※mono....リプライに目を通していると、それだけで倖せになれる。



本日は、批評家・小林秀雄と数学者・岡潔による対談『人間の建設』の紹介です。
様々な話題が飛び交いますが、今回はその中でも、二人に共通し、多くの話題に通底するテーマをご紹介します。
その理解を深めるために、小林秀雄(と少し岡潔も!)の様々な文章もご紹介していくので、「小林秀雄入門」としてもご覧いただける仕上がりにしました!

【目次】
0:00 はじめに
0:44 本日の目次
0:57 作者の紹介
1:59 内容紹介
2:56 読みどころ全体図
3:47 ①二人の問題意識ー知力や芸術の低下
13:17 ②学問や芸術を理解し、味わうにはどうすればいいか?
26:33 ③対象と「かむかふ」にはどうすればいい?
34:02 参考文献・おわりに

【本日紹介した本】



1行1行から著者の怒りがにじみ出る凄まじい小説

2016年に東大生5人が起こした強制わいせつ事件をモチーフにした小説『彼女は頭が悪いから』(姫野カオルコ/文藝春秋)は、実に473ページにも及ぶ長編作品だ。

一人の女子大学生に大量の酒を飲ませ、マンションの一室に連れ込んで暴行を加えたこの事件は、2003年に集団強姦事件を起こした早稲田大学のサークル「スーパーフリー」を想起させるものでもあったし、また同時期に慶應大学や千葉大医学部の学生が相次いで同様の事件を起こしたこともあって、当時大きな話題となった。

どれも「酒を飲ませて暴行を加える」という点では共通している。しかし、他の事件がセックスを目的としていたのに対し、東大生の起こした一件で性行為そのものは行われていない。彼らがしたこと、それは「女子大学生を集団でいたぶり、おもちゃのように扱って盛り上がる」という行為だった。

なぜ、このようなことが起こってしまったのか。

本書で姫野さんは、苛烈な怒りを腹の底に抱えながら、事件の背景にあったものを丹念に──というより"執拗に"と呼ぶべきレベルで細かく描き出していく。

焦点の当て方も特徴的で、物語の大部分が被害者と加害者の生い立ちや日常の描写に割かれている。4章構成になっているこの長編小説において、事件当日の出来事を扱ったのは最後の第4章のみだ。

プロローグにはこんな一節がある。

〈夕食にはすこし遅めの20時から、20代前半の7人が集まった。ほんの数時間であった。だが、できごとは、数年かかっておきたといえる。とくにどうということのない日常の数年が、不運な背景となったといえる〉

姫野さんは、最初から宣言しているのだ。このおぞましい事件が起きた背景には、事件に関わる一人ひとりが、社会の中で積み重ねてきた人生があると。

被害者となった女性はどのような家庭で育ち、どんな性格で、どんな毎日を過ごしてきたのか。友達はどんな人で、どんな恋愛を経験し、どのような気持ちであの飲み会に向かったのか。そして、加害者たちは──。

姫野さんは事件後、裁判傍聴にも通いながら時間をかけてこの作品を書き上げたという。報道や裁判で公になっている事実を柱とし、その間を想像力で埋めていくようにして書かれた本作は、1行1行から著者の怒りがにじみ出ている。それはそれはものすごい怒りに感じられる。読書中、その凄まじい迫力にひたすら圧倒され続けた。

成功への最短ルートを一直線に進む"ハイパーdoing人間"

いきなり話が飛んで恐縮だが、人間を表す英語に「human being」という単語がある。beingとは"存在"のことで、今ここにいて、何かを感じながら生きている人間を指して「human being」といっている。ありのままの存在、といったニュアンスが近いだろうか。人間の感性や美意識、言語化されない価値観こそが人を人たらしめているという考えなのだと理解している。

一方、人間を表す単語には実はもうひとつあって、それを「human doing」という。doingとは"行為"のことで、何かを行い、その結果として得たものの総体として人間を捉える言葉が「human doing」となる。

私はこのふたつの区別が大事だと思っている。なぜならこの社会は、圧倒的にdoing重視だ。

お前は何をしてきたのか、何ができるのか、何を持っているのか。現代社会はそんな眼差しで私たち人間の価値を計ってくる。この社会に生きていると、成績や偏差値、属性や肩書き、収入やフォロワー数などといった要素と無縁でいることはとても難しい。

beingに明確な目的はないが(強いて言えば存在し続けることが目的?)、doingには「勝利」「成功」「達成」「攻略」などといった目的がある。doing重視の世界では、そこに至る"最短のルート"を最も合理的な方法で進んでいくことが志向される。

本書に登場する東大生たちは、まさに"ハイパーdoing人間"とも言うべき人たちで、社会が提示する価値観やルールを的確に理解し、勝利や成功のために必要なカリキュラムを効率的かつ精力的にこなしていく。

加害者となった東大生たちは"全能感"がもたらす快楽に酔いしれ、「偏差値の低い女子大」に通う被害者を徹底的にいたぶった。「自分たちにはその権利がある」と言わんばかりの態度で残忍な行為を繰り広げる様は、本当に醜悪だ。

その結果5人とも逮捕されるに至るわけだが、どういうわけか世間では、「東大生というブランド目当てに近づいた"勘違い女"が将来有望な若者たちの人生を台なしにした」と被害者がバッシングされることになった。

〈勘違い。勘違いとはなにか?〉

姫野さんは冒頭で怒りを押し殺すようにこう書いている。自分もそう思う。なぜ被害者が叩かれなきゃいけないのか、その理不尽さにわなわな震える。しかし同時に、doingの世界に生きる私たちは、彼らの"すごさ"をリアリティを持って想像できてしまう。

自分たちが受けたテストで、遥か上にいたすごい人たち。自分たちが諦めてしまったところを、軽々と乗り越えていったすごい人たち。才能や資質に恵まれながらも努力を惜しまず、激しい競争を勝ち抜いていったすごい人たち。......そんな風に、彼らが積み上げてきたdoingのすごさが想像できてしまう

だからこそ、事件を知った人々から「台なし」という言葉が出てくるのではないか。この事件だけでなく、有名人やエリート官僚が性暴力やセクハラ問題で失脚したときにもしばしば同様のバッシングが起こるが、根底にはこういったdoing重視の価値観があるような気がしてならない。

美咲は東大生の将来をダメにした「勘違い女」なのか

と、この事件はどうしても「東大生」という部分に注目してしまいがちだが、本作の主人公は被害者となった女子大学生の神立美咲だ。物語は事件の8年前、まだ美咲が中学1年生だった時点からスタートする。

ファッション雑誌の記事に胸をときめかせたり、学校の友達とキャッキャ笑い合ったり、家族のご飯を作ったり、他校の男子生徒とデートしたり、ランチのときにダイエットを気にしたり......そういう他愛もない人生のひとコマひとコマが淡々と描かれていく。

もちろんフィクションなので、実際の被害者とどのくらいシンクロしているかはわからない。しかし、物語の美咲は「どこにでもいるごく普通の女の子」だった。美咲のbeingを丁寧に描き、彼女を徹底的に"人間として扱う"ことが姫野さんの怒りの表明だったのではないかと私には感じられた。

+ 続き
美咲は、繰り返し「ふつう」という言葉で形容される。確かに平凡な女子大学生かもしれない。難関と呼ばれる学校に通っているわけではないし、グループにいても目立つポジションでもない。全体的に受け身で、人目を引くような大きな胸をしているが、自己評価は低く、恋愛経験に乏しい。

そんな、どこにでもいそうな「ふつう」の女の子が、いつか白馬の王子様が現れることを夢想して何が悪いのか。夢に見たようなシチュエーションが現実に訪れ、恋に落ちた相手と流れに身を任せてホテルへ行ったとして、何が悪いのか。

出会った相手がたまたま東大生で、その頭の良さに尊敬の眼差しを向けたとして、何がおかしいのか。好きな人に嫌われることを恐れ、相手の無茶な要求に応えようとしたことの、何がおかしいのか。それがなぜ東大生ブランド目当てという「下心」になってしまうのか。

大量の酒を飲まされ、「ネタ枠」としておもちゃのように扱われた美咲が、なぜ東大生の将来をダメにした「勘違い女」になってしまうのか。勘違い。勘違いとは何か?

加害者や加害者の親、被害者バッシングをした世間に対して、姫野さんは激しく突きつける。

しかし、悲しいかな、加害者や加害者の親たちに、この怒りは響かないだろうという絶望も同時に描いている。

なぜなら「内省」や「感情の言語化」といった行為は、彼らにとって無駄なことだからだ。明確な答えが出ないこと、考えたところで実用性のないことは、コスパが悪い。そういうことを考えないからこそ、彼らは東大に入れたのだと、姫野さんも繰り返し述べている。最短距離で「正解」にたどり着くことでdoing社会を勝ち抜いてきた彼らにとって、美咲のbeingに思いをはせる時間は無意味に等しい。彼らはなぜ美咲が「泣いた」のか、永遠にわかることはないのだろう。

では、同じdoingの世界に生きる私たちは、これをどう受け止めるか──。

自著について語るインタビューで、姫野さんは本作を"ミラー小説"と呼んでいた。読む者の価値観をあぶり出してしまう恐ろしい鏡......。そこに映る自分の姿を、私たちはどのように見つめるか。

可視化や定量化のできるdoingばかりに囚われ、他者のbeingを、そして自分のbeingすらも疎かにしがちな私たちは、そんな自分の姿をはたして直視することができるのか。

『彼女は頭が悪いから』は、私たちにそんな問いを突きつけてくる凄まじい一冊だ。

【執筆:清田隆之(桃山商事)/編集:南 麻理江、笹川かおり】 


■ 1分で話せ 「パチンコ屋の倒産を応援するブログ(2018.8.13)」より
/
枝野幸男の中身のなさ過ぎる3時間大演説を
産経グループの産廃置き場であるところの
ハーバービジネスオンラインが書籍化しました。
こういう三流書籍は
たいてい取り次ぎが抱き合わせにしてくることもあってか
書店の店員が陳列で対抗してきたようです。


1分で話せ。


昨日の当ブログ記事のコメント欄にありましたが、
中帰連の生き残りってのがいましてね。
洗脳されて帰って来て、しかも年を取っちゃったものだから
中国共産党に媚びまくって創作した記憶を
本当の記憶だと思って吹聴するという存在になってしまっています。

曰く、妊婦の腹を引き裂いて殺した。
曰く、女性の陰部から串刺しにした。

実際には通州事件などで支那人どもがやっていた所業です。
特定アジアは拷問も残虐で、
つい100年前まで特定アジアでは凌遅刑なんかも行われていました。

人間の想像力ってのは割と限界があります。
なので残虐なことをやったということにする為に
支那人どもが洗脳で刷り込む内容は
「指導する支那人どもが実際にやっていた悪事」
が残虐な殺害の例示ということになるでしょう。

それにこのブログで以前も何度も書いていますが、
特定アジアのやり方の一つに
自分達が行った悪事を先に宣伝して相手に転嫁する。
というものがあります。

私達普通の日本人がにわかに想像が付かなくとも、
実際に残虐な行為を行っていた連中なら、
その残虐な殺人の様子を語る事ができます。

まして話をでっちあげ、
必ず大げさにするのが特定アジアの文化ですからね。

南京大虐殺、慰安婦強制連行なんて
そのウソの最たるものでしょう。

さて、文部科学省の違法天下りシステムは民主党政権時代に作られたものでした。

(※mono....略)

お次は先日亡くなった翁長知事の件で
さっそく弔い合戦として利用する気まんまんな
共産党のツイート。



(※mono....略)


■ 「希望の同盟」対「憎悪の同盟」~ 安倍首相の真珠湾スピーチから 「国際派日本人養成講座(2017.1.7)」より




■ インテリジェンス関係者じゃなくても読んどけ! 「二階堂ドットコム(2016.6.6)」より
/

「虐殺と陰謀 情報戦から読み解く悪の中東論」。これがまた面白い。イスラム金融に近い筋である飯島勲も読んでいるに違いないのだ。

 内容をざっくり言えば、、、あんまり書いてもダメだが、たとえば、ナセルの時代のエジプト、イランのインテリジェンス、ビン・ラーディン、それにイスラム国やアラブの春とか。詳しくはみんな、買って読みやがれ!という話なのだが、アラブの春、イスラム国に関してはこれで結論が出たといえるだろう。

例えば、アラブの春については、拡大中東構想、中東協力イニシアティブ(MEPI)、ジーン・シャープ、CANVAS、それにイスラム国に関しては、偽旗作戦、サウジアラビアのバンダル王子、トルコのハカン・フィダン、それにハジ・バクル。こうした固有名詞を見ただけでも、従来の著作とは全く違う。インテリジェンスをやっててこれを知らないようじゃ話にならない。外事2課と3課(警視庁の場合)は読んでおくように。SAにでるかもしれないぞ。ちなみに、イスラム国とヌスラ戦線の関係もよくわかる。

そうそう、商社関係やエンジニアリング関係の人は読んでおくといい。サウジアラビアと関係が深い住友化学とかね。この本を読んで、シリア内乱を中心とする中東の動乱を見直し、危機管理につなげてほしい。


■ 超拡散希望!「経済学者はなぜ嘘をつくのか」 青木泰樹 デフレ脱却や経済成長や熊本や東北の復興を邪魔する国賊どもの大嘘を暴く!罪深き曲学阿世の徒や経営者や官僚や政治家の大嘘 「いろこのはとば(2016.5.10)」より
/
青木泰樹氏著「経済学者はなぜ嘘をつくのか」は、日本人全員が読むべき。
例えが秀逸で、わかりにくい経済問題もすらすら頭に入ってくる。
金と数字だけがとかくクローズアップされがちな経済問題に、しっかり人としての血が通った言葉を用いて、論理と理念と政策と実務をわかりやすく説明、解説されてある。
この本を読めば、日本がなぜデフレから脱却できないかがよくわかる。
一体誰が、何が、日本の経世済民を阻害しているのか?
アベノミクスとはいったい何だったのか?
なぜアベノミクスは失敗したのか?
リフレ派理論の欠陥と誤りとは?
新自由主義とグローバリズムはいったい日本に何をもたらしたのか?
「経済財政諮問会議」や「産業競争力会議」の”民間議員”の正体とは?
グローバル化が日本の経世済民に及ぼす影響とは?
曲学阿世の徒である経済学者と、その学者が振りかざす学説の間違いとは?
数多の嘘つき経済評論家やエコノミストどもの詐術や大嘘や、大企業の経営者たちのペテンを暴く。

吉川洋東大教授や伊藤隆俊コロンビア大学教授や井堀利宏東大教授や佐藤一橋大学教授や宮崎明海大学講師や伊藤元重東大教授や岩田規久男日銀副総裁らの間違いや詐術とは?

安倍政権下でも推進される構造改革の誤りとは?
デフレ、少子化、シナ朝鮮の発展、推進される移民政策、放置される老朽化したインフラ、保育園問題、介護報酬問題、人手不足、上がらない給料、遅れる震災復興等々すべての問題の根源がこの一冊でわかると言っても過言ではない。
ネオリベ経済学、トリクルダウン、新自由主義、新古典派理論、タックスヘイブン、レントシーカーのペテン等々の詐術によって日本の国民経済がいかに傷つけられ、成長を阻害され、貧富の格差を拡大し固定化しているかがわかる。
是非とも購入してご一読していただき、日本を外国と移民に売り渡そうとする政策が推し進められる諸悪の根源を知っていただきたい。

(※mono.--以下略)





『土佐源氏』考 - 拙守庵閑話



中野剛志
■ 中野剛志と預言者たち~『書評:資本主義の予言者たち ニューノーマルの時代へ』~ 「「国家戦略特区」blog(2015.2.24)」より
/
『大衆化する知識人』

大衆とは何かと言えば、自分の専門分野以外では全く一般的な知識や理解しか持ち合わせていない人と私は認識しています。非常に陳腐な表現をすれば、著名な大学教授であっても、社会問題に対する一般認識が、TVで街頭インタビューを受けるオバちゃんと同じくらいの受け答えしか出来ないなどです。

『専門バカが大衆化の原因か?』

現代では大衆化が、知識人の間でも急速に進行しているように感じます。理由は各専門分野の細分化があると思います。例えば歴史家の場合、日本史の更に中世史の更に何々の研究などです。この場合、自分の専門分野以外だと日本史全体の理解ですら教科書程度の知識となり、極端な専門化が進行してしまいます。

『進化するほどアホになる社会』

これはある意味仕方ない部分も有り、人間の理解力にある限度がある以上、極限られた専門分野で高度な知識を得るように社会を専門化させないと、社会の高度化に対応出来ないという現実問題の反映です。しかしこれが、現代社会が高度に進化すればするほど、余計に低レベル化している原因でもあります。

『総白痴化を防ぐ方法』

このような大衆白痴化する社会に対抗する方法を提示しているのが、評論家の中野剛志氏であると考えます。中野氏の研究方法を簡単に説明すると各研究分野の優れた論文をピックアックし、時代、分野、文化などを横断しながら分析する事で、歴史や社会の大きな流れを見極めようと言う作業なのです。
+ 続き
『ハイデッガーの存在と時間』

以前、ハイデッガーの「存在と時間」を読んだ時に感じた事ですが、これは哲学史の解説本だな、との感想を持ちました。形而上学的な難解な事柄を説明するには、哲学の歴史をひも解き、現代的な意味について語るしか無いのでしょう。しかし考えてみればこれは学問の基本であり、中野氏の著作も同じです。

『中野剛志批判の正体』

世間には中野剛志氏を批判する人が一部に存在するのですが、氏のこのような研究スタイルが気にいらない反応のようにも感じます。中野は他人の業績を紹介しているだけでは無いか!との批判は、大衆に落ちぶれ専門バカとなった、タコ壷のタコが、現代の病巣を浮かび上がらせるエピソードにも見えます。

『ピケティではモノ足りぬ』

世間ではトマ・ピケティが大ブームですが、ピケティはお金が消える理論を信じているフシもあり、更に彼の税務政策による格差是正は、他の主要国に比べて累進税率の高い我が国にとっては有効な解決策とは思えません。r>gを研究により明らかにした業績は高く評価出来ますが、正直、物足りないのです。

『中野剛志に時代が追付く』

本著は「プロローグ資本主義の現在と過去」以外は、09年に発売された「恐慌の黙示録」の新書化です。ところが、中野氏がリーマンショック後に感じた直感は、色褪せるどころか、増々現代社会にとってリアリティが出ています。つまり時代が中野剛志に追付いてしまったのです。特にこの現象は米国で顕著な様です。

『経済学の叡智を召還』

プロローグではピケティを解説しながら、他の経済学者の様々な業績を参照する事で重層的にr>gを理解する事が可能です。中野氏のフィルターを通す事で、新自由主義の理論的な欠陥が暴かれ、特に金融の暴走が問題なのが分ります。資本主義とは、放置すれば格差が拡大するメカニズムを持つのが深く理解出来ます。

『解決策も明示』

この著作の重要な点は、解決策も提示されている事です。要約すると、グローバル化を制限し、各種規制を強化し、公共投資を継続的に行うとの3点にまとめられます。このような思想に基づいた政策を行えば、日本は再び格差を縮小して成長した黄金時代に回帰出来ると力強く思えるのが本書の魅力なのです。

洗脳】 / 【マインドコントロール
■ 第233話 23分間の奇跡 「YONIKIMO.COM 世にも奇妙な物語データベース」より
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教室の中、子供達の前で一人の中年女性教師が泣いている。
そこへ、時報と同時に別の女性教師が入って来る。
「子供達はどうなる」と訴えていた中年教師を教室から送り出し、
その教師は子供達に語り掛ける。
最初は、不審気な表情を見せる子供達。
だが、教師が子供達の名前や特技などを言い当て、それを三日間で
覚えて来たと話すと、次第に心を開き始める。
次に教師は、教室に掛かった額の中の言葉の意味を問い掛ける。
「平等 自由 平和」
そこで、一人の少女が教師の着ていた服について尋ねた。
こんな服は嫌いかと教師が尋ねると、少女は服を褒めた。
「じゃあ、これからは、みんなにも同じ服を着て貰いましょうね。
そうすれば、明日着て行く服を考えなくてもいいでしょう?
みんな同じ服、これが平等だと思わない?」
この意見に、一人の少年が食って掛かる。
すると、教師は続けた。
「そう、何を着るのも勝手、それが自由というのよ。」
これにも反抗する少年。
少年の父親は、どこかに連れて行かれていたのだった。
教師は、「大人でも学校に行く」「すぐに帰って来る」と言う。
すると、少年は机の中から新聞の切り抜きを取り出す。
「クーデターが起きて、日本の憲法が変わっちゃったんだ!」
「憲法って何?」
「国の決まりだよ。」
教師は、これにも優しい口調で答える。
「国の決まりでも、間違っていたら変えなきゃね?」
そして、女性は明日から「お泊り」に行く事を発表した。
キレイな部屋で美味しいものを食べると聞き、喜ぶ子供達。
何が食べたいかを子供達に尋ねた教師は、おもむろに言い出す。
「さぁ、みんな目を閉じてお祈りしましょう。
『神様、お菓子を下さい』。」
くすくす笑いをこらえながら女性の言葉に従う子供達。
当然お菓子は現れない。
「じゃあ『指導者様』に変えてみたらどうかしら?」
子供達の机の上にお菓子を置いていく女性。
目を開けてお菓子を見つけ、喜ぶ子供達。
だが、一人反抗していた少年は、薄目を開けて全てを見ていた。
「お菓子を置いたのは『指導者様』じゃなくて
 先生じゃないか!」
微笑む女性。
「そう、実際にお菓子を机の上に置いたのは先生です」
あっさりと認められ、きょとんとする子供。
女性は、少年を賢いと褒めながら言葉を続ける。
「いくら誰かに祈っても、本当は何も出て来ません。
もし、何かしてくれる人がいるとすれば、それは神様なんかじゃなくて、先生や他の人の力なの。」
言葉に詰まる少年を、他の子供達も褒め始める。
続けて教師は、新学期のクラス委員を誰にしようか話し始めると、
子供達は少年がいいと口々に言い出す。
まんざらでもない様子の少年。
教師は、クラス委員の最初の仕事として、掛けられた額を外してしまおうと提案する。
ある少女が「大切なものでは?」と言い出す。
「本当に大切なのは、中に書かれた言葉でしょう?
だったら、それはみんなの心の中に掛けておけばいいわよね。」
子供達は納得し、額を外した少年はそれを窓から投げ捨てた。
地面で砕ける額を見て、歓喜する子供達。
子供達を見て微笑む女性の腕時計は、丁度23分を経過していた。
そして、女性は自分の服と同じ制服と新しい教科書を取り出す。
「古い教科書を破った人から、取りに来て下さい。」
もう、疑問を唱える子供はいなかった。
(あらすじ作成:後ろの男さんThanks!)
キャスト: 賀来千賀子
放送日: 1991年 冬の特別編


● 23分間の奇跡〔Wikipedia〕
/
『23分間の奇跡』(にじゅうさんぷんかんのきせき、原題:『The Children's Story』)は、ジェームズ・クラベルの短編小説。1963年に書かれ、1981年に出版された。翻訳は青島幸男。

ーーーーー
● ジェームズ・クラベル〔Wikipedia〕
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ジェームズ・クラベル(James Clavell、1924年10月10日-1994年9月7日)は、イギリス(後にアメリカ合衆国に帰化)の作家、脚本家、映画監督である。出世時の名前はチャールズ・エドマンド・デュマレスク・クラベル(Charles Edmund Dumaresq Clavell)。第二次世界大戦では王立砲兵隊に加わり1940年にマレー半島に従軍し、日本軍の戦争捕虜となった。クラベルは、戦国時代の日本を舞台にした『将軍(Shōgun)』(1975年)を筆頭とする小説『アジアン・サーガ』シリーズ及びそれらのドラマ化作品と、映画『大脱走』や『いつも心に太陽を』の脚本等で知られている。





書籍・書評
■ 鈴木大介『最貧困女子』 「BLOGOS(2014.11.4)」より
/
 九州の地方都市住まいのぼく。

家の近くにある公園が、階上にあるぼくの家から見える。

 つれあいによれば、その公衆トイレの前で深夜に20代くらいの女性が立って、男性といっしょにトイレに入り、一定時間たつとまた別の男性とトイレに入っていくのが見えた。

 あれは買売春の現場ではなかろうか。

本書に出てくる「最貧困女子」とは、裏表紙にその定義が簡潔に書いてある。

働く単身女性の3分の1が年収114万円未満。中でも10~20代女性を特に「貧困女子」と呼んでいる。しかし、さらに目も当てられないような地獄でもがき苦しむ女性たちがいる。それが、家族・地域・制度(社会保障制度(という三つの縁をなくし、セックスワーク(売春や性風俗)で日銭を稼ぐしかない「最貧困女子」だ。

(※mono.--以下略、詳細はサイト記事で)



 CIAの前身だった情報工作・謀略機関は「OSS」である。ここに左翼リベラル、コミンテルンのスパイ、国家破壊を無上の喜びとする左翼が集った。
 かれらの大半がユダヤ人であり、東京裁判の裏方で暗躍し、憲法を日本に押しつけ、また南京大虐殺というつくり話をでっち上げた。
彼らを捉えていた思想はマルクス主義のフランクフルト学派の影響を受けた疑似インテリで、代表格はハーバード大学教授だったアンドルー・ゴードン。その残映の亜流がジョン・ダワー、エズラ・ボーゲルなどに受け継がれ、ジューヨクタイムズとよばれる左翼新聞を根城にいまも反日論調を張っている。この新聞と提携関係にあり、似通った論調を繰り出すのが朝日新聞である。
田中氏は、これを「OSS空間」と名付けた。
戦後レジームの克服は、OSS空間からの脱却でなければなるまい、と主張される。
 評者(宮?)は、かつて丸山真男を「正真正銘のバカ」と批判してきた。それで十分なのである。読むに耐えるような内容ではない。
(※ 中略)
/
 田中氏は淡々と、客観的事実だけを列挙し、しずかに、しかに適格に敵を討つ。
 また評者は『文春の三バカ』として半藤一利、立花隆、保阪某をあげておいたが、さすがに『歴史探偵』と自称する半藤のでたらめな歴史読本的なウソは暴かれた。だが文春を根城に活躍する立花隆は、自らが否定したはずの権威に執着して、わざわざ安田講堂を借りてアカデミズムを偽装し、憲法九条やら戦争放棄やらを論拠に安倍政権批判を展開している。かれは『悪質な左翼売文業者』というべきか。
 大江健三郎は『縦に書いたフランス語』、吉本隆明は『長屋のテツガク屋』と評者も批判したこともあるが、本書のなかで、田中氏の吉本批判もじつに適格である。
 すなわち吉本は「国家観を解体したところで、あるいは宗教を否定してところで、それが人間にとって必要だという観点がなければ、無責任な思想になってしまう。まさにフランクフルト学派の「反権力」「反権威」の思想の無責任性とおなじなのだ。それが実を言うと、国家を持たない左翼ユダヤ人の思考の産物であった」。

 この稿を書き終えようとしたとき、ノーベル文学賞に日本のマスコミだけがはしゃいだ「最有力候補」なる村上春樹が受賞を漏らしたニュースに接した。嗚呼、好かったというのが率直な感想である。
 かれは日本人だが、日本を語る小説ではなく、伝統を無視し、無国籍、グローバリズム、反国家である。つまり反原発、環境、男女共同参画などといった新左翼と発想が同根である。
 田中氏が言う。
 「(原発反対などは)ソ連のコミンテルンのような政治的な扇動とは異なり、自発的な大学人やジャーナリストなどの知的な様相をもった社会運動である。それは道徳的な退廃を伴っており、陰険な恐ろしい動きと言ってもよい」
 なぜなら「こうした変種の隠れマルクス主義の社会変革の意図を見抜けな」いわけで、その理由は「反権威主義という名の、ユダヤ人による欧米の伝統社会の破壊と同じく、日本の道徳心の荒廃かをもたらすからである」

 経済面においても然り。
 「グローバリゼーション、新自由主義の名の下に、金融で世界を支配しようという試み」がウォール街に存在しているが、「これらは、経済において国境をなくし、政府による規制を撤廃し、資本の自由な移動をめざすものだが、その結果が隣国の中国や韓国におけるように、外資による資本占領や資本逃避によって混乱し、窮乏化している」。
 久しぶりに一行一行を噛みしめて読んだ良書である。


自衛隊
★■ 自衛隊は実際に戦えるのか? ソマリアが舞台の『土漠の花』著者・月村了衛さんに聞く 「産経ニュース(2014.10.2)」より
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 混乱が続く東アフリカ・ソマリアとジブチの国境地帯で、陸上自衛隊の精鋭部隊が現地の部族抗争に巻き込まれ、生還を目指して泥沼の脱出劇が繰り広げられる。果たして自衛官は人を殺せるのか、他国民を守るために戦えるのか…。集団的自衛権の行使容認にもつながる問題を扱った新刊『土漠の花』(幻冬舎)を刊行した月村了衛さん(51)に、作品に込めた思いを聞いた。(溝上健良)

 --この本を書くきっかけは

 「自分は日本における冒険小説の復権を企図していたのですが、冒険小説とはどういうものかという共通認識が日本では今、失われていると思うんですね。1980年代に内藤陳さんや北上次郎さんが提唱されていたころにはエスピオナージ(スパイ活動)やポリティカル・フィクションなどを広く統括した、ル・カレのような社会文学的な作品も含むような豊穣なジャンルであったはず。しかしそうした認識が失われつつあるように思います。冒険、という言葉のイメージが一回りも二回りも昔に戻ってしまい、インディ・ジョーンズであるとか海賊であるとかというところまで戻ってしまっている。日本冒険小説協会という団体があって毎年、日本冒険小説大賞という賞が贈られていたのですが、内藤陳さんが亡くなって協会もなくなってしまいました」

(※ 以下略、詳細はサイト記事で)

■ 大島信三『異形国家を作った男 金日成の生涯と負の遺産』(芙蓉書房出版) 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み(2014.9.11)」より
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 類書とまったく異なるのが本書である。
 著者の大島氏は前の『正論』編集長。意外な人へのインタビューをよくこなされた。名文家でもある。
感情的嫌悪感を捨て、冷静にキムイルソンを見ているのが本書の第一の特徴である。
 そしてキムイルソンの外交戦略を夥しい逸話と文献、そして関係者へのインタビューから判断し、謎に包まれたまま実態がまったく不透明とされた稀有の指導者像に迫る。むろん、キムイルソンをほめているわけでもなく、しかし徒らに非難したりもしない。
 本書は浩瀚なので、通読に三日を要した。
意外に面白くまたエキサイトする場面もたくさんあり、不可解な行動ばかりの北朝鮮王朝の三代にわたるミステリーの背景がわかって有益だった。先に小誌でも紹介した近藤大介氏の『習近平は必ず金正恩を殺す』(講談社)のセンセーショナリズムとは対照的で、記述は微に入り細に亘るが静かなのである。

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■ 北朝鮮の代理人 カーター 「あとはおまかせ(2014.9.25)」より
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(※ 前半上記記事の引用略)
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これらの功績により、「数十年間にわたり、国際紛争の平和的解決への努力を続け、民主主義と人権を拡大させたとともに、経済・社会開発にも尽力した」ことを評価され、2002年にノーベル平和賞を受賞した。反面、「史上最強の元大統領」、「最初から『元大統領』ならよかったのに」と、賞賛と半ば皮肉をこめて国内外のマスコミに呼ばれた

ハト派なんとかには ろくなやつしかいない その見本


■ ヒトラー賞賛本騒動を切る。 「せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』(2014.9.15)」より
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「説得できない有権者は抹殺するべき」…高市早苗大臣が推薦!自民党広報部長が執筆した「ヒトラー本」の怖すぎる中身

 ソース(リテラ) http://lite-ra.com/2014/09/post-459.html

 写真=抗議が殺到して僅か2ヶ月で絶版となった『ヒトラー選挙戦略』(永田書房) なんと現役閣僚も推薦文を寄せていた!


 安倍改造内閣に入閣した高市早苗総務大臣や、稲田朋美政調会長ら自民党議員3名が、ネオナチ団体代表とツーショット写真を 撮っていたことが国内外で波紋を呼んでいる。団体の名称は「国家社会主義日本労働者党」。公式サイトに国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)の「かぎ十字」(ハーケンクロイツ)を掲げ、「日本民族の優秀性を確認し血の純潔を保持」「民族浄化を推進せよ!
(※ 以下略、詳細はブログ記事で)
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 長ったらしい文章だが紹介した。おそらくは当時の事情を知らない人が書いているのだろう。しかし、良くこの本を見つけてきたものである。この文章の中では僅か2ヶ月で絶版と書かれているが、それは間違いだろう。当時私がこの問題で取材したが、取次ぎまでは行ったが店頭に並んだ直後に回収となっている。

 かなり昔のことなので記憶にはないが、2ヶ月も本屋に置いてあれば、当時そのように正確に記す筈なのに、<一般書店に配布になった直後に突如として消えたのである>と書いているから間違いない。

 当時の機関紙を紹介します。パソコンで見るかたは拡大して読んでください。スマートホンなどの方は見れないかも知れませんが、パソコンで拡大すれば読めると思います。
(※ 写真はブログ記事で)
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何の理由も明かされないままに20年前にこのような言論出版妨害事件がおき、それを全くマスコミは報じなかった。そして今自民党の高市早苗大臣を批判するために、それこそ突如として出てきた。

 本来ならばこの時にユダヤによる出版妨害事件として大きく取り上げられるべきものであった。このようなことは日本では度々見受けられた。


 でも明らかなように「ヒトラータブー」が存在している。歴史上の人物を研究の対象として取り上げることに何の問題があるのか?ヒトラーを悪く描いた本はたくさん並んでいる。逆にヒトラーの功績などを称えるとこのように店頭に並ぶ事さえも出来ない。

(※ 以下略、詳細はブログ記事で)




■ 嫌韓本に飽きた人は「誅韓論」を読め!!! 「にゃんころりんのらくがき(2014.8.19)」より
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その内容が す ご す ぎ る と話題に!!! 
Amazonレビューが満点の嵐!!! 
「従来の嫌韓本とは一線を画する」
「類書を圧倒する嫌韓本の史上最高峰か」

(※ 中略)
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内容紹介

日本は具体的に韓国にどう“反撃"すべきか?
2015年以降の東アジア情勢をシミュレーション

本書では、高まってきた日本人の“対韓フラストレーション"に対して添うような、具体的な日本人のアクションプランの提示と、 否めないとされていた韓国の地理的重要性(「防波堤」論など)を否定、韓国が孤立・弱体化していくシミュレーションを行う。
2015年末の在韓米軍撤退を契機に、中国による南北一体化・吸収へと向かう朝鮮半島情勢を予言。
日本は中立を保ち、援助を実施せず、むしろ過去の不法行為の非難を始めることにより、合法的かつ最小労力で韓国を沈黙させる論理を展開する。

内容(「BOOK」データベースより)

日々エスカレートする韓国による反日工作と、それに対抗手段をとらない日本政府。日本人はこのまま我慢を強いられ続けるのか?2015年以降の東アジアをシミュレーションした結果、本書では「日本人の態度次第で、韓国は数年以内に潰せる」との結論に至った。否めないとされてきた韓国の戦略的重要性の否定、在韓米軍撤退から中国による吸収へ向かう半島情勢と、その時日本がとるべき選択…。世界最大の反日国家を、合法的かつ最小労力で沈黙させる方法がここにある!

http://www.amazon.co.jp/dp/4801800491/
具体的な対応策が提示される、白眉の書, 2014/8/17
レビュー対象商品: 誅韓論 (晋遊舎新書 S18) (新書)

近時、韓国を批判する内容の書籍の出版が相次いでいる。それだけ日本国民にも強い関心を引き起こしているからであるが、その中に有っての白眉といえよう。多くの類書が韓国人の行動様式や行状に呆れるものの、対応としては「もうこの国は捨て置け」のように消極的放置論に終わることが多い。しかし、本書の筆者は一歩を進めて積極的処分論を採るのである。

1 結論
筆者の結論は、「韓国を中国の勢力下に追いやり、独立国としての韓国を潰してしまい中国の一自治区」としてしまうことだ。この結論は衝撃的だが説得力がある。理由としては概略次のようなことがらである。

2 アメリカは韓国を見限った。
在韓アメリカ軍は、2015年に統帥権を韓国に返還して撤退する。このことが持つ意義は大きい。中国にとって、在韓アメリカ軍に対する緩衝地帯としての北朝鮮の存在意義が消滅するのである。
また、今まで日米韓の枠組みがあったればこそ、韓国の行状に忍耐してきた我が国にとっても2016年以降は韓国との交戦が可能になる。この時に、アメリカ軍が韓国側につくことは絶対にない。日韓の間には直接の同盟関係などない。在韓米軍の後方兵站を担ってきただけである。
3 韓国に対する基本認識
韓国は、李明博が竹島に上陸し、日本の親書を突き返した段階で竹島問題の平和的解決手段を自ら閉ざした。いわば、宣戦布告と同様の状況にある。その後の朴クネの韓国の行動は、まさに非正規戦を仕掛けている状況にあり、対日テロ国家と呼ぶにふさわしい。
このような厳しい現状認識に立つ。

4 韓国人の不変の行動様式を肝に銘ずること
韓国人の、「恩を仇で返す」行動様式に日本は何度煮え湯を飲まされてきたことだろう。もう、日本人も学習して肝に銘ずるべきである。韓国人は「恩を必ず仇で返す」ことを。だから、半島有事の際に、韓国を助けることは下手をすると日本の死につながる。なぜなら、日本の支援で北朝鮮に勝った場合、韓国は核兵器を手にすることになる。その際、彼らは因縁に近い論理をこじつけて対日核攻撃に使うことが予想される。竹島侵略も、朝鮮戦争で日本が韓国を助けた後になされたことを忘れてはいけない。

5 韓国に防波堤としての価値はない
それでも、私を含めて日本国民は、韓国が大陸の大国に対して防波堤の役割を持つと考えてきた。明治日本の先人たちも、そう考えて日清戦争で李氏朝鮮を独立させ、次いで日露戦争を戦ったわけである。
しかし、本書の筆者はこれが余計なことだっという。朝鮮は、独立するや国王もろともロシア大使館に逃げ込むなどしてかえってロシアの勢力を引き入れてしまい、日本もこれに対処しなくてはならなくなった。さらに勝った日本は大陸のロシア中国と直接勢力圏を接することになり、最後は大東亜戦争を戦うことになった。朝鮮。韓国を独立させて得をするどころか途方もない大損害を被っただけである。

保守の論客にも、この韓国防波堤の錯覚から逃れられていない人が多い。知性と気品で有名なS女史も挙げられている。私も尊敬する人物だが…。

6 極東は三国鼎立で安定する。
元来、朝鮮・韓国は中華王朝の勢力圏にあった。中華王朝が自ら対馬海峡を越えて日本を支配しようとしたことは、元寇以外にない。元寇は高麗王が盛んにフビライをそそのかして実行させ、高麗自らが参加したもので、この時だけである。

極東は、日本、ロシア、中国の三国鼎立で安定するというのが歴史的にも実証されると筆者は言う。中国との利害の対立に悩むロシアはむしろ日本に接近すると予想する。

7 もとの姿に回帰する中韓 
今、中韓が緊密化しているのは、かつての現状に回帰しているのである。韓国の対中貿易依存度は大きく上昇しつつある。これを黙って見ているのも良いが、筆者は、韓国の背中を中国に向かって押してやれという。韓国経済は鵜飼いにたとえられるように、日本からの優秀な製品と資材さらに資金があってこそ成り立っている。
これを、絶ってしまうのである。

8 中国の腹中で消滅する韓国
中国は環境汚染がひどく、人々は移住先を求めている。だから、朝鮮・韓国が中国の勢力下に入ってしまえば、中国からの資金と人々がなだれ込む。そして、中国の自治区となり、その腹中で消化され消滅していく。

9 このように明快な具体策を提示する本書を、一人でも多くの日本国民に読んでほしい
と思う。

(※ 以下略、詳細はブログ記事で)

■ 中朝事実 「CyberGrapher」より
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山鹿素行の書である。
 本書の中心命題は、「日本こそが中華」である。

 現代からすれば、奇異に感じる表現であるが、江戸初期の朱子学で統制された武士教育では、林羅山のように中国を極端に美化礼賛し、現実離れした中国贔屓、日本卑下に走る傾向があった。これに対し疑念を呈し、日本の古典の記紀を検証し、一方実際の中国の有様と比較し、決して日本の文化、文明が中国に遅れをとっていない事、そして皇統などの面に着目すれば、日本の国体の方が優れていると指摘しているのである。この事を象徴的に”日本こそが中華”という表現にしているわけである。簡単に言えば、「もっと日本の伝統と歴史、個性に自信を持て」という事になる。

 戦前には山鹿素行-吉田松陰-乃木希典という文脈で語られる事が多かったと考えられ、皇国史観の基礎文献として広められていたのだろうと思う。本書は乃木大将の頒布本を底本としているそうである。発行は昭和8年で、満州国建設の翌年であり、次第に国際情勢が険しくなっていく時代である。こうした時代に盛んに北畠親房(『神皇正統記』)に遡る皇国史観が教育され、山鹿素行の著作の中からはこの”中朝事実”が重要視されたのであろう。
 一方、戦後になるとGHQによって東京裁判史観が強制され、教育も日本解体を目標としたものとなり、それらは政策を含めて共産主義化を企図したものさえ含まれ(『大東亜戦争とスターリンの謀略』、『物語日本史』)、GHQは言論統制、思想統制を行い、焚書・発禁処分などを大量に行った。その結果、戦後は山鹿素行の出版物、特に原著は全くと言って良いほど見られなくなってしまった。
 戦後60年余が経過し、自衛隊の海外派遣や武士道の見直しなどが行われていく過程で、幕末の志士、その思想家吉田松陰、そして漸く山鹿素行へと遡れるわけだが、あくまでも武士道としての書(『山鹿素行の思想』、『山鹿素行』)としての刊行があるのみで、『中朝事実』そのものの再出版やその評論などは絶無である。戦後、如何に思想統制が行き渡っているか、或いは戦前との思想の著しい対照をここに見る事が出来る。
 無論、”中朝事実”を以て日本がアジアを制覇すべきであるとか、大東亜共栄圏、八紘一宇という論に繋げるのはもはや21世紀の日本には相応しくないと思うが、江戸初期に書かれた本書の本来の主張するところは、日本の国体の貴重さ、重要さであるので、本書はそういう意味で今の日本が敗戦・東京裁判史観によって未だに再建出来ずにいる日本精神の再生に重要であると考えられる。そして、北畠親房や山鹿素行、水戸学、国学、崎門の学と、連綿と続いてきた皇国史観が現代に繫がる事によって、日本の伝統と歴史の連続性が復活し、これによって損なわれてきた日本精神の基盤が再建される事になると考えられる。

(※ 後略、詳細はサイト記事で)

■ 「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成26(2014)年7月2日(水曜日)通巻第4283号
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 読書家である渡部教授が選んだ十六冊の歴史書は「古事記」「日本書紀」はもちろんだが、「神皇正統記」「太平記」が含まれ、また山鹿素行「中朝事実」と徳富蘇峰「近世日本国民歴史百巻」が加わっている。
 これらは国民必読の書である。
 さて、意外な選択が山鹿素行ではないかと多くの読者は気がつかれるだろう。
 山鹿素行の「中朝事実」とはどういう書物だろう?
 かれは天才的読書家兼哲学者兼歴史家であり、若き日に朱子学の根本的矛盾に気がつく。朱子学は支配者に都合の良き解釈であり、じつは孔子の教えとは関係がないのではないか? 徳川幕府は権力の正統性と統治の合法性を獲得するために朱子学を御用学問とした。
 会津にうまれた素行は六歳で江戸にでて、九歳から林羅山に学んでいる。神童である。軍学は小幡勘兵衛と北条氏直について学んだ。理解が早く、神道の研究にも励み、すでに二十歳にしてその名は高かったという。
山鹿素行がいかに大学者であったかは三十歳の若さで赤穂藩に千石で召し抱えられた破格の待遇でも分かる。家老並みである(ちなみに同藩名家老の大石内蔵助は1500石)。
赤穂藩に八年間仕え、また江戸へ戻るが、それから八年後、山鹿素行は朱子学を批判し始めたのである。
つまり朱子学の由来は南宋の正統性を主張するための大義名分を重視する考え方で身分制度や君主を尊敬させる思想体系である。
渡部教授は「朱子学は非常に理屈っぽい学問でした。素行はそれを学んで、朱子学で言っていることは孔子がいったことと一切関係がないことを発見します」。
いや素行は「孔子は南宋の朱子学で滅んだ」とさえ言った。そのため江戸幕府の宰相格でもあった保科正之(会津藩主)は、素行を追放する。
ふたたび赤穂に流されてしまった山鹿素行は、そこで蟄居しつつ書籍を著した。それが「中朝事実」である。素行は儒教のとなえた精神を国体と調和できるのは神道だと熟慮するに到り神道と仏教の研究にのめり込む。
(※ 以下略、詳細はサイト記事で)

■ 発狂しそうな本 多くの「なるほど」が語られている 「世相を斬る あいば達也(2014.8.12)」より
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 今夜は、呉智英と適菜収の対論『愚民文明の暴走』の本の宣伝のような記事を紹介するだけの手抜きである。時々、少し読んだだけで、疲労困憊する本の紹介もいいだろう。以下は、現代ビジネスに掲載されている、当該書物の宣伝だが、第一章抜粋を読んだだけで、読んでみたくなる。かなり差別発言と言われそうな部分もあるが、実はそれが真実であったりするので、評価は大きく別れるだろう。目次も興味深い。個人的には、論語まで話が進んだのであれば、現代人の明治維新への意識についても論じて欲しかった。適菜収氏がニーチェやゲーテ研究の哲学者であるところから、どうしても、西洋との関係性で話が進んでしまっている点は物足りなかった。但し、小沢一郎ファンにとっては、かなり辛辣なので、ひと言申し添えておく(笑)。

(※ 以下略、詳細はブログ記事で)



■ 正論4月号】折節の記~五輪・ノーベル賞が生まれるまでのいきさつ、親日国のタイが日本は悪いと言って「死の鉄道記念館」を建てたのはなぜ? 「荒んでいく世界(2013.3.5)」より
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 日本でいえば明治18年、ベルリンに白人国家14カ国が集まってアフリカを中心に植民地分捕りについてのルールを決めた。
(※参考:ベルリン会議(アフリカ分割))

 ルール1は早い者勝ち。ルール2は例えば海岸線のセネガルを取れば、その奥のマリも自動的にその国のものになった。そこに棲む黒い民はそのまま領土ごと宗主国の奴隷とされた。

 アフリカのみならずその他のハワイ王朝などもそれから10年間でほぼ植民地にされ、白人国家の所得は第3世界の30倍以上になったとフランシス・フクヤマは『歴史の終わり』の中で白人国家を褒めちぎっている。
(※参考:ハワイ王国)

 白人たちも我々白人は黄色いフクシマらに比べ、どうしてこれほど頭がよく、顔立ちも体格もいいのか、不思議がった。これはきっと白人が黄色や黒より進化した人類だからに違いない。

 それで彼らは3つの事業を始めた。まず人類学で、白人の優秀性を学術的に確かめる。2つ目は優れた知能を顕彰して白人の優秀さを示す、つまりノーベル賞の制定だった。

 そして3つ目が白人の美しい肉体と躍動美を見せ合うナルシシズムの場を創る。これは近代オリンピックと呼び、3つはほぼ同時に活動を始めた。

 そしたらのっけにノーベル賞候補になったのが北里柴三郎。黄色んぼだった。趣旨が違うので彼のドイツ人助手に受賞させた。

 その数年後、また日本人が騒ぎを起こした。
白人大国ロシアを負かしてしまった。
(※参考:日露戦争)

 白人の不敗神話がのっけに日本に潰された。不埒(ふらち:ふとどき)な日本を倒すために白人国家は手を結び、支那を寝返らせて日本をやっと葬ったが、結果は思いもよらなかった。

 コーデル・ハルが「白人帝国主義諸国に妨害されて敗れ去った解放の戦士」(C・ソーン『英米にとっての太平洋戦争』)と呼んだ日本の影響で、彼らの植民地のすべてが独立し、白人国家はすごすご欧州の元の貧しく小さな国に押し戻されていったのだ。

 同じ時期、人類学会は「進歩した生き物ほど幼い形(骨盤が前向きのまま)で生まれてくる」とするボロクの幼形進化論に湧いていた。これで白人の優秀性がきっと証明されると。

 ところがいざ人類に当てはめると白人は骨盤は動物に似て後ろに開き、だから黒人や動物と同じ後背位が正常で、体毛、体臭も同じデータを示した。一番の幼形はここでも日本人で、人類学会は以後、閉鎖された。

 すべて日本人にやられた。
でも見てくれと肉体の美しさは負けない。それを競う五輪が彼らに最後に残されたプライドだった。

 その思いを象徴するのがクーベルタン男爵の提案した近代五種競技だった。
それは当時、世界征服を果たした白人種の得意技、すなわち射撃、フェンシング、乗馬、水泳、そして中距離走だった。とくに水泳は「黄色も黒も体の比重が重くて沈む」から「泳げない」と信じられていた。

 しかし、ここにも日本人は出てきた。
28年アムステルダム大会で織田幹雄が三段跳びで金を取ると次のロサンゼルス大会では金と銀を7つずつ、胴も4つ取った。
この中には白人の独壇場のはずだった水上で5つ、乗馬で1つの金が含まれていた。

 白人は頭にきた。
彼らの優秀性を誇示する場がみな日本人にやられた。

 それで原爆まで落として叩き潰し、民族の誇りも歴史も朝日新聞を使って改竄し、汚しまくった。
普通はこれで民族は滅んでいくものだが、日本人はけろっとして五輪に復帰して、またメダルを取り始めた。

 IOC(国際オリンピック委員会)が古川勝の潜水泳法や田口信教(のぶたか)のドルフィンキックを禁止したり、冬季五輪ではジャンプに限って板の長さに制限を加えたりしたのは、彼らに日本への特別な感情があってのことなのだ。
(※ 以下半分以上略。)


世界の政治・経済【米国】
■ 偽善に溺れて 「マスコミに載らない海外記事(2012.1.30)」より

 ・ワシントンは、十年間、アメリカに戦争をさせ続け、何百万人ものアメリカ人が仕事や家を失った。戦争と低迷する経済が国家負債を爆破し、迫り来る破綻は、社会保障とメディケアのせいにされている。

  戦争を求める動きは続いている。1月23日、ワシントンの卑屈な傀儡連中、つまりEU加盟諸国は、EU加盟国であるギリシャの懇願にもかかわらず、ワシントンの命令通り、イランに石油禁輸を課した。ギリシャ政府が理解している通り、ギリシャの最終的破産は、禁輸による高い石油価格によってひき起こされる。

  禁輸は無謀な行為だ。もしアメリカ海軍が、イランの石油を運ぶタンカーを阻止しようとすれば大規模な戦争が勃発しかねない。それがワシントンの狙いだと多くの人々は信じている。

 ・原発推進しかり、TPP加盟推進しかり、日米同盟しかり、詐欺師・嘘つき集団(民主党・高級官僚・御用学者・司法・労組・マスコミに至るまで)が、本当の情報を意図的に隠蔽することによって、偽善の・虚妄の属国・売国政治を推進している。

 ・チャルマーズ・ジョンソン最後の本、翻訳が刊行された。嬉しい誤算。夫人による回想記もある。『帝国解体-アメリカ最後の選択』。原書を読んだ際、この本は、決して翻訳されまいと書いた。概要は該当記事「Dismantling the Empire-チャルマーズ・ジョンソン著」をお読みいただきたい。帯には「普天間基地を返還し、アメリカ帝国は解体せよ。」とある。

この碩学の思い入れに反し、この属国、完成の最後の段階を完成しようとしている。彼が編集した沖縄についての本OKINAWA: COLD WAR ISLANDが翻訳もされておらず、しかも、原書さえ品切れというのも、いかにも象徴的。

 ・あらゆる政府は人間が、特に、権力と儲けに強く惹かれる人間達が作っているのだから、完璧な政府はありえない。とは言うものの、私は目の黒いうちに、属国・日本政府の品格の驚くべき劣化を目の当たりにする羽目になった。TPP参加で、永久属国の立場に自ら飛び込むからだ。




■ 帝国解体――アメリカ最後の選択 「岩波書店〔書誌紹介記事〕」より

 ・アメリカは軍事基地帝国を維持することに取り憑かれ続けている.そういう帝国を維持する経済的な能力をアメリカはもはや持っておらず,またそんな基地などいらないという国が増えてきたというのに.アメリカは傲慢な態度は捨て,普天間基地を(私の住まいの近くにあるキャンプ・ペンドルトンのような)アメリカ国内の基地に移し,65年間も辛抱してくれた沖縄住民に感謝すべきだと,強く訴える.
(第9章「歓迎されざる進出」より)


■ [書評] 日本語と日本思想  (浅利誠:藤原書店) 「Bloga enneagramica」より
 ● 日本をより確実に知るためには、まず軽視してきた重要で重大な朝鮮半島に加え、まったく目に入らなかった、遠い親戚であるベトナムとチベットへのまなざしも今後不可欠になろうとわたしには思われるのである。

『日本文化論のインチキ』(小谷野敦著 幻冬舎新書)
■ 自分を忘れることの大切さ 「思考の部屋」より

Ddogのプログレッシブな日々 ★★
■ ①『「ずるい!?」副題:なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか 青木高夫/著(ディスカバートゥエンティワン社)』を読むその1
 ・ 日本人の立ち居ふるまいの美しさ、行動の美学というのは、ルールではなく私たちのプリンシプルであり、そのまま欧米人に当てはめるわけにはいきません。
自分のプリンシプルに合うものは賞賛するが、合わないものは批判するという態度では、逆に相手から非難を受けることにもなりかねないのです

 ■ その2
  ・ オリンピックなど国際競技会で日本人が勝つとルール変更が行われることがあったと日本人は思いがちだが、スキーのジャンプのように完全に思い過ごしである場合もある。

  ■ 、その3
   ・ もし貴方が、いまだに、副島隆彦やベンジャミンフルフォード、リチャード輿水などのような生活の糧として陰謀論をでっち上げ商売にしている奴らの本に影響され、陰謀論に少しでも影響を受けているのなら、この本を一度読めばいい。

■ 『偽装報道を見抜け!』:高橋清隆著 / 紹介記事
■ 『憎国心のすすめ』:林英彦著  / 紹介記事
■ 『冬の兵士証言集──イラク・アフガニスタン帰還兵が明かす戦争の真相』 岩波書店より翻訳本が今年刊行予定
■ マルクスの超素顔―封印されていた闇の超権力(サタニスト)との関係 在田 実【著】:徳間書店・五次元文庫:2009.2.28出版 ¥680
■ 「牡蠣礼賛」畠山重篤著:文春新書 / Amazon人物検索:畠山重篤
■ 「人間の覚悟」五木寛之著:新潮新書人物検索:五木寛之
■ 文学界2009年3月号:内部なき人間の殺人 / 伊藤氏貴 4ページほど立ち読みが出来る
■ 「悼む人」:天童荒太著 / googleブログ検索 / 左の検索からの或るブログ:「悼む人」に批判的な意見













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最終更新:2022年11月26日 21:28