EUストレステスト、各国「問題なし」の報告書【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)が東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、域内の14か国にある原発の原子炉143基のすべてを対象に実施しているストレステスト(耐性検査)の国別最終報告書が5日、出そろった。 原子炉の安全性を強調する国が相次ぎ、閉鎖が必要な深刻な問題を抱える原子炉の報告はなかった。 各国による個別検査の段階では、環境保護団体から「評価が甘すぎる」との批判が出ており、執行機関、欧州委員会が6月のEU首脳会議で報告する最終結果で、踏み込んだ安全性評価を示せるかが焦点になる。 検査は昨年6月に始まり、原発事業者が原子炉の設置基準を超える自然災害への耐久性や冷却機能の喪失に対する備えが十分かなどについてコンピューター上で点検した。各国の規制当局がこの結果に所見を加え、欧州委に報告書を提出した。今後、欧州委や他国の専門家を交えた相互検証作業に移行する。 (2012年1月6日11時08分 読売新聞)
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