俺はいつものようにSOS団のアジトである文芸部室の扉をあけた

「あれ 誰もいないのか」

いつも、置物のようにパイプ椅子に座って本を読んでいる長門すらいない
ということは、一体どうゆうことだ

誰もいないとこの部室も結構広いな、と思いつつ部室の見回すと
普段見かけなった扉があるのに気がついた

俺はなんの気なしにその扉を開けてしまったのだ


SOS団が科学特捜隊だったら


ランダバダ ランダバダ ランダバダ

扉の向こうは、決して県立高校の旧校舎ではなかった
20年前の21世紀の想像図といった風情の安っぽくって妙にテカテカした
壁と廊下が続いている

「キョン隊員、復帰おめでとうございます 隊長がお呼びですよ、司令室へどうぞ」
声をかけられて振り向くと、SF怪獣映画の隊員コスチューム姿の朝比奈さん
(今度は一体どうゆうことなんだ、朝比奈さんのその姿を拝めるのはそれなりの
役得のような気もするが)

「大丈夫ですか、まだ、顔色悪いようですけど」
(なんか心配されているし)

連れ立って、廊下を進むと、多分、それが司令室なんだろう、少し広めの部屋に
出た。

そこには、SOS団員のメンバーがそろいのコスチュームで勢ぞろいって
気がつけば俺のそのけったいなコスチュームを身にまとっているのだが
(悪い予感というのは、大抵あたるもので、隊長というのは、ハルヒだった)
(古泉、悪いけど この状況を説明してくれ)

いつのまにか通信席に陣取っている朝比奈さんから

「野島沖200海里、南海サルベージより入電、正体不明の巨大生物のようです」

「でたわね。 テトドン キョン復帰の歓迎会は後わましよ、ホーク1号ででるわ、ついてきなさい」
「古泉君とみくるちゃんは ホーク2号でバックアップ いいわね」
(いきなり怪獣の名前あるのかよ、今 正体不明っていったじゃん)

「こんなこともあろうかと、これを用意した、もっていて」
(長門 いくらなんでも準備よすぎるって、それ)

「それは よい作戦かと」
(って、いきなり出撃ですか、古泉もちぃっとは抵抗しろっての)

俺は、長門から必殺なんとか銃を渡され ハルヒにひっぱられ格納庫と
やらに向かうのであった

その後は悪夢のような光景だった、一介の県立高校のグランド脇がいきなりスライド
したかと思うと、航空力学を無視した体勢で2機の戦闘機?が飛び立っていった

(野島崎沖って結構遠いよな、ここから)

わけも判らず、なんとか1号の副操縦席(だと思う、自分で操縦してないから)に
ついていると、インカムから反応が

「聞こえてますか、この通信は秘話モードです、涼宮さんには聞こえてません」
「古泉か、何が起こっているのか説明をしてくれ、俺の気が狂わんうちにな」
「事情を説明する暇はなくて申し訳ありません、でもだいたいは、あなたの想像の
範囲内ですよ われわれは、怪獣を撃退するスペシャルチームで、あなたもその
隊員です。」
「なんとかマンとか登場するやつか」
「そのとおり、涼宮さんはピンチになるとSOSマンに変身、怪獣を退治します」
「ならこんな、まどろっこしいことする必要ないだろう」
「そうも。いきません、涼宮さんは自分はSOSマンであることをご存知ない」
「どうゆうことだ」
「涼宮さんの力は、誰かを救おうとして時、無意識的に発揮されるのです」
「その誰かって」
「ご想像のとおり、あなたですよ、このキャスティングであたな以上の適役はいません」
(勘弁してくれ)

「じゃあ 俺の復帰の歓迎会ってのは」
「ええ、前回の怪獣退治の際に、あたなは全治4ヶ月で入院していましたので
記憶に混乱でも」
(まったく、何をいわんかである、どうやら俺は怪獣退治のたびに病院送りになる
運命らしい)

「目標を補足しましたぁ 涼宮隊長指示を」
(こんな時でも律儀ですね あなたって人は、朝比奈さん)

「補足事項がある」
長門の声が割り込んできた

「さきほどの必殺兵器だが、試作品のため有効射程距離は5メートルなので
使用の際には十分注意すること 以上」

「わかったは、有希、聴いてた キョン、十分ひきつけて撃つのよ」
(ちょっとまて、眼下の怪物は目測でも体長が20メートル以上のしろものだそ)

「古泉君、相手をひきつけて、その間にわたしは、十分近づいてキョンを射出
有効射程距離にはいったら、キョンの一撃でおしまいよ」

「それは よい 作戦かと」
(古泉 おまえ本気か)

当然こんな特攻みたいな作戦がうまくゆくはずもなく、まあ、古泉たちにして
見れば、俺が危機に陥れば十分なのだらか、あながち間違った作戦でも
ないんだろうが あーまてまて

うなり声を上げる怪獣の目前で機体から射出された俺は、なすすべもなく
意識を失った

気がつたのは、病院のベットの上だった
俺はその後、3日3晩の昏睡状態の後、現在14箇所の骨折のため全治6ヶ月と
診断されている

「いやあ、毎度 ごくろうさまです、今回も無事、役目を果たすことができましたよ
あなたのおかげです」

俺は見舞いにきた古泉に悪態をつく余裕もなく、その後の話を聴いた
それによれば、射出された後、俺は怪獣の手であっさり払われたらしい、その光景
を見た、ハルヒはすぐさま、SOSマンに変身、ものの2分30秒で怪獣を
海の藻屑としたらしい

さて もうすぐやってくる隊長さんを俺はどんな顔をして迎えればよいのだろうか

つづかない

|