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「夢か」

夢か、なんだ全部夢か、そうだよな、俺がハルヒを殺すなんてな。物騒な世の中だ。
教室に残っているのは俺だけだ。痛い体を引き摺り起こす。終わったなら起こしてくれてもいいじゃないか。
もうすっかり夕暮れだ。
楽しそうな笑い声が響く部室を通り過ぎ、下駄箱に急ぐ。
今日は靴が残っていた。いい日だ。ただ、ゴミを詰められていたので少しがっかりだ。
靴下越しにもぬるっとした感触が伝わる。なめくじが入ってた。面倒臭いので構わず歩く。
運動部の横を目立たないように歩くがサッカーボールが飛んで来る。痛い。
みんな元気だ、俺一人暗い、臭い、早く家に帰って風呂に入ろう。そうしないとまた嫌われる。
無視される、誰も俺を忘れてしまう。校門に古泉が立っていた。

「さようなら」 さよなら
「これから部活の一環として遊びに行くのですが」 だからなんだ
「行きませんか?」 ……おれ
「冗談です、さようなら」 ……さよなら

重い足を進める。早く帰りたい。早く帰って風呂に入って眠る。
明日の5時には起きて、もう一度風呂に入って、学校に早く行くか遅く行くか考える。
いつになったら許されるんだ。
早く覚めろ、閉鎖空間なら早く助けてくれ誰でもいいから楽にしてくれ楽にしてあげて下さい。
俺はここにいて、死にそうな体を頑張って動かしてる。楽になりたい。
俺が生きてることを誰か認めてあげて下さい。俺は生きてる、生きたい。死にたくない。
俺はここにいて、足を動かしてる。
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