☆ 近藤宗平元大阪大学医学部教授の提言
米国保健物理学会の声明は放射線は年間50mSv以下は安全という主張。この主張に賛成する運動を国内で広げたい。この運動が広がれば日本人の放射線怖がりは治るだろう。
上記の米国保健物理学会の声明は、2年前の”保物セミナー2006”の要旨集にある金子正人さんの論文「疫学研究の現状としきい値問題」の末尾近くにも引用されている。(2008年11月)

☆ LNT仮説
 放射線被曝の確率的影響(晩発性障害:主に癌発症に関連)に対し直線的関係が成り立つとする「しきい値無し直線仮説」



■ 内部被ばくの影響は10年後、必ずでてくる!西尾正道 北海道がんセンター院長/放射線治療の第一人者 「財界サッポロ(2011年9月号)」より
(※mono.--副題以外の太字・赤字はmonosepiaによる)
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西尾正道北海道がんセンター院長
 放射線による健康被害は外部被ばくばかりが問題視される。しかし、深刻なのは体内に放射性物質を取り込んでしまった内部被ばく。長年、臨床医として放射線治療をしてきた第一人者に人体に及ぼす内部被ばくの影響を聞いた。

世界機関に内部被ばくのデータなし


――食品安全委員会は7月26日、自然放射線や医療被ばくを除く放射線で、健康に影響が出るのは内部被ばく・外部被ばくを合わせて、生涯で100ミリシーベルト以上との答申案をまとめました。
西尾 日本の法律上では、一般公衆の線量限度は1ミリシーベルト/年ですが、政府はICRP(国際放射線防護委員会)の基準をもとに警戒区域や計画的避難区域を設け、校庭の活動制限の基準を3.8マイクロシーベルト/時間、住民には屋外で8時間、屋内で16時間の生活パターンを考えて、年間20ミリシーベルトとしました。
 この線量基準は年齢も考慮せず、放射線の影響を受けやすい成長期の小児や妊婦にまで当てはめるのは危険です。では、なぜこんな基準が示されたのか。移住を回避させる目的としか考えられません。しかし、原発事故の収拾のめどが立っていない状況で、住民に20ミリシーベルト/年を強いるのは人命軽視の対応です。
 そうした中で、今度は食品安全委員会から生涯で100ミリシーベルト以下なら安全だという答申が出された。しかも内部被ばくも含むという。しかし、内部被ばくについては、これまでICRPもIAEA(国際原子力機関)もまったく取り上げていません。むしろ原子力政策を推進する上で不問にしていた。だから内部被ばくに関するデータはまったく持ち合わせていないというのが現状です。
――にもかかわらず、100ミリシーベルトという数字を出したと。
西尾 結局、内部被ばくと外部被ばくの人体影響の差はまったくわかっていないので、とりあえず線量が同じなら同等と考えましょうというのが今の世界のコンセンサス。何の根拠もなく、わからないから1対1にしようということです。
――ものすごく乱暴な結論ですね。

西尾 ですから、内部被ばくの1ミリシーベルトと外部被ばくの1ミリシーベルトが同等の健康被害かどうかということすらわかっていない。内部被ばくは近くにある細胞にしか影響を与えません。局所的にアルファ線やベータ線の影響は強いわけですが、それを体全体の線量に合わせてしまうと60兆個の細胞のうちの局所的な個数ですから、見かけ上ものすごく少ない線量しか出てこない。そういうトリックがあります。
 そもそも国は、国民の被ばく線量もはかっていないのに、新たな規制値をつくるのは何の目的なんだということですよ。自分がどれだけ被ばくしているかもわからないのに、ただ数字だけが踊っている。
+ close続き
――考えられることは。
西尾 今後、予想される食品汚染ということになると内部被ばくの問題です。政府にはそういうデータはまったくないと思います。このタイミングで出てくるというのは、たとえばセシウムだったら年間5ミリシーベルトに抑えようと、肉だったらキロ当たり500ベクレルにしようとなっていて、そういうものを食べていれば年間5ミリシーベルトくらいになるということなんだけど、いまの規制値だとそれで収まりきらない可能性がある。だからもっとぼかした形で「一生涯にこれだけいいですよ」と。国民をだます手法の1つとして考え出されたものだと思います。ごまかしです。
 いままでの基準値だって、水は100ベクレルでした。それが東京・金町浄水場の水道水から210ベクレルの放射性ヨウ素が出たといったら、一気に300ベクレルに上げた。原発作業員も年間被ばく量は100ミリシーベルトといっていたら、それじゃ作業させられないから一気に250ミリシーベルトに上げた。その場でクリアできなくなったら、基準値を上げているだけ。一貫してそう。こんなことをやっていたら10年後は大変な問題が起こりますよ。「人ひとり死んでいない」とバカなことを言う人もいるけれど、それは目先の利益を追いかける人の発想です。問題は今後、奇形児が生まれたり、がんが増えたり、そういうことは確実に起こります。
――これまでに起こった原発事故で、内部被ばくによる人体への影響は明らかだと思うのですが。
西尾 いま世界中で内部被ばくを含め、隠されていたデータがどんどん出てきています。2000年以降、10ミリシーベルト以下の低線量でも健康被害があるという論文もいくつかあります。とくに子ども。放射線の影響は大人の3倍から4倍ありますよ。乳幼児の場合だったら、同じ甲状腺への取り込みは8倍から9倍になる。  英国の使用済み核燃料棒の再処理工場があるセラフィールドでは、子どもの白血病が通常より10倍の罹患率です。チェルノブイリもそうです。IAEAの予想では4000人くらいの過剰がん患者というけれど、実際には100万人近く出ている。
 今回の福島だって、欧州のグループは今後50年間で42万人が、がんになると予想。ところがIAEAは6000人。ケタが2つも違うようなことを言っている。現在も、極めて原子力推進派の意見が世界を支配しているのです。

避難住民は疎開ではなく移住すべき


――いまも福島原発からは放射性物質は出ているんでしょうね。
西尾 専門家は水素爆発時の100万分の1くらいになっていると言っていますが、いずれにせよ微量は出ていると思います。
――一連の爆発時にどんな放射性物質が放出されたのでしょう。
西尾 9割方はヨウ素131。あとの1割弱はセシウム134と137が半々くらいといわれています。そのほかにコバルト、ストロンチウム、プルトニウムなど、もろもろ30核種50種類くらいの放射性物質が出た。ただ、ヨウ素は半減期が8日だから、いまはほとんどなく、セシウムだけが残っている状況です。セシウム137の半減期は30年、134は2年です。
――一番毒性の強いのは。
西尾 プルトニウムです。アメリカの西海岸やハワイでも検出されています。
――そういうものを吸い込んだ人も、たくさんいるんでしょうね。
西尾 たとえば体内にセシウム137を取り込んだとします。物理的半減期が30年といっても、生物的には代謝する過程で体外に出ていきますから、実際には100日くらいしかない。4カ月もたっていたら4割くらいになっている。放射性物質を100取り込んだとして9割はヨウ素だから検出されない。1割のセシウムも3分の1くらいになっている。ですから理論的には100あったとしても3しか残っていない。
――国民はすでに汚染された肉などを食べた可能性もあります。
西尾 いまくらいの量だと実際にはそれほど問題はないと思います。ただ、食べ続けると健康へのリスクは高くなるでしょう。
――やはり食物が気になります。
西尾 政府は飲食物に関する規制値も緩和しました。年間線量限度をヨウ素では50ミリシーベルト、セシウムでは5ミリシーベルト、しかも従来の出荷時の測定値ではなく、食する状態での規制値です。これではますます内部被ばくは増加します。
 ちなみにホウレンソウの暫定規制値はヨウ素でキロ当たり2000ベクレル、セシウムは同500ベクレルとなりました。放射性物質は、よく水洗いすれば2割削減され、茹でて4割削減され、口に入るときは出荷時の約4割になります。確かに調理によって人体への取り込みは少なくなりますが、汚染水や人体からの排泄物は下水に流れていく。それは最終的に川や海に達します。環境汚染が進むことは避けられません。今後、日本人は土壌汚染と海洋汚染により、内部被ばく線量の増加を覚悟する必要があります。
――高い放射線量が計測される町にも人はいます。
西尾 20マイクロシーベルトになっているところは、さしあたって住めません。疎開でなく移住です。疎開は少したったら帰ってくるという発想ですが、それは無理です。汚染地域では産業が成り立たない。生活の基盤がつくれないのだから移住すべきだと思います。

21世紀は放射性物質との戦いの時代


――いまそういうところに住んでいる人は被ばくし続けているわけですよね。
西尾 いまくらいの数値だったら問題はないでしょう。世界中には自然放射線を年間10ミリシーベルト浴びているところもある。世界平均で2.4ミリシーベルト。それほど深刻になるほどではありませんが、地域経済は成り立たない。
 日本は最も原発に適さない国です。世界で発生する震度6以上の地震の半分は日本です。海に囲まれ、津波のリスクもある。国土が狭いから何かあっても逃げられない。静岡県の浜岡原発でチェルノブイリと同じことが起こったら、東京がすっぽり汚染地域に入ってしまう。そのくらい狭い国土なんです。
 中国はこれから原発を400基つくるといっています。日本にだって54基ある。何らかの事故でまた放射性物質がばらまかれる事態は想定しておかなければなりません。そんな時代に内部被ばくを不問にして健康被害を語るのは、まったくの片手落ち。
 21世紀は放射性物質との戦いの時代です。1980年以降、がんの罹患者数は増えています。昨年は心臓病を抜いてがんが、全世界で死因のトップになりました。これは単純な高齢化の問題だけでは説明がつかない。人工放射線が何らかの形で関与している可能性がある。そのくらいの思い切った発想で、放射線の健康被害を慎重に検討することが求められていると思います。

■ ポロニウム被爆 タバコ1日1・5箱で年80ミリシーベルト 「逝きし世の面影(2012.8.12)」より
  • 日本禁煙学会は、福島第一原発事故から7ヶ月後の2011年10月に、厚生労働省と財務省に対して、『東北地方、関東地方の葉タバコの放射性物質の測定と製品化されたタバコのポロニウム測定』を要望していた。
 このほど厚生労働省は共産党の紙智子参議院議員の資料請求を受けて、タバコの喫煙における放射性物質ポロニウム-210の被曝よる健康被害を初めて認める資料を提出しました。

  • 放射性物質のポロニウムは、タバコに含まれ、吸い込まれたポロニウムは気管支分岐部に集中的に沈着し、α線による内部被爆を引き起こします。
 ニコチンやタールなどの有害物質を除去するタバコのフィルターでも、放射性物質のポロニウムは除去出来ず、ほとんど全部(97%)がフィルターを通過するとされています。


福島県の子供たちの健康
■ 50ミリシーベルト程度の被ばくで小児の脳腫瘍や白血病が増える 「とある原発の溶融貫通(メルトスルー)2012.6.11」より
  • 英医学誌『ランセット』論文:50ミリシーベルト程度の被ばくで小児の脳腫瘍や白血病が有意に増える(松崎道幸医師コメント)CT Scans of Children Raise Cander Risk
6月7日に、幼少時のCTスキャンで発がんリスクが上昇するという英医学専門誌「ランセット」の研究論文が発表されました

  • CTによる数10ミリシーベルトの被ばくでで1万人に1~2人がガンになると言うリスクは、病気の診断治療へのメリットを考えるなら、社会的に許容可能でしょう。しかし、原発事故で一方的に負わされた被ばくのリスクは、そもそもゼロであるべきです。また、アスベストや飲料水の安全基準(10万人の生涯リスクを1人以下にする)を1桁も2桁も上回るリスクです。したがって、50ミリシーベルト程度の被ばくをさらに10分の1,100分の1にしなければ、この国の既存の安全管理システムと整合性が取れないことになります。

■ 年間100ミリシーベルト以下の放射線の発がんリスクが高いことは原爆症認定訴訟の判決で決着がついている 「Everyone says I love you !(2011.10.25)」より
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放射線よりもタバコの方が発がんリスクが高いという俗説がありますが、これは国立がん研究センターが流している情報を元にしています。

がん研究センターの持っているニコチンやタール、アルコールなどについてのデータは、当然ですが、身体の内部に取り入れた場合の発がん率です。これについては、国立がん研究センター自身が何十年も研究してきた成果であり、信用がおけます。

ところが、がん研究センターが基礎にしている放射線データは、がん研究センター自身のデータではなく、しかも、外部被曝(放射性物質が身体の外にあって被曝する場合)しか考慮していないなど非常に問題があるデータなのです。

つまり、比較の対象が違うから、放射線の発がんリスクが矮小化されてしまうのです。




  • つまり、国民は、停炉→廃炉→核燃料処理のための「電気料金の上昇」の負担、それと石油危機再発の可能性も覚悟しておく必要があることは言うまでもない。

 その当然の国民負担が増えるという事実や石油危機の可能性を一言も言わないで、また40年以上も、何の不安も抱くことなく原発からの電力を消費し、先進国としての、豊かな生活を楽しんでいながら、

 科学的な根拠を提示することなく原発は安全でないと印象操作し、不安感をあおる。このような、国民に正確な情報を知らせないで、反原発に誘導する行為は、とても卑怯な行為だと言える。

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■ あれ、ロイターが池田信夫に反応していないか?・・・放射線危険神話の防衛に必死な世界 「人力でGO(2012.5.24)」より
「ICRPの線量基準は1000倍以上の過大評価」http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51790952.html

  • これは必読でしょう。
 世界の研究者の間では、慢性的な低線量の被曝で染色体異常は発生しない事は常識とも言えるのでしょう。

 それに対して一部の放射線危険教の学者や、放射線を危険とする事にメリットを見出す研究機関が、重箱の済を突く様に、低線量率被曝の危険性を見つけた様に装っているだけです。

 これは「人為的二酸化炭素による温暖化仮設」と全く同じ構造と言えます。

■ 「放射線は危険」と言う人達の論理がムチャクチャになってきた ■

最近、「放射線は危険」と訴える学者や研究機関の論理が、何だか支離滅裂になってきています。

自爆したバズビーはもとより、ガンダーセンもYoutubeでトホトはサンプル調査を公開して、これには、放射線危険派からも、ため息が漏れています。

 だって、公園で放射線量を事前に測って、その値が高い所の土を採取しているんですから・・・・。



  • 専門家らによると、全身の被ばく線量が最も高かったのは、福島県浪江町と飯舘村の2カ所で10─50ミリシーベルト。このほかの同県全域では1─10ミリシーベルト、日本のほぼ全域では0.1─1ミリシーベルトだった。

 WHOによると、全身被ばく線量が100ミリシーベルトを超える場合、がんのリスクが高まるという。

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★ 福島原発事故、スリーマイルより「はるかに深刻」=国連委 「ロイター(2011.4.7)」より
  • ワイス委員長は、環境への影響という観点から、この事故が1986年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故より環境への影響が小さいものの、1979年の米スリーマイルアイランド原発事故に比べると、環境への影響が「はるかに深刻」との見方を示した。

※mono. 川崎病と低線量率放射線被爆との症状が似ているなどとして、関連を疑う人々がいる。
川崎病
■ 川崎病疑い 「チェルノブイリへのかけはし(2011.12.19)」より
  • さて、今朝、川崎病が増えていると怪しい臭い医科大学の先生が発表していた。あの大学はダメです。公害のときも、いっつも企業側につく先生が出てきて、平気で被害者を切り捨てる医者を出すところ。
 その臭い大学の先生が言うには、川崎病が増えていると。
 考えてみればほとんどの被ばくの初期症状が、川崎病に似てなくもない。
 そういうふうにきたか。あいつらなんにもせん、と思っていたけれど、これから被ばくではない、似た病名をつけられて「誤診」への道に子供達をいざなうようです。そういうことは着々としてるんだ。
 お話会で何度も行ってきたベラルーシの小児甲状腺の原因は放射能ではない、「風土病」という誤診で、国連は子供達を10年間放っている。もちろん、その後も救援なんぞ、とよべるものはしなかった。それがどんなに子供達を苦しめたかわからない。
 チェルノブイリから面々と続く、この嘘の連鎖を止めて、命の泥棒たちを刑務所に入れなければ、子供達を奪われてしまう。
 例えば、「慢性疲労症候群」。肥田舜太郎先生に言わせたら、立派な原爆フラブラ病だと。
☆ コメント欄より
医師の誤診を誘導するために、川崎病疑いの子供達だけでなく、これから、橋本病疑い、ADHD様、自閉症様、あらゆる眼病の子供達がこれからあふれてくるということです。慢性疲労性症候群。そしてなぜ、そのような病気が増えてきているか、誰にもわからない。
被ばくをするというのはそういうことです。チェルノブイリで子供達が苦しんでいるとうのはそういう意味です。癌や白血病以外誰も被ばくをかたろうとしませんが、実際には、子供達が原因不明の胃腸障害を多発し、食欲が不振。若年性高血圧症、心臓病と糖尿病にかかりやすくなり、喘息、アトピーなどの病気が重症化。
そして、謎の成長障害。これについては、すでにNHKが全国放送で福島の子の「外で遊べない運動不足」によって、体重が増えない、と早い段階で放送をしていました。運動不足で体重が増えないか?
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☆ コメント欄より
度々すみません。仰っている意味はわかりますが、誤診を貫くために高価なガンマグロブリンを多用するとは思えません川崎病のことをよく知らないのにすぐに被曝と結びつけるのが許せませんでした。それなら、川崎病だけ強調せず、他の疾患も含めてそうと初めから書いて下さい。川崎病にかかっても、被曝だと疑って正しい治療を受けない人がでてくることが、実際にかかった子を持つ親として怖いと思いました。疑うことを教えて下さるのはいいですが、何でも被曝と結びつけて記述すると傷つく人がいる事もご了承ください。もう返信はしませんので、その辺だけはお願いします。



☆ 「川崎病」の名の下に被ばく患者が増えているという情報 「Yahoo!知恵袋(2011.12.19~)」より



 ・「原子放射線の影響に関する国連科学委員会」(UNSCEAR)が2008年に発表した報告書では、チェルノブイリ原発事故での放射線による健康影響について、次のような記述がある。

 「20年の追跡調査の結果、青少年期の放射性ヨウ素への暴露と大量の放射線量を浴びた事故処理作業者の健康問題を除けば、重篤な健康問題を心配して生活する必要はない」

 こうした国際機関による見解を「過小評価」ととらえるベラルーシやウクライナの専門家が4月13日、大阪大学でチェルノブイリ原発事故による健康影響について講演した

 ・ステパノヴァ医師は、「福島原発事故による子どもの健康への影響はチェルノブイリ事故よりも少ないと考えられるものの、同じく放射能リスクを負っているとみなすべき。健康障害の予防と疾病の早期発見のために、継続した医学的観察が必要だ」と語った。


島薗進・宗教学とその周辺」より

 (※ 前略・後略、本文参照。)
 ・ところが、2005年に刊行された『「安全」のためのリスク学入門』(昭和堂)では、だいぶ様相が変わってきている。この書物は服部氏のようにホルミシス論を強く押し出してはいないが、議論の要となるところで紹介されている。

「放射線に限らないことですが、体の組織に大き過ぎない「攻撃」が加われば、組織の修復機能が高まり、かえって健康に良い影響をもたらすことが考えられます。有害物質も少量なら「刺激」となって体の活性化に役立つ、ホルミシスとはそういうことなのです。

さて、このホルミシスが本当なら「直線しきい値仮説」のグラフは、書き直さなければならないことになります。放射線の益によるがんの減少分を考慮すれな、グラフにはこれ以下なら放射線を浴びても大丈夫という「しきい値」ができ、「どんなに少量でも放射線は有害」という考え方はくつがえることになります。

今のところICRPは、これらの結果についても検討した結果「現在入手しうるホルミシスに関するデータは、放射線防護において考慮を加えるには十分なものではない」という結論を下し、90年の勧告での「少ない放射線量でもなんらかの健康に対する悪影響を起こすことがあると仮定しなければならない」という姿勢を変えていません。

ICRPは国際放射線防護委員会というその名の通り、まずは人々を放射線からどう守るかを考えるための組織です。そのため線量について極力慎重に考え、より安全な方へ見積もる考え方を出してくるのは、ある意味では当然のことです。

しかし実際問題としては、放射線を受けてがんが増えたという証拠は、100mSv以下では見られていないのです」。Pp86-7
 ・この叙述はいちおうICRPの立場を尊んでいるようにも見えるが、科学的にはホルシミス論が有力でそちらが正しいのだという考えがにじみ出ている。読者にはそう受け取れるような表現になっている。なお、「放射線を受けてがんが増えたという証拠は、100mSv以下では見られていないのです」というのに反する証拠はいくつも提示されており、大いに反論を招くはずの議論である。








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■ 低線量被ばくリスクWG主査長瀧重信氏の科学論を批判する 2012.1.3



 ・此の様に放射能に関する研究が遅れている(又は隠蔽されている)状況で、原発利権屋に首根っこを押さえられて放射能が安全だと繰り返すだけの学者の言う事も、異常な迄に放射能の恐怖を煽りまくる学者の言う事さえも、国民は相手にするだけ時間の無駄だと思う。国民が本当に判断材料とすべきは、此迄に蓄積された客観的な実験データだけだと俺は思っている。
3.実験結果
(1)自然放射線の20倍程度の照射である0.05mGy/日照射群(集積線量20mGy)では、オス、メス共に寿命に影響は認められなかった(統計的な有意差はない)。
(2)1mGy/日照射群(集積線量400mGy)では、オスで寿命に影響は認められなかったが、メスでは、約20日の寿命短縮が認められた。
(3)20mGy/日照射群(集積線量8,000mGy)では、オス、メス共に100日以上の寿命短縮が認められた。
上はマウスでの実験なので人間に其侭当て嵌まめられないとは思うが、此れを仮に人体への影響を見るための数値であるSvで置き換えてみたらどうなるか。仮に10年間被曝し続けたと想定すると、1年間に許容出来る集積線量は40mGy。1日だと0.11mGy。1時間だと0.0046mGyということになる。線種がγ線だとすると、凡そ0.0046mSv/h=4.6μSv/h迄は健康に殆ど影響が出ないということになる。α線だった場合は影響(Sv)はγ線の20倍になると云われているので、其れを踏まえてα線の許容線量を出してみると、0.23μSv/h迄ということになる。大事な事なのでもう何度も言うが、此れは飽くまでもマウス実験の結果を元にした想定である。なので俺の此の計算には大した意味などないだろう。



■ 原発から220kmの子どもの尿から未だ検出されるセシウム 「onair onair onair(2012.3.8)」より

 ・今朝読んだ記事。

記事 = ル・モンド紙に掲載のAFP通信社記事、2012年3月7日付

記事タイトル = 「未だ汚染結果が出ている福島から220キロ圏の子ども達」

以下、記事読んでメモったこと。

● 3月7日、フランス放射能モニタリング研究所(Association pour le contrôle de la radioactivité de l’Ouest)の発表によると、福島原発事故から1年経つ今も、未だ子ども達の尿検査からは汚染結果が見受けられた。

● フランス放射能モニタリング研究所は昨年12月~今年2月にかけて、子ども達の尿検査を行った。22人中、14人からセシウム134とセシウム137が検出された。

● 放射能モニタリング研究所代表・ダヴィッド・ボワレー(David Boilley)氏の見解

「これらの結果は、原発から22キロの岩手県奥州市まで汚染されているということを明らかにしました。」

「我々が検査結果らから得た数値は、ベラルーシーの結果と比較すると、非常に高いものではありません。しかし、時間をかけて汚染されるという事を証明したことになります。」

「加えて言えるのは、子ども達の被曝は放射能雲によるものではなく食品からの内部被曝だという事。これは、低量でも長期的な汚染物質による健康影響の問題提起をしたことになるのです。」

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■ 【放射能】群馬県北部の子供の尿から、セシウム8.7Bq/kg?(被爆) 「本当の福島第一原発 事故 2012|避難,現状(2012.3.8)」より

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■ 柏、岩手など 子供たちの尿からセシウム「地元野菜を食べていた」 「JANJANブログ:[田中龍作](2012.3.7)」より

 ・食材による体内被曝は、NHK報道とはウラハラに深刻だった。『福島老朽原発を考える会・放射能測定プロジェクト』が、福島県、岩手県、宮城県、千葉県の子供たちの尿をフランスの独立系放射能測定機関ACROに送って調べたところ、21人中12人から放射性物質セシウムが検出された。

 『同測定プロジェクト』が昨年5月に福島県内の子供を対象に行った尿検査では10人中10人からセシウムが検出された。この検査以来ACROに月2回、子供たちの尿を送って解析を依頼している。尿は1検体につき500mlで、ACROは24時間かけて解析する。

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■ 岩手県の尿検査、子ども9割からセシウム検出 「放射線被曝から子どもを守る会 多賀城(2012.3.2)」より

 ・この尿検査の検出限界値は1ベクレルなので、9割の子どもが1ベクレル以上ということでしょう。

  予想以上の多さに愕然としました…。

  こちらの記事にも書きましたが、尿中セシウム平均約1.23Bq/L以上の慢性被曝で、チェルノブイリ膀胱炎(前ガン病変)が発症しやすい、というデータがあります。


★ 子ども13人の尿にセシウム 前回調査の2人は低下 「msn.産経ニュース(2012.3.7)」より 魚拓

 ・また福島県などの住宅の掃除機のごみに含まれるハウスダストや、木炭ストーブの灰も調査。1キログラム当たり161~9970ベクレルのセシウムを検出した。




 ・1990年代末から低線量被曝安全論の運動が世界的に起こっており、日本の放射線影響学・防護学の多くの専門家はそれに積極的に関わってきた。彼らの考え方は、「低線量被曝は健康に悪影響は少なく、むしろ善い影響が大きい。そしてICRPのLNT仮説は誤っており、低線量被曝にはしきい値がある、つまりある程度以下では健康影響が出ない」とするものだ。

(※ 相当の量を中略)

 ・ここに見られるように、酒井一夫氏、丹羽太貫氏、松原純子氏らはICRPが採用してきたLNT仮説を超え、低線量被ばくについてしきい値ありとして安全であるとする方向での研究に積極的に関わってきた放射線影響学・防護学の専門家である。こうした傾向をもった専門家ばかりに福島原発災害の低線量被ばく対策についての審議や助言を求めてよいものだろうか?


 ・1999年4月21日に、東京の新宿京王プラザホテルで開催された「低線量放射線影響に関する公開シンポジウム―放射線と健康」は低線量被曝は安全でありむしろ健康に良いことを示そうとする意図のもとに行われ、放射線影響学・防護学をその方向に動かしていこうとする潮流を盛り上げるものだったことを示して来た。この会議の主催者は「低線量放射線影響に関する公開シンポジウム」実行委員会となっている。では、共催・後援・協賛団体はどうか。以下のとおりである。

共催 日本機械学会,米国機械学会、仏国原子力学会
後援 米国放射線・科学・健康協会、日本原子力学会,日本放射線影響学会、日本保健物理学会、原子力発電技術機構、電力中央研究所,日本電機工業会、放射線影響協会、日本原子力産業会議、原子力安全研究協会,日本原子力文化振興財団、体質研究会
協賛 電気事業連合会

この会議は国内の原子力関係の5団体、放射線・健康関係の4団体、電力・電気工業関係の4団体、それにアメリカ・フランスの関連領域の3団体が協力して行われていることが分かる。


■ 武田先生の本音・・・武田先生が科学サイドに帰ってきた 「人力でGO(2012.1.10)」より

 ・武田先生は全て分かっていて、それでも「危険を煽っています」。
  何故なら、「LNT仮説」は正攻法では絶対に崩れないからです。

  (※ 「で」抜け?)すから、{「政府や原発村が悲鳴を上げるまで、1(mSv/年)も危ない」と主張する事が
最大の攻撃となるのです。}

  でも、人力でGOは「放射線はそれ程危険では無い」と叫び続けます。
  それで、少しでも福島の人が安心するならば、あくまでも正面突破で、「LNT仮説」を粉砕する覚悟です。

■ 武田教授は1ミリシーベルトは危険ではないと言っていた 「杜の里から(2012.1.10)」より

 ・冬休みの間、「たかじんのそこまで言って委員会 超原発論」というDVDをずっと見ておりました。
このDVDは、以前放映された原発を題材にした回のノーカット版が収録されているのですが、DVD特典として、『【DVD特別企画】超・放射線論(中村仁信 vs. 武田邦彦/司会:宮崎哲弥)』と題した、いわゆる「安全派」の中村氏と「危険派」の武田邦彦氏とのガチバトル討論が収録されており、これが中々興味ある内容でした。

 ・(※mono. 長文の書き起こしです。こういう地道な作業をしてくださる方がいることが嬉しいですね。ありがとうございます。)

 ・武田 「一年1ミリシーベルトは健康の問題ではない。約束の問題だ。一年1ミリシーベルトで行こうと約束しちゃったんだから仕方がない。



 ・1) 発生率の顕著な上昇は0.2(Gr)以上である様に見える
 ・2) 一人の先天的異常が統計データに与える影響が大きい

 ・「LNT仮説」採用の経緯を鑑みても、この時代のアメリカは、核兵器の影響力を過大に見せる為に、放射線の影響を過大評価していた疑いがあります。
  結果的にそれが「核の抑止力」と「核の不拡散」を生み出したので、悪い面だけではありませんが、現状、福島を苦しめているのは、「放射線の影響に対す過大評価」です。

  一般の方の目から見れば、「放影研」のデータは、放射線の影響を隠している様に見えるでしょうが、私には、全く逆の事を行っている様に見えます。


☆ 胎内被爆者の身体的・精神的発育と成長 「〔財団法人〕放射線影響研究所」より


ペトカウ効果
■ [原発]ペトカウ効果で低放射線量の内部被曝を怖がってる奴らは絶対元の論文読んでない 「愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記(2011.8.13)」より

 ・今日は、ちゃんと読んだと思われる人のテキスト紹介するだけにします。

 ・(※ 紹介の記事を下枠に載せました。)
■ 「ペトカウ効果」は低線量被曝が健康に大きな影響を与える根拠となるのか? 「ぷろどおむ えあらいん(2011.6.16)」より

 ・ただ,ここからが非常に問題なのですが,たとえばこちらのブログによると,(おそらく)この実験結果について「内部被爆の脅威」という書籍では「放射時間を長く延ばせば延ばすほど、細胞膜破壊に必要な放射線量が少なくて済むことを確かめた。」と紹介されているようなのですが,元の論文には「線量を増大させることにより膜の持続時間は短くなるが,照射線量と膜の持続時間の間には対数軸で比例関係がある。」という事しか書かれていません。

 ・おわかりでしょうか。つまり,このペトカウ効果が検証されているのは,低線量とは言いつつも,現在首都圏で測定されている空間放射線量の1000倍以上高い領域での話なのです。

 ・つまりどういうことかというと,確かに放射線の影響によりりん脂質二重膜は傷つけられる可能性があるが,それは放射線により直接破壊されているのではなく,放射線により発生したスーパーオキシドアニオン(・O2-)がりん脂質中の不飽和脂肪鎖を切断していること,そしてそのスーパーオキシドアニオン(・O2-)を除去し,放射線の影響を最小限に抑えるためのシステムが生体には備わっていることがすでに確かめられていると言うことになります。

 ・ちなみに,氏がこの後どういう研究をしていたかも調べてみたのですが,ペトカウ氏はこの後,放射線医療による副作用をSODで抑えるための研究などを中心に進めていたようです。というわけで,実はこのペトカウ氏は,低線量放射線が人体に多大な影響を与えるなんてことは何一つ言っていないんですね。

放射線ホルミシス効果
■ 低線量放射能は安全・安心「ホルミシス効果」 「逝きし世の面影(2012.1.11)」より

 ・東大の稲 恭宏先生が医学博士の肩書きで、『低線量率放射線療法の効果により、病気も治るし元気に』なり、『これから福島県民の健康は益々良くなり長生き出来る』と本当に思っているなら、ネット空間で御託を並べるよりも自分自身が福島第一原発になるべく近い場所に別荘を購入するかサナトリウムを建設するべきなのです。
その方が1万倍は説得力がある。

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■ 「安全安心」ホルミシス効果VS「低線量がより危ない」ペトカウ効果 「逝きし世の面影(2012.1.10)」より

 ・ペトカワ効果ではヒロシマ・ナガサキの原爆被害では無視されるか軽視された内部被曝に注目しているのです。
体に蓄積され、長い時間に渡って低濃度での被爆では、むしろ短時間で 高濃度で被爆するよりも、はるかに発癌の健康被害が高いとの学説が『ペトカウ効果』ですが、この考え方は良く知られている今のアスベストとか喫煙とかの発癌メカニズムに完全に合致している。



 ・今回取り上げるのは、広島への原爆投下により自ら被曝した体験を持つ肥田氏が、改めて「内部被曝」の恐ろしさについて述べているものである。
  3部構成になっている記事であるが、特に注目すべきは、【中編】にて語られている「放射線に対抗する唯一の方法」であろう。

  ・私(※1)は、「自分で自分の身体を守るしかない」とはっきり言います。特別な方法はありません。「放射線に対する免疫力を弱めないように、健康に生きる」という、この一点につきます。 (※1=医師・肥田舜太郎氏)





 ・DNAが2重螺旋構造をしている事は良く知られています。
  これは、DNAのバックアップ機能と考えられています。
  活性酸素や放射線によって、二重螺旋のどちらか一方が切断されても正常なもう片方から、修復する事が可能です。

 ・ジャンクデータを適当に修復しても問題は発生しませんが、それらの学者は、その事をしてDNA修復はエラーだらけだと指摘するのでしょう。
  これは、情報工学的知識の欠如に他なりません。

  DNAがデジタルデータである以上、重要なデータは必ず制度の高い修復な為されるはずです。
  リードソロモン符号は一つの例ですが、デジタルデータ修復には冗長性なども含め、様々なエラー訂正の方法が存在します。

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■ DNA傷つけるラドン 「逝きし世の面影(2011.12.26)」より

 ・(毎日新聞 2011年12月25日)天然の放射性物質であるラドンガスは、ウランがラジウム、ラドンへと『崩壊』するときに発生します。
このガスを吸い込むことによって、日本では年平均0・4ミリシーベルト程度の内部被曝が起こっています。
鉱山労働者に肺がんが多いことは以前から知られていました。
体内に吸い込まれたラドンが、肺の細胞のDNAを傷つけ、肺がんの原因となると考えられます。
肺がんは、年間死亡数約7万人と、日本人のがん死亡のトップです。
肺がんの最大の原因は喫煙ですが、原因の第2位は、このラドンガスなのです。

 ・Dr.中川は低濃度の放射線被害は生命の修復能力により完全に防げるので心配することは無い。放射能被害よりも『放射線被害の心配』の方が有害でありロシアなど平均寿命が6年も低下した原因は無意味な疎開によるストレスなど精神的なダメージが原因だと主張していた。
放射能が怖くないばかりか低レベルなら反って健康に良いとの『放射線ホルミシス効果』さえ主張していたのですよ。前回の連載記事ではヒロシマで生残った被曝者の方が平均寿命が長いとして放射能の効用とも読める論を唱えていた。
ところが今回は、『放射能はDNA傷つける』ですよ。


■ ドイツ放射線防護協会によるフクシマ事故に関する報道発表 「Eisbergの日記(2011.11.30)」より

 ・重要な内容と思われるので翻訳して日本へ紹介したいと考えたが、この両日は他の用事がいろいろあって私には余裕がなく、在独の親しい友人(翻訳業に従事)に相談したところ、快く翻訳を引き受けてくれた。ありがたく訳文を受け取り、ここに転載させて頂く。

 ・(翻訳者 blaumeise.leinetal)

   ■ ドイツ放射線防護協会の報道発表オリジナル原稿 「同ブログ(2011.12.1)」より


 ・(※ 人力さんも加わった議論が白熱中!)

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■ 「低線量率放射線の安全性」について議論中 ナウ 「人力でGO(2011.12.14)」より

 ・阿修羅の下記スレッドのコメント欄に、ちょっとECRRとドイツ放射線防護委員会に対する疑念をコメントした所、色々と議論になっています。
  結構、様々な反対意見も寄せられ、紹介される記事も面白い事から、本家の「人力でGO」が少し手抜き状態です。

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■ 放射線防護協会? 「大槻義彦のページ(2011.4.16)」より

 ・正式の学会ではありません。だからこのドイツ放射線防護協会も学会ではなく、任意団体と思われます。このような団体では学会によって、研究成果の合意がなされないままただ、なんらかの思惑から勝手なデータを使用されることがあります。



(※ monosepiaは、人力さんの考えに非常に近く、又、今はもう更新をやめてしまった「新・心に青雲」氏の弁証法的考察に共感する者です。このことが、このサイトでの記事収集に影響することは極力避けています。)






LNT仮説支持】
■ LNT仮説vs閾値仮説 「kamokaneyoshiのブログ(2011.4.27)」より ※ 某大学名誉教授 専門は物理学

 ・政府の施策はLNT仮説(閾値無し直線仮説:Linear Non-Threshold)に基づいているとのことである。これについては、池田信夫氏による批判がある。それに対するコメントで、私はLNT仮説を擁護した。


LNT仮説懐疑】
■ LNT仮説は保険の様なもの・・・リスクを客観的に見る目が必要 「人力でGO(2011.6.16)」より

 ・LNT仮説は政治的な問題である
 ・LNT仮説と二酸化炭素由来の温暖化仮説は良く似ている
 ・LNT仮説は保険の様なもの
 ・保険はリスクの金銭化では無く、生活余力の金銭化
 ・過剰なリスク回避コストが自分達に降りかかったら?


LNT仮説懐疑】
■ 国立がん研究センター:ウクライナ、白ロシア、ロシアの汚染地域の住民には現時点まで死亡率の増加は確認されていない 「園田義明めも。(2011.5.6)」より
 ・クライメートゲートの次はラジエーションゲート? ラジエーションゲートがあれば、チェルノブイリゲートもあり?  そこに潜むはリベラル・バイアスの凄み?  そこに潜むは日本の左翼・バイアスの凄み?
  ならば、放射能の危険性はどこまで本当なのか?  そろそろ疑いの目も必要かもしれない。
  フクシマに明るい未来を見出すためにも。


☆ 疫学研究の現状としきい値問題pdf. 「金子正人(放射線影響協会)安全安心科学アカデミー」より

 ・放射線防護が、「直線しきい値なし(LNT)」を信じ、仮想的な「発がんリスクの低減」を目的とするようになって、“低線量放射線”が深刻な問題となったように思われる。
  放射線防護が健康障害要因(health hazard)とならないように(文献17)、データを科学的に吟味し、20世紀後半、各国で採用された作業者50mSv/年公衆の構成員5mSv/年という線量限度以下の被ばくでは、健康への実害は証明できず、この程度の放射線被ばくは、生体防御機構の存在等を考慮すると、日常的な用語で、“安全”と言える論理を構築すべきと考える






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最終更新:2015年03月11日 22:11