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中東情勢】にも中東関連記事あり(ひとつにまとめれば良いのだが、放置)



■ トルコ大統領:テロリストがトルコに流入している! 「ROCKWAY EXPRESS(2013.9.24)」より
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 トルコはシリアの反政府勢力を支援し、武器を供給し訓練の場を提供し、医療支援などをしてきている。テロリストらはシリア国境をトルコから侵入し、怪我や病人が出ればトルコ側に戻って手当てを受けるなどしてきている。

 そのトルコにシリアの反政府テロリストらが国境沿いの地域から内陸へ流入していることに危機感を抱いたのがグル大統領の発言となっている。シリアの反政府テロリストの矛先がシリアのアサド大統領に向かっている限りは、喜んで支援していたトルコ政府は、自分自身にその矛先が向けられだしたことを感じているのだ

 既に、このブログでは何回かに渡って、正当なるシリア政府の治安維持および防衛措置を非難し、治安を破るテロリストを支援するトルコ政府には、必ずその「反射」がおきるであろう、と指摘してきたが、ここにまさしくその反射、すなわち、「飼い犬に手を噛まれる事態」が生じつつある、ということなのだ。

 これほど愚かなことがあろうか? 自分達が育てた狂犬のような存在が、敵に向かわずに、自分に向かってきたことに狼狽するトルコ政権は、これからじっくりと自らの愚かさの代償を味わう事であろう

 またこの狂犬のようなテロリスト・グループはシリア政府そっちのけで、いまや同士討ちを始めている。そして全体的には反政府グループはシリア軍に追撃され、次々に拠点を失っているのが現状である。ただしその数は10万人と言われているから、まだまだシリア軍の追撃戦は今後も継続される必要がある。
(※ 以下略、太字赤字はmonosepia)

■ 急激に不安定化する中東・・・エジプトとレバノン 「人力でGO(2013.8.17)」より
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中東情勢が騒がしくなっています。
 「アラブの春」などと称され、民主化の象徴をして先進国のメディアが持ち上げた中東各国の民主化運動は、その後、部族間の対立や、宗派間の対立によって新政権はまともに機能せいず、内戦状態が発生しています。

 革命の後に、混乱期が訪れるのは歴史の常ですが、国内の多くの対立要素を抱える中東の国々では民主的に国家を一つにまとめる事が難しい為、独裁制や軍の圧制が生き残って来ました。これが唯一、国家を一つに繋ぎ止め、先進国から国家の利権を守る方法だったのです。

 強力な権力のタガを失った中東諸国は、結局は内戦状態に突入しています。イラクもアメリカ軍が撤退すれば、シーア派とスンニ派、そしてクルド人の三つ巴の争いが激化するはずです。
(※ 中略)
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■ 目的は原油価格の吊り上げと利権の組み換え ■

では、中東有事の目的とは何か?

1)アメリカからの利権の組み換え
2)原油価格の吊り上げ

 アメリカは財政上の理由から、世界の警察を維持する事は不可能になっています。中東からの撤退も規制事実となっています。アメリカを中東に縛り付けているのは、議会のユダヤ人ロビー団体ですが、アメリカの本音は、中東から手を引きたい。

 さらに、国内でシェールガス、シェールオイルが産出されていあすが、現在の原油・ガス価格では採算性が取れません。次から次にガス井を掘る事で、自転車操業をして資金を確保していますが、このままではシェールガスバブルが崩壊します。

 一方、量的緩和で世界中に溢れる過剰流動性は、バブル崩壊のゴールが見え初めています。ドルの価値は原油価格に裏打ちされているので、原油価格が高騰すればドルの需要が生まれます。

ニクソンショック後にオイルショックが起きたのは偶然ではありません。ドルの信用が揺らぐ時、中東では有事が発生するのです。

 永年「不安定の上の安定」を演じてきた中東情勢が、急激に変化している事に、私達は注意を払う必要がある様です。

 そして、原油価格が高騰した時、原発再稼動に国民は納得するはずです。

 反原発を貫くならば、今年の夏もクーラー無しの生活を続ける我が家くらいの気合を見せて欲しい。(但し、老人は熱中症になるのでクーラー使ってください)

 国内情勢だけ見て「反原発」を訴える視野狭窄な人々は、中東有事で電気代が高等(※ ママ)すると、真っ先に「原発稼動も止む無し」と手の平を返すでしょう。一方で、絶対の安全だけは求め続け、永遠に自己矛盾を抱え込むのですが、それすら気付かないのでしょう。

イラク】 / 【シリア】 / 【トルコ
■ クルド系イラク人:シリアのクルド人を防衛する決意を表明 「ROCKWAY EXPRESS(2013.8.14)」より
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7月30日号「トルコ:シリアのクルド人の自治領設立を警告」で、「しかしその流れは止められないであろう。クルド人全体では3000万になるという大民族がトルコ、シリア、イラク、イランなどにまたがって存在し、自分達の国を模索しているのであるから、まずシリアの北部でクルド人がかなりの自治を獲得、イラクのクルド人などと連携して、トルコのクルド人が勢いづくことはもはや時間の問題である」と指摘したが、以下の記事では、シリアのクルド人を守護するため、イラクのクルド人が部隊を送る可能性について語られている。

 クルド人同胞がシリア領内でアルカイダ系反政府勢力によって殺害されている事態に同じクルド人として黙っていられなくなって、イラクのクルド人部隊を派遣する意向を示唆したのが、イラクのクルド人地区のマスード・バルザニ議長である。

 このようにしてクルド人が軍事的にも今回のシリアの紛争を通じて団結を強めだしている事が分かる。クルド人を殺害したり人質にしているアルカイダ系反政府勢力を支援しているのが、トルコ政府であるから、結局この動きはトルコ政府と対決する方向に向かわざるを得ないことになる。

 かくして、この地域のクルド人全体が今回のシリア紛争を契機として、団結し独立運動的な動きを活発化させていく展望が見えてくる。トルコはそのクルド人の動きで今後ますます困難な状況を強いられるようになるであろう。このように、藪をつついて蛇を出したのが、トルコのエルドアン政権の、シリアの反政府勢力への軍事的肩入れである。恐らくエルドアン政権はこの件で窮地に追い込まれ、政権を投げ出すことになるであろう。


ヨーロッパ】 / 【アルジェリア
■ 地獄の門(パンドラの箱)を開いたフランスのサルコジとNATO 「逝きし世の面影(2013.1.28)」より
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『NATOのカダフィ殺害、武装勢力の駐リビア米大使殺害とアルジェリアの日本人10人殺害の惨劇』

どうも欧米白人種は21世紀になった今でも野蛮な帝国主義が横行した19世紀と同じでアジア人やアラブ人等に対して『力で圧倒すれば言う事を聞かせられる』と信じ込んでいるらしい。
(※ 中略)
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『アメリカや西欧の民主主義に対するの大いなる誤解』
ユーゴスラビア終身大統領だった独裁者チトーの死によるユーゴ民主化が未曾有の混乱を招き国家の分裂と果てしない破壊と殺戮を生んだように、『民主化』は美しく平和なイメージとは大違いで現実はフセイン軍事独裁政権崩壊後のイラクのように民主化を担う受け皿の無い国では必ず大混乱に陥るのです。
これらの国々は非民主的な『独裁』という蓋(重し)によって、辛うじて悲惨な民族対立や宗教紛争を防いでいた。
リビアでは国内のイスラム原理主義勢力を世俗派のカダフィの『独裁』が、力で抑えていたので欧米世界は安全だったのである。
ところが、『独裁は悪い』との一見すれば正しい(結果が恐ろしい)自分勝手な欧米諸国(NATO軍)によるカダフィ殺害の結果、この地域の『力のバランス』は大きく崩れて、中東世界はあらかじめ予想された破滅への一本道をまっしぐらに突き進んでいるのです。
(※ 中略)
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『リビアの富を奪うために 欧米諸国が仕掛けたカダフィ打倒
(中略)
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『胡散臭すぎる駐リビア、アメリカ大使殺害事件の顛末』
(※ 中略)
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9・11事件⇒カダフィ殺害⇒駐リビア米大使殺害⇒アルジェリアで日本人10人殺害』
スティーブンス駐リビア米大使ら殺害された4人全員がCIA要員でありベンガジの米領事館自体がCIAの最重要活動拠点であったとも言われているが、襲撃事件が起きた日付自体が9・11事件が発生した9月11日だった。
これでは今のように『衆人環視の凶悪犯罪の犯人が一人も拘束されない』のは当然であり、何の不思議もなかったのである。
9・11発生からイラク侵攻、カダフィ、駐リビア米大使、アルジェリアで日本人10人の殺害が一本径だったなら、地獄の門(パンドラの箱)を開いたのは、2年前のフランスのサルコジ大統領ではなくて、11年前のアメリカのブッシュ大統領(アメリカ)だったとの結論になる。


イエメン】 / 【パキスタン】 / 【アメリカ】 / 【オバマ
■ パキスタンとイエメンでの新たなアメリカ無人機攻撃 「マスコミに載らない海外記事(2013.1.4)」より
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2013年最初のアメリカ無人機攻撃として、オバマ政権は、水曜と木曜、パキスタンとイエメンで二件の別個のミサイル爆撃を命じた。
最新の攻撃は、アメリカが率いるアフガニスタン占領軍の削減には、違法な無人機作戦の全中東での拡大が伴っていることを例証するものだ。少なくとも16人が殺害され、全員がタリバンとアルカイダ戦士とされている、それぞれの出来事の詳細は依然現れつつあり、ワシントンは、おきまりのように無人機攻撃による一般市民殺害を隠蔽するが。
(※ 中略)
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アフガニスタン、パキスタンやイエメンにおいて継続中の殺戮に、実際にはバラク・オバマ大統領が責任を負っている。ワシントンは、シリア政府に対して戦っているアルカイダと繋がっている民兵集団と、現在は事実上同盟をくんでいながら、いわゆる“対テロ戦争”は中東全域でのアメリカの軍事作戦の口実のままになっている。
ニューヨーク・タイムズは11月に、無人機攻撃は、少なくとも2,500人を殺害したと推計している。これは大幅な過小評価の可能性がある。
イギリスに本拠を置くBureau of Investigative Journalism (BIJ=調査ジャーナリズム・ビューロー?)は、2011年8月までに、パキスタンだけで、無人機攻撃で、2,347人が殺害されていると計算している。この合計数は、少なくとも392人の一般市民、うち175人の子供を含んでいる。オバマ政権は、一般市民死者の集計を拒否しており、そうではないという証拠がない限り、無人機の標的地域内の全男性に、恣意的に“戦闘員”というレッテルを貼っている。
(※ 後略)


シリア
■ ロシア艦隊が欧米牽制のためシリア沖に集結 「ROCKWAY EXPRESS(2013.1.8)」より
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 シリア情勢に変化が出始めているようだ。今年の3月でシリアの紛争は丸二年が経過するが、チュニジア、エジプト、そしてリビヤのようにシリアも政権交代が成されるという大方の見方があったが、アサド政権は今に至るも踏ん張り続けているばかりか、二期目を迎えたアメリカのオバマ政権がシリア紛争解決に向けて、新しい動きを開始する可能性が出て来た、というのだ。
(※ 中略)
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 トルコ・シリア国境にはパトリオット地対空ミサイルが展開されシリア空軍の動きに制限を加えようという動きがある一方、ここでフランスのジャーナリストのティアリー・メイサンは、オバマ大統領が中央軍司令官のデイビッド・ペトレイアスを辞任させ、シリア問題解決のため、ロシアと一緒になってジュネーブ協定を持ち出し、同時にシリアの反政府武装勢力の自由シリア軍を見捨てる決定を行ったと言っている。
しかも、オバマ政権は新国防長官にチャック・ヘーゲルをなんとしても指名しようとしているという。この人物については既に昨年の12月26日号の「アメリカの新国防長官に最適なチャック・ヘーゲル」で示したように、彼はアメリカが外国にむやみに介入することに反対の人物である。ペトレイアスとは真逆の政治姿勢を持っている、と言えるだろう。ペトレイアスはネオコンであり戦争屋である。(※ 中略)
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従ってメイサンが下記に示したように、アメリカの同盟国は自分たちもアメリカに見捨てられることは無いのか、と問いかけるべき時がやってきていると言えよう。特にイスラエルは自国の今後の身の振り方を真剣に考慮すべき時がやってきた、と判断すべきであろう。
(※ 以下略)


シリア
■ シリアの反政府勢力はNATO諸国に後押しされている 「陽光堂主人の読書日記(2012.2.6)」より

 ・シリアは反イスラエルですから、この国が「民主化」されることはイスラエルにとって大きな利益があります。今回の騒動の首謀者は、イスラエルと見て間違いないでしょう。イスラエルが、米国などNATO諸国を使ってシリア国内を引っかき回しているのです。最終的にイラン打倒を目指していることは、言うまでもありません。


 ・シリアで流血の事態を招いた最大の責任者は間違いなくブッシュ・ジュニア政権とバラク・オバマ政権、つまりアメリカ政府にある。そのアメリカ政府と連合しているイギリス、フランス、サウジアラビア、カタール、そしてイスラエルこそが殺戮の原因を作っている張本人だ。

 勿論、こうした背景を知りながらNATO/独裁産油国/イスラエルのためにプロパガンダを続けているメディアも責任を免れない。


★ イラン、米国とイスラエルを非難 科学者暗殺めぐり 「asahi.com(2012.1.14 21:36)」より / 記事保護

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★ サウジ石油相、原油安定供給改めて強調 「日本経済新聞(2012.1.14 20:34)」より / 記事保護

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★ 対イラン制裁、効果発揮 イスラエル首相、豪紙に 「日本経済新聞(2012.1.14 18:32)」より / 記事保護

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★ 米、海峡封鎖なら対抗措置 イラン側に伝達 「日テレnews(2012.1.14 16:05)」より / 魚拓

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★ イラン高速艇が米軍艦船らに威嚇行為、ペルシャ湾などで2度 「CNN.co.jp」より / 魚拓

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★ ホルムズ海峡封鎖「レッドラインだ」…米が警告 「読売新聞(2012.1.14 10:09)」より / 記事保護

 ・【ニューヨーク支局】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は12日、オバマ米政権がイランのハメネイ師に対し、秘密ルートを通じて、ホルムズ海峡の封鎖は越えてはならない「レッドライン」だと警告したと、複数の米政府当局者の話を基に伝えた。
  イラン側の反応は明らかにされていない。ホルムズ海峡封鎖を巡っては、パネッタ米国防長官が対抗措置を取る方針を明言、軍事行動も辞さない考えを示している。

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★ 米国 イランの政権交代狙う 軍事衝突恐れあり 「ロシアの声(2012.1.12 10:26)」より / 魚拓

 ・ロシア、中国、インドなどの一連の国は、イラン問題を平和的な交渉手段で解決するための努力を続けているが、今のところ大きな成果は出ていない、とパトルーシェフ書記は指摘している。その理由には、現在米国側もイラン側も、問題の解決に関心がないことが挙げられている。

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★ イランにウラン濃縮停止要求=「正当化の理由ない」-米国務長官 「2012.1.11」より / 記事保護

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★ 地下核施設で濃縮開始=「IAEA監督下」と強調―イラン 「時事通信(2012.1.10)」より / 記事保護


■ 米のイスラエルに対する警告(イラン攻撃) 「中東の窓(2012.1.14)」より

 ・米国としては、イスラエルの攻撃の際には親イランのシーア派によるイラクの米大使館テロ事件等、美国を対象にした事件もあり得ると考えていて、予防措置もとっているとのことで、クウェイトにある米兵15000名は主としてイランが対象で、また2番目の空母部隊もペルシャ湾近辺に配置したとのことです。


■ 孫崎 享 @magosaki_ukeru 「twitter」より

 ・イラン:「イランが核兵器開発している。全力で止めなきゃならない(それはイスラエルの核兵器独占が崩れるという意味で阻止するのだが)」の説に何等反論出来ず、イラン石油削減という日本の国益に害することを喜々として実施し、「イラン制裁同調、米財務長官“大いに歓迎”」とお褒めにあずかり
 ・イラン2:舞い上がる野田政権。日本政府や政治家に次の論文に目を通した人がいるだろうか。まーないでしょう。従米しか考えない人達だから。ガーディアン紙(英国)MILNE論評「米国・イスラエルの秘密裡の対イラン戦争が始まったようなもの。武装反政府グループ支援に続き、原子力科学者暗殺、
 ・イラン3:サイバー戦争、軍事施設攻撃等。英国国防省の高官はもし米国はイラン攻撃する事態になれば英国も応分の協力と内話。昔ストロー外相は対イラン戦争なんてあり得ないとはき捨てたが、今首相は全ての選択はテーブルの上。イランが核兵器開発に従事しているという確たる情報はまだない。
 ・イラン5:全体主義国家だがサウジほど酷くない。過去200年どの国を侵略したこともない。この間米、イスラエルはどれだけ他国を侵略したか。英国はイランに一〇〇年以上工作。誰が本当に危険なのか。万が一、イランが核兵器を持ったところで、イランが核の先制攻撃することはない。米国、
 ・イラン6:イスラエルに対する脅威はイランが独立国家だと言うこと。対イラン攻撃は全世界への影響を持つ問題。世界経済への影響は計り知れない。戦争は起こらないと思う。それが常識だ。しかし米国、イスラエル、英国にはそう思わず(戦争したい)層がいる」こんな論書く新聞、日本にない


■ ロシアは米・イスラエルのイラン攻撃に対する準備を整えた 「ROCKWAY EXPRESS(2011.12.21)」より

 ・北朝鮮の金正日総書記が死亡し、世界の耳目が極東に集まっているが、その間隙を縫うようにして、アメリカに支援されたイスラエルがイラン攻撃の機会を伺っているようで、それに対してロシアが厳戒態勢で臨もうとしている。
以下はロシアの polit.ru サイトに掲載されたもので、ロシア軍が厳戒態勢に入ったというレポートの翻訳である。 / ロシアは米・イスラエルのイラン攻撃に対する準備を整えた 「12月21日 George Krasnow TruthSeeker」より

 ・ロシア政府はアメリカが支援するイスラエルのイランの核施設に対する来たるべき攻撃について新たな情報を得ているという。攻撃は突然始められ、それは間近いだろうという。全面戦争になる可能性があるという










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最終更新:2024年01月08日 09:25