【カイロ時事】イランのソルタニエ国際原子力機関(IAEA)担当大使は9日、国営テレビに対し、首都テヘラン南方の聖地コム郊外のフォルドにある地下核施設で、ウラン濃縮作業を開始したことを明らかにした。
イランは昨年6月、濃縮度20%のウランの製造場所を中部ナタンツからフォルドの地下施設に移し、製造量を3倍に拡大する方針を示していた。核兵器開発疑惑が高まる中、イランはウラン濃縮活動停止を求めた国連決議を無視し、核開発を推進する姿勢を変えていない。
ソルタニエ大使は「ナタンツとフォルドの核施設を含めた全ての核活動はIAEAの監督下にある」と強調した。(2012/01/10-00:35)
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