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「涼宮!付き合ってくれ!」
「いいわよ」
俺はショックを受けた。なんとあの谷口がハルヒに告白したのだ。しかも俺の目の前で…
ハルヒは断ると思っていた。告白してきた奴らに全てOKを出してきたのは知ってたが、あいつはSOS団の団長として日々を過ごすうちに変わっていたからだ。
俺はショックだった。
なんか宙に浮いてるような感じ?嫌違うか。
とにかくハルヒは谷口の告白にOKを出したのだ。

「ほんとか!イヤッホーィィィ!!!」
あほが叫んでいる。
「それじゃあね。いくわよキョン!」
「お、おう…」

「なぁハルヒ。なんでOK出したんだ?」
「う~ん。谷口のあほには一度中学ん時告られたんだけど…」
やはりか。
「高校になって少しは面白くなってるかもしれないじゃない?だからよ」
「そうか…」
俺はショックを受けてはいたが、別に嫉妬しているわけではない。本当である。この時はどうせ三日もすれば終わるだろう。
などと夏休みの宿題並に楽観的に考えていたからである。


しかし、谷口とハルヒは二週間しても別れることはなかった。
「ずいぶんと長く続いてるじゃないか」
「それがねキョン!谷口って案外面白い奴なのよ!」

谷口がおもしろいのは知っている。「チャック谷口」最近の奴のあだ名だ。
このあだ名に行き着くまでにいろいろとあったのだが…言うのはかわいそうだからやめておこう。
「今までで一番続いてるんじゃないか?いつ別れるんだ?」
「何それ?早く別れてほしいみたいに」
ハルヒが少し怒っている。
「あっ、いやすまん…」
「あっ!妬いてんのねアンタ!かわいいやつねぇアンタも。べつに谷口にかわっ」
「ちげぇよ!!」
妬いてると言われてすぐに否定した。最後のほうの言葉はよく聞き取れなかった。
「そ、そう…」

心なしか残念そうに見えたのはきのせいだろう。
「今日は谷口と帰るから、SOS団は休み!あんたがどいしてもって言うんならやってあげてもいいわよ!」
「いや、休みで」
休みになるなら万々歳だ。ちょうど今日は休みたかったところだ。
「そう…じゃあ帰る…」
「おう、じゃあな」
「ハ、ハ、ハ、ハルヒちゅわ~ん」
あほめ


とりあえず俺は部室に来ていた。SOS団の活動は休みという朗報を伝えるためと、朝比奈さんのお茶を飲むためだ。
「ちわー」
「あ、キョンくん。今お茶いれますね」
「こんにちは。いい天気ですね」
「…」

「今日は休みだそうだ」
「そうですか。それは都合がいいですね。僕たち三人の話を聞いてもらえますか?」
「なんだ?早く話せ」
「あのですね、キョンくん。言いにくいんですけど…あたし達全員キョンくんをそんなに重要な人物としてみなくなったの…」
「どういうことだ?」
何を言ってるんだ?よくわからん。
「つまりですね。谷口と付き合うことで涼宮さんがSOS団をやめると言っても僕らはとめません。」
「なんでだ?」
「言ったじゃないですか。あなたより谷口のほうを優先するようにしたんですよ。ねぇ長門さん」

「そう」
「なんだよ長門まで…どうしたってんだよ…」
「不確定因子があなたから谷口に変わった。それだけ。情報統合思念体は谷口とより深く関わるようにと言っている」
「つまり、あれか。俺を見捨てるのか。なんだよそれ……」
「まだチャンスはあります。あなたが涼宮さんを谷口から奪ってしまえばいいんですよ」
「そんなことできるかよ…」
「では仕方ありませんね」
「ちくしょう!もうこんな団はやめてやる!」
バタン
「やれやれ、鈍い人ですね。まったく」
「本当ですね。キョンくんって天然なのかな?」
「……失望」

なんなんだよあいつら!くそっ!胸糞悪い!

「寝るか…」
その時携帯の着信音がなる。
キレテナイッスヨ、キレテナイッスヨ
むかつく着信音だ。後で変えよう。
「もしもし」
「よぉ、キョン」
「谷口か…」
「なんだよ、くれぇーな。とりあえず聞いてくれよ~国木田は聞いてくれないからさ~」
「なんだ、早く言え。俺は眠いんだ」
「それがよ~ハルヒの奴めちゃくちゃかわいいんだぜ~」
ぶっ殺してやろうかと思ったね。
「のろけなんか聞きたくない。じゃあな」
「おいおい、待てよ。本題はそこじゃない。聞きたくないか?」
「……早く言え」

「俺やっちゃったんだよ~」
「………何をだ?」
マサカナ…
「決まってるだろ~セクロスしかねぇじゃん。気持ち良かったぜ~それでさー」「てめぇ!!!!!」
「な、どうしたんだキョン?!」
「明日学校で話そう」
「は?」
「教室に朝早くこい」
「はぁ?わかった…」
プッ
谷口の野郎、ちくしょう…なんだよ俺…バカみたいじゃねぇか……
なんで涙が…くそっ!止まらん。
「ちくしょう……」

「キョンくん、ごはーん!」
「いらん!!」
「お母さ~ん!キョンくんが不良になっちゃったー!」

もう寝よう…明日にそなえて………

指定した時間に谷口は来た。
「なんだよキョン。どうしたんだ?」
「お前に聞きたいことがある。」
これだけは聞いておきたい
「ハルヒのこと本当に好きか?」
「はぁ?なんでそんなこ」
「好きか嫌いか答えろ!」
「なんだよいったい…そりゃあ好きだけど…」
「好きだけどなんだ?」
「もう目的は達成したからなぁ。セクロスしたし。別に別れてもいいぜ!わかった!お前涼宮のこと好きなんだろ!早く言えよ~付き合えよ!俺は身を引いてやるからさ」
もうがまんできん。
「このヤロウ!」
俺は殴りかかった。その時だ
「やめて!!」

そこにはハルヒが立っていた…
「ハルヒ……」
「もうやめてよ…キョン…ごめんね谷口。もういいよ…」
「ああ…わかった…まさかこんな形になるとはな」
「何言ってるんだ?お前ら」
「やぁこんにちは」
「ごめんなさい、キョンくん」
「…」
なにがなんだかわからない
「あのね、キョン。これはドッキリなの…」
「はぁ?!!」
「僕が提案したんですがね、ドッキリなんですよ。あなたならもう少し違った感じになると思ったんですが…例えば涼宮さんに告白するとか……」
「キョンくん鈍いんだもん」
「ホントよ!全くバカね!!」

「ドッキリですが、あなたが涼宮さんに告白したらドッキリとは言わないようにしていたんです。」
「あ、あんたのせいだからね!まったく…」
「ハハハ」
なんだ。ドッキリかよ…
なんだろうこの気持ち…
もの凄く安心している。
ああそうか。
「俺はハルヒが好きだったんだな」
「えっ!」
「ハルヒ。俺お前が好きだ」
「なにぼけてんのよ!ドッキリだったって言ったでしょ!」
「違うんだ。わかったんだよ。俺は本当にお前のことが好きだったんだなって。」
「キョン……私も………」
「ハルヒ。付き合ってくれないか?」

「かぁ~妬けるねぇ~」
「谷口くんにはがんばってもらいました。一つだけを除いて」
「そうですよ。まさかやっ…たなんて言うなんて」
「そうよ!アホ谷口!バカ!」
「な…なんだよ…」
「じゃあ谷口くんは僕が預かりますからどうぞ続きを…」
「じゃあ私たちも…」
「…コクン」
みんなでていった。
「キョン。ごめんね」
「いいさ。後で谷口には謝らないといけないな」
「それはいいわよ」
「そうだな」
プツ
「アーハッハッ!!」
二人で大笑いした。
さっきまでの気分が嘘のように晴れやかだ。

「ところでハルヒ。さっきの返事は?」
「さっきのって?」
とぼけてやがる。
「付き合ってくれ」
「いいわよ!な、なによ!ただあんたなら面白いかなと思っただけなんだから!!」
「そうかい」

「よかったですね、長門さん」
「少し残念…」


こうして俺とハルヒは付き合うこととなった。
なぜか古泉と谷口の関係が深まったような気もするが…
これからはずっと過ごしていけるだろう。

いつもとちょっと違った日常をさ…………

涼宮ハルヒの変貌







PS谷口くんの口癖が
「ア、ア、ア、アナル~」になりました。
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