリウムイオンを取り込み、ナトリウムイオンを細胞外に排出
- このポンプ活動に体内生産エネルギーの3割が当てられ、生命活動として極めて重大
- 一人当たり約4000ベクレルの細胞内被爆(ベータ線とデルタ線)
- これの放出しているベータ線とデルタ線は、DNAつまり生命活動を常に推進している
「これが生命活動の源である」トーマス・D・ラッキー
■実例
台湾高放射線マンション住民
- 台北で1万人居住マンションの壁の鉄筋の中にコバルト60が含まれていたことが判明
- 居住者のうち、1000人は居住初年度(1983年)の平均年間線量率は、525ミリシーベルト
- このマンション居住者の平均年間線量率は約73ミリシーベルト
台北付近におけるガン死亡率からの予測値 206人
放射線レベルの高いことを考慮した予測値(ICRP) 270人
実際に発生したガン死亡者 7人 (※ 太字はmonosepia)
(※ 中ほど大幅に略、詳細はブログ記事で)
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放射線ホルミシス効果の研究成果は山ほどあるが、今では、その研究をしたものは、文部科学省からストップさせられ、研究費はゼロ、首。
マスコミは絶対書かない。NHKにも丁寧な説明を何度もしたが、絶対に報道しない。(その場は、興味深い話ありがとうございました。というだけ)
学会でもダメ(話題にしない)。文部科学省もダメ。マスコミも逃げている。何か大きな勢力が妨害している。服部(自分)が生きているのが不思議なくらいだ。
次の動画は、服部先生の動画を見てから、見ると、意味深です・・・
放射能汚染地域に住んでいる、おばあさんの元気さ、同行したスタッフは防護服を着ていないし・・・
(※ 後半も大幅に略、詳細はブログ記事で)
■ 「「放射能は怖い」のウソ」は怖い 「根拠のない楽観的な100ベクレル/㎏(2011.8.31)」より
(※ 前後略)
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「10mSv/hまでなら細胞は完全回復する」ということを前提で話をするのだから、まずはそれを証明してくれなければ。(継続的に受けても大丈夫なのかどうかは書いていないが、この本では福島の事故を前提に避難の必要が無いといっているので、継続的に受け続けても大丈夫だと言っているものと判断する)著者の親族郎党をそういう環境で1年間暮らして見せればいいでしょう。賠償金額を減らしたい東電や政府と、安全を証明して住民を安心させて呼び戻したい福島県はいくらでも予算を組みますよ。それが本当なら。ほっほっほっ、しかも健康になるんでしょ?一族繁栄ですね。良かったですね。是非、結果を見せてください。
300mSv/hまでDNAの修復可能は安全性の証明ではないし、1Sv/hで癌の増殖を抑えても健康な細胞も傷つけちゃうんでしょ?それって、ずっと当て続けるのじゃなくて、実験室で瞬間的にやるだけだよね。
自然放射線と活性酸素によるDNA損傷の修復比較ではアタック回数の比較だけをして「1000万倍の強さ」としているが、同時に別の場所の注記の中で「放射線によるDNA損傷は二重螺旋切断が激しい」とも書いてあるんですね。つまり、羽毛で1000万回なぜるのと超大型ダンプに引かれるのを同じ扱いにして比べている平気でいるわけです。「お酒はたくさん飲むと身体に悪いけど、ちょっとずつなら「百薬の長」っていう」なんてことも書かれていますが、それ、お酒じゃないから!きっと毒だから!
取り上げられた学者さんがこの本の内容を読んだら、「素晴らしい」「その通りだ」というだろうか。自分の研究をこんな主張に使われたことに怒るのではないだろうか。
一般社団法人ホルミシス臨床研究会理事で工学博士/元電力中央研究所名誉特別顧問の服部禎男氏が、チャンネル桜の番組に出演。細胞に対する放射線の影響に関する非常に興味深い情報を提供されたのでご紹介する。
ミズーリ大学名誉教授(生命科学)トーマス・D・ラッキー博士が、1982年12月、「放射線ホルミシス」を世界で最初に発表(Health Physics誌)。
「自然放射線の100倍から1万倍までの線量の放射線を受けるのは、生体の活性化を生じ、有益な効果をもたらす」と述べた。
自然放射線が年間1mSvなので、生体にとって最適なのは年間100mSvであり、許容レベルは1Sv、最大でも10Svということになる。
服部禎男氏が、この論文について米国電力研究所理事長フロイド・カラー氏にその主張の当否について質問したところ、エネルギー省と米国電力研究所の共催により、世界ではじめての放射線ホルミシスに関する専門家会議が開催された(カリフォルニア大学オークランド校)。
この会議の結論は「ラッキー博士の主張は科学的に誤りではないが、小動物のデータが多いので哺乳類動物などによる実験的検証・研究が必要」であった。
1988年、日本でも検証開始。
奈良医大の大西教授による、ガン抑制遺伝子p53の活性検査によると、100mSvから500mSvの放射線を当てた結果、放射線を当てることによってp53が活性化することが判明。
また、電中研の山岡氏による「X線全身照射による大ネズミ大脳皮質細胞の変化」の研究では、放射線を照射することによって、細胞膜透過性が飛躍的に高まることが判明。
透過性が高まることにより、DNAのシグナルが通りやすくなり、細胞の若返りが進む。
その他の研究により、放射線を当てることにより、インシュリン、ベータエンドルフィン、アドレナリン、メチオ・エンケファリンの分泌が高まることが分かった。
この日本の研究に刺激され、ワシントンに移住した放射線分子生物学第一人者ドイツのルードヴィヒ・ファイネンデーゲン博士とカリフォルニア大学バークレイ校医学部全体を監督していたマイロン・ポリコーブ博士が手を組み大論文を1996年に発表。
そこで活性酸素のDNAアタックは自然放射線の1000万倍であり、人の細胞で、DNA修復は細胞あたり1日に100万件行われていると述べた。
この論文を持って、アメリカ科学アカデミー、フランス医科学アカデミー、WHO本部、IAEA本部を訪問、大きな騒ぎとなった。
なぜならば、その際に、次のような驚くべき事実を暴露したからだ。
「ICRPの基準作成の基礎となったのが、1927年マラーの研究である。
この実験でショウジョウバエにX線を照射し、2代目や3代目に奇形や短命が発生し、照射線量に比例して害が発生したと報告され、『放射線は少しでも有害、安全限界などない』と考えられるようになった。
しかし、ショウジョウバエの精子の細胞は、活動(生殖)期になるとDNA損傷の修復機能がなくなる特殊な性質を持つ。
そのため、修復機能を持つ他の細胞に適用することはできない。」
そこで、科学者とICRPが集まって放射線の危険性に関して議論することになった。
これが、1997年のセビリア会議である。
ICRPは、広島・長崎の極端な事例のデータだけを取り上げ、放射線からの防護を主張した。
これに対して、科学者側は、「低レベルの放射線は線量率で考えなければならない。自然放射線の何億倍もの放射線を数秒で浴びる原爆のような事例を一般に適用するのは間違い。また、自己修復機能を持つ生命体に対する放射線の影響と単なる物体に対する影響とを混同してはならない」と主張した。
この会議を受けて、
(1)翌年1998年、フランス医科学アカデミー・モーリス・チュビアーナ博士が、EUの細胞学者に呼びかけ、人体細胞でDNA修復の限界追究を開始。
その結果が、次のダブリン宣言(2001年)にまとめられた。
「DNA修復機能はあまりにも優れていて、その限界は見つけられなかった。しかし、とりあえず自然放射線の10万倍以下、毎時10ミリシーベルト以下なら、細胞はパーフェクトで、発がんはない」。
この研究に対して世界の科学者たちは、マリー・キュリー賞を与えた。
2007年受賞記念講演がポルトガル・リスボンで行われた。
(2)1999年、政治と科学の橋を架けるためにワレントン会議が開かれた。座長はIAEA事務局長ハンス・ブリックス博士で、ICRPクラーク委員長も参加した。100名以上の専門家が議論した結果、「遠すぎて橋は架けられない」との結果しか出なかった。つまり、科学的研究の成果と、それまでの放射線基準とがあまりにもかけ離れていて、いまさら謝罪して、間違えましたなどと誰が言えるのかと。
セビリア会議を受けて、アメリカの科学アカデミーが立ち上がった。
世界最高の専門家マイケル・M・ヴィレンチク博士とアルフレッド・G・クヌドソン博士が、2000年、2003年、2006年の米国科学アカデミー報告において、次の研究成果を発表。
1.ネズミの精原細胞に放射線を当てたところ、自然放射線の60万倍~600万倍(60mSv/h~600mSv/h)の線量率でDNAの修復機能が最高(エラーなし)になると判明した。
2.平均、300mSv/hあたりに共鳴領域があり、次の効果がある。
(1)損傷頻度の高いがん抑制遺伝子p53の活動も最高に維持される。
(2)アポトーシスによる異常細胞除去、つまり発がん抑制は300mSv/hが最高。
(3)もっとも優れた修復応答は、日常的に活性酸素でアタックされているのと同じ程度の発生率で二重鎖切断が生じる場合。
フランス医科学アカデミー・モーリス・チュビアーナ博士と、米国エネルギー省ルードヴィヒ・ファイネンデーゲン博士は、他の2人(中国人とロシア人)との連名で、Radiology誌(2009年4月)に発表した論文において、次のように述べた。
- 直線仮説(Linear No-Threshold relationship)は、放射線生物学実験データに合わない。
- 低い線量率(300mSv/h~600mSv/h)程度では、DNA修復システムが非常に効果的。
- これ以上の線量率、たとえば1時間に30シーベルト以上になると修復機能は無理で、細胞死や異常細胞増殖の阻止、つまりアポトーシスや免疫系の細胞除去システムで防衛される。
そして、次の警告を発した。
1.半世紀前の放射線防護にLNTは便利なモデルであった。
2.しかし、現在の放射線防護は現在の科学的成果に基づくものでなければならない。
どうしてこれだけ科学的にしっかりした研究が行われてきた事実をTVは報道しないのだろうか。
不思議でならない。
具体的な研究史に基づく放射線生物学に関する科学的知識を紹介された服部氏の情報は、日本人の放射能に対するアレルギーを払拭してくれる。
そして、福島の原発事故による放射能が、本当に取るに足りないものであり、かえって人体に有益であるということがわかる。
2012年7月9日
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