Introduction



 終わりなき恐怖と謎から脱するには、何かに頼るしか無かった。
 そこから脱する術はまだ、彼女の手には無く──ただ、犠牲者の数は増えるばかりだった。
 重病で亡くなった彼女の双子の姉妹。
 傘で喉が一突きにされた委員長。
 エレベーターが急落下して"転落死"した看護婦。
 ボードに轢かれた男子生徒。
 ……それからも、死者は増えた。
 だから、彼女には、それを止める為には、聖杯が必要だった。

                         ──……が欲しい
                             ──………シャ ……ドウ

 このまま次々に犠牲者が増える事を回避するには──自分の友達を守るには、この方法以外に、いかなる手段が通用するのだろう。
 今まで、ずっと、何人かの友達と一緒に、考えていた。

 たとえば、今、見崎鳴の瞳に、生きている人間とは"別の色"を見せる、3年3組の"あの人"が"死者"であるのはわかっているが……。
 ……しかし、"あの人"が"死者"だとして、"あの人"に対して、何をすれば良いのかわからない。

 果たして、"あの人をどうする事で、これから先、3年3組の人間の災厄を止める事が出来るのだろうか"?
 一体、何が"あの人"に通用する?
 それが彼女にもどかしさを与える理由だった。

                         ──……が欲しい
                             ──………シャ ……ドウ


 彼女──見崎鳴には、死の色が視える。


 もうすぐ死にそうな人間の持つ色が……あるいは、"もう死んでいる人間"の放つ色が、何となく分かるのだ。
 その色は、彼女自身にもどう表現して良いのかわからない。「色」というのは違うのかもしれない。
 生きている人間が発する空気との、微かな違いが、もう少し別の感覚──ダイロッカン、と言ってしまえば簡単だが──で視えてきているのかもしれない。
 彼女の持った違和感に、心理が"違う色"を後付けしている……という風にも考えられる。
 しかし、色彩というのは須らくそういう物に違いなかった。
 何が綺麗で何が汚いかが人に刷り込まれているのも、脳が与える心理だ。
 ……とはいえ、彼女の場合、最初からそれが働いていたわけではない。
 こういう風に、鳴が死者の色を見るようになった事には、あるきっかけがあった。
 彼女の今の瞳は、緑色の"空っぽの義眼なのだ"。

 生身の左目を失ったのは、四歳の時だ。悪性の腫瘍が出来て、眼球の機能が失われた。
 ある朝目覚めたら、左目が空っぽになっていたのだ。だから、手術の時を受けて、人形の左眼が嵌め込まれた。
 その時、彼女は一度死にかけて、それが彼女に、"死"の本質を、少し人より早く伝えた。

 死は、どこまでも昏く、一人きりである事。
 だが、いざ生きて見ると、生きている人間もそうに違いなかった。
 しかし、その超然とした思考こそが生と死の境界を、彼女の中で曖昧にした。
 だから、彼女に向けて──"生"と"死"とを区別する手法を、誰かが与えたのかもしれない。
 それが、彼女の"眼"だった。

                         ──……が欲しい
                             ──………シャ ……ドウ

 そして、彼女はそうして、死に近い人間を見る事が出来るだけでなく、もう一つ、"死を身近に思えるわけ"があった。
 彼女の──いや、こういう言い方をすると彼女が原因のように聞こえてしまうが、そういうわけではない──周囲には、不思議な災厄が起きる。

 そう……彼女の所属する、夜見山中学校の3年3組には、あの災厄が起きるのだ。
 それは、教育の隣に安穏がある筈の、学園という空間とは似つかわしくなくて、だからこそ厭だった。
 普通の学校のようには行かないのだ……。3年3組にいる限り……。

                         ──……が欲しい
                             ──………シャ ……ドウ

 夜見山中学校の3年3組の生徒は、"ある年"には、"死者"がクラスの一員として、クラスメイトの記憶から外れて紛れ込む。
 そして、それと同時に、"死者"は、そのクラスの"生者"に影響し、不規則にクラスの関係者が死んでいく"現象"を起こしていく。
 それは、殺人でも、誰かの悪意でもなく、ただのルールだった。
 ただ、運悪く、その災厄の年に3年3組に入れられてしまうと、理不尽に命を奪われていく。
 事故、病気、自殺、他殺……死因も多様で、ただ、魅入られたように順に死んでいくのだった。
 この"現象"が、"ある年"と"ない年"があり──不幸にも、見崎鳴が3年3組になったのは、"ある年"だった。
 だから、余計にこの災厄を意識させられる事になった。

 始まりは、26年前の事だったらしい。
 その頃、夜見山岬という名前の男子生徒が、3年3組にいた。
 今となっては、男だか女だか、名前すらも殆どの生徒に忘れられつつあるが、その生徒は、文武両道で何をやらせても上手く、性格も良かったので、誰からも人気者だった。
 しかし、その生徒は、ある時、不慮の事故で死んでしまったのだ。
 だから、クラスメイトたちはそれを受け入れられず、その死んだ生徒が"生きて、クラスにいる事にした"。
 死んだ生徒の事を、さも生きているように扱い、卒業まで、その生徒が生きている3年3組を演じながら、生活していたのである。
 勿論、誰もが、その死を知ってはいた……知ってはいたのだが……しかし。
 卒業写真を見てみると、死んだはずのその生徒は、"クラスメイトと一緒に、写真の端に映っていたのだ"。
 ……そして、その出来事があってから、3年3組には、たまに"死者"が紛れるようになった。

                         ──……が欲しい
                             ──………シャ ……ドウ

 死者が視える鳴には、必然的に、少し前から、3年3組にいる、"既に死んでいる者"の正体だけは、彼女には分かっていた。
 しかし、まだ彼女には、それが誰なのか、他人に言う事は出来なかった。
 言った所で、"死者"に対して何をすれば良いのかわからず、友人の榊原にも混乱を与えるだけにしかならないからだ。
 止める術は、分からないまま……ふと、誰かが死んでいく。

 彼女が、聖杯を得て止めたいのは、その、ただの理不尽で怪奇で不条理な"現象"だった。
 やはり、他人が死んでいくのを……それも、同じクラスのクラスメイトが理不尽に死んでいくのを見続けるのは、忍びない。
 これから先、余計にどんな事が起こるのかがわからなくなってくるに違いなかった。
 この"現象"を止める手立てがあるのならば、それを聖杯に託すつもりであった。
 それが、彼女の戦う理由だ。

 幸いにも、彼女の瞳は、"死者"を見る事が出来──同時に、"生きている者"も映してくれる。
 たとえば、死者(サーヴァント)の持つ、色の機微が彼女には分かる。
 それは、聖杯戦争の渦中において、彼女に少なからずアドバンテージを与えてくれるに違いなかった。

 だから、八方ふさがりとなった鳴は、これから先、またクラスメイトが死んでいく現象を止め、自分自身も助かる為に、聖杯に「災厄を止める」事を願うと決めた。
 これで、夜見山市の3年3組は1998年を最後に、"災厄"や"現象"という怪奇に襲われずに済む事になる。
 勿論、聖杯は他者を犠牲にするかもしれない。
 つまり──"見ず知らずの誰かが死ぬのを見たくない為に、見ず知らずの誰かを殺す"のだ。
 一見矛盾しているようだったが、考えてみると、矛盾はなかった。
 彼女も、"死"に対しては、他の人間相応の嫌悪があり、同時に、他の人間相応に惹かれてもいる。
 人が殺されるニュースには、"良い関心も悪い関心も"示す。
 それが人の性であるように……。

                         ──……が欲しい
                             ──………シャ ……ドウ

 だから、かもしれない。
 彼女は、その"死者"が齎す"災厄"を止めたい為に……"霊"を、呼ぶという手法も、躊躇なく行った。
 不思議な事だ。──それは、あまりにも矛盾した事象に違いない。
 これから現れる"死者"を消す為に、"英霊"を呼ぶなどという行為は。
 しかし、それが聖杯戦争という物の、最初のルールだった。






 英霊が、顕現する……。
 その瞬間の映像と色は、普段、眼帯によって左目を隠す鳴も、眼帯を外して視たようだった。
 これは……"死者"がこの世に生まれる瞬間である。


「あなたが、私のサーヴァント……?」


 現出する──、一人のサーヴァント。
 鳴には、確かに、サーヴァントである"英霊の色が視えた"。
 それは、生きている人間の色とはやはり異なる。どこまでも昏い世界に沈んだ人間だけが放つ、厭な色だった。
 これまでも何度も見て来た色だった。だから、何処か彼女は、"現象"に対して諦観できた面もあるのだろう。
 しかし、結局は、彼女は、こうして聖杯戦争という手段を用いて、今後の災厄を無期限に停止する道を選んだのだ。

「──」

 彼女が呼び出したのは、七つのクラスの内、何れだろうか。
 男性の若者、であるのは確かだった。
 ──しかし、男性である事以外には、分かる事はない。
 眉は太く、体つきは少し武骨である物の、筋肉の塊というほどでもなく、捉え難い普通のアジアの人間だった。
 少なくとも、バーサーカーのクラスではないようである。
 剣も持たず、弓も持たず、槍も持たない……普通の成人男性だった。
 彼が、一体、どんな逸話を持つ英霊であり、それが七つのクラスの内のどれなのかもわからなかった。
 彼女は、訊いた。


「貴方は、一体?」

「俺は──俺は、『アサシン』のサーヴァントだ。
 …………って言っても、『暗殺者』ぁ、なんていうガラじゃないんだけどな」

「……」

「で、それを訊くって事は、君が俺のマスターか?
 ……んー、思ったよりも若い女の子だな」


 あらゆる死者を視たこの鳴にとっても、ある種、これほど生気に満ちた死者は目にかかった事がなかった。
 アサシンは、確かに暗殺者と呼ぶには少し声が大きく、自己紹介だけでもその豪快な性格が手に取るようにわかるタイプの人間だ。
 鳴のような性質を持つ人間にとっては、アサシンというクラス自体が、不安視される「ハズレ」のクラスのように思えた。
 それこそ、彼女のように、その瞳で"区別"する事が出来てしまう人間にとっては、サーヴァントの気配を消すアサシンの性質も意味を成さない。
 それが彼女にとって、僅かに不安を煽った。
 相手がアサシンだったならば、一目でそれを看破できる……しかし、それを"自ら引いてしまう"とは。
 しかし、鳴のような瞳のある人間は珍しく、そんな心配は無用と言って良かった。
 アサシンは、そんな、彼女の微かな動揺も見抜く事なく、顎に手を当てた。

「……あっ、そうだ、マスター。
 まず最初に、どうしても訊きたい事がある!」

「何?」

「マスターの名前と、それから、願いだ……。
 話によっては、俺も協力しかねるんだ!」


 彼は、真っ先にそう訊いた。
 それは、くだらない願いの為に利用されるのを嫌い、主君の名前を知らない得体の知れなさを嫌うという事だろうと鳴は思った。
 相手も英霊とはいえ、意思のある一人の人間だ。事情を知らずに巻き込まれるのは好ましくないだろう。
 別段、鳴は彼の質問に、厭がる事もなく答えた。


「……名前は、見崎鳴。『見る』に、『長崎』とか『宮崎』の『崎』。
 鳴は、『鳴』っていう字。『共鳴』、とか、『悲鳴』とか」

「そうか、鳴。これからよろしく!
 それで──君の願いは?」

「よろしく、アサシン。
 私の願い──それは……」


 すると、形式的な挨拶を澄ますように、鳴は静かに、夜見山の話を手短に話していく事にした。
 協力関係を結ぶ予定の彼に、勿体ぶる事ではない。──少なくとも、理由がなければ協力しかねると言う彼には。
 隠すほどの理由でもなかった。

 英霊を前にも、鳴は全く動じる事なく、淡々と、客観的にその怪奇現象について語っていく。
 しかし、目の前のアサシンは、まるで鳴の話を、寸分も疑う事なく聞き続けた。
 現世に存在した時の彼の戦いも、人間をひとり英霊へと変えるほど不思議な物であり、今の聖杯戦争もまた現実を逸脱した物であったからかもしれない。


「ふむぅ……」


 話を聞くにつれ、アサシンの顔色は悪くなったり、何とも言えない色に変わったりしていった。
 それは、理不尽に起きる逃れられない事故と死だけが、見崎鳴のこれまでの敵であったからだだろう。
 もう少し、はっきりとした敵と戦ったのが、「英霊」という物だった。
 そして、英霊が視えない敵と戦う事が出来たとしても、英霊は夜見山にはいなかった。
 ……だからこそ、この見崎鳴には、聖杯以外に頼れる物は無かったのである。


「──よし、事情は、よくわかった! 俺は君を信じる!」

「協力してくれるの?」

「ああ! だから、聖杯の事なら、俺に任せてくれ……!
 これでも、俺は昔、パコという秘宝を巡って戦い抜いた忍者なんだ!」


 アサシンは、笑顔でどんと胸を張りながら言った。
 秘宝を巡る争いの規模は、見崎鳴には伝わらず、それが彼女にアサシンの胡散臭いイメージを植え付けた。
 彼がいかなる争いを生き延びたのかわからないし、この妙な自信も、却って彼を信頼する


「本当に……任せていいの? あなたに」

「ああ。久しぶりの戦いだ……腕が鳴るッ!」


 好戦的で、それは暗殺者と呼ぶには、やはり、あまりにも戦闘への気概に満ちていた。
 戦闘を避け、効率的に敵を抹消するサーヴァントが持つには、血が燃え滾りすぎていた。
 鳴にとって、その性質は、少しばかりズレていたようでもあり、しかし、どこか頼もしさも感じさせた。




「言い忘れたな……。
 戸隠流第三十五代宗家……山地闘破、又の名を、磁雷矢!
 この聖杯戦争にて、見崎鳴……君のサーヴァントとして、仕えるッ!」





                         ──……が欲しい
                             ──………シャ ……ドウ



     そう──アサシンの真名は、戸隠流正統・磁雷矢。



誰もみんな幸せに輝いてる未来が欲しい──
  我古来闘者(ガコライトウシャ) 悪魔不動(アクマフドウ)──





     かつて、世界忍者戦で活躍した、伝説の忍者であった。






【CLASS】

アサシン


【真名】

磁雷矢(山地闘破)@世界忍者戦ジライヤ


【パラメーター】
筋力:D 耐久:D 敏捷:B 魔力:E 幸運:B 宝具:A


【属性】
秩序・善


【クラススキル】
気配遮断:B
 自身の気配を消す能力。
 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。


【保有スキル】
戸隠流忍術:A
 磁雷矢の習得した忍術。
 アサシンは戸隠流正統・磁雷矢を襲名した忍者であり、戸隠流の持つあらゆる忍術をマスターしている。
 また、彼が使う宝具を使用するにも、このスキルが必須となる。

混血:C
 かつて秘宝を地球に持ち込んだ宇宙人の血。
 彼はその末裔である為、通常の地球人では適性を持たないような事象を可能とする。


【宝具】

『戸隠流正統・磁雷矢(ジライヤ)』
ランク:B 種別:対己宝具 レンジ:- 最大捕捉:1(自身)
 アサシンこと山地闘破が生前、襲名した異名。
 そして、同時に、彼が『ジライヤスーツ』や『ジライヤパワープロテクター』を装着して自身の身体の限界値を大きく上昇させたファイティング忍者の姿の名でもある。
 かつては、『ジライヤスーツ』を纏った姿が第一装着、そこから更に『ジライヤパワープロテクター』を纏った姿が第二装着と呼ばれた。
 第一装着・第二装着へと姿を変える事によって、筋力・耐久のパラメーターがそれぞれ一つずつ、敏捷のパラメーターが半分ずつ上昇する。


『磁光真空剣』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1~5
 戸隠流に伝わる伝説の刀。
 混血のスキルを持つアサシンの場合、真名解放と共にレーザー刀へと変化する。
 この宝具により無数の必殺技を使う為、アサシンにとって戦闘にはこの宝具が必須となる。
 何故かこれで攻撃されて粉々になったはずの忍者が生存して再登場する事があるが、それは置いといてかなり強力な剣である。


【weapon】

『ジライヤスーツ』
 宝具『磁雷矢(ジライヤ)』を通常解放すると、このアイテムを手動で装着する。
 戸隠流に伝わる戦闘スーツ。闘破はこれを装着して磁雷矢になる。
 普段は戸隠流忍法武神館の天井に隠されている。実はパコを地球に運んだ宇宙人が使用していた宇宙服であった。
 仮面ライダーG3的な装着アイテムの筈だが、何故か、落下している最中でも、水中でも、小型化されている訳ではないコレを平然と装着して現れる事がある。

『ジライヤパワープロテクター』
 宝具『磁雷矢(ジライヤ)』を解放した後、更に第二装着をする時のアイテム。
 スミス博士が開発したジライヤスーツの強化パーツ。
 目に装着する透視・分析能力を持った特殊スコープのジライサーチャー、肩当て、喉当て、膝当てのセット。
 こちらで戦う事が多い。これを使えば、宇宙の力、科学の力、忍術の力が全て一体となった感じがする。

『磁光真空剣』
 宝具。上記。

『ジライバスター』
 忍者にとって必須の武器・光線銃。やはり忍者といえば光線銃。光線銃がなければ忍者とは言えない。
 山地家伝来の武器で、『磁雷矢(ジライヤ)』を装着している時に使える。
 麻酔弾のメディカルカートリッジ、通信弾の通信カートリッジ、岩石破壊弾の器物破壊カートリッジの3つの使い方が可能。
 ただし、必殺武器としての殺傷能力はない。


 ※科学と忍術の結晶であるフェアレディZ『ブラックセイバー』、飛鳥時代に作られた「埴輪」とは名ばかりの巨大ロボット『磁雷神』はライダーのクラスで呼ばれない限り持たない。


【人物背景】
 秘宝パコを巡る『世界忍者戦』にて活躍した伝説の忍者。
 戸隠流第三十四代宗家・山地哲山の養子で、「ジライヤ」の名でパコの位置を示す粘度板(ボード)を守る使命を受け、パコを狙うライバル世界忍者や妖魔一族などと戦った。
 性格は明るく気さくで、時に悪戯好きな熱血漢であり、明るく家計を支える為のアルバイトをしている。
 実は2300年前にパコを地球に運んだ宇宙人の子孫であり、その為か磁光真空剣の力を最大限に発揮する事が可能。
 後の時代には、後輩忍者・手裏剣戦隊ニンニンジャーたちと共に戦ったとの説もある。


【サーヴァントとしての願い】
 この地球を抱きとめるそんなでっかい心が欲しい。
 誰もみんな幸せに輝いてる未来が欲しい。


【基本戦術、方針、運用法】

 この世界の忍者にしては、比較的忍んでいる方であり、外見も忍者っぽい方なので、アサシンとしての戦法も使えるが、その辺はあんまり気にせずに直接戦闘させても良いかもしれない。
 彼の持つ宝具は普通に強い。『磁雷矢(ジライヤ)』を運用した際の戦闘能力もそこそこ強く、『磁光真空剣』で、だいたいのサーヴァントと互角に戦える。
 また、マスターである見崎鳴は、生者と死者を判別できる為、アサシンがいくらサーヴァントの気配を消しても、その気配が"見えてしまう"。
 つまり、その時点でマスターの持つアドバンテージが非常に強い。
 ただし、その反面、アサシンが魔力が低く、燃費が悪い中、マスターは魔力を持っておらず、その点だけ注意が必要になる。


【マスター】

見崎鳴@Another(アニメ版)


【マスターとしての願い】

 夜見山北中学3年3組に起きる「災厄」を止める。


【weapon】

 特になし。


【能力・技能】

『左眼の義眼』
 左目の義眼により、死者や死期の近い人間(と言っても、事故等で突然死ぬ人間ではなく、生命力の弱った大病人や重症人)の「死の色」を見る事が出来る。この聖杯戦争の場合は、サーヴァントや消えかかっているマスターが視えるという事である。
 この義眼は普段は眼帯によって隠されている。


【人物背景】

 夜見山北中学3年3組の女子生徒。
 普段は左目に眼帯をしていて、非常に物静かな印象が強い人物。
 とはいえ、一部の人間には心を開いており、時には他者に向けて優しさを見せたり、冗談を言ってみせたりもする。
 普通の中学3年生と何ら変わらない可愛げも見せ、手で触れた物を弄って遊ぶ事もある。

 3年3組に起こる「災厄」を回避するために5月から「いないもの」として扱われる(ただしこの話は、聖杯の再現した電脳空間内では無かった事になる)。
 ちなみに、現在の時点で死亡したのは、桜木ゆかりのみとする。


【方針】

 アサシンと共に、他のサーヴァントの打倒をする。
 場合によっては、左目を使って他のサーヴァントやマスターを看破し、アサシンに伝える。

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最終更新:2015年12月13日 02:48