田中龍作ジャーナル」より
■ 記者クラブ幹事社から事情聴取された ~前編~
 ・「記者クラブ制度」とは、ひとことで言うと土佐藩の身分制度である「上士」と「下士」のようなものである。省庁での取材活動においては、上士にあたる記者クラブが下士であるフリー記者やネット記者の“生殺与奪”を握っているからだ。

■ 記者クラブ幹事社から事情聴取された ~中編~
 ・「掲示板の(A4用紙)発表事項を撮影したら記者クラブの受付嬢(広報課スタッフ)から『画像を削除して下さい』と言われた。それ(発表)は機密事項なのか?」
 ・まだ内戦が続いていたスリランカの高度警戒区域で写真を撮っていた時のことだった。同区域は軍が指定したもので「写真撮影禁止」の看板が数十メートルおきに立っている。
 案の定、軍の警備隊に見つかった。シンハラ語で怒鳴りあげられパスポートを取られた。それでも「映像を削除しろ」などとは言われなかった。ワンカットたりとも失うことなく無事日本に持ち帰ることができたのである。
 記者クラブは、世界の人権団体が糾弾するスリランカ軍事政権にもまさる弾圧機関と言えよう。

■ 記者クラブ幹事社から事情聴取された ~後編~
 ・最近、筆者は思うようになった――
「記者クラブ総会」とは国権の最高機関である。憲法改正だって可能かもしれない




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最終更新:2010年12月27日 10:41