ゴロネコ藩国@Wiki

第三回<携帯>

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秘密の花園・第3回 ~脳年齢が実年齢の三倍ですか~


ゴロネコ藩国の王たる榊聖は、それなりに真面目に。それなりに勤勉な。そして凡ミスの多い。ごくごく普通で平凡な施政者であった。
まあ、ここで終わるのなら、この場所が存在することもなかったわけで。
相変わらず、藩王の脳内は妄想でただれたピンク色な日々が続いていた。
妄想しすぎで、現実との境界があいまいになってきているのが困り者ではあるが、一応国政に支障はない。
とりあえず、「榊スポ」は妄想に後押しされる形で順調に回を重ねていた。
それに比例する形で、政庁の人間の心労を増やつづけており、この藩王の性癖が広まると建国当初からの懸念である新規国民の増加が危ぶまれてもいた。
それよりも前に、藩国滅亡のフラグは相変わらず消えてはいなかったが。

そんなある意味、難題だらけのこの国ではあったが、政庁の雰囲気は相変わらず明るいものがあった。
まるで、藩王の頭の中のようであったが。
で、その肝心の藩王はといえば
「潤いがないー、萌えよこせー!!」
珍しく執務室で仕事をしていたかと思えば、唐突に叫びだしていた。
叫びだすだけでなく、そのままゴロゴロと転がりだす。
「いいから、仕事してください」
パシーン!
周囲はそんな藩王の奇行にはもう慣れっこで、手にした書類をはりせん代わりに突っ込みを入れる。
そして、荒縄で椅子にくくりつけた。
「ひどいー」

・・・まあ、そんな日常でも、しっかりとあれこれ問題が起きるわけで。



榊スポ・第3回
(帯コピー:「だって、男の子だもん」)



≪藩王の絵日記抜粋≫
(絵・榊聖/文・榊聖)



【35004:エスト】


藩王判定:受

とても珍しい三毛の男性。
本当に男性か確かめようとしたが、さすがにそれは犯罪な為、自主規制。
でも、まあ気になるのは止められないわけで、自然視線が下の方に行くのは止むを得まい。
ただまあ、あまりやりすぎると「セクハラ」として「ボッシュート」の掛け声と共に、地下迷宮へと落とされてしまうので自主規制を心がけている。
シフトの都合か、政庁への登庁が夜間になることが多い。
萌ポイントは、眉毛
よくいる場所は、政庁近くのコンビニ。



【何の漫画を読んだんだか(呆)】


「時代は寿司なんだよ」
何の漫画を読んだのか、藩王、しきりに右腕を上から下へと振り下ろしながら叫んでいます。
医忍二人の冷たい反応にも、めげずに寿司を連呼しています。

影響を受けやすい人が上司だと、周囲は苦労します。



【失われた探偵】


我が国にきたゲスト第一号。
日向さんは現在放置されています。
別にないがしろにされているわけではありません。
藩王の趣味(BL)に巻き込まれないようにされているだけです。
巻き込まれて、藩王が暴走しないようにしていただけです。
皆でそっと生暖かい目で見守ってあげています。

(以下、藩王暴走例:語尾にすべてハアハアをつけてお読みいただくと、より近くなります)
「スーツってそれだけで萌えアイテムよね」
「探偵って職業が、妄想をかきたてられるわね」
「不幸が似合いそうな顔よね。受けだわ」


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