「弟か妹ほしいな~」
突然何か言い出した
あまりにも唐突過ぎたので返す言葉が無い
というかこいつは一人っ子なのか?どうなんだ?
「あんたって妹居るわよね。
可愛いと思うこととか、妹がいてよかったと思うこととかある?」
これといって困ることも無ければ嫌なことも無い。
どちらかというと頼ってくれている気もするので、いてよかった気もするが
もう少し、静かでおとなしい妹だったら良かったのにな。
そして兄のことを変なあだ名で呼ばないでほしい。
いたらいたでいないほうが良いとか、上のほうが良かったとか言い出すもんだぞ。
なんなら妹レンタルするが?
「やめとく。あんたの妹は元気すぎるのよね、
それに本当にあんたの妹かっていうくらいに素直でいい子だし。」
前もこんなこといわれたが、これは喜ぶところなのか?
いい子とは言われてるが、俺の妹なのにっていうのはどういったことか。
じゃあどんなのがいいんだ?
「そうね、まず少しおとなしくて、言うこと聞いてくれるやさしい子かな。
年はあんたの妹と同じくらいでいいわ。
でもずっとじゃなくて少しの間だけなら良いかな。」
話がずれている気もするがまぁいいだろう
ただ雑用に使いたいだけじゃないか?
そうなったら俺はだいぶ楽になっていいがな。
「失礼ね、私は純粋に下の子がいたら良いなって思うだけよ。」
そういってまたパソコンに向かった。
あいつがなんか言い出すと本当にそうなるから困るんだよな。
今回に限っては無いだろうから安心できる。

さて、今のは昨日の話だったのだが、とんでもないことが起きた。
そのとんでもないことをまとめてみようと思う
①服がやけにぶかぶかである
②ベットが異常にでかい
③目線が低くなっている
④やけに非力になっている
まるで10歳児くらいの体だ。ん?10歳児?
ははは、まさかな
昨日確かにハルヒが変なこと言い出したが、それが俺に降りかかってくるはずが無い。
だってあいつは弟か妹がほしいって言っただけだぞ?
俺が小さくなることを望んでいるはずが無い。はず。
現実を認めたくない、絶対に。
「ちょっとキョン~、いつまでねてんの~?起きなさ~い!」
ハルヒの声だ。Why?なぜ?
そういえば部屋の雰囲気も微妙にちがうが。
「起きなさいって言ってるでしょ!!」
なんだなんだ!?なにが起きたんだ?なぜハルヒがここにいる?
「あんた寝ぼけてんの?ほら早く準備しなさい」
とりあえず流されるしかないか。

そんなこんなで俺は今小学校にいる。
どうやって小学校の場所とかを知ったかって?
そんなの教科書とかに名前やらなんやら書いてあるだろ。
どうやら俺はもともとこの状態ということになっているらしい。
しかしどうしようか、本当にこんなことになってしまうとはな。
まるでコ●ンくんみたいだ。変化前の年齢は大して変わらない。
俺の場合黒い組織はハルヒなんだろうな、博士はだれだ?長門か?
とにかく、今日は静かにしていよう、後で長門にでも聞こう。
ちなみに、俺の苗字はしっかり涼宮になっていたぞ。だがキョンなのは変わらないんだな

早々にハルヒ宅帰宅した俺は電話で長門に連絡
「もしもし、俺なんだが分かるか?」
『………』
「信じてもらえるかは分からないが大変なことになっているんだ。とにかく聞いてほしい」
『状況は把握している。彼女はあなたが彼女の弟になることを望んだ。だからなった』
「解決方法は無いのか?」
『彼女が変化前に、一時的なものを望んだなら可能性はある。
私自身にはどうにもできない。』
「…わかった、ありがとう。」
短かったがほとんど俺も把握できた。長門はそのままで良かった。
長門にできないなら俺にも無理だろう。
そりゃあ弟がいない方がいいとか思わせたら戻れるだろうが、嫌われるのもなんだかな。
とりあえず、今は弟として楽しんでやろう。
もう慣れてきた、どうにでもなれ。

結果だけ言おう。俺は戻ることができた。
記憶とかは前の世界改変のときのように、変化後の記憶が残ってなかったので安心した
前のハルヒとの会話をよく思い出してみる。
確かにハルヒは少し間だけで良いとか何とか言ってた。気になるなら確認しといてくれ。
とにかく、戻れてよかった。
だがなかなか楽しかった。素直に楽しむことはできなかったが。
一緒に風呂に入ることはできなかったが、甘えてみたら一緒に寝ることもできた。
我ながら恥ずかしいことをしたもんだ。
しかし、ハルヒがなぜ俺がそうなることを望んだのだろうか?
あいつも寂しかったのだろうか?
家に帰ったら急に大人しくなるハルヒ。想像がつかなくも無い。
そうだな、たまに家に言ってやるのも良いかな。
あいつの暴走を止められるかもしれないからな。

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