ゴロネコ藩国@Wiki

環境SS

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yot

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ここはゴロネコ藩国の市街地が一望できる丘…

藩国では近代発展が進んできている。しかし、発展による森の衰退…環境問題が問題視されていた。丘の所で活気づいている市街地を見ている面子がいた…

「……活気づいてるか…」
「良いことなんだろうけど…」

連日の政策会議で寝不足気味のウルと武田二人。

武田「藩王さんと摂政さんはほとんど寝てないらしいっす…」
ウル「……藩王様と摂政さんが頑張ってるんだから、僕らもちゃんと支えないとね」

王宮では対策会議で夜遅くまで会議を続け、無いときは各自自主的に発展してる藩国内を治安悪化防止の為見回りや、休憩を取っている。見回りの成果もあり騒ぎは起きていない。
今回二人は不法に伐採をしている業者がいると、藩国内に散らばっている忍者達の報を受け警戒、丘で伏兵の形で待ち伏せしている。

「…来たぞ」
「人数は?」
「7…8と…」
「後方はアムさん達忍者部隊に…」

伏せていた忍者達と連絡を取り合い、準備万端。

武田「いくか…」
ウル「ここで何してるのですか?ここから先は環境保護区ですよ…?」
業者「あ、……その……」アム「……(右手を上げる)」
優しく話し掛けたウル、アムは右手で合図をし他の忍者に退路を封鎖させた。

武田「目立たないように徒歩でくる…」
業者「ご…ごめんなさい…」
ウル「忍者さん達が頑張った結果だよ…元も取れてるから…。」
武田「…」
業者「……」

落胆した業者。

アム「貴殿らには警察立ち会いの元、取り調べを受けてもらう…」
ウル「然るべき処置はその後に…(忍者達を見る)お願いします。」
忍者「では、こちらへ」

ガックリした様子で、忍者達に王宮に連れていかれる不法業者達。その背を見てしょんぼりする面々…

アム「下にあった牛車と馬車は確保したでござる」
武田「近代発展しても心まではまだ追い付いてないのかもっす…」
ウル「やらなくなるまで根気よく誠意ある態度で取り締まろう。」
武田「人は城人は石垣人は堀情けは味方仇は敵なり…人の和こそ最大の城っす。」
アム「Σ武田熱あるのか?」
ウル「Σ武田が武田を語った!」
武田「誉められてる?」

一人の忍者が近づいてきた。

忍者「…お三人方、撤収準備できました。」
ウル「了解。」
アム「忍者諸君お疲れさまでござる。いったん王宮に戻ろう。」
武田「他のみんなは?」
忍者「駅、学校、市街地、観光地、重要施設に散らばり見回りをしています。なお、市街地、観光地では民間の消防団が見回りを手伝ってくれてます…」
アム「おお、ありがたいでござる…」
忍者「僭越ながら提案が…」
ウル「はい。」
忍者「ありがとうございます。王宮に戻られたら少し横になられたほうが良いかと…」
武田「…おう。」
忍者「おお、よかった。」
武田は歩きだした。

ウル「Σちょっ!たけ…」
アム「了解した。取り調べのさいは拙者かつくでござる。」
忍者「はっ!」
ウル「(アムさん…)」

忍者達は風のように去っていった。

アム「とりあえず、上の者が休まねば忍者さん達も心安らかに休めないでござる」
ウル「あ、そっか…気をつかってもらって…(しょんぼり)」
アム「藩王様と摂政さん達にも横になるよう言ってみるでござる。」
ウル「しかし…上の人が奮起してるの見てついてく人も奮起するってのありますけど、逆もありますね…」
アム「休むのも仕事でござるよ(笑)」

そう言うと、アムはジャンプして木に上った。

アム「先に戻るでござるよ~」
ウル「Σわっ!まってー」

藩国では近代発展しつつ、森を守ろうと頑張っている。その願いと想いはいつの日か叶うだろう…。

文 武田”大納言”義久

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