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*【食料増産】 ***「牧場」(作:YOT) &ref(http://www25.atwiki.jp/is_sevenspiral?cmd=upload&act=open&pageid=24&file=yot1.jpg) ---- ***「特産品のジュースとアップルパイ」(作:榊聖) &ref(http://www25.atwiki.jp/is_sevenspiral?cmd=upload&act=open&pageid=24&file=syokuryo3.jpg) ---- ***「食料増産SS~ケーキがだめならパイがある~」(文:榊聖) 「猫がゴロゴロするだけでいい、穏やかで平和な国になりますように」と願いをこめて国名がつけられた・・・・・・かどうだかは定かではないゴロネコ藩国の藩王・榊聖の趣味に料理作りがある。 ここの所、国の滅亡フラグ回避に必死で、のんびりとつくっている暇などなかったので、誰もがその趣味と腕前を忘れかけていた。 が、しかし、各国が戦争準備で慌しい中、行くに行けない行かず後家の藩王様は、不意に先の冒険のリベンジがしたくなったのである。 一度やりたいと思ったら、止まれないのが彼女の性か。それとも、ストレスが爆発したのか。 「パイだー!!」 「「はあぁ?」」 机上の書類を撒き散らしながら、彼女は立ち上がると、 「ケーキのリベンジよー!!」 と、叫ぶと摂政二人を押しのけ、執務室を飛び出していった。 残された摂政は、しばしの沈黙の後、深い溜息一つ、国内の食品業者各位に連絡をとり始めた。 「牛牛牛牛、肉~」 と、いって彼女が真っ先に飛び込んでいったのが、政庁に最も近い場所にあった酪農農家だった。 突然の藩王の出現にも、過去に何度も同じ目にあっていた家人は、慌てることなく、一つ溜息をつくだけだった。 「はいはい、既にYOT摂政から連絡来てますよ」 目をくるくるさせながら「肉!肉!」と連呼する藩王に、いつものお菓子作り用の牛乳やバターのセット(税込み:1,980にゃんにゃん)を手渡す。 「にゃふん!」 受け取ったセットを手に一礼すると、藩王は再び走り出した。 「今度こそ、上手くいくといいですね~」 農家の人の声援を背に受けながら。 そして、榊聖は国中を回って、材料を集めた。 と、いうかすでに行く先にある程度予想がついていた摂政たちの根回しによって、無事すんなりと材料は集まったのであったが。 だが、ここですんなり料理へと移行できないのが、彼女の星回りなのか。 帰途の途中。森の中で彼女は道に迷ってしまったのであった。 普通、国民が迷子になった場合、政庁である塔を目印にするのだが、疲れていた彼女は迷っているのを自覚しながら、うつむいて歩き続けた。 そうなれば、ただでさえ、迷子なのに、遭難レベルまで悪化してしまうのも時間の問題であり、それに気づいた頃には、もう取り返しがつかないほど、森の奥深くに来てしまっていた。 「にゃにゃ~」 彼女の長い耳はへたりとした。 あたりからは仕切りなしに、「もけけ~」とか「ぷけーぷけー」とか何かの鳴き声が聞こえてくる。 「いにゃーん」 泣いた所で、事実は変わらず。 結局、帰りが遅い藩王を探しにきた捜索隊に発見されたのは、翌日の夜ことだった。 余談だが、藩王を探しに森を捜索していた彼らは、野生に帰化し繁殖していた豚(「ぷけー」という鳴き声が特徴)の群れを見つける。 現場に同行していた摂政がそれの捕獲を優先した為、藩王の発見が遅れたことを彼女は知らない。 ---- [[食糧生産地へ>http://www25.atwiki.jp/is_sevenspiral/pages/23.html]] ----
最終更新 &date()&time() *【食料増産】 ***「牧場」(作:YOT) &ref(http://www25.atwiki.jp/is_sevenspiral?cmd=upload&act=open&pageid=24&file=yot1.jpg) ---- ***「特産品のジュースとアップルパイ」(作:榊聖) &ref(http://www25.atwiki.jp/is_sevenspiral?cmd=upload&act=open&pageid=24&file=syokuryo3.jpg) ---- ***「食料増産SS~ケーキがだめならパイがある~」(文:榊聖) 「猫がゴロゴロするだけでいい、穏やかで平和な国になりますように」と願いをこめて国名がつけられた・・・・・・かどうだかは定かではないゴロネコ藩国の藩王・榊聖の趣味に料理作りがある。 ここの所、国の滅亡フラグ回避に必死で、のんびりとつくっている暇などなかったので、誰もがその趣味と腕前を忘れかけていた。 が、しかし、各国が戦争準備で慌しい中、行くに行けない行かず後家の藩王様は、不意に先の冒険のリベンジがしたくなったのである。 一度やりたいと思ったら、止まれないのが彼女の性か。それとも、ストレスが爆発したのか。 「パイだー!!」 「「はあぁ?」」 机上の書類を撒き散らしながら、彼女は立ち上がると、 「ケーキのリベンジよー!!」 と、叫ぶと摂政二人を押しのけ、執務室を飛び出していった。 残された摂政は、しばしの沈黙の後、深い溜息一つ、国内の食品業者各位に連絡をとり始めた。 「牛牛牛牛、肉~」 と、いって彼女が真っ先に飛び込んでいったのが、政庁に最も近い場所にあった酪農農家だった。 突然の藩王の出現にも、過去に何度も同じ目にあっていた家人は、慌てることなく、一つ溜息をつくだけだった。 「はいはい、既にYOT摂政から連絡来てますよ」 目をくるくるさせながら「肉!肉!」と連呼する藩王に、いつものお菓子作り用の牛乳やバターのセット(税込み:1,980にゃんにゃん)を手渡す。 「にゃふん!」 受け取ったセットを手に一礼すると、藩王は再び走り出した。 「今度こそ、上手くいくといいですね~」 農家の人の声援を背に受けながら。 そして、榊聖は国中を回って、材料を集めた。 と、いうかすでに行く先にある程度予想がついていた摂政たちの根回しによって、無事すんなりと材料は集まったのであったが。 だが、ここですんなり料理へと移行できないのが、彼女の星回りなのか。 帰途の途中。森の中で彼女は道に迷ってしまったのであった。 普通、国民が迷子になった場合、政庁である塔を目印にするのだが、疲れていた彼女は迷っているのを自覚しながら、うつむいて歩き続けた。 そうなれば、ただでさえ、迷子なのに、遭難レベルまで悪化してしまうのも時間の問題であり、それに気づいた頃には、もう取り返しがつかないほど、森の奥深くに来てしまっていた。 「にゃにゃ~」 彼女の長い耳はへたりとした。 あたりからは仕切りなしに、「もけけ~」とか「ぷけーぷけー」とか何かの鳴き声が聞こえてくる。 「いにゃーん」 泣いた所で、事実は変わらず。 結局、帰りが遅い藩王を探しにきた捜索隊に発見されたのは、翌日の夜ことだった。 余談だが、藩王を探しに森を捜索していた彼らは、野生に帰化し繁殖していた豚(「ぷけー」という鳴き声が特徴)の群れを見つける。 現場に同行していた摂政がそれの捕獲を優先した為、藩王の発見が遅れたことを彼女は知らない。 ---- [[食糧生産地へ>http://www25.atwiki.jp/is_sevenspiral/pages/23.html]] ----

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