蝉の声が少しうっとうしく感じる七月の中旬。
 あたしは今度の夏休はどこへ行こうか、なんて考えながら部室に向かっていた。
 部室前に着き扉を開けて中に入ると誰もいなかった。
 んー、よく考えるとあたしが一番乗りって珍しいわね。
「キョンは掃除当番だからいいとして、みんなどうしたのかしらね?」
 つぶやきつつ部室を見渡すと目が本棚に吸い寄せられた。
 そこにあったのは一冊の雑誌。なんて事はない見た目だけどあたしは手に取ってみた。
「『怪談スポット・今日之村』?
有希がこんな本を読んでいた記憶はまったくないわ」
 あたしは団長席に座ってページをざっとめくってみた。


 中身はよくあるオカルト話だった。
その今日之村って廃村で幽霊を見たとかそんな感じの。
 でも記事によるとこの村、ここから近いみたい。
 そうね、今度の旅行はここで百物語なんてどう?
 うん、それに決定!
「ところで、なんで誰もこないのかしら?」
「それは君が『あっち』から『こっち』に紛れ込んできたからだよ」
 突然、後ろで声がする。
 男とも、女ともつかない声。
 誰? いつこの部屋に入ってきたの?
「その村、気になってるみたいだね」
 その声の位置があたしの横に移動する。
 まだ動いてる。このままだとあたしは声の主の顔を見なければいけなくなる。
 その事になぜか言い様もない恐怖を覚えたあたしは思わず目をつぶった。
「来たいならば来ればいい。そうすればきっと……」
 とうとう声はあたしの前から聞こえるようになった。
「タノシイヨ」
 あたしは目を開いてしまった。声がキョンのものに変わったから。
 目を開いたあたしの目の前にいたのは……。
 背中から血を流して、笑いながらナイフをあたしに向けているキョンだった。

――絶叫。

 そしてあたしは『目を覚ました』。
 目の前にはあたしの顔を覗き込んでいるキョンがいた。
「目が覚めたか、ハル……いでっ!」
 あたしはあの夢の中のキョンを重ねてつい目の前のキョンを殴ってしまった。
 我に帰って周りを見ると呆然とした顔のみくるちゃんに、
 ほんの少しの驚きの表情を見せる古泉君に、いつもと変わらぬ有希がいた。
「いてぇな。突然なんだ」
 立ち上がったキョンがあたしを見ながら言った。
 あたしは正直に悪夢を見ていたことを話して謝ろうとした。
「ふん、あんたが人の寝ている隙によからぬことを企むからよ」
 あれ、なんで思ってる事と反対の事を言ってるんだろう?
「誤解だ」
 心外だといった顔でキョンが抗議する。
「じゃあ、なんで寝てるあたしの顔を覗き込んだのよ!?
あわよくば、って考えてたんでしょ、このエロキョン!」
 本当はそうだといいんだけど、この鈍いキョンに限って、ね。
「何もやましいことなんかない。ハルヒがうなされてたから気になっただけだ」
 あたし、うなされてたんだ……。
「ふーん。まあ、そういうことにしといてあげるわ」
 あたしのこと心配してくれたみたいだし。
「ところで、涼宮さん。その雑誌は?」
 古泉君が机の上にある雑誌を指差す。
「これ? これは今度の夏合宿の候補地よ!」
 古泉君が少し意外そうな顔をしていた。
「企画なら言ってくれればやったのですが」
「いいのよ。ここ、ものすごく面白そうなのよ!」
 キョンがゲンナリしている。全くこいつはいっつもこんなのなんだから……。
「異論ある人はいる? 夏休明けなら聞いてあげるわ」
 キョンは溜め息をつく。なによ文句あるなら言ってみなさいよ。
「夏休明けにな」
 要するに賛成ってことで良いのよね。
「『賛成』以外の俺の意見がお前に採用されたためしがあるか?」
 確かに前例はないけど、ないんだったら作れば良いのよ。頑張りなさい。
「へー、へー」
「気の抜けた返事ねぇ。
じゃあ、夏休み初日からかっ飛ばして行くわよ!」
 こうしてあたしたちの夏休みは始まった。


「遅い、罰金!」
 夏休みの初日。やっぱり最後に来たのはキョンだった。
 本当にこいつはやる気あるのかしら?
「いつも通り喫茶店で奢りか?」
「そんな時間が勿体ないことはしないわ。駅弁で許してあげる」
 キョン小声でやれやれって言ってる。
「ところで、俺たちが行く所は廃村なんだよな? 宿はどうするんだ?」
 そんなことあんたに言われなくてもちゃーんと分かってるわよ。
「大丈夫よ。一泊二日・徹夜で百物語ツアーだから!
それに、古泉君に寝袋持って来てもらってるから空き家で寝ればいいでしょ」
「……は?」
 キョンの間の抜けた声が聞える。
 みくるちゃんはが首をかしげながら訊く。
「あのー、百物語って?」
「知らないの?」
「ええ、知りません。千一夜物語の親戚ですか?」
「全然違うわ。百物語はね……」
「あー、取り込み中悪いんだが、俺たちは何やらひどくワイルドな一夜を過ごす予定なのか?」
 当然じゃない。
「やれやれ」
「あんた、布団じゃなきゃ眠れないなんてこと言わないわよね」
 そんな甘ったれた根性だったらあたしがたたき直してあげるわ。
「別にそんなわけじゃない」
「ならいいじゃない」
 長期休みには必ず何かあったから、きっと今度も何かあるわ。
「さあ、みんな。出発よ!」


 いよいよ目的の村に到着……なんだけど。
「なあ、ハルヒ」
「うるさいわね、何よ!」
「これのどこが廃村なんだ?」
 それはあたしが訊きたいぐらいよ! 責任者は誰?
 分かったらただじゃおかないから!
 なんで普通に人がいるのよ!?
「まあ、少し村の人に話を訊いてみませんか?」
「わかったわ」
 んー。……あ、あそこのおばあちゃんにしよう。
「すいません」
「何かようかい?」
「ここって今日之村ですよね?」
「そうさね」
 おばあちゃんが年の割に鋭い目であたしたちを見ている。
「見たところ学生さんみたいだが、こんな何もない所に何しに来た?」
「この近くに心霊スポットの廃村があるって聞いて来たんです」
 そう言うとおばあさんの眼光が一段と鋭くなる。
「ほう、奥の村に行くのか」
「奥の村?」
 おばあさんが指で指し示した所には大きな鳥居と深い森があった。
「あの中にあった村の事だよ。……悪いことは言わないから、帰りなされ」
 そんなこと言われて引き下がれるわけないじゃない。
「その村には何かあるんですか」
 古泉君が横から話しにはいってきた。
「あそこは場所が悪い。正気の者は近付いてはいかん場所じゃよ」
 不思議を前に引き下がる気なんてこれっぽっちもないわ。
「お嬢ちゃん。この村の名前の由来を知っとるかね?」
 唐突におばあさんがあたしに訊く。
 今日初めて来たあたしがそんなこと知ってるわけないじゃない。
「昔は別の字を当てていたんじゃよ」
 そう言って落ちていた木の棒で地面に一つ文字を書いた。『境』と。
「この村はもともと奥の村と外の世界との境界の役目をしていたんじゃよ。
なぜか分かるか?」
 あたしたちは首を横に振った。
 おばあさんがふうと一息つく。
「あそこが狂っている場所だからじゃよ」
 そう言ってまた別の一字を地面に書いた。
「『狂之村』。それが奥の村の正しい名前じゃよ。
あそこでは狂っていることが正しくて、理性的であることが狂気と見なされる。
例えば、」
 古泉君を指差す。
「そこの坊主がお嬢ちゃんを好きだったとしよう。でも、」
 そう言いながら今度はキョンの方を指した。
「お嬢ちゃんはこっちの坊主と付き合っていた」
「そんなこと……」
 あたしが思わず反論するとおばあさんが遮った。
「例えじゃよ。
外の世界ではそっちの坊主が身を引くんだろうが、あの村では違う。
あの村では彼氏を殺してでもお嬢ちゃんを奪おうとする。
そうなったときお嬢ちゃんはどうすると思うかね?」
 顔をくしゃくしゃにして笑うおばあさん。
「こう言うのさね。『そこまであたしを思ってくれてるのね、嬉しい』と。
そして二人は幸せに暮すんじゃよ。横たわってる死体と一緒に」
「……」
 冗談じゃないわよ。狂ってる。
「言ったじゃろあそこは狂った場所だと。それでも本当に行くのかね?」
 なかなか怖いじゃない。これは本当に何か起こるかも。
「行くわ! だってあたしはそんな不思議を求めて来たんだもの」
「あれは不思議ではない。ただの狂気じゃよ。
どうしてもと言うなら一つだけ忠告じゃ」
 そう言っておばあさんはあたしたちを見た。
「こっちの世界で理性的な者ほどあの村では狂いやすい。
そうだな、坊主が一番危ないの」
 古泉君を見ながらそう言った。
「一人目が狂えば二人目からはあっと言う間じゃよ。
誰か狂い始めたら、その子はおいて逃げなされ。それがあんたら全員のためじゃ」
 あたしはそんな薄情な真似はしないわ!
「……そこまで言うんだったら止めんよ」
 おばあさんはまるで誰かみたいにやれやれと言った。


「ねえ、みんな。さっきの話しどう思う?」
「よくある民間伝承だろ」
 とは、キョン。あんたってどうしてそんなに無感動なの?
「非常に興味深い話です。
なぜ、その村は狂気を理性と呼ぶのか。そもそも何をもって狂っていると言うのか……」
 と、延々と語り続けそうな古泉君。
「……」
 と、歩きながら本を読む有希。
「涼宮さん……、帰りませんかぁ? この森気味が悪いですよぉ」
 と、早くも半泣きのみくるちゃん。
「何言ってんのよみくるちゃん。まだ予定の一パーセントもこなしてないのよ!」
 ふと、あたしの目に古びた鳥居が映った。
「あれが入口でしょうか」
 古泉君があたしの言いたかったことを口にした。
「そうみたいだな」
 どこか緊張したようにキョンが言った。


 村に入った後は適当なぼろやに荷物を置いて、昼食の準備をした。
「野外炊飯なんて何年ぶりだろうな」
「ええ、全く同感です」
 上手に包丁を扱う古泉君と、調理係りから早々に離脱して火を起こすキョン。
 プロ顔負けの包丁さばきの有希に、やっぱりお茶担当のみくるちゃん。
 賑やかなのはいい事だわ。


 和やかに午後の時間が過ぎて行き、日も暮れ始めた頃あたしたちは夜の準備をしていた。
「なあ、本当にろうそく百本でやるのか?」
「当たり前じゃない!」
 やるからには王道を貫かないとね。
「単純計算で一人あたり二十話だぞ? そんなに話の持ち合わせはない」
 本当に情けない奴ね。
「じゃあ、有希に聞いときなさい。あの子なら怪談の百や二百は知ってるでしょ」
 そう言うとあっさり引き下がるキョン。入れ替わりに古泉君が、
「涼宮さん、ろうそく立て終わりましたよ」
「ありがと、古泉君。後は夜に備えといて」


 そして、深夜十二時。百物語が始まったわ。一番手はとーぜんあたし!
「皆さんは知っていますか、鏡にいるもう一人の自分の事を……」
 さすがに百個全部羅列するわけにもいかないから割愛するわ。
 有希の淡々とした口調で語られた怪談が一番秀逸だったって言っておくわ。


 「……以上で僕の話は終わりです」
 今の古泉君ので九十九話目。ろうそくは後一本。トリを飾るのは、
「それじゃ、最後は俺か」
「あんたが? ……ちゃんと怖い話じゃないと駄目よ」
「……ひぃっ」
 もう完全に参っちゃってるみくるちゃん。
「安心しろ。とっておきだから」
 そう言って咳払いするキョン。
「それはある夏の日の出来ごとだった……」
「私は彼とある村に泊まることになりました」
 みくるちゃん……?
「そこで俺は同郷の友人に出会った」
 キョンとみくるちゃんが交互に、
「彼の友人と私は一時期、交際していました」
「その友人が言ったんだ」
 突如、古泉君が話に加わる。
「この村にはある言い伝えがあります。森を抜けた先には狂気の土地がある、と」
「そこは待っている」
 さらには有希までも。
「理性の国から人が迷い混んで来ることを」
「入り込んだが最後もう誰も出られない」
「あなたもその一人」
 四人があたしを囲む。ちょっと、いつの間にこんな打ち合わせしたのよ?
『ようこそ狂之村へ』
 突然百本のろうそくに火がともる。
 その火に照らされた四人は……。


「イヤァァァァァッ!」
 あたしは声の限り叫んだ。誰かが肩の辺りを叩いている。
「……です……だい……やさん、大丈夫ですか? 涼宮さん?」
 あたしは体を起こした。いつの間にか日が差していた。
「良かった、目が覚めたみたいですね」
 そこにいたのはいつも通りの古泉君だった。
「あたし……?」
「九十九話まで話し終えたと思ったらお前が寝てたんだよ」
 隣りからキョンの声が聞こえる。
 あれは……、夢?
「随分、うなされてたな。さっき水汲んで来て裏に置いてあるから顔でも洗って来い」
「うん」


 あれは夢? やけに生々しかったわ。思い出しただけで寒気がする。
 顔を洗って帰ろうとすると、途中で古泉君にあった。
「もう大丈夫ですか?」
「ええ」
「良ければ、どんな夢を見ていたのか教えていただけませんか?」
 それはちょっと無理。
「そうですか……」
 残念そうに言う古泉君。
「あなたを苦しめる物なんてあってはいけませんよ」
 ニコリと笑う古泉君。なのに背筋を何かがかけ上がった。
「僕はあなたを守りたい。あなたを苦しめる物は全て排除してみせますよ」
 ちょっと、古泉君?
「気付いたのですよ。僕はあなたが好きだ。あなたはどうなのですか?」
「そんなこと、突然言われても困るわ」
 キョンの間抜け面が浮かぶ。
「……やはりそうですか。彼なのですね。あなたが好きなのは。
そうだ! 彼がいなければ僕を好きになってくれますか? なってくれますよね?
……ふふふ、ここで待っててください。すぐ済みますから」
 ぶつぶつつぶやきながら走り始める古泉君。その手にはナイフが握られていた。
 今更になってあたしはあのお婆さんの話が真実であることを悟った。
 キョンが危ない。


 あたしが古泉君に追いついた時、もう古泉君はキョンのすぐ後ろにいた。
 振りかざされるナイフ。あたしはさけんだ。振り向くキョン。あたしは目を閉じた。
 何の音もしない。


 次に目を開けた時に見たのは、二人のあいだに入った有希だった。
「古泉一樹、何をしている?」
 古泉君からナイフをもぎ取る有希。その場に崩れ落ちる古泉君。
「長門、ありがとう」
 どうにか最悪の事態は避けられたみたい。
「どどうしたんですかぁ?」
 かけて来るみくるちゃん。
 あたしは早めにここを立ち去ることをみんなに提案した。
「そうだな。古泉のこの様子じゃ、あの婆さんの話も嘘じゃないらしい。
出るなら早いに越したことはない」
「古泉君、ここ出れば治るかな?」とみくるちゃん。
 あたしもそうであって欲しいわ。
「残念ながらそれはないな。なにせこいつはここを出られないからな」
 吐き捨てるキョン。
「どういうこと?」
 キョンはあたしの方を見てとても爽やかでおぞましい笑顔を見せた。
「俺はハルヒが好きだ」
 突然の告白。あたしの頭は真っ白になった。
「……だから、ライバルは減らさないとな」
 何て、言ったの?
「それにこいつは俺を殺そうとしたしな」
 有希の手からナイフを奪うと古泉君に襲いかかるキョン。
 有希は素早くキョンを後ろから押さえたあとあたしに言った。
「逃げて」
「長門、はなせ」
 わめくキョンを無視する有希。
「でも……」
「二人はわたしが対処する。あなたは……」
 後ろに人の気配。
「涼宮さんはいいなあ。キョン君にそこまで思われてて……」
「みくる、ちゃん?」
 いつものほんわかとした声でみくるちゃんは言った。
「涼宮さんがいなければきっとキョン君はあたしを見てくれますよね?」
 みくるちゃんもなの? もう、嫌……。
「村を出れば元に戻る。急いで」
 決して強い口調ではないのに説得力のある有希の台詞。
 あたしは駆け出した。
「逃げないでくださいよぅ」
 ナイフ持ったみくるちゃんって怖い!


 あたしは走った。体力には自信があったけどもうへとへとになっていた。
 しかも後ろからは息一つきらさないでみくるちゃんが追いかけて来る。
「どうなってんのよ!?」
 そんな鬼ごっこももうすぐ終わる。目の前に鳥居が見えた。
 気が緩んだあたしは後少しの所で石に躓いた。
「ふふ、追いつきましたよ」
 振りかざされるナイフ。


 けどそれが振りおろされる事はなかった。
 突然倒れるみくるちゃん。後ろにはキョンと古泉君を担いだ有希がいた。
 どうやったか知らないけど二人を担いでココまで走って来た上に
 みくるちゃんを気絶させたみたい。
 すっかり安心したあたしはその場で意識を失った。


 次にあたしが目を覚ました所は古びた家屋の中だった。
「お、起きたな」
 キョンの声がする。
「ここはどこ?」
「あの婆さんが奥の村って言ってた所だな。到着するなりお前が気絶したんだ。
喉乾いてないか? 水でも持ってきてやるぞ」
「ありがと、お願い」
「じゃ、ここで待ってろ。……おい、長門。水あるか? え? いや、いいって。取りに行くから」
「有希、何だって?」
「水を持ってくるっていってた。お前にも聞こえるくらいの声だと思ったけどな」
 あたしには有希の声が聞こえないのにキョンには聞こえるらしい。妬ましい。
「長門に任せっ放しも何だし俺が持ってくるよ。ちょっと待ってろよ」
 立ち上がるキョン。
――行かないで。

「何か言ったか、ハルヒ?」

 行かないで、あたし以外の女の所に。
 有希やみくるちゃんの所に。
「何を言い出すかと思えば……。すぐ戻ってくるって」
 嫌よ。
「少しおかしいぞ、ハルヒ。嫌な夢でも見たんだな」
 キョンがあたしに背を向けて言う。
「……そうね。でもあんたがどうしてもあたしから離れて行くって言うなら――」
 視界の端にナイフが見えた。
「あんたを殺してでも止めるわ」
 背を向けたキョンにナイフを突き刺した。
「あんたはあたしから離れちゃ駄目なのよ?」
 倒れていくキョンに一言、一言、言い聞かせた。


 ココは狂之村――。
 狂気こそが唯一の理性である所。
 一人の少女が今日も幸せそうに笑っている。
 物言わぬ亡骸のかたわらで……。
FIN.

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