20 信頼区間
死亡率、オッズ比などの母数の点推測値は、調査に伴う様々な偏りの影響を受けやすく信頼性に欠けることが多い。そこで、適当な区間を求めてその区間の中に母数が存在することを一定の信頼性を持って示す方法がとられる。この区間を信頼区間という。
信頼区間は推定しようとする値が何らかの確率分布に従うものとして求められる。通常は90%信頼区間や95%信頼区間が求められる。90%信頼区間とは、同じ調査を繰り返した場合に真の値が90%の確率で含まれるであろう区間を示し、%の数値が高いほどに区間の幅は狭くなる。母数を推定する場合には、点推測値だけではなく、区間推定による信頼区間あるいは信頼限界を合わせて示すことが有用である。
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